金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

ドラマ「95」♯3

2024-04-30 18:18:33 | 2024年に見たドラマ
先にネタバレを見てしまったので、心の準備はできていたのだけども……
ラストで突然の鬱展開。
 
そうだよな、ヤクザとかチームとか不良とか、
エンタメの中に出てくるときはかなり脱色というか、
恐ろしいところ、醜いところはカットされているけど、
その世界に足を踏み入れたら、
身近にいる女の子がこういう目に遭う危険性がぐんと上がる。
 
経緯はまだよくわからないけれども、
一対一になったら、男同士の世界で「格上」だと思っている
宝来に屈するしかなかったのかも。
いきなり距離を詰めて家までやってきた宝来は、
露骨にバカにするようなコメントを連発していたし、
雑誌に載ったのも翔の力であってお前の力ではない、と
ナチュラルに告げてたし。
 
身なりを整えられて、人気雑誌にスカウトされて、
眩しいような男の子たちの仲間入りをして。
でも、セイラに
「洗脳じゃないの、無理しない方がいいよ」
と釘は刺されていたし、
不幸な結末になることは第1話からずっとほのめかされていた。
人間はそこまで急には変われなくて、
変われなかったこと、あるいは無理に変わろうとしたことによる悪影響が
ここから出始めるのかも。
キラキラした青春ムードで「格上」の同性に認められる喜びを
描いていた第2話は、今後のための仕込みだったのね。
次回、宝来に報復をしたら、どんどん報復合戦になって
苦しい目に遭うんじゃないだろうか。
 
【その他いろいろ】
 
・翔は設定盛りすぎだし、漫画のお金持ち描写みたいになってるんだけど、
 実際、現実離れしたお金持ちっているよね……。
 
・翔が一時期オウムにかぶれてたのを母親が暴露してからかう場面、
 「翔もまた未完成で危うい存在である」ということを
 描いているだけなのかな?
 セイラが「洗脳」という言葉を使っているのが気になる。
 
・こういう文化と無縁だったから感覚がわからないんだけども、
 人気雑誌に載ったからって、あんなに周囲の反応が変わるものなんだろうか。
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大河ドラマ「光る君へ」♯17 | トップ | ドラマ「95」♯4 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿