金木犀、薔薇、白木蓮

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大河ドラマ「光る君へ」♯18

2024-05-06 19:42:27 | 大河ドラマ「光る君へ」

第1話からとんでもない悪役(でもちょっと可哀想)ぶりを発揮していた道兼が

こんなに株を上げて退場するとは……!

「ざまあ」なニュアンスで描かれると思ってた「七日関白」が、

ちゃんと悲しい退場として描かれていた。

疫病に倒れ、道長にうつさないように彼を遠ざけようとする道兼、

「どん底まで落ちた自分を道長がすくいあげてくれたから」と語るけど、

こんなにホワイト化していいんか?? と不安になったほど。

 

今回も中関白家サゲが激しい。

過去を改変し、立派な為政者になるアピールをする伊周、

ホントいいとこなし!

自分をフォローしてくれる妹を罵り、

道隆と同じく妖怪「子を産め」おじさんになっちゃった

(「人望を高めろよ!」と言い返されてたの、ちょっと可笑しかった)。

たった一人の後ろ盾になるはずの兄がこれだから、

定子さまが本当に可哀想。

そして定子さまを愛しつつも、

彼女を救う選択はできない一条天皇もまた孤独で、

「お互いしかいない」状態になってしまっているの、胸が苦しい。

母后の強烈な直訴をはねつけることができなかったというのもあるだろうけど、

リサーチと客観的視点によって「伊周ではダメ」というのが彼自身にも

わかっているんだよね……。

 

関白になった道長と再び会ったかと思ったら、

(昔の己に会いに来たのね)

(今はまだ語ることはない)

と言葉も交わさず立ち去るまひろ。

宿命のライバルか??

もう少女漫画には戻れない……!

 

【その他いろいろ】

・まひろを女として見ている宣孝の発言がキモいぜ。

 史実だから仕方ないのだが、令和の倫理観が邪魔をする!!

 

・「大納言以上の公卿、道長と伊周以外みんな死んだ」

 といきなり大量死を継げるナレーション。

 雑に処理すんなよ、史実!!!

 こういう雑展開、フィクションは避けるのに、

 現実はおかまいなしにやる!

 

・ききょうから道長の評判を聞いたまひろのモノローグ

(あの人、人気ないんだ……)

 笑っちゃった。

 

・ドヤ顔で流行の漢籍について語り、姉に問われれば

 「読んだことないから知らねー」と言い放つ惟規、

 さわの中で勝手に過去の男にされてる惟規。

 相変わらず「おもしれー男」だぜ。

 そのままの君でいて!!

 

・俊賢「道長に俺を褒めてアピールしといて!」

 明子「褒めるとこないけど」

 ここも面白兄妹になった。

 

コメント
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