香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

ゴッホはなぜ星月夜のうねる糸杉をえがいたのか

2020-09-27 16:12:38 | 本のこと
先週、倶知安の小川原脩記念美術館に行った時に
図書コーナーで見つけた本を取り寄せたのです
『ゴッホはなぜ
 星月夜の
 うねる糸杉を
 えがいたのか』




さあ、4万年のアートの旅にでかけよう!

原始の洞窟画から現代アートまで、
4万年にわたる美術の歴史をショートストーリーで読み解く、
これまでになかったタイプの美術入門書です。

臨場感あふれる語り口によって、
生き生きと作品をつくる様子が想像され、
アーティストをより身近に感じられます。

小学校高学年から大人まで楽しめます!


この本に登場するおもなアーティストたち
最初のアーティスト/洞窟の画家/ツタンカーメンの墓の職人たち/古代ローマの彫刻家/古代ローマの画家/アンコールワットを築いた人々/ジョット/ドナテッロ/ヤン・ファン・エイク/レオナルド・ダ・ヴィンチ/アルブレヒト・デューラー/ミケランジェロ/ブリューゲル/レンブラント/カラヴァッジョ/ベラスケス/フェルメール/ゴヤ/葛飾北斎/タルボット/ターナー/クールベ/モネ/ゴッホ/セザンヌ/シャガール/マルセル・デュシャン/カンディンスキー/フリーダ・カーロ/ピカソ/ポロック/キーファー/アイ・ウェイウェイ




重い本なので、自宅で机に向かって読むしかないのだけど
毎日、少しずつ、順不同に、楽しんで読んでる
わたしは、宮本輝さんや原田マハさん、他たくさんの作家さんの
小説の中に出てくる絵画に興味を持ち、
数少ないけれども、行ける時は美術館に本物を見に行く
まだまだ初心者なので、とっても楽しい





だいぶ涼しくなったけれど、まだ紅葉には少し早い札幌
でも、1ヶ月も経たないうちに、この景色も紅葉するんだろうなぁ

土曜日に、久しぶりに仕事以外でE師匠とドライブ
長沼の「晴れの日」のスープカレーを2年ぶりに食べたくてお昼めがけて出かけました



今回はチキンキーマと野菜のスープカレー
相変わらずの美味しさに大満足
長沼にはほとんど来たことがないというE師匠に
カフェ「インカルシ」で、畑や山々が見える景色を楽しんでもらい
江別の蔦屋書店で、ゆっくり本を見てまわってきた
天気予報が外れて、過ごしやすいお天気でホントによかった



自分へのお土産に購入した千成ほおずき
とっても可愛くて、癒される〜

読み終わった本
中島京子さんの『樽とタタン』



今から三十年以上前、小学校帰りに通った喫茶店。
店の隅にはコーヒー豆の大樽があり、そこがわたしの特等席だった。
常連客は、樽に座るわたしに「タタン」とあだ名を付けた老小説家、
歌舞伎役者の卵、謎の生物学者に無口な学生とクセ者揃い。
学校が苦手で友達もいなかった少女時代、
大人に混ざって聞いた話には沢山の“本当”と“嘘”があって……
懐かしさと温かな驚きに包まれる喫茶店物語。


ちょっと不思議なお話だった

もう10月になってしまうんだなぁ
雪が降る前に、遠くに行きたかったなぁ

スキマワラシと4連休

2020-09-22 20:50:17 | 本のこと
恩田陸さんの『スキマワラシ』を読み終えました



白いワンピースに、麦わら帽子。
廃ビルに現れる都市伝説の“少女”とは?

古道具店を営む兄と、ときおり古い物に秘められた“記憶”が見える弟。
ある日、ふたりはビルの解体現場で目撃された少女の噂を耳にする。
再開発予定の地方都市を舞台にした、ファンタジックミステリー。

気になっていて、どうしようかなぁと悩んで
連休中にゆっくり読む事に決めた小説
読み終わって、なんだか謎が解けていない部分が多すぎて
すっきりしてないのだけど、
その分、心の中からこの小説の世界が抜けていかない
いつまでも心にスキマワラシがいる感じがするんですよ

わたなべぽんさんの『やめてみた』シリーズ



本屋さんでいつも目立つところに並んでいて
気になっていたコミックエッセイ
とうとう買って読んでみたんだ
ぽんさんの素直な優しい性質が読んでいてほっとする
最後の「自分を大切にする練習になった」の言葉が
とってもぽんさんらしいなぁと、ほのぼのしちゃった
やめてみようが、みまいが、自分らしくいたいね

世間の4連休シルバーウィークと一緒にわたしも4連休
旅行に行く予定もなく、気ままの休日を楽しみました
家の用事も、それなりにあるので、色々と済ませたりしながら
ちょっと足を伸ばして、仁木、倶知安へドライブ
高速道路は北海道にしては混んでいて、小樽から余市への道は
1車線で、前が詰まっていたので、それなりに運転していたら
後ろの車がぐんぐん追い詰めてくる。
運転席と助手席の男性の顔が分かるくらい。
やだなぁ、でも前も詰まっているし、しょうがないなぁと思い
気にしないように運転していて、しばらくしてふと後ろを確認すると
すごく車間距離を開けている事に気がついた
多分、多分、後ろにつけているドライブレコーダーに気がついたんだね
そんなものに気がつく前に、煽るような真似は辞めなよ
オバチャンだと思って、煽ったんだなとほくそ笑んじゃったよ

あまりに混んでいるので、塩谷で降りて下道を通って
キノコ王国仁木店で、ブドウや野菜を購入して、目的地倶知安へ
羊蹄山が見える大好きな場所となった小川原脩記念美術館へ





天気予報は晴れだったのだけど、雨がポツポツ
いつものような雄大な羊蹄山を見てから美術館の中へ




2回目の訪問で、今回は小川原脩さんの晩年のアジアの作品を展示していた
以前より、何故だかすごく感動してしまい、
素朴て暖かく、少しユニークな作品に見惚れてしまった
ずっと変えていなかった玄関の絵を購入して、
学芸員の方とお話をして、また来たいなぁと後ろ髪を惹かれて後にした

帰り道は、中山峠の方を通って、
新しい相棒の運転を楽しんで帰ってきました

月曜日は、とにかく歩いたなぁ
北大の中は、結構な観光客と見られる方々が多かった





北大を通って、本屋さんで、ネットでは検索しきれない
自分が好きそうな本を探して歩き回り
また歩いて、AEONに行って、買い物をして
せっかく購入した本をセルフレジに忘れて、家に帰ってから気付き
泣く泣く、車で取りに行き、静かに本を読み続けた1日を過ごした

連休最終日は、母と室蘭に墓参りに
「芋」が大好きな母は、この季節に産地直売所で芋を買うのが楽しみ
なので、まずは恵庭で芋、他たくさんの野菜と果物を買い物
お花詣り用のお花も購入 
買い物を終えた母は、「今日の一番の仕事を終えた感じ」って。。。ちょっと

高速で室蘭へ向かう途中、樽前SAで休憩





お天意が良くて、樽前山がきれいに見えた
高速道路の道沿いにたくさん咲いていた紫の花が
展望台へ登る階段の脇に咲いていたのでパチ

室蘭では、母の実家のお寺と、父や弟が眠るお墓へとお参り
白鳥大橋を往復するのだけど、橋の上からの海は本当に綺麗で
キラキラしていて、うっとりする景色
また、白鳥大橋マラソンが開催されるといいなぁ

帰り道は、白老の「ウポポイ」に寄ってみました







入場料1200円、駐車料金500円
う〜ん、結構とるのね、というのが正直な印象
でも、お天気が良い日に来れることも縁だろうしねと思って
中に入って、散歩してきました
博物館は、事前に予約しておかないと見られないとのこと
また、色々な展示やシアターは、時間が決まっていて並ばないといけない
3時過ぎに入ったので、あまり無理はせず、ゆっくり見て回る事にしたので
またの機会には、ちゃんと予約して、計画を立ててこようと思いつつ
今日は、ゆる〜い見学
でも、アイヌの踊りや建物の中、そしてキラキラと輝くポロト湖が見られたので
すごく満足した時間を過ごすことができました

ああ、あっという間の連休。。。と思えるうちが花かな

灯台からの響きと日々のこと

2020-09-13 20:31:40 | なんでもない話
本日中に2度目の投稿できるかな

前回の読んだ本の中に載せなかった小説
宮本輝さんの『灯台からの響き』



本の間から見つかった、亡き妻宛ての古いハガキ。
妻の知られざる過去を追い、男は灯台を巡る旅に出る――。
地方紙で連載されていた人気作、待望の書籍化!

板橋の商店街で、父の代から続く中華そば店を営む康平は、
一緒に店を切り盛りしてきた妻を急病で失って、長い間休業していた。
ある日、分厚い本の間から、妻宛ての古いはがきを見つける。
30年前の日付が記されたはがきには、
海辺の地図らしい線画と数行の文章が添えられていた。
差出人は大学生の小坂真砂雄。記憶をたどるうちに、
当時30歳だった妻が「見知らぬ人からはがきが届いた」と言っていたことを思い出す。
なぜ妻はこれを大事にとっていたのか、そしてなぜ康平の蔵書に挟んでおいたのか。
妻の知られざる過去を探して、康平は旅に出る――。
市井の人々の姿を通じて、人生の尊さを伝える傑作長編。


大好きな宮本輝さんの最新刊
心根が優しい人達がたくさん出てくる小説だった
大切な人の突然の死が、どんなにか人の心に影響を与えるのか
人それぞれだけれど、その人の気持ちを考えると涙が出てきた
育ちが良い人間が出てくるところは相変わらずだけれど
それも素直に受け止められる、優しい小説だった
宮本輝さんがいつまでもお元気で小説を描き続けてくださるように

前々回のブログをアップしてから、コロナ禍の中だけれども
車で、札幌近郊を色々とドライブしたりしていた
実は、車を買い換えて、8月の末が納車だったので
それまでの愛車N-WGNと別れを惜しんでのドライブだった

7月には、あいろーど厚田までドライブ



帰り道に石狩のハマナスの丘公園へ
思いがけず灯台を近くから見ることができた









違う日には、五天山公園でマルシェが開かれれていると聞いて
五天山公園、大倉山ジャンプ場へ母と一緒に
山道だったけど、79歳の母は頑張って登っていた すごい





8月になって、札幌百合が原公園へ


 


たくさんの百合や花々が咲き乱れていて
夢中になって観て歩いていたら、いつの間にか1.5周していて
ここはどこ?状態となりGoogleさんに帰り道を案内してもらっちゃった

モエレ沼公園へも、Jog &Walking
今まで行かなかった、小さい方の丘にも登ってみたりした





N-WGN最後の週末は、札幌芸術の森と支笏湖へ
お天気に恵まれて、快適なドライブ









そして次の週の金曜日
仕事がしばらく忙しく、休日出勤も続いていたので
せっかくだからと有給をとって新車君を出迎えたのだ



ハイブリッド車って静かだね〜
大切に、長いお付き合いをしたいなぁ

車でばかり走っているわけには行かない
でも、少し、いやかなり痩せなければ走れない
ということで、ダイエットしながら、ちょっとづつ朝Jog続けている



Jogコースの北大は、緑が濃くて、
朝でもたくさんのランナーが走っているので
なんとなくシャキッと走らないとなと思いつつ、ドタドタと。。。

仕事で札幌市内を色々と走ることがあり、
ひとりだと、なんとなく外食は避けているんだけど
先日は、新人の若者と一緒だったので、
サッポロファクトリーで、ランチ
その前に、隣の永山記念公演の中のお店に行ったのだけど
ゆっくりランチをする方々ばかりのお店でいっぱいで
諦めたのだった 







涼しくなり、走りやすくもなってきたので
頑張ってダイエットして、一番走れた時に近づけて
仕事もプライベートも充実させたいという
野望がいっぱいの秋の始まり

暑い夏だったなぁ

2020-09-13 18:21:52 | 本のこと
今年の夏は、暑くなるのが遅かったけれど、
長く続いて、つい先週まで続いていた
コロナ禍での夏は、マスクと一心同体で
不快感満載だったけれど、今日の様に
急に寒くなってしまうと、なんだか寂しい

前回のブログから2ヶ月経ってしまって
途中で何度もPCに向かおうと思いつつサボっていて
読んだ本もたくさんになってしまったので
写真も本の内容紹介もせず、簡単な感想のみでと
自分へのハードルを低くしてアップする事にした

原田マハさん『ゴッホのあしあと』
マハさんの小説「たゆたえども沈まず」の文庫化と一緒に
ゴッホについてのこの本が出版されたのだ
ゴッホについて読み始めたり映像を見ると切なくなる
読まないわけには行かなかった本

綿矢りささん 『手のひらの京』
綿矢りささんの小説は、芥川賞受賞作を文藝春秋で途中まで読んで
挫折してしまってから、初めて手に取って読んでみた
美しい文章と、繊細な心情と、京都の街並み山並みが心に染みて、
今までの食わず嫌いを反省してしまった
とても好きになった小説

池澤夏樹さん 『光の指で触れよ』
「素晴らしい新世界」の物語の数年後を描いた小説
その本を読んではいないんだけど、気になって読む事にした
すごく読み終えるまで時間が掛かったけれど、
コツコツと少しずつ読んでいる時間は貴重な時間だったな
「時」というものを自分なりに何度も考えた小説だった

若竹七海さん 『暗い越流』
若竹七海さんのミステリーは、読書力が弱っている時にも読める
わたしにとって間違いのない作家さんのひとり
大好きな「葉村晶」も出てきて、面白くてあっという間に読了した

中山七里さん 『セイレーンの懺悔』
中山七里さんも、わたしにとって間違いのない作家さん
このミステリーも途中で本を閉じるのが辛くてやめられず
あっという間に読み終えてしまった

近藤史恵さん 『マカロンはマカロン』
〈ビストロ・パ・マル〉シリーズ3作目
殺人が起きない、日常の謎が鮮やかに解かれていき
美味しそうな料理や、シェフらの暖かい視線がとても心地よい

三上延さん 『ビブリア古書堂の事件手帖Ⅱ
ビブリア古書堂シリーズの最新刊
このシリーズは読まずにはいられない

吉永南央さん 『黄色い実』
こちらのシリーズもの
〈紅雲町珈琲屋こよみ〉シリーズ7作目
主人公のお草さんが大好きで、楽しみにしている
切なくて、でも凛としている考え方で筋が通っていて
読んでいる時間はとっても幸せだ

南杏子さん 『いのちの停車場』
新聞の特集で知って読んだ小説
親を看取るという事、自分が病気になるという事、働けなくなる事
普段は忘れていたい事がこの小説の中に満載になっていた
切なくて切なくて、何度も泣いた でも読んで良かった
吉永小百合さんが主演で映画化されると、大麻所持で捕まった方関連で知った
ちょっと年齢的にどうかとは思うけど、吉永小百合さんはピッタリだな
逮捕された方の役も、配役としてピッタリだと思う

志賀内泰弘さん 『京都祇園もも吉庵のあまから帖』
これも新聞で知った小説
あたたかくて、ちょっとピリッとした風も吹く
読んでいてい気持ちの良い小説だった

小林聡美さん 『聡乃学習』
大好きな俳優 小林聡美さんのエッセイ
ププっと笑ったり、ふむふむと頷いたり
いいなぁ、好きだなぁと改めて思ったエッセイ
先週の「安住紳一郎の日曜天国」でゲスト出演していた
ラジオクラウドでまだ聴けるんじゃないかなぁ 
小林聡美さんの飄々とした雰囲気が大好きだな

読んだ本を挙げているだけで長くなってしまったので
こんな時期でもちょっと遊びに行った事や
ふとした事など、また後日(今日?)アップしようと思います
読んでくれてありがとう