金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

59:池波正太郎 『鬼平犯科帳〈13〉』

2008-07-04 09:49:19 | 08 本の感想
池波正太郎『鬼平犯科帳〈13〉』(文春文庫)
★★★☆☆

ややマンネリ気味か……?という感じで
好きな話はとくになかったけれど、
「夜針の音松」はおもしろかったな。
人の性癖はいろいろよね~。
同心・松永が性的な嗜好のことで
平蔵からド叱られるのでありました。
それにしてもこの回の辰蔵ったら、
やけにしっかり者のお兄さんになってて驚きましたわ。

「一本眉」はドラマ版のほうで見た記憶が
うっすらあるのだけど、話は全然覚えてませんでした。
平蔵がほとんど活躍してない回でした。
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58:黒柳徹子 『窓ぎわのトットちゃん』

2008-07-03 16:20:29 | 08 本の感想
黒柳徹子『窓ぎわのトットちゃん』(講談社)
★★★★★

言わずと知れたロングセラー。
入試問題や問題集に使われているのを
断片的に読んだだけだったので、
きちんと読んでみようと思って借りてきました。

ちょっと泣けた
号泣する本はたいてい悲しい話だけど、
そういう感動ではなくて「愛しい」という感じ。
失われた時間の物語だというのも多分に影響していると
思うのだけど。
平易な言葉で、的確に、大切なことを伝えていて、
子どもにぜひ読ませたいと思えるお話。

いわさきちひろの絵がまたいい。
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57:池波正太郎 『鬼平犯科帳〈12〉』

2008-07-02 09:55:04 | 08 本の感想
池波正太郎『鬼平犯科帳〈12〉』(文春文庫)
★★★★☆

むかし、「いろおとこ」のドラマ版を見たときに、
同心・寺田金三郎のロマンスに心をときめかせた記憶が
あるのです。
が、原作はそうでもなかったな……
ドラマ版はアレンジしてあったからそう思っただけで、
原作の寺田はただの女にだらしない男って感じ

「白蝮」では同心・沢田と津山薫のやりとりに
ときめいた
沢田が決して美男ではないってところが、
またよい
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56:坂本勝 監修 『図説 地図とあらすじで読む古事記と日本書紀』

2008-07-01 14:03:10 | 08 本の感想
坂本勝 監修『図説 地図とあらすじで読む古事記と日本書紀』(青春出版社)
★★★★☆

古事記と日本書紀の内容と書かれた目的の違いを
ふまえながら、それぞれの内容をダイジェスト風に
まとめた一冊。
古事記は小学生のころからちょこちょこ読んでいたけれど、
神武天皇以降の内容はかなりあやふやだったので
手軽に大まかなストーリーがわかって良かった。
日本書紀は一部必要な箇所を抜粋して読んだだけで、
古事記との扱う年代の違いも
実は正確にわかっていなかったので、
新しい発見がいろいろありました。
コメント (2)
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