柴崎友香『フルタイムライフ』(マガジンハウス)
★★★☆☆
大学を出て包装機器会社の事務職についた22歳の春子の
視点で、働く日常を描いた物語。
社内の出来事の描写が続き、話がどこへ向かっていくのかが
見えず、途中で放棄しかけてしまった。
いわゆる「会社勤め」をしたことがないので
興味深かったのだけど、結局中盤流し読みに。
でも、デザインの仕事をしたいと思いつつも
自分にその力が欠けているとあきらめつつ、
現在の仕事にのめりこむわけでもなく、
「必要なのは、なにかするべきことがあるときに、
それをすることができる自分になることだと思う」
と現在を肯定する主人公に好感が持てた。
「夢」を追うことがカッコイイことだと言われがちだけど、
「したいこと」と「できること」とはちがう。
「夢」を免罪符にして働かず、周囲に迷惑をかける人を、
わたしは個人的に尊敬も肯定もできない。
(そういう人って、「まわりが理解してくれない!」って
逆ギレしてる。なぜか)
本当に「できる」人は、働きながらだってできるし、
たとえ誰かに負担をかけていたって、それに感謝こそすれ
「助けてくれない」と恨み言を言ったりなんかしない気がする。
……なんだか本の感想じゃなくなってきたな……。
そんな「夢追い人」の日記を読んで
猛烈に腹を立てているところだったのです。
だってもう大人なんだからさ~~。
★★★☆☆
大学を出て包装機器会社の事務職についた22歳の春子の
視点で、働く日常を描いた物語。
社内の出来事の描写が続き、話がどこへ向かっていくのかが
見えず、途中で放棄しかけてしまった。
いわゆる「会社勤め」をしたことがないので
興味深かったのだけど、結局中盤流し読みに。
でも、デザインの仕事をしたいと思いつつも
自分にその力が欠けているとあきらめつつ、
現在の仕事にのめりこむわけでもなく、
「必要なのは、なにかするべきことがあるときに、
それをすることができる自分になることだと思う」
と現在を肯定する主人公に好感が持てた。
「夢」を追うことがカッコイイことだと言われがちだけど、
「したいこと」と「できること」とはちがう。
「夢」を免罪符にして働かず、周囲に迷惑をかける人を、
わたしは個人的に尊敬も肯定もできない。
(そういう人って、「まわりが理解してくれない!」って
逆ギレしてる。なぜか)
本当に「できる」人は、働きながらだってできるし、
たとえ誰かに負担をかけていたって、それに感謝こそすれ
「助けてくれない」と恨み言を言ったりなんかしない気がする。
……なんだか本の感想じゃなくなってきたな……。
そんな「夢追い人」の日記を読んで
猛烈に腹を立てているところだったのです。
だってもう大人なんだからさ~~。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます