映画鑑賞感想文

濫観っていうか、乱観っていうか・・・ポリシーないですけど(^^;

『半次郎』

2013-08-12 20:45:21 | Weblog
2010年 日本
監督:五十嵐匠
出演:榎木孝明、AKIRA OKUGAWA、白石美帆、津田寛治、坂上忍、永澤俊矢、広島光、北村有起哉、田中正次、雛形あきこ、葛山信吾、竜雷太

西郷隆盛の右腕といわれ、討幕運動はもちろん、西南の役でも、ずっと西郷と行動を共にした薩摩武士・中村半次郎の生涯を描いた映画。

榎本さんプロデュース作品らしいけど、すごく力が入っているのが見えてしまっているのが残念だったです。彼は、もっと飄々とした姿が素敵ですよね。熱すぎると、キャラが活きないだけでなく、作品としても空回りしてしまいますよね。もちろん、中村半次郎への強い思いはしっかりと伝わってきましたけど・・・。
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『ザ・ライト エクソシストの真実』

2013-08-12 20:36:24 | Weblog
2011年 米
監督:ミカエル・ハフストローム
出演:アンソニー・ホプキンス、コリン・オドナヒュー、アリシー・ブラガ、キーラン・ハインズ、トビー・ジョーンズ、ルトガー・ハウアー

卒業を間近に控えながら、信仰を見失ってしまった神学生のマイケルは、司祭への道を捨てる前にバチカンのエクソシスト養成講座を受けてみるようにと恩師に言われ、渋々ながらローマに渡る。そこでマイケルが出会ったのは、異端ながらも誰もが一流と認めるエクソシストのルーカス神父。そして、ルーカス神父が行う悪魔祓いに立ち会ったマイケルが目にしたものは・・・

タイトルから、どうせB級ホラーだろうと思っていたら、なんとアンソニー・ホプキンス。そしてルトガー・ハウアー。とはいっても、内容はやっぱり、普通のエクソシストものだけど、役者さんのオーラで、なんだか有難く観てしまった。ミーハー者だわ、わたし(^^;。
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『スープ・オペラ』

2013-08-12 20:23:05 | Weblog
2010年 日本
監督:瀧本智行
出演:坂井真紀、西島隆弘、加賀まりこ、藤竜也、平泉成、萩原聖人、鈴木砂羽、田山涼成、菅原大吉、嶋田久作、草村礼子、余貴美子、塩見三省

アラフォーの独身女性ルイは、叔母のトバちゃんと一緒に暮らしていた。そのトバちゃんが突然、嫁に行くと家を出て行ってしまい、ルイは一人ぼっちになってしまう。けれど、優しい雰囲気の中年のおじさんと、いつもニコニコしている青年が、いつのまにかルイの家に転がり込んできて同居することになり・・・・

『スープ・オペラ』公式サイト
http://www.prenomh.com/prev/soup-opera/

こういうタイプの映画って、一部のコアなファン以外は置いてきぼりにしがちだと思うのだけど、それがなくて好かったです。わたし、坂井さん、好きだしなぁ(^^)。藤さんも、若いころより、年をとられてからの方が断然いいよね!!
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『津軽百年食堂』

2013-08-12 20:09:01 | Weblog
2010年 日本
監督:大森一樹、
出演:藤森慎吾、中田敦彦、福田沙紀、ちすん、早織、前田倫良、永岡佑、藤吉久美子、大杉漣、かとうかず子、野村宏伸、手塚理美、伊武雅刀

明治の頃、弘前で津軽蕎麦屋台を営んでいた大森賢治は、夫を亡くし一人で焼き干しを売って生計をたて幼い娘フキを育てているトヨのことを憎からず思っていた。
時を経た現代。大森食堂の四代目となる陽一は、父の哲夫と喧嘩をして家を飛び出し、東京でバルーンアートの仕事をしている。そこへ、哲夫が事故にあったとの知らせが届き、一時的に青森に帰省した陽一だったが、また食堂の経営について父と喧嘩になる。もう東京に戻ろうと考えていた矢先、祖母フキが亡くなり、陽一はフキが楽しみにしていたさくらまつりへ、大森食堂として出店することを決意した・・・

『津軽百年食堂』公式サイト
http://tsugaru100-movie.com/

オリエンタルラジオの二人、意外に好かった。それぞれの個性も活きていたし、無理やり感がなかったのが好かったね。もっと頑張りすぎちゃうんじゃないかと予想していたんだけど、案外、芝居が巧いと言われている先輩芸人さんたちより自然な感じで、役者に向いてるんじゃないのかな?
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『ボディクライム』

2013-08-12 19:11:44 | Weblog
2006年 仏&米
監督:マニュエル・プラダル
出演:ハーヴェイ・カイテル、エマニュエル・ベアール、ノーマン・リーダス、ジョー・グリファシ、リリー・レーブ、キム・ディレクター、ブライアン・タランティナ、パトリック・コリンズ、チャック・クーパー

三年前、妻を何者かに殺されたヴィンセントは、未だに妻のことが忘れられない。同じアパートに住むアリスは、そんなヴィンセントを慕い続けている。ヴィンセントを振り向かせるには、彼の妻を殺した犯人を見つけ出し、事件に終止符を打つしかないと考えたアリスは、偶然出会ったタクシー運転手のロジャーを誘惑し、ヴィンセントの妻殺しの犯人に仕立てあげてしまう・・・

ねっとりした芝居が巧い二人が主演だから、製作者が狙った通りのねっとりとした映画になっていると思うな。だから、愛が深いというより、完全に執着だよなぁ~、三人とも。そういう執着を描く物語が好きではないわたしとしては、ちょっと辟易しながら観たのですが・・・それだけに良く出来ているとも言える気がします(^^;。
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『武士の家計簿』

2013-08-12 18:47:34 | Weblog
2010年 日本
監督:森田芳光
出演:堺雅人、仲間由紀恵、松坂慶子、草笛光子、西村雅彦、伊藤されてしまう

猪山家は代々加賀藩の御算用者を務める家系。八代目の直之は経理に天賦の才があり、御蔵米の勘定役に任命されると、役人たちの米の横流しを突き止め、異例の昇進を果たす。けれど、同時に交際費などの出費がかさむようになり、父が江戸詰のおりの贅沢な生活のためにつくった借金と合わさって、猪山家の台所は火の車に。そこで直之は、家族一同を集め、家計立て直しのための倹約生活を宣言するのだった・・・

若いころの真面目でちょっとズレてる感じの時の堺さんが好いな。雅俊さんと松坂さん夫婦は、とぼけていて好い感じだし。けど、後半は面白味がなくなってしまって、悪くはないけど楽しくなくなっちゃいました。
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『キラー・インサイド・ミー』

2013-08-12 15:55:08 | Weblog
2010年 米
監督:マイケル・ウィンターボトム
出演:ケイシー・アフレック、ケイト・ハドソン、ジェシカ・アルバ、ネッド・ビーティ、イライアス・コティーズ、トム・バウアー、サイモン・ベイカー、ビル・プルマン、ブレント・ブリスコー、リーアム・エイケン、ジェイ・R・ファーガソン、マシュー・マー

西テキサスの田舎町で保安官助手をするルー・フォードには二つの顔があった。真面目で仕事熱心な好青年の顔と、娼婦を相手に手荒なSEXを楽しむ暴力的な顔。ある日、そんなルーのダークな衝動を暴走させる事件が起こった・・・

どっひゃ~って感じの残酷さより、こういうの方が怖いし、吐き気を感じる。不快だったけど、それだけ巧いってことかな。ルー・フォード演じるケイシー・アフレックの、好青年ぶりが凄く嫌な感じで・・・巧いなぁ~と感心したのでした。
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『スウェーディッシュ・ラブストーリー』

2013-08-12 15:36:22 | Weblog
1970年 スウェーデン
監督:ロイ・アンダーソン
出演:アン・ソフィ・シリーン、ロルフ・ソールマン、バーティル・ノルストレム、マグレート・ベバース、レナート・テルフェルト、アニタ・リンドブロム、ビヨルン・アンドレセン、モード・バッケウス

ストックホルム郊外の療養所に祖父を訪ねた15歳のペールは、庭で黒いグレートデンを連れた美しい少女アニカに出会い、一目ぼれする。その後、街のカフェでアニカと再会したペール。しかし、二人は互いに意識しながらも、距離を縮められない。やっと、友人の計らいで会話を交わすようになった二人は、一気にお互いへの気持ちを募らせていくのだが・・・

観てから時間がたったいるのだけど・・・まったく印象に残っていないのだよね。きっと、美しすぎる話だったのではないかと推測します(^^;。だって15歳と14歳の純愛物語だものな。
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『ヤコブへの手紙』

2013-08-12 15:13:53 | Weblog
2009年 フィンランド
監督:クラウス・ハロ
出演:カーリナ・ハザード、ヘイッキ・ノウシアイネン、ユッカ・ケイノネン、エスコ・ロイネ

12年間、刑務所で服役していたレイラは、恩赦で出所し、田舎の教会の盲目の牧師のもとに身を寄せる。彼女の仕事は、ヤコブ牧師に届く手紙を音読し、返事を代筆すること。親身に手紙の送り主たちの相談に乗ろうとするヤコブ牧師の気持ちが理解できず、無気力に与えられた仕事をしながら、機会さえあれば出ていこうと考えていたレイラだが、ある日、ヤコブ牧師への手紙が一通も届かなくなり・・・

『ヤコブへの手紙』公式サイト
http://www.alcine-terran.com/tegami/

老人と不細工で無愛想な女、二人のシーンがずっと続く。景色も暗いし、絵替わりもしないし・・・退屈なはずなのに、これが結構、見入らせられてしまうのが不思議であります。なんでだろう。巧く作られているからってことではあるんだろうけど・・・ヤコブ牧師を活かしている生き甲斐の部分とか・・・レイラが与えられた機会であるとか・・・そういうものに普遍性があるからかなぁ~。
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『愛する人』

2013-08-12 14:57:22 | Weblog
2009年 スペイン&米
監督:ロドリゴ・ガルシア
出演:アネット・ベニング、ナオミ・ワッツ、ケリー・ワシントン、サミュエル・L・ジャクソン、デイヴィッド・モース、アイリーン・ライアン、チェリー・ジョーンズ、デヴィッド・ラムゼイ、ジミー・スミッツ、エルピディア・カリーロ、シモーネ・ロペス、カーラ・ギャロ、マーク・ブルカス、S・エパサ・マーカーソン、シャリーカ・エップス、デヴィッド・モース、エイミー・ブレネマン、グロリア・ガラユア、ブリット・ロバートソン、リサ・ゲイ・ハミルトン

カレンは、14歳の時、恋人の子どもを産むが、母親の反対で手放さざるを得なかった。それから36年、人と深く付き合うのをやめ、どこに居るのか分からない娘に届くことのない手紙を書き続けているカレン。一緒に暮らす年老いた母に対しては、ちゃんと介護しながらも、心にあるワダカマリを消すことがなかった。しかし、母が亡くなり、カレンは手放した娘を探すことを決心する・・・
一方、母親の愛情を知らずに育ったエリザベスは、野心的に生き、弁護士として成功していた。けれど、事務所のボスの子ども妊娠していることに気づき、キャリアを捨て子どもを産むことを決意する・・・

アネット・ベニングが実年齢である51歳の女性を演じている。私と近い年齢。娘を思っている母。必要な老いは見せつつ、でも美しさは失わない・・・いいねぇ~と思った。孤独で頑なだった心が、好い人たちに会って解れていくのも好かった。そんな都合のいいこと・・・とは思うけど、そうなっていくのが嬉しい。それにしても、子どもを残してくれるの、羨ましい。でも、わたしにも、てんちゃんがいるよ。
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