2076号根の雪

光太郎の冬。
『きっぱりと冬が来た
公孫樹の木も箒になった』
公孫樹は近年実らぬように並木にするのか、この木が実はまだ若いのか。ギンナンは数年も目にしない。
卒業式の頃はさすがに
『しみとおれ、つきぬけ』るような冬の冷気から遠ざかる。
何割かでも路面地面らしきものが出るのはやはり春。夜になっても地下を勢いよく流れる水音が響きます。
たまさか吹く風花も、軒からおちる水の隣。吹雪のなかバス待ちは寒いが、立って乗るバスは汗ばみます。
本日は持ち重りのする書類や発送ものに苦労しました。立ち仕事は時間経過で手つきが荒くなるのか、仕分ける袋の持ち手を何枚か切ってしまった。都度入れ替えて結んだけど大丈夫かしら。
そのあと記入した厚い複写伝票も何枚かやり直した。欄と金額の勘違いや、字体の粗さ。上司の主任殿は俺の余裕が無い様子を好みます。
本当に数百枚かと思われたレポートの山は何とか仕分け。実は一部変則的に回覧してるチームがあり、結果的に二回仕分ける。社長が見たものをいったん俺が預かりごく一部を資料としてコピーし他部署に渡す。それから作成者別に揃えて課長達に回覧。それはまた俺のところに戻って来て、またぐちゃぐちゃになったものを同じように揃えて作成者本人に渡します。
今回課長達が大量にためたものが来て、まさにモホロビチッチ不連続面。日付もめちゃくちゃになり、同じ作成者のものが幾つにも分散していた。作成者別にはしたものの、日付まで完璧にきれいにはできませんでした。でも明日俺休みだからほとんど配布。受け取ったほうはまた時間のかかるデータ化作業を自分達でするから彼等とてたまるのは迷惑な筈。
様々な研修も繰り返し行われ、ようよう春窺う弊社です。