第7話「 敵か、あるいは」
いや~今回もめちゃ面白かったな~。
今回の メインは 義時くんのおつかい。
上総介広常を味方にできるかどうか。
いや多分、メインの使者は和田義盛なんだけど、
案の定、交渉ごとは全然ダメだった。
義盛「 難しく考えすぎ。 ハートで勝負!」
広常「世の中、思いの強さだけではどうにもならねえ」
ですよね~。
広常の館で遭遇した梶原景時のたとえ話に対する反応も
アホ可愛かった。
(しかし事情を知っていても、梶原の事情が詳細に描かれていないので、
この時点ではよく分からん比喩ではある)
「頼朝は天に守られている」ということを
交渉の材料に使ったがために、
頼朝が襲われるという情報を聞かされつつも、
広常のもとで拘束されてしまう義時。
緊張感良いね~。
しかし一方の頼朝ときたら……
漁師の娘の亀に目をつけ、手を出すために
時政を再び武田のもとへ向かわせ、義村の警護も解かせ。
亀と同衾している間に襲撃を受ける。
「ほら、女にうつつを抜かしてアホなことしてるから~」
という展開かと思ったら、亀の夫が乗り込んできたのだった。
夫から逃れたところへ大庭の意を受けた長狭が襲撃。
長狭VS 亀の夫 というわけのわからんバトルに。
なにこの コント。
手を出したのが人妻だったから助かりましたって、
そんな天の助けある???
亀の「ついでにうちの人も討ち取って」に笑ってしまった。
広常の大物感、それに飲まれなかった頼朝のハッタリ。
これで主従関係が続いていれば、
ドラマチックで素敵なエピソードだったのにね。
広常の辿る運命を 知っていると、
こうやって帰参を描いたこと自体を
ひどい……と思ってしまう。
【その他いろいろ】
・千葉常胤「土産がわりに、目代の首取ってきました!」
お迎えが来ると言っていた爺さんの 振る舞いじゃない。
・千鶴丸を殺したのかと父を問い詰め、
もう父とは呼ばないと怒りをあらわにする八重。
これまで厳然たる父だった祐親が、
そう言われて弱くなっちゃうの、かわいそう。
八重って、祐親にとっては、年をとってから出来た
可愛い娘だったんだろうな~。
・全成登場。なにこのキャラ……