気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

ヤマガラ、シジュウカラ 桐の若木に

2022年08月01日 | ヤマガラ

石垣の間から青々とした幹をのばしている桐の木に目が留まりました。
緑の葉陰を小さな鳥がちょこちょこ動き回っています。
望遠レンズをズームしてみると、ヤマガラの幼鳥でした。




大きな桐の葉陰は涼しいのでしょうか。
何か食べ物になる虫を見つけたのでしょうか。
鳥影はひとつだけでなく、2つ・・・3つ・・・
大きな葉の影になって、姿を捕らえられません。



そのうち一羽は、シジュウカラの幼鳥でした。


一人立ちしたカラ類の幼鳥たち
猛暑の中で知恵を出し合い、身を寄せ合って暮らしているようです。




この石垣には、伐採前も桐の木が生えていました。
初夏には紫色の花を咲かせ 冬に実がなり楽しませてくれた桐の木でした。

キジバトと一緒に初冬に撮影した一枚です。


キリ(桐)という植物はたくましく、
緑の下や堀際、縁石のすき間、駅のホームの下など乾燥する場所でも水際でも発芽し枝葉を伸ばすそうです。
成鳥が速く短命ですが、果実は冬に裂けて、驚くほど多数の種子が飛散するそうです。
  参考:「都市の樹木433」 文一総合出版

図鑑の解説を実証するかのように、あちこちの石垣のすき間から、若い桐の木が伸びていました。






以前は石垣の頂上にも年月を重ねた樹木が何本も生い茂っていました。
間伐ではなく、そのほとんどを切り倒してしまったため、
石垣の陽当りが格段に良くなり、隙間から雑草が伸び放題になっています。
木陰になっていたため、以前はここまで雑草が繁茂することはなかったのですが・・・







「石垣を見せるため」との理由で手前に生えていた高木はすべて切り倒されてしまいました。
しかり、陽当りが良くなったことで、うっそうと雑草や低木が生い茂り石垣を覆い隠すほどです。







今回の写真は、7月中旬に撮影しました。
駐車場の関係で、城址の後方の石垣を見ることになりました。
JR明石駅のホームから望める正面側の様子も確認したかったのですが、猛暑に阻まれ断念。
以前は、夏でも木陰を辿って行けたのですが、伐採の進んだいまは、炎天下を歩かねばなりません。

明石公園の樹木伐採は、本当にお城の石垣を守ることに繋がっているのでしょうか。


どこから来たのか、オニユリが一株 石垣のそばに咲いていました。
珠芽(ムカゴ)を鳥が運んできたのでしょうか


◆過剰な樹木伐採が石垣崩壊を招く危険を指摘 「つなぐ会」が専門家を招いて現地調査
https://akashikoen-mirai.org/%E7%84%A1%E5%B7%AE%E5%88%A5%E4%BC%90%E6%8E%A1%E3%81%8C%E7%9F%B3%E5%9E%A3%E5%B4%A9%E5%A3%8A%E3%82%92%E6%8B%9B%E3%81%8F%E5%8D%B1%E9%99%BA%E3%82%92%E6%8C%87%E6%91%98-%E3%80%8C%E3%81%A4/



コメント (4)
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