映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『未来を花束にして』

2018-08-09 09:27:50 | Weblog
2015年 英
監督:サラ・ガブロン
出演: キャリー・マリガン、ヘレナ・ボナム・カーター、ブレンダン・グリーソン、アンヌ=マリー・ダフ、ベン・ウィショー、メリル・ストリープ、ナタリー・プレス

1910年代、イギリスで女性の参政権を求めたWSPU(女性社会政治同盟)の運動を、洗濯工場で働く24歳の女性モードの視線から描いた。モードに同じ工場で働く夫と幼い息子がいた。夫婦仲もよく、家庭に不満はないが、工場でのセクハラには苦しんでおり、ある日目にした女性参政権運動活動家たちの行動に興味をもつ。同僚の活動家に誘われてて会合や演説会に参加するようになり、今の生活には不満があっても仕方がないとあきらめていた彼女の気持ちが少しずつ変化していく。けれど、抗議行動に参加して警察に拘束され、夫から家を追い出されて息子にも会えなくなるなど、彼女の気持ちを砕くようなことがいくつも起こってきて・・・

普通に暮らしている普通の女性が、活動に参加することで、警察に掴まって尋問されたり殴られたり、怯えて心が挫けそうになって、でも、それでも闘うことを選んでどんどん強くなっていく様が、とても分かりやすく描かれていて、モードという一人の女性の成長物語としては面白かったですが・・・実話に即しているからとはいえ、最後の収め方は唐突でしたよね。え?この人どんな人だっけ?って思っちゃいました。彼女とモードの関わりくとか、彼女の人柄とかを事前にもっと丁寧に描いててくれないと、これで終わられたんじゃ、ちょっとビックリしてしまいますね。というわけで、ラストへの展開以外は面白かったです(^^)。
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