一穂ミチ『光のとこにいてね』
★★★★☆
【Amazonの内容紹介】
『スモールワールズ』を超える、感動の最高傑作
たった1人の、運命に出会った
古びた団地の片隅で、彼女と出会った。彼女と私は、なにもかもが違った。
たった1人の、運命に出会った
古びた団地の片隅で、彼女と出会った。彼女と私は、なにもかもが違った。
着るものも食べるものも住む世界も。
でもなぜか、彼女が笑うと、私も笑顔になれた。
彼女が泣くと、私も悲しくなった。
彼女に惹かれたその日から、残酷な現実も平気だと思えた。
彼女に惹かれたその日から、残酷な現実も平気だと思えた。
ずっと一緒にはいられないと分かっていながら、一瞬の幸せが、永遠となることを祈った。
どうして彼女しかダメなんだろう。
どうして彼女しかダメなんだろう。
どうして彼女とじゃないと、私は幸せじゃないんだろう……。
運命に導かれ、運命に引き裂かれる
ひとつの愛に惑う二人の、四半世紀の物語
運命に導かれ、運命に引き裂かれる
ひとつの愛に惑う二人の、四半世紀の物語
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めずらしく新しい本を。
この作家さんも、BL出身なのか~。
最近、BL出身で活躍されている作家さんが多いなという印象。
幼いことに出会った二人の女の子の、
友情や恋愛を超えた強い結びつきの物語。
二人とも母親のために苦しめられていて、
その呪縛の克服も一冊を通したテーマになっている。
子ども時代の母親の存在って大きいものね……。
母親の支配下から逃れることができない子ども時代に出会い、
強烈に惹かれあって、離別と再会を繰り返す二人。
正直、「そこまで気を回さなくても……」と思うところが多く、
もどかしいのだけども、
過剰なほどの忖度も、思いやりからくるものなんだろう。
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