ライズのつぶやき

☆ライズの色々な出来事を紹介します☆

京を満喫

2014年08月24日 | Weblog
国の登録有形文化財指定の料理旅館‘幾松’さんへ出かけました

奥に石畳に打ち水をして、お客様を迎える準備をされているのが見えました。
打ち水された石畳は、体感で涼しく感じます。‘夏の涼’ですね

のれんの向こうのお庭は、視覚からも涼を感じることができます。


お店の女将さんに迎えていただき通されたお部屋から

落ち着いた畳のお部屋から鴨川が一望

食事の前に歴史の話を紹介してもらいました。
‘幾松’と言えば、幕末動乱期に花を咲かせた桂小五郎(後の木戸孝允)と
幾松(後の松子夫人)二人のロマンスが有名ですが、こちらは長州藩控屋敷だったのち
木戸別邸となり、松子が使っていた部屋が当時のままに残されています。
そのお部屋がこちら


長州藩控屋敷だった頃の屋敷から鴨川に通じる抜け道や
大石を仕掛けた吊り天井の話など説明をしてもらいました。
お部屋の天井も当時のままです。こちら


新選組が屋敷に踏み込んだ時に幾松が小五郎を隠した長持

幾松は、小五郎を隠し、長持の前で三味線を弾き、近藤が部屋に入り
長持に手をかけた時、幾松が三味線のバチで近藤の手を払い
屋敷に踏み込み、恥をかかせた上、長持に誰もいなかったら責任を取って
切腹をする覚悟があるか、と近藤に言ったそうです。
この度胸に近藤はすまなかったと、立ち去ったと言うエピソードでした。
屋敷の中も錦鯉が泳ぎ、夏の涼を感じました。


さて、ここからはお楽しみの食事
とろっとろの生湯葉

食前酒には‘みかん酒’をいただきました。

数えきれない種類のおかずが2段の重箱で登場!

鯛、カンパチ、まぐろの湯葉巻、イカ、鮭のあられ揚げ、生麩などなど


出汁巻、鮭幽庵焼、生麩上げ田楽、フキの佃煮、ローストビーフ、サラダ、煮炊物など

鯛のカマ揚げ

身はふっくら、おろしポン酢か抹茶塩で、あの固い鯛のエラもパリッと
揚がっていてカルシウム摂取してきました

あっさりした炊き込みごはんに赤だし、京漬物

選び抜かれた最上級の京野菜・近海産の魚介類を用いた伝統的京会席料理と
言うことで、どれも大変おいしくいただきました。
最後は、水物で‘スイカとキウイ’でさっぱり

何より鴨川を眺めながらゆったりと京都の雰囲気を満喫できたことが
良かったです。こちらは是非おすすめします。    ( 小池  )