金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

14:村上龍 『ダメな女』

2008-02-24 22:15:46 | 08 本の感想
村上龍『ダメな女』(光文社)
★★★☆☆

女性ファッション誌「I'm」「CLASSY」に
連載されていたエッセイ。
「ダメな女」の定義は最後までされず、
女性に対して気を遣っているのか、
なんだかお茶を濁している感じ。
(そのわりにブスブス言ってるが
題名ほどのインパクトはなく拍子抜け……なのだけど、
いかにも「社会派・村上龍」って感じで
時事評論もまじえつつうまくオチをつけてまとめてます。
「今、決断を迫られる機会が多いのは女のほうだと思う。」
というのは印象的だった。

日本を憂えている村上龍と、彼の昔の作品を対比させると
いつも、「人間って年を取ると変わるんだな……」と思う。
もちろん著者=作品ではないとわかっているけれど。


FC2 Blog Ranking ←いつもありがとうございます♪
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 13:森真沙子『廃帝』 | トップ | 映画:『ハリー・ポッターと... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿