みなさままいどでございます。
いやー、怖ろしいくらいの雨が続いていますね。
今日は、ウェブのカレンダーにも記載どおりお休みをいただいていたのですが(仕事です、打ち合わせと仕入れです^_^;)、
日中は久々晴れていたのに、夕方から、また・・・雨、どしゃぶり。
帰りのタクシーの中、関西に竜巻の怖れアリ、とのラジオのニュースを聞いて、
多少ビビッております。
アメリカの竜巻映像を何度か観たことがありますけれど、
アレ、怖ろしいですよね、まるで地獄絵図みたいに。
みなさま、どうぞご注意ください。
えっとえっと、
次回新作更新は、7/18日曜日を予定しております☆彡
姿見がですネ~~ようやく明日か明後日届くらしいんですよ、
いやー、一年待ちました(またウソ。一月半くらいだって)。
いやー、二年待ちました(!!)。
明日、画像つきで新作速報する予定なので、明日も見てネ^m^ ←万一何らかの急用が入ってできなかったときには本当にゴメンナサイ。
新作、めちゃくちゃかわいい子がいますので。
さて。
今夜はおススメ本、やります。
うちのお客様、本好きの方がたくさんいらっしゃるので書き甲斐がございます。
しかし、今夜は、あまり時間がとれないので、ササーッといかせていただきます^_^;
何度も書いていますけれど、児童文学が大好きです。
児童・・・とは言っても、選ぶのは、もちろん、大人も十分読めるものばかり。
下手な小説読むよりも、ずっと楽しめますぞ^m^
・『あしながおじさん』
・『続・あしながおじさん』ジーン・ウェブスター
『あしながおじさん』は有名ですからみなさまご存知だと思いますが、
続編をお読みになったことはございますか?
個人的には、この続編のほうが好きです、とにかくめちゃくちゃおもしろい。
まあ、「続編」という位置づけに関しましては、わたしとしてはあまり賛成できないんですけれどね、
だって、あしながおじさんと結婚して幸せになったジュディは、この物語では、ある意味影の存在ですし、舞台も大きく変わっていますから。
まあ、日本向けのタイトルですから仕方ないですね、
原題は『Dear Enemy』。
直訳すると、「親愛なる敵さん」ですね。
読めばわかります、なぜに「敵さん」なのか^_^;
主役は、ジュディの大学時代の親友、サリー・マクブライド。
前作と同様、物語は、突然、ジュディの育ったジョン・グリア孤児院の院長にさせられてしまった
サリーからジュディへの手紙方式がとられています。
すべてにおいて憐れな孤児院の子供たち、彼らを救うための、サリーの奮闘振りが素晴らしい!
前作以上に用いられた笑いとスリル、そして、「敵さん」とのドキドキするようなラブ・ロマンス
あまりにおもしろいので、一気に読めます。
読むたびに、心が洗われるような傑作です^m^
周作の『王妃 マリー・アントワネット』
当時も今も、世界で一番有名な王妃、マリー・アントワネットに関しては、様々な作家が様々な角度から書いていますが、
こちらは、ドラマティックな歴史小説として、非常に楽しめます。
与えられた運命を受け入れ、断頭台の露と消えるその最期の一瞬まで、
自らが誇りとしていた「気品と優雅さ」を失わなかった悲劇の王妃マリー・アントワネットの生涯を、
王妃を憎む貧しい少女・マルグリットや、
革命後の貴族に対する殺戮に疑問を持ち神に問い続ける、修道女・アニエス、
天才詐欺師・カリオストロ、そして、命を懸けて王妃を愛するフェルセンなど、
多彩な人物を織り交ぜて描き出す傑作です。
アントワネットの生涯に、本当の意味でご興味のある方は、伝記もいいのですが
こちらがおススメです。
この四冊で一つと考えて読んでいただきたい。
わたしがもっともおススメする作品群です。
主題は、「神の沈黙」「永遠の心の同伴者 キリスト・イエス」
先日ご紹介しましたが、このカテゴリにも入れておきます。
内容に関しては、2010 7/10付ブログをお読みください。
『イエスの生涯』国際ダグ・ハマーショルド賞受賞
『キリストの誕生』 読売文学賞受賞
『沈黙』 谷崎潤一郎賞受賞
『死海のほとり』
遠藤周作
キリスト教に興味のない方にも、ぜひとも読んでいただきたいと思います。
「人間がこんなに哀しいのに 主よ 海があまりに碧いのです」(遠藤周作文学館『沈黙』の碑に記された言葉)
「神の沈黙」という怖ろしい主題にのっとって、
キリシタン弾圧時代に、ポルトガルから日本に潜入した司祭の実話を元に書かれた、
永遠の名作『沈黙』。
・・・『深い河』と、そしてこの『沈黙』を棺の中に入れてもらって、周作は、神の元へと帰ったそうです。
作者がそれほどまでに心を注いだ作品、魂の作品、『沈黙』をぜひ読んでください。
あ、宗教の話が出たついでに。
周作と同じカトリック作家・曽野綾子さんが、その宗教が本物かどうかの見分け方について
いろいろなところで書いていますね、
一 指導者が質素なつつましい祈りの生活をしているか
二 自分が生き神様とか、仏の生まれ変わりだとか言わないか
三 宗教の名を借りて金銭を集めることを強要しないか
四 宗教団体の名で、選挙と政治を動かすような指令を出さないか
この四つが守られていれば、それはおそらくまともな宗教だろう、
とおっしゃいます。
わたしもこれまで何度か書かせていただきましたが、その通りだと思います、
特に、二と三は非常に大切です。
人間は、どれほど良いことをしても、神様にはなれませんよね。
天地宇宙の創造者は、すでにいらっしゃるのですから、絶対に無理ですよね^_^;
「その人」が、どんなに「力があるように見えても」「偉い人に見えても」、
実はちょっと博識なだけの、ストイックなだけの、人間です^_^;
アウシュビッツで、自ら申し出て他人の身代わりになり、怖ろしい餓死刑に処された、あのコルベ神父でさえ、
「聖人」どまりです。
キリスト教では、イエスさまを通して、人は神の子になる、と教えられますが
神の子どまりです。
イエスさまを通して、神の子になれたとしても、他人に向かって、わたしは神の子だ、だから言うことを聞け、なんて絶対に言えません。
三に関しましては。
たとえば、キリスト教の教会には、献金箱が置いてあります。
それは何気なく、いつもの場所に置かれており、
極端な話、入れても入れなくてもどっちでもいーよ的に、ひっそりとしております^_^;
もちろん、ミサなどに出席した信者たちは、献金箱を無視することはありませんが、
誰も、自分のできる範囲以上のお金は入れません。
わたしなど、滅多に教会に行きませんから、本当に恥ずかしいくらい、自分の信じる宗教に、お金を使っていません。
教会というのは、基本的に、誰でもウェルカム、いつでもウェルカム、です。
夜中に突然苦しくなって教会に行き、牧師さんや神父さんに話を聞いてもらう人もいます(防犯上鍵はかかっておりますが、インターホンを押せばたいてい出てきてくれます、
だけど、できれば夜中は避けてあげたいですよね^_^;)。
これもまた極端な話、牧師さんや神父さんを夜中にたたき起こしたからと言って、お金など一銭もとられません。
苦しい者、悩める者、貧しい者(基本的にはキリスト教ではこの「貧しい」は心の貧しさを指しますが、経済的に苦しんでいる人を含んでも良いのではないでしょうか)のために、
キリスト教、そして教会はあるのだから当然です。
シスター高木のところに、夜中に電話をかける人がいます。
一方的に、自分の苦しみを吐き出す人がいます。
けれども、シスターから、そのような人に対して何か少しでも嫌悪を感じたというような
話は聞いたことがありません。
お金を出さないと話を聞かせない、何もしてくれない、あるいは、何かをしてもらうためには多額のお金が必要、など・・・
もし、そーいう宗教があるとしたら、そんなのおかしいのは、誰だってわかると思います。
さ、親愛なる小池真理子先生でございます^_^;
『死者はまどろむ』
『ナルキッソスの鏡』
そして、画像にはないけれど、これが一番のおススメ『墓地を見下ろす家』
いわゆる、小池真理子・モダンホラーの代表作です。
『墓地を見下ろす家』が、本棚を探しても探してもどうしても見つからずに、さっさとあきらめてしまいまして
すみません。
夏になると読みたくなる、背筋ゾクゾクの三本立てでございます。
わたし、ホラーは大の苦手なのですが、この三作品は、スプラッタ抜きの、精神ホラーですから、
たいそうおもしろく読めました。
とにかく『墓地を見下ろす家』のおもしろさには圧倒されます。
何度読んでも飽きないホラーなんて、滅多にないですよ(^_-)-☆
この夏、極上の、エンターテイメントホラーとして、きっと、みなさまを、エアコン要らずの涼しい世界へと連れていってくれることでしょう(*^_^*)
それでは。
明日のブログをお楽しみにネ! 姿見が来る! 一年も待って、ようやく!(・・・・・・)
いやー、怖ろしいくらいの雨が続いていますね。
今日は、ウェブのカレンダーにも記載どおりお休みをいただいていたのですが(仕事です、打ち合わせと仕入れです^_^;)、
日中は久々晴れていたのに、夕方から、また・・・雨、どしゃぶり。
帰りのタクシーの中、関西に竜巻の怖れアリ、とのラジオのニュースを聞いて、
多少ビビッております。
アメリカの竜巻映像を何度か観たことがありますけれど、
アレ、怖ろしいですよね、まるで地獄絵図みたいに。
みなさま、どうぞご注意ください。
えっとえっと、
次回新作更新は、7/18日曜日を予定しております☆彡
姿見がですネ~~ようやく明日か明後日届くらしいんですよ、
いやー、一年待ちました(またウソ。一月半くらいだって)。
いやー、二年待ちました(!!)。
明日、画像つきで新作速報する予定なので、明日も見てネ^m^ ←万一何らかの急用が入ってできなかったときには本当にゴメンナサイ。
新作、めちゃくちゃかわいい子がいますので。
さて。
今夜はおススメ本、やります。
うちのお客様、本好きの方がたくさんいらっしゃるので書き甲斐がございます。
しかし、今夜は、あまり時間がとれないので、ササーッといかせていただきます^_^;
何度も書いていますけれど、児童文学が大好きです。
児童・・・とは言っても、選ぶのは、もちろん、大人も十分読めるものばかり。
下手な小説読むよりも、ずっと楽しめますぞ^m^
・『あしながおじさん』
・『続・あしながおじさん』ジーン・ウェブスター
『あしながおじさん』は有名ですからみなさまご存知だと思いますが、
続編をお読みになったことはございますか?
個人的には、この続編のほうが好きです、とにかくめちゃくちゃおもしろい。
まあ、「続編」という位置づけに関しましては、わたしとしてはあまり賛成できないんですけれどね、
だって、あしながおじさんと結婚して幸せになったジュディは、この物語では、ある意味影の存在ですし、舞台も大きく変わっていますから。
まあ、日本向けのタイトルですから仕方ないですね、
原題は『Dear Enemy』。
直訳すると、「親愛なる敵さん」ですね。
読めばわかります、なぜに「敵さん」なのか^_^;
主役は、ジュディの大学時代の親友、サリー・マクブライド。
前作と同様、物語は、突然、ジュディの育ったジョン・グリア孤児院の院長にさせられてしまった
サリーからジュディへの手紙方式がとられています。
すべてにおいて憐れな孤児院の子供たち、彼らを救うための、サリーの奮闘振りが素晴らしい!
前作以上に用いられた笑いとスリル、そして、「敵さん」とのドキドキするようなラブ・ロマンス
あまりにおもしろいので、一気に読めます。
読むたびに、心が洗われるような傑作です^m^
周作の『王妃 マリー・アントワネット』
当時も今も、世界で一番有名な王妃、マリー・アントワネットに関しては、様々な作家が様々な角度から書いていますが、
こちらは、ドラマティックな歴史小説として、非常に楽しめます。
与えられた運命を受け入れ、断頭台の露と消えるその最期の一瞬まで、
自らが誇りとしていた「気品と優雅さ」を失わなかった悲劇の王妃マリー・アントワネットの生涯を、
王妃を憎む貧しい少女・マルグリットや、
革命後の貴族に対する殺戮に疑問を持ち神に問い続ける、修道女・アニエス、
天才詐欺師・カリオストロ、そして、命を懸けて王妃を愛するフェルセンなど、
多彩な人物を織り交ぜて描き出す傑作です。
アントワネットの生涯に、本当の意味でご興味のある方は、伝記もいいのですが
こちらがおススメです。
この四冊で一つと考えて読んでいただきたい。
わたしがもっともおススメする作品群です。
主題は、「神の沈黙」「永遠の心の同伴者 キリスト・イエス」
先日ご紹介しましたが、このカテゴリにも入れておきます。
内容に関しては、2010 7/10付ブログをお読みください。
『イエスの生涯』国際ダグ・ハマーショルド賞受賞
『キリストの誕生』 読売文学賞受賞
『沈黙』 谷崎潤一郎賞受賞
『死海のほとり』
遠藤周作
キリスト教に興味のない方にも、ぜひとも読んでいただきたいと思います。
「人間がこんなに哀しいのに 主よ 海があまりに碧いのです」(遠藤周作文学館『沈黙』の碑に記された言葉)
「神の沈黙」という怖ろしい主題にのっとって、
キリシタン弾圧時代に、ポルトガルから日本に潜入した司祭の実話を元に書かれた、
永遠の名作『沈黙』。
・・・『深い河』と、そしてこの『沈黙』を棺の中に入れてもらって、周作は、神の元へと帰ったそうです。
作者がそれほどまでに心を注いだ作品、魂の作品、『沈黙』をぜひ読んでください。
あ、宗教の話が出たついでに。
周作と同じカトリック作家・曽野綾子さんが、その宗教が本物かどうかの見分け方について
いろいろなところで書いていますね、
一 指導者が質素なつつましい祈りの生活をしているか
二 自分が生き神様とか、仏の生まれ変わりだとか言わないか
三 宗教の名を借りて金銭を集めることを強要しないか
四 宗教団体の名で、選挙と政治を動かすような指令を出さないか
この四つが守られていれば、それはおそらくまともな宗教だろう、
とおっしゃいます。
わたしもこれまで何度か書かせていただきましたが、その通りだと思います、
特に、二と三は非常に大切です。
人間は、どれほど良いことをしても、神様にはなれませんよね。
天地宇宙の創造者は、すでにいらっしゃるのですから、絶対に無理ですよね^_^;
「その人」が、どんなに「力があるように見えても」「偉い人に見えても」、
実はちょっと博識なだけの、ストイックなだけの、人間です^_^;
アウシュビッツで、自ら申し出て他人の身代わりになり、怖ろしい餓死刑に処された、あのコルベ神父でさえ、
「聖人」どまりです。
キリスト教では、イエスさまを通して、人は神の子になる、と教えられますが
神の子どまりです。
イエスさまを通して、神の子になれたとしても、他人に向かって、わたしは神の子だ、だから言うことを聞け、なんて絶対に言えません。
三に関しましては。
たとえば、キリスト教の教会には、献金箱が置いてあります。
それは何気なく、いつもの場所に置かれており、
極端な話、入れても入れなくてもどっちでもいーよ的に、ひっそりとしております^_^;
もちろん、ミサなどに出席した信者たちは、献金箱を無視することはありませんが、
誰も、自分のできる範囲以上のお金は入れません。
わたしなど、滅多に教会に行きませんから、本当に恥ずかしいくらい、自分の信じる宗教に、お金を使っていません。
教会というのは、基本的に、誰でもウェルカム、いつでもウェルカム、です。
夜中に突然苦しくなって教会に行き、牧師さんや神父さんに話を聞いてもらう人もいます(防犯上鍵はかかっておりますが、インターホンを押せばたいてい出てきてくれます、
だけど、できれば夜中は避けてあげたいですよね^_^;)。
これもまた極端な話、牧師さんや神父さんを夜中にたたき起こしたからと言って、お金など一銭もとられません。
苦しい者、悩める者、貧しい者(基本的にはキリスト教ではこの「貧しい」は心の貧しさを指しますが、経済的に苦しんでいる人を含んでも良いのではないでしょうか)のために、
キリスト教、そして教会はあるのだから当然です。
シスター高木のところに、夜中に電話をかける人がいます。
一方的に、自分の苦しみを吐き出す人がいます。
けれども、シスターから、そのような人に対して何か少しでも嫌悪を感じたというような
話は聞いたことがありません。
お金を出さないと話を聞かせない、何もしてくれない、あるいは、何かをしてもらうためには多額のお金が必要、など・・・
もし、そーいう宗教があるとしたら、そんなのおかしいのは、誰だってわかると思います。
さ、親愛なる小池真理子先生でございます^_^;
『死者はまどろむ』
『ナルキッソスの鏡』
そして、画像にはないけれど、これが一番のおススメ『墓地を見下ろす家』
いわゆる、小池真理子・モダンホラーの代表作です。
『墓地を見下ろす家』が、本棚を探しても探してもどうしても見つからずに、さっさとあきらめてしまいまして
すみません。
夏になると読みたくなる、背筋ゾクゾクの三本立てでございます。
わたし、ホラーは大の苦手なのですが、この三作品は、スプラッタ抜きの、精神ホラーですから、
たいそうおもしろく読めました。
とにかく『墓地を見下ろす家』のおもしろさには圧倒されます。
何度読んでも飽きないホラーなんて、滅多にないですよ(^_-)-☆
この夏、極上の、エンターテイメントホラーとして、きっと、みなさまを、エアコン要らずの涼しい世界へと連れていってくれることでしょう(*^_^*)
それでは。
明日のブログをお楽しみにネ! 姿見が来る! 一年も待って、ようやく!(・・・・・・)