≪ 2019・9・11 掲載記事 ≫
≪ 2019・10・11 再掲載 ≫
≪ 2019・11・17 再再掲載 ≫
≪ 2020・3・11 掲載 ≫
≪ 2021・3・30 掲載 ≫
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大相撲、2019年9月・東京・秋場所、初日。
大相撲の熱心なファンには、貴景勝など、三役ら、幕内力士の取り組みばかりが、注目されている。
上記、写真の右隅に移り込む、三役格行司、木村晃之助(こうのすけ)、こと、小島俊明、ちょいと老けて見えるが、まだ54歳。
すでに、この記事を、読もうと言う方は、御存じでしょうが、全行司,45人の中でも、筆頭格に挙げられる、「立ち合いの正常化」を目指している、しごく、まっとうな正義派・・・・・・・と、思われていた。
八角理事長が、口先だけで言うものの、その実態は、何も変わらぬまま、その悪しき、例は、令和にまで、持ちこされたままだ。
序の口から中継している、Abema TVや、三段目などから中継している、NHK-BSを見ていると、その立ち合いの、デタラメ、テキトー、駆け引き道具のひとつとしての、横行ぶりが、何一つ、変わっていない。
その、流れに、歯止めをかけるべく 、彼は、率先して、大きく、押し殺した声で、「手を、手を付いて!」と、短く、ピシッと、叫ぶ、
さらに、いつも、手を付こうともしない札付きの、力士に向けて、駄目押し的に「手を付いて!」と、きつく言い添える。
今場所も、初日から、張り切って!
・・・・・と想っていたら、あららっ? あれっ?
言わず、叫ばず。
実は、この日、テレビで映った、仕切りの途中からの両力士。
千代大龍(ちよたいりゅう) 対 竜電(りゅうでん)。
共に、前頭5枚目。
本来、裁くべき、小結以上の、三役ではないのだが、幕内筆頭格から「昇格」「出世」したはずなのに、見た目、進行時間、何も変わらず。
まあ、それは、上の爺さま行司たちが、まだ、居残っているうえ、ホモセクシュアル性行為を、求めたりして、自己引退を、してくれたりしないためも、一因なんだけど・・・・。
おまけに、わざと、木村晃之助の裁きぶりを、視聴者に見せたくない!という、意図があるんじゃねえのか、?と、勘ぐりたくなるほど、彼の裁く、2番は、丸々すべて、冒頭の仕切りから、テレビに映らない。
ラジオでも、実況されにくい。
木村晃之助が、裁く時刻が、いつもいつも、午後5時前後、
わざわざ、嫌がらせのように、5時のニュース挿入して放送する。
4時には、入れないのに・・・・
幕内上位格の時なら、ともかく、名目上とはいえ、三役格に出世しても、何も、変わらない。
裁く力士は、いつもいつも、幕内中位の力士。
明らかな、差別、嫌がらせかも?
容赦なく、スルリと、ニュースや、今回で言うと、台風情報などが挿入され、いきなり、裁く2番のうち、間違いなく、1番は、立ち合い寸前からを見せられることが多い。
初日などは、その典型。
裁く2番のうち、1番しか映らず。
残り1番を、深夜・未明のダイジェスト版で、観ようとしたら、台風情報が流れ続け、放送開始時刻内には放送されず。
で、その、たったの、1番、
千代大龍(ちよたいりゅう) 対 竜電(りゅうでん)。
寄り切りで、竜電の勝ち。
木村晃之助が、これまでのように、キビキビと、素早く、土俵の中を動き回り、千代大龍の足が、土俵の俵から出た瞬間を、
他のアングルから撮影していたVTRカメラでも、このような木村晃之助の姿勢と、見定めた視線は、みてとれる。
ソコに関して言えば、両力士の動きを「ボ~ッと、見てんじゃねえよ!」という、チコちゃん並みの、他の行司に向けての叱咤は、この木村晃之助には、不要。
わざわざ、記事にしようとした問題は、ソコではない。
負けた千代大龍は、この木村晃之助からみの記事でなくとも、数年前から指摘し続けているのは、その、まぎれも無い、立ち合いのデタラメさ。テキト~さ。
両手、両こぶし、どころか、片手、チョン付き、キチンと付けず、擦るだけ。かと想うと、両手ちゃんと、付いていたりする時もある・・・・・・、という、テキト~さ。
そして、この初日も・・・・・・・。
ソレを、斜め上からの目線とはいえ、見逃す、だけで収まらず、
「手を、手を付いて!」の、一言すら・・・・・・、木村晃之助、言わず。
立ち合い不成立を見逃したばかりでなく、ただただ、「はっけよい、残った、残った」と言うばかり。
残った言葉は、それだけかい?
いったい、それにしても、このザマは、どういうことなのか?
他の幕内の行司を見ていても、晃之助ほどではないが、「手を付いて」と、明らかに言っていない。
弾圧、注意が、「狂怪」から、露骨に有ったのであろうか・・・・・。
かつて、私が、ロング・インタビューをした立行司が、話してくれたのだが、その行司が、率先して、行司の「親睦会」ではなく、正式に協会に「具申」「提言」、それこそ、言われるだけでなく、行司からも、「物言い」が出来る団体としての「組合」を組織しようとして、水面下で、相談を重ねていた。
ところが、その事が、組織する前に、協会幹部に、漏れ伝わり・・・・あえなく、圧力がかかり、見事につぶされた。
そして・・・・・・彼は、立行司と言う最高位にもかかわらず、数々の大小の嫌がらせや、迫害を受け、引退を通常の慣例勤務年数より、はるかに早めて、引退させられたという。
以降、いまだ現在に至るまで、序の口から、横綱戦を裁くまで、行司45人がいるが、何の権力も、実権も、持たされていない。
ただただ、全力士、650人からみれば、番付け表を書いたりする、部屋の、雑務係にしか見えていない。
土俵上でも、きらびやかな装束を身にまとい、軍配を持たされた、部屋の使用人の1人としか見ておらず、尊敬もされず、むしろ、行司職は、力士たちに見下されている・・・・・と言った方が、当たっているであろう。
さらに・・・・・・。
この木村晃之助の「所属」している、相撲部屋は、「九重(ここのえ)部屋」。
そして、この、千代大龍もまた、九重部屋の力士。そう、同じ部屋。
秋場所を前に、協会から、「手を、手を付いて!」を、今後は、極力、言わないように・・・・・な、と告げられたか、
元・千代大海、現・九重親方から、今後は、「手を付いて!か。アレ、言うの止めてくれんか」、手をひけ、と言われたのか、
三役格行司なのに、いまだに、今場所も、なぜか、前頭上位でもない、5枚目から、8枚目辺りの力士の取り組みしか、裁けさせてもらえない、
おかしな、屈辱的境遇の日々の中で、この千代大龍からも、止めてくれないか、やりにくくて、仕方ねえや、なあ、オッサンよ、と、強く言われた可能性も、捨て切れない。
とにもかくにも、今場所から、あの、木村晃之助から、「手を、手を付いて!」が・・・・消えた。
晃之助だけではない。
何気なく、見ていると、行司の、大小の声の違い、回数の違いはあるにせよ、その言葉は・・・・・本場所の、幕内の土俵から、ひっそりと、人知れず、消え去った。
本場所、2日目。
左の琴恵光は、先にキチンと、両手、両こぶしを土俵の上に付けているのに、妙義龍は、このように、右手の先だけ付けて、立ち上がり、琴恵光は、それに応じざるを得なくなった。
先場所までの、木村晃之助ならば、まず、間違いなく・・・・
しばしば、立ち合い、テキトーな、妙義龍に、告げたであろう。「手を付いて!」「手を!」
立ち合い、不成立で、取り直しも、しばしば、させてきた。 あって、しかるべき、正しい行為であった。
だが・・・・・不思議なことに、何の言葉も、発せず、裁き終えた。
そして、またもだ。
ニュースなどなどを、はさみ込ませ、しこ名の名前も、上記のように大きく、キチンと出さぬまま、
すでに、玉鷲は、いつものように、両手、両こぶしを、土俵に付いて、相手の出方をうかがいながら、目線は、上を見上げざるを得なかった。
一方の、千代大龍。 腰も降ろさず、いわば、汚い手口のダヴァジャルガルの手法踏襲。
やっと、じらすかのように、千代大龍が、ひざを曲げ、腰を降ろすのを見て取った、玉鷲。
玉鷲が、このように、ダッシュ!
勝利も、奪取。
相手が、汚い、そ~ゆ~、手も降ろさぬ、手口でくるはずだから、この作戦で、一気に、勢い付けて、ダッシュだ、と。
だが・・・・・・
先場所までの、木村晃之助なら、同じ部屋の力士ではあるけれど、いつものように、「手を付いて!」と、千代大龍に向けて、相手力士に合わすように、取るべき所作を、間違いなく、うながしていたはず。
だが、今場所は・・・・・・・・・。
その言葉を、吐かぬ、叫ばぬ、木村晃之助など、例えて言うならば、アンコの入っていない、大福もちみたいなもの。 食べられないことは無いが、2度と、食べたくない。
もはや、薦められても、食べる価値も無いシロモノと、化した。
3日目。
あの、手付かず、悪名高き、琴奨菊(ことしょうぎく) 対 妙義龍。
もはや、どちらも、駆け引き以前に、マトモに、事前に手を付かない力士。
付く、というより、寸前に、互いに、片手の指を擦る。それで、立ち上がる、あうんの、不適切立ち合い。
だが。。。。。。木村晃之助、こと、小島俊明は、クチを閉じ、何も言葉を発しない。封印、まさに、フウイン。
もはや、どっちが、どう、勝とうが、この行司が、膝曲げて見届けようが、ど~でもいい。
裁く、2番目。 相も変わらず、計ったように、ニュースや、災害の特報などが入り、
テレビ画面は、志摩ノ海 対 竜電 の、立ち合い寸前画像に移る。
左の、実母が美人の、志摩ノ海は、このように、キチンと両手を付いて待ち構えているというのに
右の竜電は、このザマ。
俺様が、片手を降ろした直後&瞬間が、勝負の始まりだぜええええええ・・・・・という、汚い、自分勝手な、お考え。
だが・・・・・木村晃之助。
観てても、何一つ言わない。
歌を忘れた、カナリアの如く・・・・・・。
だらしないなあ・・・・・・・・
哀しくなってくる。
か弱い立場は、分からなくもないし、まだ、頂点に登りつめてもいない54歳。この先の、身過ぎ世過ぎも、分かるけれど・・・・・・・。
しかと、膝折って、力士の足元、見届けました、業務上仕草。
4日目。
もはや、確認の気持ち。
画像を、出す気持ちも失せてしまう、
千代大龍 対 琴奨菊。
この、悪しき、根深き、悪癖。
手付かず、のまま、永遠に、放り投げられた。
他の行司も、言わなくなっている。
どんな立ち合いでも、行司、45人全員、オーケー牧場。
「ハッケヨイ、残った、残った」
・・・・・・・・・ 根深き、立ち合い正常化問題。積み残して、どこかに置き去りにしたまま
残った、残った、残った・・・・・・・・
木村晃之助へ告ぐ。
正常化に向けて、そそり立っていたはずの、1本柱は、このたびの千葉県下の電信柱のように、折れて、倒れて、・・・・・・さらに、息絶えて、しまいつつある・・・・・
心から、心から、残念で、なりません・・・・・・・・・・・・
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≪ 2021・11・20 追記 ≫
今年最期の冬場所
かつて、確か、「手を付いて!」と、とても、大きな声で、土俵上で、立ち合いの寸前、叫んでいた行司、木村晃之助
なんだか、この冬場所では、全然、ソレ、クチにしていないなあ・・・・
どうしたんだろう? と、疑問に感じた人達であろうか
まだ、「手を付いて!」と叫んでいた頃、解説していた、北の富士が、思わず、「この行司さんは、厳しいからねえ」と言った記事だけが読まれていた。
「リアル 大相撲・行司 ルポ」と、検索して戴くと、さらに、読めたのだが・・・
あれから、2年以上が過ぎ去り、この前後、協会から、厳命されたのか、なんと、「体調不良で、木村晃之助 休場」と、発表された。
ん?
場所中、取材してみた。
木村晃之助、病気で通院も、入院も、しておらず
九重部屋の力士に聴いてみると、「いやあ。僕らも、休場って言われてますけど、よく、理由、わかんないんですよ」
「晃之助さん、部屋には、時々、顔出してましたしねえ・・・・」
晃之助に、直撃は、出来ず
住所も、分からなかった
その後から・・・・・
上記、記事のように、まったく、言わなくなった
昨年など、無観客の中、「手を」と、小さな声でも、響き渡るので、耳をそばだてていたのだが、
なーーーーーーーーーーーーんにも、言わず
「はっきよい」「なかった、なかった」の、「残った」変形の、大きな叫び声だけが際立つ晃之助
さまざまな、有形無形の「圧力」が、その身に、降りかかり、その身を押しつぶそうとしたことは、想像に難くない
たまに、他の行司が「手を付いて」と、注意する人がいるが、ソレを、素直に聞く力士は、1人もいない
晃之助の、土俵上の動き回り
以前とちがい、張り切って、あまりの、無駄な、土俵、グルグル回る動きも、減らしている
勝負の見極めの瞬間、ひざを、スクワット
深く、両ひざ曲げ、見届けている
折りしも、幕内7枚目に戻ってきた宇良の取り組みを、裁くことが今場所、数多い
懸賞金、宇良に渡す姿
今度怪我したら、即、引退、入院の羽目になる、宇良
実は宇良、先場所前の、部屋の稽古で、また、ひざを痛めている
両ひざに巻く、サポーターは、さらに、厚く、幅も広がってきた
痛み、ひたすら、ガマンしている
晃之助の、内心
宇良の、内心
心
興味深く、見詰めています
、