気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

コクチョウ どこから来たの?

2021年11月13日 | 動物園や花鳥園

動物園や観光地の池で見られるコクチョウ 
飼育個体が逃げたり放たれたりして野生化したものも少数見られます。

もともとは野鳥のはずですが いったいどのあたりに生息しているのでしょう?
ふと気になったので さっそく調べてみました。

コクチョウはオーストラリアの固有種
渡りをせず 季節で大陸内を移動する漂鳥だそうです。





黒色の羽毛におおわれていますが、風切羽の一部のみ白色



ごきげんで水浴びを楽しんでいました。
大型の鳥だけにすごい量の水しぶきが飛び散っていましたよ。





Wikipediaにこんな逸話が載っていました。
英語にはかつて「無駄な努力」を表す「黒い白鳥(ブラックスワン)を探すようなものだ」ということわざがあったそうです。
当時のイギリスでは「黒い白鳥などいない」と信じられていましたが、
1697年にオーストラリアでコクチョウ(黒い白鳥)が発見され、人々を驚かせ、大評判になったそうです。
以来、コクチョウは「常識を疑うこと」「自分を絶対視しないこと」の象徴として使われるようになったとのことです。



コクチョウ Black swan 全長110~140cm、翼開長200cm 体重約5kg
カモ目カモ科ハクチョウ属



コブハクチョウも
日本国内で飼育個体が逃げたり放たれたりして野生化した個体が各地で見られます。









コブハクチョウ Mute Swan
カモ目カモ科ハクチョウ属
※mute=無言、声を出さない、という意味で、他のハクチョウと比べてほとんど鳴かないそうです。


コクチョウもコブハクチョウも外来種に指定されています。

侵入生物データベース
◆コクチョウ
https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/20480.html

◆コブハクチョウ
https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/20010.html


今回の写真は数年前に「神戸どうぶつ王国」で撮影したものです。
現在、コクチョウもコブハクチョウも同園では展示されていないようです。
最後まで見ていただきありがとうございました。

コメント (8)
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