映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『ガチ☆ボーイ』

2010-05-29 13:39:28 | Weblog
2008年 日本
監督:小泉徳宏
出演:佐藤隆太、サエコ、向井理、仲里依紗、川岡大次郎、瀬川亮、宮川大輔、泉谷しげる

事故で、眠ると事故以降の記憶が全て消えてしまう高次脳機能障害になつてしまった大学生の五十嵐。生きる意味と実感を亡くしていた彼は、事故以前に学生プロレスを見て感動したことを思い出し、病気を隠してプロレス研究会に入会する。けれど、新しいことが覚えていられない彼は、プロレス独特のショーとしての決まりごとが覚えられず、いつもガチンコでがんばってしまう。やがて、プロレス研究会の仲間も彼の様子が変だと思うようになり・・・というようなお話。

可愛い映画ですね。キャストも“らしい”しね。でも、おばさんには、ちょっと可愛い過ぎるかなぁ~(^^;。基本、難しい映画や立派な映画は苦手で、チープさをもった映画に愛を感じてしまう癖があるのですが、そういうのとは違って・・・うん、これはちょっと可愛い過ぎました、わたしには。

とりあえず、五十嵐くんの高次脳機能障害、物語のキーになっているわりには、いまひとつ活きてない感じがね・・・。でも、まっ、可愛いので、ええ、それはそれで好いとは思います、はい。

『OBERON日記』
http://blog.goo.ne.jp/oberon-p/

『生声日記』
http://v-diary.at.webry.info/

『観劇日記』
http://oberon-l.at.webry.info/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『黒い罠』

2010-05-29 13:37:46 | Weblog
1958年 米
監督:オーソン・ウェルズ
出演:チャールトン・ヘストン、ジャネット・リー、オーソン・ウェルズ、マレーネ・ディートリッヒ

舞台はアメリカとメキシコの国境地帯にある田舎町ロス・ロブレス。たまたま新婚旅行に来ていたメキシコ人麻薬捜査官が、人望のある警官の不正に気づき独自に捜査するのだけれど・・・ってお話。

とにかく、キャストが凄いでしょ。で、監督もオーソン・ウェルズだし。かなり“映画ファン必見”な感じの映画なのだと思います。でも、よくもわるくもオーソン・ウェルズなんですよね。だから、興行的には当たらず、マニアには受けてるの、すごくよく分かります(^^;。

だから、自分の好みを確認するための踏み絵になる映画・・・でありますね(爆)。

『OBERON日記』
http://blog.goo.ne.jp/oberon-p/

『生声日記』
http://v-diary.at.webry.info/

『観劇日記』
http://oberon-l.at.webry.info/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『恐怖のメロディ』

2010-05-25 12:12:34 | Weblog
1971年 米
監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、ジェシカ・ウォルター、ドナ・ミルズ、ジョン・ラーチ、ドン・シーゲル、ジャック・ギン、アイリーン・ハーヴェイ、ジェームズ・マクイーチン、クラリス・テイラー

ここのところ、クリント・イーストウッド監督特集をしていたので、できるだけ見るようにしていました。なので、これから結構、クリント・イーストウッド監督作品の感想、UPすると思います(^^;。

で、この映画は、監督の監督デビュー作ですよね。後発の映画に例えるのは変ですが、『危険な情事』みたいな話です(^^;。偏執狂的な女に引っかかっちゃった浮気男の話(爆)。

デビュー作にしては流石・・・なんて上から目線も失礼なんですが・・・後々の監督の感性のキラメキって奴は、垣間見られないことはないですよね。

ただ、そういう背景なんかどうでもよくって、ただ映画だけを楽しみたい場合・・・わざわざこの映画を見なくて、このテーマで、もっとよく出来た映画はいくらでもありそうな気はしますよね。

というわけで、監督に興味がある人で、まだ未見の人は必見。でも、そういう特別な思いがない人には、もっと後の監督作品をお勧めしたいです(^^)。

『OBERON日記』
http://blog.goo.ne.jp/oberon-p/

『生声日記』
http://v-diary.at.webry.info/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『アフター・ウェディング』

2010-05-25 11:58:01 | Weblog
2006年 デンマーク
監督:スサンネ・ビア
出演:マッツ・ミケルセン、ロルフ・ラッセゴード、シセ・バベット・クヌッセン、スティーネ・フィッシャー・クリステンセン

この映画、わたし、好きです。けどね・・・ネタばらし無しでは、つっこんだ感想が言えないんですよね。ラストが言えないだけなら、まだ話しようはあるんだけど・・・映画でも、早めにネタばらしがあって・・・そこからこそが見所になっているので・・・う~ん、話しづらい・・・っていうか、話せない。

そのネタばらしまでのストーリーとしては・・・インドの子どもたちを助ける活動をしているヤコブ。でも、資金難で活動続行が困難な状況に。そんな時、彼の母国のデンマークの実業家ヨルゲンから多額の寄付の話が。でも、ヨルゲンは、寄付の条件として、ヤコブにデンマークまで来いという。あまり戻りたくないヤコブは、ぐすぐすとしているんだけど、結局、活動を続けるためには仕方ないと諦めて帰国。すると、ヨルゲンは寄付の話もそこそこに、娘の結婚式に出席してほしいと言い出す。なんで俺が・・・と思うヤコブだけど、ヨルゲンから寄付金を引き出さないといけないので、しぶしぶ招きに応じる。そして、結婚式でヤコブが見たのは、ヨルゲンの妻になっていた彼のかつての恋人ヘレネ・・・

って感じなんですが・・・なんだか、男と女のドロドロした話になると思うでしょ・・・でも、それがねぇ~、そうでもないの。で、そんなに重くもないんだけど、ある程度の年齢の人になると、けっこう色々と自分のことを考えてしまうと思いますよ。自分ならどうするだろう・・・とかね。

きっと、見て損した気分にはならない映画だと思うので、機会があったら、ぜひ見てみてください。ほんと、わたしは好きでした(^^)。

『OBERON日記』
http://blog.goo.ne.jp/oberon-p/

『生声日記』
http://v-diary.at.webry.info/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『エレクション』

2010-05-07 19:12:07 | Weblog
2005年 香港
監督:杜峰(ジョニー・トー)
出演:任達華(サイモン・ヤム)、張家輝(ニック・チョン)、梁家輝(レオン・カーファイ)、古天樂(ルイス・クー)、林 雪(ラム・シュー)、張兆輝(チョン・シウファイ)、林家棟(ラム・カートン)、邵美(マギー・シュウ)、王天林(ウォン・ティンラム)、譚炳文(タム・ビンマン)、姜大衛(デヴィッド・チャン)

ストーリーは、公式HPに掲載されていたものを添付しておきます。

ジョニー・トーだ!エレクションだって!!どんな映画だろう・・・って、わくわくしながら見たら『黒社会』だったです(^^;。けど、既見だからといって、途中では止められないw@rよねぇ~(^^)。

なんだけど・・・実は、そんなに評価はしてないの『黒社会』(^^;。サイモン君、カッコいいけど、いつも通りだし・・・せっかくの古天樂くんが、いまいち輝いてないし・・・こういうレオン・カーファイさん、好きじゃないんだもん(爆)。

話も、ありきたりな黒社会抗争から始まり、サイモン&カーファイの手打ちの後の妙にほのぼのシーンになって・・・なかなかイイんじゃない!って思ってたら、そのまま「へっ?」って終わっちゃうんだもん。

香港のノアールを愛するものとして、今やジョニー・トー監督は期待の星なわけですから、これじゃ満足はできませんよね。けど・・・それでも、文句言いながら見る。何度も見る。それがファンのサガなのでありますよねぇ(^^;。

【公式HPより】
 構成員50,000人を数える、香港で最大の組織、<和連勝会>では、2年に一度、上級幹部によって新しい会長を選ぶ選挙が行われている。今回の候補は二人――冷静で組織に忠実、年長者を敬うロクと、短気で周囲との衝突も多いが、有無をいわせぬ強引な強さのあるディーだ。
 世襲制で会長を選ぶ組織もあるなかで、公平に選挙制をとる<和連勝会>。しかし公正さが第一といっても、裏ではさまざまな策略がめぐらされていた。ロクが、選挙に勝てたら縄張りの拡大を約束すると幹部に提案する一方で、ディーは、なり振りかまわずに賄賂を使った買収工作を始めた。
 幹部の中でも最も尊敬されているタンは、ディーのやりすぎた手法に対し「信頼に欠ける選挙など全く無意味だ。組織には調和が大切だ」と幹部たちを諭す。そして選挙の結果、選ばれたのはロクだった。
 派手な祝賀会も準備していたディーは、この知らせを耳にするとすぐさま報復に出た。賄賂の額が少ないと言ってディー派につくことを拒んだロング・ガンと、彼に渡すべき賄賂を賭けでスッてしまったサムを拉致し、木箱に詰めて丘の上から転げ落として、瀕死の重傷を負わせたのだ。
 さらには、現会長のチョイガイに向かって、会長に選ばれたものだけが手にできる<竜頭棍>をロクに渡すな、と脅した。言うなりになったチョイガイだったが、混乱を怖れ、部下の運転手ミンに<竜頭棍>を中国本土・広州に運ばせてしまう。
 その頃、香港警察のホイ警視は、「ひとつの組織をつぶしてもすぐに新しい組織ができる。各組織の力が均衡するようにしておきたい」と考え、組織犯罪の名目で、<和連勝会>の幹部を片っ端から逮捕していく。
 幹部たちは塀の中でもおとなしくしているわけがなかった。ロクは部下のアウを使って密かに<竜頭棍>を探させ、ディー側も塀の外の妻が捜索に動き出していた。広州では、ソー、ダイタウ、トンクンらが、それぞれのボスの命令で<竜頭棍>を追いかけたが、お互いが敵なのか味方なのかさえ、わからない。
 ようやく<竜頭棍>は広州から香港まで到着する。しかしここでも、若く血気盛んなフェイとジミーを中心に、激しい争奪戦が起こっていた。
 最後に<竜頭棍>を手にし、会長となるのは誰なのか――。
http://eiga.com/official/election/introduction.html

『OBERON日記』
http://blog.goo.ne.jp/oberon-p/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『虹の女神』

2010-05-07 18:38:17 | Weblog
2006年 日本
監督:熊澤尚人
出演:市原隼人、上野樹里、蒼井優、酒井若菜、鈴木亜美、小日向文世、田島令子、佐々木蔵之介

ストーリー、説明しにくいです。特に、ややこしいわけじゃなく、むしろ単純なんだけど、筋を説明してしまうと、一番大切な映画の雰囲気を消してしまう気がするんですよね。

実際、ベースの筋立てはとにかく陳腐ですよ。彼のこと大好きだけどそれを表には出さず、彼の恋の取り持ちなんかまでしゃう上野樹里ちゃん演じるあおいちゃんと、あおいちゃんのこと本当は誰よりも好きなんだけどそんな自分の気持ちに気づきさえしない市原隼人くん演じる智也くんの、切ないラブストーリーっていう奴が一つ。映画づくりなんて堅気じゃないことに捕まっちゃった若者のイロイロがもう一つ。その二つが両輪になってる、超青春な物語。

でも、けっこう、さりげない台詞に・・・「ああ~、青春だぁ~」と、若き日の自分を思い出して甘酸っぱい気持ちになっちゃったりもして・・・意外に、入り込んで見たんですよね。樹里ちゃん、好きだしね(^^)。市原くんも『ROOKIES』より、こっちの方が好きだったし(^^;。

それから・・・大学生のあおいちゃんが撮った映画ってのが、なかなか曲者でね。大学生が撮っている安物っぽさっていうのもチャンとありつつ・・・こそっと良くできてたりするのがねぇ~・・・なかなかヤルじゃんって感じなんですよ(^^;。しかも、あおいちゃんの撮った映画の中の樹里ちゃんと、あおいちゃんの樹里ちゃんの違いっていうのがね・・・すごく好いのですよ、ええ好いのです。

ただね・・・あおいちゃんが飛行機事故で亡くなったところから始まってるでしょ。だから、あおいちゃんの恋が成就することがないのが確定してしまっていたのが残念です。こういう恋のお話って、ふつーに「叶えてあげて」って願いながら見たいもの、でしょ(^^;。

あっ・・・相田翔子さんが、ダークホース的に好かった!でも、どんな役かは、ご自分の目で確かめてくださいってことにしておきます(^^)。

『OBERON日記』
http://blog.goo.ne.jp/oberon-p/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ROOKIES 卒業』

2010-05-07 18:20:22 | Weblog
2009年 日本
監督:平川雄一朗
出演:佐藤隆太、市原隼人、小出恵介、城田優、中尾明慶、高岡蒼甫、桐谷健太、佐藤健、五十嵐隼士、川村陽介、尾上寛之、村川絵梨、山本裕典、石田卓也、綾瀬はるか、渡部篤郎、武田航平、天野ひろゆき、能世あんな、平山広行、浅野和之、吹石一恵、大杉漣、伊武雅刀

興味ない人には全く興味ないだろうし・・・興味のある人には説明は不要でしょうし・・・ある意味、他人の感想も不要だと思うので、とりあえず「見ました」ってことの記録ってことで(^^;。

わたしは、もちろん興味ある人ですよ(^^)。テレビドラマ、毎週、楽しみに見てましたから。で、映画は、そのドラマの持っていたものを、ちゃんとそのまま反映していたから、ドラマファンは納得したのではないですかね。

ただ・・・おばさんの場合、テンションの維持が難しくて・・・正直、すでにちょっと心が離れてしまっている自分を思い知りましたね。映画が悪いのではなく、わたしの方がモチベーションの維持ができなかったなって(^^;。

それからね・・・なんていうか・・・この映画は、観客を楽しませるものというより、ニコガク野球部の皆のものだなって思いました。で・・・それで良いって思いました。だから、彼らが燃え尽きられればそれでいい・・・観客として、それを心から応援したい・・・そんなタイプの映画だなって。つまり、ドラマの時点で、そこまで作り上げてたんですね、彼らは・・・すごいことですね(^^)。

『OBERON日記』
http://blog.goo.ne.jp/oberon-p/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『劔岳 点の記』

2010-05-02 11:59:53 | Weblog
2009年 日本
監督:木村大作
出演:浅野忠信、香川照之、松田龍平、仲村トオル、宮崎あおい、井川比佐志、夏八木勲、役所広司、小市慢太郎、モロ師岡、螢雪次朗、仁科貴、蟹江一平、安藤彰則、橋本一郎、本田大輔、笹野高史、國村隼、小澤征悦、田中要次、鈴木砂羽、タモト清嵐、石橋蓮司、新井浩文、井川比佐志

物語自体は、いたってシンプルですね。明治の末期、日本地図を完成させるために陸軍参謀本部陸地測量部(現・国土地理院)が行った北アルプス・立山連峰での山岳測量プロジェクトのうち、特に未踏峰とされてきた剱岳への登頂と測量作業を扱った作品です。

日本山岳会との初登頂競争がアクセントというか、ちょっとしたドラマの盛り上げ役なんですが・・・そういう設定にしておきながら、あまりそこに拘って撮っていない感じはありました。それは、主人公の柴崎芳太郎の気持ちと一致していますね。

じゃあ、自然との闘いの物語なのかといわれれば・・・それはまあそうなんでしょうか・・・でも、なんだか、実はそこにも拘っていない感じはするんですよね。少なくても、自然に対立する気持ちは皆無みたいなんですよね。たとえ厳しいシーンでも、なんだか美しく撮れているし・・・基本的には、自然に寄り添っていますよね。だから・・・行者さんが、一番、この映画の精神を反映した人物なのかも。

とにかくね・・・あまり煽ってこない映画なんですよ。淡々とした記録映画ってイメージでもなく・・・なんていうのかなぁ~、すごく厳しい画だとかシーンが続いても、どこか根っこに明るさとか大らかさを感じるんですよね・・・どうしてだか分からないんですが。

役者さんは・・・浅野さんは、相変わらず下手うまっていうか・・・何が良いんだか分かりませんが、不思議な味わいがある人なんですよね(^^;。香川さんは・・・最近は、ドラマ見ても映画見ても、どこででも香川さんに出会いますが・・・消耗してしまわないようにしてくださいね。決して器用な方ではないと思うので・・・でも、末永く頑張って欲しい役者さんではあるので・・・。あっ、わたしは、ボクシングファンの顔の香川さんが、一番好きです(爆)。松田龍平さんは・・・お洒落だとか、カッコいいだとか、そっち方面にいない松田さんは大好きですよ(爆)。雪に埋められて・・・ご苦労様でした(^^)。で・・・やっぱり、すごい存在感だなって思ったのは、役所さんと夏八木さんですよね。圧倒的な自然の映像の前で・・・お二人の存在がなければ、完全に人間たちは押されっぱなしだったと思いますもの、はい(^^)。

それから・・・宮崎あおいさんの役が、わたしにとっては残念の極みでした。ほんと、はぁ~・・・いつまで、こういう日本女性像にシガミ付くつもりなのかな、日本男子たちはっ!!

『OBERON日記』
http://blog.goo.ne.jp/oberon-p/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『青の炎』

2010-05-02 11:30:57 | Weblog
2003年 日本
監督:蜷川幸雄
出演:二宮和也、松浦亜弥、鈴木杏、秋吉久美子、中村梅雀、山本寛斎

主人公の秀一は、母と妹の三人暮らし。家族はみな仲良く、とても幸せな毎日。でも、ある日、すったもんだの末やっと離婚したはずの母親の前夫(再婚同士だったため秀一の父親ではない)が、突然やってきて居ついてしまう。すごく迷惑そうにしているのに、何故か前夫を追い出そうとはしない母親。幸せだった三人の生活が音をたてて崩壊していく様を目の前にして、秀一は自分が何とかして母と妹を守らなければと思いつめる。そして彼はある完全犯罪を計画し、実行に移した・・・

けっこう話題になっていたけど、蜷川さんと相性が悪いので興味が沸かなかったんですよね。それに、もうその頃から演技派だと言われていたとはいえ、主演が二宮くんでしょ。しかも、相手役があややでしょ。で、タイトルは『青の炎』。蜷川さんの嗜好が前面に出てるなぁ~って、敬遠してしまったわけです(^^;。

でも、なんとなく、今になって見ちゃった(爆)。そしたら、いろいろと誤解してたなって・・・そう気づきました。わたし、主人公の秀一くん、きっともっと面倒くさい少年だろうと思っていたわけです。なんていうか・・・感性は並外れて豊かなんだけど、そのせいで自分だけを特別だと思っている超ナルシスティックな少年で・・・必然的に、そういう未成熟な天才少年がず陥る深い穴に落ち込んでいくと・・・どうせ、そういうことでしょと。でもね・・・意外と、秀一くんって、普通の子で・・・むしろ家族思いの好青年で・・・まっ、随所に面倒くさい設定や描写はなくはなかったけど(^^;・・・それも許せるくらい、好い子でしたよ。

で、主演二人がアイドルなんだから、脇は演技の出来る人で固めればいいのに、なんで台詞に癖のある秋吉さんと、芝居ができるとは思えない寛斎さんなのって、キャストを見たときに少し苦々しく思ったのだけど・・・それもねぇ、なんだか全然わるくなかったですよ。鈴木杏ちゃんと雀梅さんは、期待通り好かったですしね。

あややもね・・・悪くはないんだけど・・・ラストは、ちょっとイタダケナイな。もちろん、あややは悪くなくって、みぃ~んな監督のせいだけど・・・あのラストは、さすがに違いますよね(爆)。それから・・・あういう時、あややちゃん、口元、動かさない方が良いと、おばさんは思います、はい(^^;。

『OBERON日記』
http://blog.goo.ne.jp/oberon-p/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする