うおー、ホモソーシャルの毒!!!
姉視点での宝来事件の経緯説明からスタート。
「成績がよくて母に溺愛されている弟」に対するわだかまりがあった上での
あれなのね……。
弟に対するコンプレックスがあったし、心情的に助けは求められないし、
宝来には憧れていたし、100%イヤではないけどやっぱりイヤ。
そして弟のほうも、化粧して着替えていた姉の姿を見て、
「100%イヤではない」のがわかっているし、
たぶん、性に関する恐れや気後れもあって、止めにはいけない。
宝来、翔に対する対抗意識ゆえに弱そうなQを狙い、
翔への挑発として姉に手を出したんだと思ったわ。
「花男」読んでムラムラした、ってだけ!?!?
それで実行しちゃうあたり、Qや姉のことを
本当にバカにしてるってことなんだろうけど……
ドヨンに打ち明けたことで、報復の場を整えられてしまい、
後戻りできない道へ。
「仲間が傷つけられたから」という大義名分と、
ドヨンの寄り添うような言動で
Qは「自分のためにしてくれた」と思い込もうとしているのだろうけど、
明らかに「そこまでしたいと思っていない」というレベルまで
暴力を振るわされている。
仲間でいたい、見限られたくない、仲間の思いに応えたい、と
ホモソの毒に完全に冒された主人公。
予告で「翔に否定されるのが怖い」と言っているし、
これからますますひどいことになりそうで、苦しい。
これを「やんちゃなキラキラ青春もの」とか「友情物語」として
描いていたら、嫌悪感が先に立つ。
でも、第一話で思い出したくない過去であると示し、
Qについては「洗脳されている」とセイラに二度も言わせ、
翔のことも「親の金で好き勝手してるだけ」と母親に言わせている。
制作サイドがかなり自覚的に主人公たちの愚かさを描いているのだと
わかるから、先が楽しみ。
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