≪ 2020・3・22 掲載 ≫
2020年、春場所、千秋楽。
戦争中の特例は除き、初の無観客興業、取り組みが、すべて終えた。
ダヴァジャルガルの優勝については、もはや、どうでもいい。
モンゴル連合、互助会の、無気力相撲の、最たるもの。
無観客ゆえ、この半年間
「手を」「手を付いて!」を、言わなくなった、歌を忘れたカナリア、晃之助が、引き続き、言わないままか。
それとも、一転、半年ぶりに、大阪府立体育会館に、響けよ!とばかりの「立ち合いの正しさを、うながす声」を、叫ぶか・・・・・・。
期待は、初日から、裏切られた、
集音マイクを通して、驚くほど、さまざまな、音、声などが、聴こえてきた今場所。
とりわけ、ラジオには、すべて、拾われていた。
吐く息だけに収まらず、多くの塩を手にして、力士が土俵に、撒き散らし、ボトボトと、落下した音まで、聞こえてきたのには、あ然とした。
だからこそ、木村晃之助の声なら、大音響になるはず・・・・・と、期待してたら
な~んにも、言わず。
やっと、後半戦に入って、聴こえるか、聴こえないくらいの、小さな声で、「手をついて」と言ったくらい。
あとは、「残った、残った」ならぬ、「なかった、なかった」と聞こえる声だけ、かん高く叫ぶだけ。
あ~あ・・・・やはり、フヌケに、成り下がったままか・・・・・・。
むしろ、名ばかり・三役格の、彼の上の行司や、下の行司が、力士に無視されようとも、「手を付いて」と、多く叫んでいたのが、耳に付いた。
そして、晃之助の、かつては、キビキビとして見えていた、必要以上の、土俵枠、小走り巡り。
これが・・・・勝負の見極めの、一番大事な、瞬間を、見落とすという、愚を、犯していた。
今場所、13日目。この、阿武咲(おうのしょう) 対 照強(てるつよし)の、一番。
自分が、無駄に、グルグル回る方向に、両力士が来た、ために、
よけようと、このように、後ろ姿になり、完全に背を見せて逃げた。
力士に、ぶつからないように、逃げまくる。その為、このように、決まり手、勝負決定の瞬間は、晃之助。まったく、見定めていない。
行司としては、もう、役立たず。 コレが、もし、際どい勝負であったら、どう、裁けたというのであろうか・・・・・・。
テキトーに? 長年の勘で?デタラメに?
先場所から、本当に、無駄な、土俵巡りごっこが、晃之助に、目に付いた。
そして、今日、千秋楽は、行司差し違えの、断を下された。
同体かなあ、という、肉眼では、際どい、見極めを要する勝負であった・・・・・とはいえ・・・。
一応、セオリーどうり、「進退伺い」を、出して、問題無しと、なるであろうが・・・・
なんだかなあ・・・
もう、かつて「手を付いて」を、かん高く、叫んだだけの、記憶にも消えゆく行司・・・で終わりそう。
もう、不要、
大相撲ファンに向けて、「進退伺い」、出してくれないかなあ・・・・・