第6話「悪い知らせ」
後白河法皇の幻覚がすでにレギュラーメンバーと化しているのに
笑ってしまう。
「青天を衝け」の「こんばんは、徳川家康です」にも度肝を抜かれたが、
出てこないと淋しいくらいになってしまったし、
ゴッシーもそうなっちゃう??
正直なところ、宗時の死については、
ドラマが始まる前からここで死ぬとわかっていて、
「アホなまま死ななくてよかった」という安堵や、
「こうやってこのエピソードを使ってきたんだ~」 という感心ばかりが
あり、前回は全然悲しくなかったんだけども、
時政パパと小四郎の涙にうるっと来てしまった。
変わり身が早く、前回から引き続き頼朝を損切りすることばかり
考えてる時政だが、やっぱり身内は大事なんだなあ。
頼朝、宗時の死の原因を作ったことを謝らずに
北条親子の中にヘイトをためていくのかと思ったけど、
ちゃんと謝ったね。よかった。
りくと政子が
「父のどころがよかったんです?」
「佐殿のどこがよかったの?」
って恋バナしてるの可愛い。
牧の方と政子が仲良しの作品、初めて見たかも。
現れた八重に「佐殿が夢枕に立った」と言われ、
政子の悔しさを察して
マウント返しできるように手伝ってあげるの、優しい。
「こっちも夢枕に立ちました! 私のほうに先に来たんです!」
とマウンティングしたあげく、水をぶちまける政子。
どんどんやってほしい。
八重、悲劇的な境遇にあるにもかかわらず、
人の話は聞かないし、偉そうだし、しつこいしで
好きになれなかったけれど、息子に会いに来て
とうの昔に死んでいたと知らされるの、
やっぱりかわいそうだった。
伊東祐親も血も涙もないじいさんじゃなく、
家のために苦渋の決断をしたのだとわかる描き方だから
よけいに憐れ。
梶原景時が頼朝を見逃すのも、三浦vs畠山も、
和田義盛が「侍大将にして!」と言い出すのも、
エピソードぜーんぶ拾ってくれてうれしい!
和田義盛が和田義盛すぎる。
畠山重忠、穏便に済まそうと思ったのに、
義盛のせいで(実際は彼の弟だったみたいだけど)
合戦になったあげく、
「裏切った!」と逆恨みされてかわいそう。
確か、このとき父親が大番役で京都にいたので、
うかつに源氏につけないうえ、
16~17歳で一族率いて出なきゃいけなくなってハードミッション。
大庭のおじさんはヤクザみたいな恫喝するし。
【その他いろいろ】
・比企館の嫁姑バトル。
能員は尼の甥で、実の息子じゃなかったはずだから、
よけいに気を遣うよね。
・頼朝「やだやだやだ、もう歩けないよ~!」
こういう幼児、いるわ……。
・義村、時政のこと「叔父御」って呼んでる!
・武田信義、上総広常初登場。