拓未司『恋の病は食前に』(朝日新聞出版)
★★★★☆
【Amazonの内容紹介】
グルメ評論家として有名な草刈春男だが、傲慢で扱いにくくその上、
「一目ぼれしやすい」厄介な男。
取材で訪れた店員の女性、同窓会で久しぶりに会った同級生、
ゲスト出演したテレビのアシスタント……。
その恋愛のカギとなるのが、横手焼きそば、姫路おでん、
厚木シロコロホルモン、肉巻きおにぎりといったB級グルメだった!
笑えてほんのちょっとしんみりの人情ラブコメ。
**************************************
初めての作家さん。
傲慢で妄想と現実を混同して突っ走る、デブの料理評論家・草刈春男と
B級グルメをからめた連作短編集。
最初の2編は、それほど面白いと感じなかったのだけども、
話数を重ねるにつれて、だんだん春男に愛嬌が感じられるようになってきたし、
作家さんも作品世界に慣れてきたのか、後半、特に、第4・5話は楽しい。
気持ち悪いしはた迷惑だし、できれば近くに存在してほしくない春男だが、
好きになった女性のために突っ走る姿は愛しい。
第4話、息子に貧乏を感じさせないように頑張るお母さんと、
それを息子に気づかせる春男がよかったな。
★★★★☆
【Amazonの内容紹介】
グルメ評論家として有名な草刈春男だが、傲慢で扱いにくくその上、
「一目ぼれしやすい」厄介な男。
取材で訪れた店員の女性、同窓会で久しぶりに会った同級生、
ゲスト出演したテレビのアシスタント……。
その恋愛のカギとなるのが、横手焼きそば、姫路おでん、
厚木シロコロホルモン、肉巻きおにぎりといったB級グルメだった!
笑えてほんのちょっとしんみりの人情ラブコメ。
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初めての作家さん。
傲慢で妄想と現実を混同して突っ走る、デブの料理評論家・草刈春男と
B級グルメをからめた連作短編集。
最初の2編は、それほど面白いと感じなかったのだけども、
話数を重ねるにつれて、だんだん春男に愛嬌が感じられるようになってきたし、
作家さんも作品世界に慣れてきたのか、後半、特に、第4・5話は楽しい。
気持ち悪いしはた迷惑だし、できれば近くに存在してほしくない春男だが、
好きになった女性のために突っ走る姿は愛しい。
第4話、息子に貧乏を感じさせないように頑張るお母さんと、
それを息子に気づかせる春男がよかったな。
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