香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

一気に真冬

2017-11-19 19:48:44 | 本のこと
今日の札幌は一気に雪景色
このまま今年は冬に突入かなぁ

先週の日曜日、めちゃくちゃ忙しい1日過ごしたんだけど
ちょっとした時間の合間に、スタバでコーヒータイム
札幌のスタバの中では、旭ヶ丘店とグランドホテル店でだけ飲める
1杯づつコーヒー豆を挽いて、専門の機械で入れてくれる珈琲を飲んでみた
何種類かの中からサンドライド ブラジル セラード ボネ



珈琲を淹れるところを説明付きで見せてくれて
お味もなかなかおいしかった 時間とお財布に余裕があればまた

約2週間で読んだ本。。。少ないなぁ
なんか、時間の使い方が下手になった気がする
天気のせいにして、あまり走っていないしね
走った方が、気持ちがスッキリしていいんだけどなぁ

小川糸さんの
『キラキラ共和国』



「ツバキ文具店」は、今日も大繁盛です。
バーバラ夫人も、QPちゃんも、守景さんも、みんな元気です。
みなさんのご来店をお待ちいたしております。
店主・鳩子 亡くなった夫からの詫び状、川端康成からの葉書き、
大切な人への最後の手紙……。 伝えたい思い、聞きたかった言葉、
「ツバキ文具店」が承ります。


鎌倉のツバキ文具店のシリーズ2作目
ぽっぽちゃんが結婚した♬
人生って色々、人の見る方向、温度でくるっと変わることもある
悲しいこと、切ないこともあるけど、生きているうちは前を向いていたいな
そんなん風に思いながら、気持ちが優しくなりながら、読んでいた

お笑い芸人、カラテカの矢部太郎さんの
『大家さんと僕』



1階には大家のおばあさん、2階にはトホホな芸人の僕。
挨拶は「ごきげんよう」、好きなタイプはマッカーサー元帥(渋い!)、
牛丼もハンバーガーも食べたことがなく、
僕を俳優と勘違いしている……。
一緒に旅行するほど仲良くなった大家さんとの
“二人暮らし”がずっと続けばいい、そう思っていた――。
泣き笑い、奇跡の実話漫画。


朝日新聞の「著者に会いたい」で読んで、
エッセイだと思って開いたら、漫画だった
絵も内容も、ほのぼのとして、正直で、
思いがけず、癒されたというか、ニコニコ笑って読んでいた
いつまでも二人暮らしが続くといいな

北村薫さんの
『太宰治の辞書』



新潮文庫の復刻版に「ピエルロチ」の名を見つけた《私》。
たちまち連想が連想を呼ぶ。
ロチの作品『日本印象記』、芥川龍之介の「舞踏会」、
「舞踏会」を評する江藤淳と三島由紀夫。本から本へ、
《私》の探求はとどまるところを知らない。
太宰治「女生徒」を読んで創案と借用のあわいを往き来し、
太宰愛用の辞書は何だったのかと遠方に足を延ばす。
そのゆくたてに耳を傾けてくれる噺家、春桜亭円紫師匠。
そう、やはり私は「円紫さんのおかげで、本の旅が続けられる」のだ……。


『円紫さんと私』シリーズは15年以上ぶり
《私》は、大学生から中学生の息子がいる編集者になった
好きなシリーズだったので、単行本が出た時に読もうかと思ったけど
シリーズ本全てを文庫本で保存しているので、文庫になるのを待っていた
しかし、《私》の知識についていけず、???の部分多し
考えてみたら、芥川龍之介は「蜘蛛の糸」位しか読んでいないし
三島由紀夫は1冊も読んだことがないんだから、話についていけない
ちゃんとそういう本も読まないとなぁと反省
太宰治は好きだったので、ほとんど読んでいたので少し救われた

益田ミリさんの
『こはる日記』



10代をくぐり抜けてきた、すべての人に贈るコミック

中学から高校へ、何気なく過ぎていくこはるの毎日。
揺れ動く感情を切り取った1コマ1コマが、
大人になりたくない/なりきれない、
誰もの胸にしまわれた「あのころ」を揺り起こす。


そうそう、中学、高校生の時ってこうだったな
いや、こはるさんよりずっとワガママでダメな子だったよ
そんな風に思いながら、懐かしく、心揺れながら読み終わった

読みたい本はたくさんあるのに、すぐ眠くなる
ついついテレビをぼーっとみている
そんな生活、ちょっとダメだなぁ
もうちょっと腰を落ち着けて本を読んだり
ゆっくり走って気持ち切り替える生活にしていきたいな

たゆたえども沈まず

2017-11-05 16:44:50 | 本のこと
また、随分と時間が空いてしまった
もう11月。札幌の秋はすっかり深まった



先週末、ひとりでひだまりロードとエルフィンロードを走った時
葉が落ちてすっかり晩秋の装い。綺麗で気持ち良かった



見上げた空は高くて、想定していたよりちょっとだけ
長く走れた
もうすぐ雪が降るのかな
雪道を走るのも気持ちが良くて好きだけど
ちょっと寒さに身が縮むことも多いのだよな

火曜日に読み終わった
原田マハさんの
『たゆたえども沈まず』



誰も知らない、ゴッホの真実。
天才画家フィンセント・ファン・ゴッホと、
商才溢れる日本人画商・林忠正。
二人の出会いが、〈世界を変える一枚〉を生んだ。
1886年、栄華を極めたパリの美術界に、
流暢なフランス語で浮世絵を売りさばく一人の日本人がいた。
彼の名は、林忠正。
その頃、売れない画家のフィンセント・ファン・ゴッホは、
放浪の末、パリにいる画商の弟・テオの家に転がり込んでいた。
兄の才能を信じ献身的に支え続けるテオ。
そんな二人の前に忠正が現れ、大きく運命が動き出すーー。
『楽園のカンヴァス』『暗幕のゲルニカ』の著者による
アート小説の最高傑作、誕生!


頭の中からフィンセント・ファン・ゴッホと
弟のテオが消えずに、忘れられずに
他の本を読む気になれない
ずっとずっと余韻が続いている
どのように死んでしまったのか
有名な話だったので、知っていただけに
読み続けるのも苦しかったけど
忘れられない小説となった

この本を読んでからは、読書は進んでいないけど
その前には色々と読んでいた

坂木司さんの
『肉小説集』



凡庸を嫌い「上品」を好むデザイナーの僕。
何もかも自分と正反対な婚約者には、
さらに強烈な父親がいて――。(「アメリカ人の王様」)
サークルで憧れの先輩と部屋で2人きり。
「やりたいなら面白い話をして」と言われた俺は、
祖父直伝のホラ話の数々を必死で始めるが……。(「魚のヒレ」)
不器用でままならない人生の瞬間を、
肉の部位とそれぞれの料理で彩った、
妙味あふれる傑作短編集。


坂木司さんは、好きなミステリー作家さん
男性なのか女性なのかわからないんだけど
わたしの心の中では男性かなって思ってる
今回の短編集は、最初は「ナンジャコリャ」
なんて思いながら読んでいたけど
クスッと笑えて、他にはない肉料理だった

渡辺淳子さんの
『東京近江寮食堂』



定年退職を間近に控えた妙子は、
十年前に消えた夫の行方を探すため東京にやってきた。
慣れない土地でのひょんなトラブルから、
谷中にある宿泊施設、近江寮にたどりつく。
個性的な管理人や常連客の貧しい食生活を見かねた妙子は
彼らの食事を作り始めるが、
その料理はやがて人々を動かし、運命を変えていく。
そして彼女自身も――。おいしくてせつない感動長編


いつも行く本屋でずっと平積みになっていたので
なんとなく買ってみた
人情2時間ドラマっぽい感じかな
キャストを考えると楽しいし、いいドラマになりそう

そして、大好きな益田ミリさん
『美しいものを見に行くツアー ひとり参加』



一回きりの人生。行きたいところに行って、
見たいものを見て、食べたいものを食べるのだ。
ツアーに申し込めば、どこにだって出かけられる!
41歳 北欧でオーロラを見た
42歳 ドイツのクリスマスマーケット
44歳 世界遺産モンサンミッシェル
45歳 ブラジル・リオのカーニバル
48歳 台湾で平渓天燈祭に参加 旅じたくからお土産、
団体旅行での身の処し方まで。 40代の旅は自分仕様。
エッセイとイラストと写真で構成


『心がほどける小さな旅』



遠くに行きたい。そう思うときは心がカチコチに固まっている。
南国の青い海や大自然に飛び込めれば何よりだけど、
もっと気軽に、季節に合わせてお出かけすれば、
気分はぐんと上昇。
春の桜花賞から鹿児島の大声コンテスト、
夏の夜の水族館、湿原カヌー体験、雪の秋田での紙風船上げまで。
北から南、ゆるゆるから弾丸旅まで。元気が湧く旅エッセイ。


ミリさん2作連続読書
なんか、わたし、旅に出たいのだわ、間違いなく。
旅というと大げさに身構えちゃいがちだけど
もっと気楽に、ふらっと行けばいいんだなぁと思う
心のガチガチを解いて、ふわっと出かけていいんだよね
そんな風に思わせてくれた

3連休、走ったり、買い物したり、母と出かけたり
いつもよりはゆっくり過ごして、今日やっと机に向かって
久しぶりにブログをアップして、
なんだかスッキリした気持ちになったなぁ
あと少しの休み、さて、ゆっくりお風呂の中で本でも読もうかな