東日本大震災の発生から3か月を迎えました。
死者15,405人 行方不明者8,095人
未だ9万人以上の被災者が避難生活を続けているそうです。
ガレキの撤去も22%にとどまるなど復興への動きも鈍い。
と新聞に書いてありました。
被害に遭われた人たちにしてみれば言葉に表せないほどの苦しみやご苦労があったことでしょう。
我が家の知人は気仙沼の大島で民宿をやっていました。
毎年 7月になると夫は会社の仲間たちと民宿を貸切って行っていました。
30年間近く欠かさず出かけていました。
そして8月は私たちと娘家族や、婿さんの家族、時には友人だったりで・・・
行きは、観光をしながら泊まりに行ってました。
遠いいのに美味しい海の幸食べたさに出かけていました。
食べきれないほどの舟盛りのお刺身やうに カニ・・・美味しいものばかり
今年もそろそろ予約をと思っていた矢先にあの震災が・・・
すぐに電話をしましたが通じなくとても心配しました。 不安が募ります。
何日も電話を掛け続けやっと繋がり夫が話すことが出来ました。
民宿のご夫婦は元気でいると確認でき一安心でしたが、
民宿と住まいは全て津波に持って行かれたそうで本当にビックリしました。
民宿の有るところは海岸から離れた小高い丘に建っていました。(写真)
まさか まさか流されてしまったとは想像もできませんでした。
最初は小学校の体育館に避難して食べ物と着るものは間に合っていますが、
水が出ませんと言ってました。
何か必要な物は?
欲しいものは?と聞きましたが今は混乱しているので個人的には受け取れないので~~
との答えで私たちはなすすべもなく少し様子を見ることにしました。
それから半月ほどして電話を掛けましたところ宅急便や郵便局から送れるようになったとのことで、
早速、会社の仲間や娘たちに声をかけ募金を集めました。
みんな快く賛成してくださりたくさんのお見舞金が集まり郵便書き留めで送ることができました。
何が必要かも分からないのでインターネットで被災地で必要なものと検索しましたところ色々と分かり
第一便として、春物の衣類・靴下・タオル・マスク・風邪薬・葛根湯・サランラップ・アルミホイル・・・
まだ水が出ないのでレトルト食品・カップ麺・野菜ジュース・ソーセージ・菓子・せんべい・・・
腕時計・カメラ・帽子・日焼け止め・水のいらないシャンプー・爪切り・ハサミ・ナイフ・・・を送りました。
その後何度か電話では話していますが、最近は小学校の避難所から国民休暇村に移れたとか
もう1ヶ月もすると仮設住宅に入れそうです。
旦那さんも漁業組合の方からの要請で海岸の整備の仕事に就いています
と少し明るいニュースが聞けるようになりました。
第2便をもう少ししたら送りたいと思い電話をかけました。何か今必要なものはないですか?
と聞いたところ食べるものは3食出していただけるのですが、遠慮がちにこれからの着るものが
ないので~~とのことでした。娘が丁度来たので早速買いにいきました。
他の人のを選ぶのって難しいですね??それでもご夫婦の合わせて10着程選んできました。
これからもう少し考えて何か一緒に送りたいと思います。
仮設住宅へ移る時には家庭用品など必要なものが沢山出てくるでしょう。
夫の会社の人たちも何か送りたいので住所を教えて?とか
前に一緒に行ったわたしの友人からはお見舞いをと申し出てくれたり、
他の友人も送るときには一緒にと言ってくれて。。。暖かい心使いに嬉しくなりました。
これからも細く長く私たちのできる範囲で支えられたらと思っています。
そして叶えられるものならいつの日にか民宿の再開を望んでいます。
そしてあの美味しいお料理を食べることができたら幸せです。
流される前の民宿
この船も大漁旗も流されて・・・
お料理をもう一度・・・