試合前。すでに記事化しており、期待して、会場に足を運んだ。
勝った者が、東洋・太平洋 スーパーフェザー級の、新チャンピオンになる。
競り合うか!?と、想像していたら、1ラウンド開始から、もう、完璧に伊藤雅雪ペース。
最後まで、それは変わらぬまま。
打たれる、打ち込まれまくる岩井大。
もう、ワンサイド攻撃!
「攻」伊藤雅雪。「守」岩井大。
そう言い切って良い展開だった。岩井自身が、言った。
「完敗でした」
詳しい内容は、いずれ書きます。
試合前。すでに記事化しており、期待して、会場に足を運んだ。
勝った者が、東洋・太平洋 スーパーフェザー級の、新チャンピオンになる。
競り合うか!?と、想像していたら、1ラウンド開始から、もう、完璧に伊藤雅雪ペース。
最後まで、それは変わらぬまま。
打たれる、打ち込まれまくる岩井大。
もう、ワンサイド攻撃!
「攻」伊藤雅雪。「守」岩井大。
そう言い切って良い展開だった。岩井自身が、言った。
「完敗でした」
詳しい内容は、いずれ書きます。
さて、「中京」投手の松井大河は、すでに(前篇)で、愛知県の「中京大学」に進学し、準硬球野球部に入部して、好投を始めつつあることを報じた。
そして、相手校「崇徳」のエース、石岡樹輝弥(じゅきや)もまた、取材で、やはり大学の準硬式野球部に進んで、野球を続けていることが判明した。
これから、その事実を書きつづっていくつもりだが、いつもながら、ネット上の情報なるシロモノのテキトーさや、デタラメさには、あきれるほか無い。
---今、松井大河投手は、どうしているんでしょう?という、マジメな質問に対し
多分どこかの大学で、野球を続けているんじゃないでしょうか。準硬式野球部で、やっているんじゃないか?と、思いますよ
などという、自分で調べもしないで、テキトーに想像して答えている。間違っていたら、申し訳ない、な~んて気持ちは、カケラも感じられない。まあ、お気楽なもん。
ちなみに、松井大河が、「中京大学」に進学したことは、軟式野球部部長の佐藤先生によれば、地元で報道された、とのこと。
しかし、ソコ止まり。地方局や、地方紙報道程度では、全国に広く知られることは、無いに等しいんだなあ、と改めて痛感した。
だからと言って、ネットに、ガチガチの事実を書いても、ウイキなんとかっちゅうのは、かたくななまでに訂正、掲載しないというコトは、藤井彩子の短気短期離婚記事を書いて、よ~く分かったけどね。
これから書く、「崇徳」石岡樹輝弥投手の行き先に関しても、どこやらで、法政大学じゃないの?って、記載あり。
おっ! 崇徳=法政ラインが、出来上がっているのかい?
そう想ったが、理由、な~んにも書いてない。
正解、違います!
石岡は、なんと広島県から、福岡県に渡り、「福岡大学」に進学していた。学部は「スポーツ科学部」。
ではなんで、法政が? ガセ? デタラメ?
その辺り、崇徳の軟式野球部部長に聞いたのだが・・・・・
「個人情報もありますからねえ・・・・・・。う~ん・・・・・・中京さんは、お答えになったんですか? そうですか・・・・・・・」
「じゃあ、こちらも、答えなきゃいけませんねえ・・・・・。福岡大学です」
ーー福岡には、なにか、父方、母方の、御親戚でも、いらっしゃるんですか?
「いや、特には縁は無いと思いますよ」
--では、どんな経緯で? 推薦というか、特待生で?
「入試は受けております。スポーツ推薦ではありますが、特待生ではありません」
「準硬式野球部に入部して、野球は続けております」
機械的に、たんたんと答える。
ーー当時のチームメイトで、今も野球を続けている選手は、どなたがいらっしゃいます?
「さあ・・・・半分も、いないと思いますよ」
突き放す、印象。早々に、意をくんで、終えた。
さて、ならば福岡大学の準硬式野球部の強さ、戦績などを探ってみた。
まだ、1年生。ことさらに、彼だけをマネージャーを通じて取材し、たかがネット上であっても、クローズアップすることは、今は差し障りがあるだろう。
1年生で、完投勝利でもすでにしているのなら、取材名目もたつのだが・・・・。
実は、「中京大学」に較べ、「福岡大学」は、まだまだ、抜きん出て強くはない。
石岡が入部する前の、昨年3~4月にかけて行われた、九州6大学で競った「九州 春季リーグ戦」は、7勝2敗1引き分けで終え、2位。
入部した後に行なわれた、27チームで争われる「全日本大学準硬式野球 九州選手権大会」。優勝すれば、「中京大学」と石川県で戦える可能性もあったのだが・・・・・。
5月17日の、1回戦。「東海大学九州」相手に、8-3で勝つ。
だが、翌18日の2回戦。「九産大」相手に、0-5で敗退。
石岡が、松井と球場で挨拶する機会も失われた・・・・・。
では、石岡個人の投球ぶりは、果たして・・・・・。
5月23日。新チームが結成され、一同、ハイ!ポーズ!の記念写真が撮影された。
よく見ると、石岡に良く似た選手が、中段で、笑顔でⅤサインをしているのが見える。少し、羽根を伸ばせたカンジが、いかにもジャニーズ系性格の、彼らしい。
最近の福岡県内の大学で争う「春季リーグ」。
1部に入っている「福岡大学」は、3勝7敗で、6大学のなかの、4位と低迷。
そして、ついに6月28日。ついに、石岡、先発登板を果たした。
舞台は、「九州地区大学 体育大会」。俗に言う、「インカレ」。
対戦相手は、九州工業大学。先発して、好投したもの、2番手が打ち込まれ、1-2で、サヨナラ負け・・・・・・。
石岡と、松井。この先、どのマウンドで投げ合うことになるのか?
どのように、人生がクロスしてゆくか?
広島弁と九州弁がごちゃまぜになって、”あの夏”の想い出を語るには、まだまだ早い。
時に、また、折りに触れて取材し、2人の軌跡をお伝えしたい。
<2014・9・5 掲載>
(つづき)
さすが?「GAORA」(がおら)。
しっかり、「中京」対「三浦学苑」の「決勝戦」だけではなく、「4日目にわたる継続試合 準決勝戦」の「中京」対「崇徳」戦も、延長46回から、ダイジェストではなく、フルに放送してくれた。
見た読者も、いらっしゃるかと思う。
おそらく、少なくとも、あと10年は見られない熱闘。観て、何かを感じ取ったのでは、ないでしょうか・・・・。
さて、全国的に国民の注目を浴び続けた今大会。記録的延長回数のこの試合の前振りで、必ず報じられていたのが、軟式の試合は、なかなか点が入りづらいから、と。
だから、延長試合になりやすい、と。
それは、ほぼ間違い。軟式の草野球や、少年軟式野球。点入ってませんか? 大差ついてませんか?
今回で59回を数えるまでになったこの大会だが、実は、かつて2回、完全試合が成されている。
その点差。7-0に、4-0。キチッと、点差ついてんさ。二けたは、殆んど無いけれど・・・・。
その4-0の時の勝利校は、中京。中京は、これまで6回の全国優勝を成し遂げている、実は軟式の名門強豪校。
一方の「崇徳」。今まで、優勝からは、見放されていた。
さて、この準決勝。1回表から、双方の投手。「崇徳」石岡樹輝弥(じゅきや)も、「中京」松井大河(たいが)も、もう目いっぱいの力投を見せている。
1回の裏には、投球練習を終えた松井大河(三年生)に、すかさず、1年生の時からバッテリーを組んでいた西山裕基・捕手(三年生)が小走りに駆け寄り、背中を見せて、球種、配球のサイン確認。
まさかこの時、この先、4日間にもわたる、疲労困憊(こんぱい)が待つ”死闘”が待ち受けているとは、知ることもなく・・・・・。
両投手とも、イキも良く、キレも良く、インコース、アウトコース、巧みにボールの握りと、振りを変え、指先で変化球を使い分け、ボ-ル1個分の出し入れで打ち取り、力投を見せ始めている。
前回の記事で、この西山の絶妙のリードと、配球が無かったら、「中京」の優勝も無かったと書いた。
今、改めて、”初日”分の、延長15回までの試合映像を再生して見ても、まあ見事に、刺す、刺す!
「三浦学苑」との決勝戦では、三塁盗塁を試みた選手を難なく刺した! それも、2度も。
もう・・・・・やっと3塁にまで進めた走者が、あっけなく、この西山のけん制球で、次々とアウトに。
むろん、松山大河も、「崇徳」石岡樹輝弥(じゅきや)も、抜群にけん制球は、上手かったが。
せめぎ合う、攻と防。
15回延長でも、0-0。翌日に、決着は、持ち越しに。
そして・・・・・・・・2日目の、30回でも、0-0行進が続く。
場内アナウンスで、「明日は、継続 延長31回から、試合開始となります」と流れた途端、どっと観客から、何とも言えぬ笑い声が巻き起こった。
34回。「崇徳」。打者を塁上に進めるも、アウト!
0・・・・・・0・・・・・・0・・・・・・・・
明石城の天守閣が、クッキリと背後に映える「明石トーカロ球場」内に、静かに伝わる、選手の父母を中心とした「崇徳」応援団の、しゃもじ2個を叩き合わせる音。のどかな空気さえ、漂う。
観客は、両チーム応援団も合わせて3400人。
44回表。「中京」が攻めるも、2死1塁まで。後続を、崇徳の石岡(写真左下)が、ぴしゃりと断つ。
こちら、長髪の、ジャニーズ系顔立ち。かたや、松井。丸坊主頭の、いかにも野球一筋の・・・・・顔立ち。
ジャニーズ石岡。準決勝・延長50回で惜敗した後、「全国から注目されてますね?」との、記者の問いに、顔を崩して、こう答えちゃってる。
「最高っすねっ! もてたら、やばいっすね(笑)」
「サイコーっすよ! モチベーションになってましたから」
で、こう言った。
「肩と腰が、パンパンに張ってます」
45回裏。「崇徳」、2死2塁まで進めるが、土壇場の「中京」松井が、なんとも底力発揮! そこから三振に斬って取る!
継続試合、3日目、終了。スコア、0-0。
この場を借りて、立ち合い続けた審判員の皆さんに、「本当に、お疲れ様でした。ご苦労様でした」と、言いたい。
知っている限り、審判員は、無報酬のボランティアのはず。立ち続け、動き続け、炎天下、本当にお疲れ様でした。
うわああ~・・・・・。0の文字が、大きかったり、小さかったり、じゃがいもの様にひしゃげてたり・・・。手書きの文字のこのスコアボードを、球場に詰めかけた観客が最終日、写真撮りまくって、列をなしていたという。
で、この時、こんな会話が。
笑顔を浮かべて握手を求めに歩み寄った、「崇徳」石岡(写真右)が、左側のエースナンバーを背に縫い付けた「中京」松井に向かって、言った。
「またじゃけど、よろしくな」
「こちらも、よろしく」と、松井が握手しながら、言葉を返した。
この時点で、「中京」松井。45回投げきって、24安打、無失点。延べ打者161人に、635球。
対する、「崇徳」石岡。同じく45回投げて、19安打、無失点。延べ打者164人に、617球。
2人だけが、今もクローズ・アップされているが、実はいかに両チーム選手の守備が堅く、且つ、ミス無く、巧みかが分かる。
優勝した、松井だが、1047球も投げて、実に最終防御率、0・12!
バントや、ピッチャーゴロの捕球後は、あえてボールをバウンドさせて、ファーストに安全確実に獲らせる。
打つ時も、相手の捕球ミスやエラーを誘おうと、地面に叩きつけるバッティングを、終始、心掛けていた。
いかに、チームの守備が鍛えられていて、ミスが無いうえでの、制球力があるかが、この驚異的な防御率の数字を見ても分かる。
両投手ともに、球威で相手打者を、ねじ伏せるタイプでは無い。
石岡は、元は遊撃手。この春から、投手兼任になった。従って、背番号6.
とはいえ、最速130キロしか出ない。「巧投手」というほかない。
試合後、石岡が言った。
「(広島市の安佐南区・安佐北区への集中豪雨による土石流災害の)被災した方を、元気づけるつもりで投げました」
「崇徳高校」は、被災した区の隣、広島市西区にある。
石岡は幼い頃、安佐南区に住んでいただけに、被災者に寄せる想いは、人一倍強い。宿舎に帰れば、否が応でも、当時、死者・行方不明者増大のニュースが目に飛び込んできていた。
ましてや、一泊、高野連からは、1人3000円ポッキリの補助しか出ない。その枠も18人まで。あとは、全員自腹。
延長になればなるほど、親に感謝、地域・地元に感謝である。むろん、それは、岐阜県端南市(みずなみし)にある「中京高校」とて、同様。
「中京」は、断っておくが、愛知県名古屋市にある「中京大学付属中京高校」とは、校名似て非なる高校。まったく、違います。関連も、無し。
松井が通う「中京」高校は、美しい景色に囲まれた、美濃焼や、化石が発掘された、のどかな町に建つ。
岐阜県の南東部に位置する、この8月1日で、人口3万9006人が住むという「瑞浪市」。
軟式野球部は、一昨年も連覇優勝しており、優勝旗奪還を目指して、兵庫県明石市に乗り込んできていた。
この試合に勝って、決勝戦に臨める両チーム。すでに、対戦相手は、神奈川県の三浦半島に建つ「三浦学苑」に決まっている。
この「三浦学苑」。初出場で、勢いに乗って、ここまで勝ち進んできていた。
神奈川県大会では、昨年の全国大会初優勝校、「横浜修悠館」を、3-1で破った実績があり、ここ明石に来てからも、2日連続2試合連続の、延長サヨナラで勝ち上がってきた。
3試合中、2試合が延長戦。どのチームも、チカラはこの「三浦学苑」の監督である岡村悟司が言うように、「拮抗していますね」。「(両校の延長継続試合の影響で)2日間休んで、体力は充分に回復している。バットを、しっかりと振る時間が出来たことは、まあ、良かったのかなあ。それにしても、両校とも、投手が良いし、守りも堅いですねえ」
おまけに、どこも、ねばり強い。だから、大量点が入らないのであって、軟式だから、ではない。ボールが硬式に較べて飛ばないことは事実だが、一方で、全国に知られた、強打者もまた、いない。
ちなみに、硬式も含め、延長再試合での決着は、25回が最高。
この軟式の夏の高校野球全国大会は、毎年全国を16ブロックに分けて戦わせ、代表校16校が決まる。
この「三浦学苑」で言うなら、まず神奈川県大会で優勝。そして、南関東大会でも優勝して、明石に、その実力を証しに来た。
全国に軟式の加盟校は、460校に、プラス5校ほど。
しかし、少子化で、部員数が硬式ほど集まらない年もあり、さまざまな事情で大会参加辞退する高校もあり、今大会は、参加460校。
3県から1校出という、超狭き門になっている。
夏の甲子園の硬式のように、47都道府県すべての地区代表が出揃い戦えるようなシステムになっていない。
硬式たるや、おそらくこの記事を読んでくださっている方の母校にも、硬式野球部は、例え「出る負け」であっても、あったはず。
過去には加盟大会参加校、優に4000校を越えてたのに、少子化や、公立の統廃合、私立の経営悪化による閉校などがあり、今大会の参加校数は3907。
じわじわ、じわじわと、減少傾向にある。
軟式の8倍もあるが、各県や、北海道でいうなら南北で2校、東京都でいうなら東西で2校が出られる。
軟式も数こそ少ないが、狭き門であることには、変わりがない。硬式のように、「特別枠」もなければ、「超特待生」も目に付かない。
その点、身ぎれい。純粋。カネ、欲、絡まない。
中学校時代に硬式をやっていた選手も多い。
ただ、硬式に較べ、まったく注目されて・・・・・こなかった。球史に残る今大会を除いては。
さて、「三浦学苑」の主将は、山浦誠史(三年生)。延長サヨナラ打を2試合続けて打って、チームを劇的逆転勝利に導いたラッキーボーイでもある。
「打順には、運もあるし・・・・たまたまですよ」と、笑顔で謙遜する。
そんな山浦も、中学生の時には、硬式をやっていたが、高校に入って、軟式野球部に。
主将に成った当時は、大変苦労した。
「みんな、(部員が)わがままで。チームメイトが1人1人、だらけまくっていたんです」
そこから、まさに底からの、スタート。
エースの櫨(はし)宏司(三年生・写真左下)にしてからが、2年生の夏までは、だらしのない部員だった。練習態度は、ハッキリ言って不真面目。
朝練には、寝坊して、遅刻はするわ、学校近くの坂道をダッシュする練習の際には、監督の岡村の目を盗んでは、手を抜きぬきの、ダラダラ投手。打たれると、へこむ。精神面も、弱かった。
せっかくの181センチの体躯を、持て余していた。
変わったのは、今年の春。エースを託され、山浦が主将になってから。信頼感を、監督からも寄せられた。
そんなチームが、熱闘の末の勝者を、今か今かと待ち構えていた。
とはいえ、実は櫨(はし)。絶好調とは、とても言い難かった。ツーシーム、スライダーなど、変化球を駆使するタイプ。
エースとなり、神奈川県大会、続く、南関東大会も1人で投げ抜いてきた。
この全国大会に入っても、3試合で、延長2試合も含め、計395球も投げ抜いてきた。
なもんで、右腕、右肩あたりが筋肉痛になっていた。
「でも、調子は悪くないです。日が開いて、調整は難しくなってきているけど、張りを直すには、2日間開いてて良かったくらいです」
強気と、プライドがのぞく。2年生の時とは、雲泥の差。
さて、いよいよ、「継続延長試合」が、プレーボールされた。
46回表からは、双方、疲れも見せず、テンポ良く進んだ。
「1回から投げてるし、負けたくないっ!ていう。もう、意地で投げてましたね」と、「崇徳」石岡(写真下)。
「中京」の攻撃。エラーと、4球で、1アウト、2・3塁。「崇徳」は、あえて、満塁策を取り、塁を埋める。石岡に、疲れが襲った。
そこでバッターボックスに立ったのが、「中京」主将の後藤敦也。
一打必勝! ”執念”が、バットの先に乗り移った。見事な2塁打!
一挙に待望の3点が、スコアボードに書き込まれた。
その50回裏。
「崇徳」三振で、1アウト。すでに、700球目の松井大河。2人目の打者も、三振に斬って取る。
「崇徳」打者からヒットが出たものの、4人目の打者を、1ボール、2ストライクから、直球で三振~ん!!(写真左下)。
時に、8月31日、午前10時3分。死闘は、ついに・・・・・幕を降ろした。
右腕を振り上げ、ガッツポーズ!の松井大河。駆け寄る、捕手・西山裕基と選手たち。
悔しがって、バットをグラウンドに叩きつける「崇徳」最終打者、高瀬誠也(三年生)。
実は、高瀬。前日3日目の継続試合の34回裏。先述の回に打順が回ってきた。1死3塁。もう、高瀬の一打で先取点が取れるチャンス!
無意識に力んでバッターボックスに立った高瀬。そこに、ささやきどころか、「中京」捕手の、あの西山裕基が、松井に呼びかけるように装って、こう大きな声で、高瀬に聞こえるように叫んだ。
「三球勝負だ!」
軽視されてるな、と、ムカッときた高瀬。さらに、気負った。西山の策謀に、もろにはまって、ぷん、ぷん、怒り。バット、ブン!ブン!!・・・・・三振に。
だからこその、くやしがりよう。見事にカモにされた・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
両チーム、整列。
一礼の後、また石岡が、松井に向けてクチを開いた。
「お前、やはり、すごいな。絶対、優勝しろよ!」
「まかせろ!」
同じ3年生だが、ど~も、上から目線。軽~く、明るい性格が言わせてしまう。
あの、50回の失投、悪送球。
「疲れで・・・・・体が重かった・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
すぐさま、整備に入るグラウンド。5000人にも膨れ上がった観客は、両校の大健闘を拍手と歓声で讃えながらも、次の決勝に気持ちを切り替えていた。
「中京」の応援団は、本来は、反対側のスタンドに全員移動せねばならなかったのだが、長時間、4日間もの疲労蓄積を考慮され、そのままの位置での継続応援の了承が取れた。
一息ついた「崇徳」のメンバーが、その応援団席の前に陣取って、今までの「宿敵」を一転、応援に。
中京の応援団と、一緒になって、ジャンプする一幕も。
さっきの敵は、今は友。クサい表現だけれど、見えない絆、縁、友情のようなものが、しっかり出来つつあった。
広島へと帰るバスの発車時刻の関係があったのであろう。なんと、彼らが席を立ったのは、「中京」の新投手・伊藤頭成(二年生)がピンチに陥る寸前の4回。
だから、石岡の目には、応援しつつも、0-0の接戦までしか、見届けていない。
ましてや、松井が投げた姿は、目の前では見ていない。
{宿敵}が、6・7回と続けて、計2点を取り、疲れも吹っ飛ぶ奇跡的優勝を遂げたことを知ったのは、帰りの車中でのラジオ放送でだった。
ーー大学に入っても野球やり続けますか?
「う~ん・・・・・・わからない。今は、何にも考えられない」
正直なところだろう。ありったけのチカラを、出し切ったばかりなのだから。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「勝者」は、晴れのインタビューを次から次へと受けていた。代表取材、囲み取材、そして個別取材。決勝は、刻々と迫っていたのだが・・・・。
内野席は、満員に膨れ上がっていた。
多くのマイクを前に、「中京」平中亮太・監督は、時に胸に想いが迫って絶句しながら、こう答えていった。
「・・・・・言葉が、見つからない・・・・やあ~・・・勝負ごとなので、勝ち負けはあるけれど、最後は勝った以上に、8月28日ですか(準決勝が、始まったのは)・・・・・ウチは、(裏のイニングで守るため)サヨナラの状態なので、(選手をベンチから)送り出すときは、もう1回ベンチに戻ってこいと言ってました」
--松井投手の状態は、どうだったんですか?
「もう、ベンチなどでは一杯一杯だった。しかし、マウンドに立つと、見違えるほど我慢強く、投げ込んでいましたね」
--次は、決勝戦ですが
「何とか(思わず、苦笑を浮かべて)頑張りたいと、思います」
一方の、松井大河・投手。
「正直、また(投げるの)か、と思ってた。でも、自分が投げるしかないなと、思っていました」
プライドが、のぞく。
「明日も、頑張ります」
んん? そうだよなあ・・・・普通、明日だと勘違いするよなあ・・・・・。
なんだかんだで、取材1時間。試合開始まで、残りたった1時間半。その殆んどを、マッサージしてもらうことに費やした。
決勝戦で投げるのか? はたまた、疲労蓄積を考えて、中止するのかは、未定であった。
「崇徳」中河和也・監督は、このような言葉を残して、明石を去った。
「今大会で、選手が成長してくれて、ありがとう!と言いたい。1イニング、1イニング、ホントにたくましくなってくれて、ホントに頑張ってくれた。2度と出来ない経験をさせてもらいました」
============================
試合開始時刻、強行・決行、午後0時半。
以前、「死ね!というのか?」と書いた。確かに翌9月1日から、夏休みが明け、高校は授業開始となる。
しかし、「中京」「崇徳」、そして「三浦学苑」。三校ともに、私立。いざとなれば、選手の積み重なった疲労と、健康維持を考えて、決勝戦を翌日に行なっても良いではないか!
実際、硬式では、春のセンバツも含め、授業始まってるが、試合が敢行された記憶がある。
このまま、「中京」を試合連続出場強行させて、どうなるのか? 私立だけに、理事・校長の協議の末の判断で、一夜明けの9月1日の午後にプレイボールで、なんの問題があろうか・・・・・
「中京」には、明らかな体力的なハンディがある。もし、余裕のある「三浦学苑」が大勝・圧勝したものなら、野球ファンはどう感じるだろうか!? 世間は、どう想うだろうか!?
それよりも何よりも、「三浦学苑」の優勝が、世間からどれほどの喜びの声を持って、迎えられるであろうか・・・・・
喜び半分、複雑半分と、なるのではなかろうか・・・・・選手自身すらも。
そして、続けて想った。
いくらなんでも「中京」の優勝は・・・・無い、と。無いだろう、と。
だから、この強行は、辞めてくれ、と。
高野連の、愚行でしかない、と。
========================
<2014・9・4 掲載>
う~ん・・・・・やはり、世紀の一戦の終止符は、あっけなく打ち込まれて、命運が決まったか・・・・・・
試合が終わったのが、8月31日(日)、午前10時3分。
速報は、各社ただちに打たれていた。
中には、あせりまくって、打ちあがってから、見直しはしないのであろう。延長50回、3-0で勝った「中京」の平中監督を、タイトルで「中平監督」と打ち込んでしまった「スポーツニッポン アネックス」のようなところもある。
すぐさまだったのか、スポニチの誰か身内か、当の記者らが気付いたのだろう。
消されて、直し、何食わぬ顔で再掲載。
が、ネットは第一報をそのまま、「まとめ」として残した。
スポニチ・アネックス記者は、同一人物なのか、あせる性格の記者がぞろりと揃っているのか!?
というのは、また、ミスをやらかしたからだ。
同じ日の、決勝戦。「中京」松井大河(たいが)投手が、チームが「ピンチを迎えるとマンウドへ。」
明らかに、「マウンド」とすべきところを、記載入力ミス。
それは、シロートには、あっても仕方がないこと。だが、いやしくもプロの記者。自分が打ち上げた記事は、締め切りアップアップの時刻が迫っていたにしても、せめて最低2度は見直すべきだろう。
その記者まがい。取材現場から引き揚げさせて、一度再教育をしたほうが良い。
そんな安易な間違いをせぬように、当方。雑感も交えて、この「熱闘」と呼ぶに値する試合を記事化。
打ち始めたのは、31日、当日。
が、決勝戦を終えてすぐ、別の一報を書き、その後、アレコレと・・・。
日本人の特性で、熱しやすく、醒めやすい。なので、試合が終えて、すでに4日も過ぎ、どれほどの人が、これを読んで戴けるのか? 少々不安ではあるが、書き綴っていく。
他のところが書いているようなものでは、わざわざ読んで戴くには値しないと思っている。
こちらから、「入場無料」であることを何度となく打ち続けた効果があったわけでもないだろうが、朝から観客が続々と、「明石トーカロ球場」に詰めかけた。
ラジオで生放送中継を告知した記事の検索数、約1000。
試合開始1時間前の午前8時には、早くも内野席は、満員に。
立ち見客まで出る盛況ぶり。ざっと見ても、5000人は来た勘定。
記者数・カメラマンも、取材応援も駆けつけ、約200人に膨れ上がった。
「座れないお客様は、外野席に移動してください」というアナウンスが、幾度となく流された。
外野の芝生席には、まだまだ余裕あり。
そのような熱気をはらんで、「継続4日目の 準決勝試合」は、始まった。
午前9時。46回、表。先行は「中京」。打順も、引き続き、8番から。
早いテンポで、試合はどんどん進んでいく。
打たれても、双方、単打で終わる。加えて、内外野のド堅い守り。ピッチャーの1球に、異変が少しでも感じられれば、すかさず選手たちがマウンドに駆けて行き、投手に声を掛ける。
ヒットを打たれれば、軟式ならではの、特異ともいえる守備体形。外野陣が、内野エリアに詰め寄って守る。
出てくる。退く。そのきびきびとした、繰り返し。
ヒットが出ても、単打。堅い守りで、ミスまったく見られず、塁上ベースに選手が乗っても、本塁まで進めない。
抜群のけん制。刺されて、アウト~っ!
どんどん、「0」が、スコアボードに追加されてゆく。
これは・・・・ひょっとすると、54回まで進んでしまいかねない。そのまま「0」行進が続き、さあ、くじ引き、抽選ですよ。急いで、決勝やれよな。明日からガッコだろ!は、あまりに非情。
それでなくとも、高野連の愚考、あまりの愚かさに、どちらが勝ち上がっても、そうなった時には、世間の批判は、渦を巻いて高野連を襲う。
その後の報道と、世間の観点は、まったく違うものになったはず。
そう、さらに「三浦学苑」が、優勝していたものなら・・・・。
高野連は、「中京」に土下座してでも、感謝した方が良い。美しく、輝かしく、きらめいたままホコ先が収まったのだから。
「感動劇」。それも、「劇的」な終幕を迎えたのだから。
さて、準決勝。
どちらかが先取点を!と、思った。くじ引きの結果の「勝者」では、一生、選手全員と、率いる両監督に悔いが残る。
ましてや、この日。偶然にも「崇徳」の中河和也(なかがわ・かずや)監督の30歳の誕生日であったと、人づてに聞いた。
勝っても負けても、一生忘れられない誕生日となる。
だからでは無いが、先に取られるとすれば、中京だろうと、感じた。
「ベンチでも、立っているのがやっとだった」と、中京の平中亮太監督は、エースの松井大河(たいが)の体調を、前日、その疲れ具合とともに語っていた。
むろん、松井だけでは無い。メンバー全員が、そうだったと言って良い。それは、「崇徳」のメンバーも、同様だった。
ベンチへ戻ると、足腰肩ひざにきているのか、手すりに両手を付き、屈伸運動をする選手。ベンチの椅子に力なくペタンと座り込む選手。
試合後、「崇徳」の石岡樹輝弥(じゅきや)投手は言った。
「右肩と腰が、パンパンに張ってました」
マウンドへ向かう松井は、走れなかった。小走りというまでにも、至っていない。
松井に向けての、ゴロ。ボールの勢いを殺したバントなどを駆使して、機敏に動けなくなりつつあった松井の足をかき回すか!?
そう思ったが、崇徳は、そういう姑息な作戦をとらず、正々堂々と勝負に出続けた。
松井の配球は、すでに決勝戦の記事でも書いたが、素晴らしく絶妙だった。
シンカー、スライダー、カーブに、ツーシーム。変化球を駆使し、1球ごとに使い分け、内外角を突き、とどめの三振を取る。さらに、効果的に放る直球。
なんと、耐え切れず、先に崩れたのは「崇徳」の石岡だった!
右腕、そして右ひじに、きていた。
延長50回の表。満塁からの、中京の主将、後藤敦也の2塁打!
「心が折れた方が、負けだと思います」と言った彼の、何としても勝ちたい!という熱い想い。その執念が、バットの先に乗り移った長打。
それまで出るはずの無い、石岡の4球や、パスボールが、ついに出た瞬間、ああっ!・・・・・と思った。
勝負は、ついたなあ、と。
見事な、ここ一番の集中打!
そして、極めて珍しいエラーがポンと出た。
50回で、決着・・・・・・がついた。
試合後、石岡は、こう洩らした。
「疲れてました。身体がいうコトをきかなくなっていて、手投げになっていた」
やはり、か・・・・・
しかし、一方で、心のどこかで、ホッとしている自分がいた。早く、休んで欲しい、とも。
決勝戦のメンバーは、「中京」平中亮太(ひらなか・りょうた)監督が、どう選出するのだろうか・・・・・・。
配球の上手さと、組み立てについての質問が飛ぶと、松井は、うなずき、「そう考えながら投げてました」と、素直にいつも語った。エースのプライドを、時折りのぞかせながら。
体躯としては、決して恵まれてはいない。
松井の身長、171センチ。体重、67キロ。
決勝戦で投げた、伊藤頭成(2年生)は、176センチ。しかし、打ち込まれた。
かたや、石岡といえば、さらに小さく、167センチ、57キロでしかない。その石岡は、なんと今回、土石流災害にあった、広島市安佐南区の出身。
だから「被災者の皆さんに、少しでも元気づけられる試合が出来ればいいなと」という発言も出た。
そして、その石岡に、ついに50回、とどめの2塁打を打ち込み、身も心も打ち崩した後藤が、決勝戦を優勝で飾った後、帰路のバスの中で、平中亮太監督に、こう申し向けている。
「学校に帰ったら、全教室を俺らが回って、広島市の土石流災害した人達のために、募金活動したいんですが。良いですか?」
この活動は、学校の了承を得て、3日に実行された。
石岡と後藤が、直接会話したわけでは無い。自分たちの活躍を伝える記事の中の、石岡の出身地の惨状を知り、心が突き動かされたとしか思えない。
熱い、主将。だからこその、後藤敦也主将。素直に、そう思える。
今後、この2校の、定期練習試合が決まった。
50回でつながったココロは、じんわりと広がりを見せ始めている。高野連など、預かり知らぬところで・・・・。
その意思を戴いた石岡樹輝弥は、小学校4年生から、地元の野球チームに入り、中学校でも軟式野球部に所属。
背番号は、6。
そう、エースでは無かった。遊撃手だった。それが、崇徳に入って、最速130キロながら、ピッチングの上手さ、駆け引きのうまさ、が買われ、主力の投手になった。
明るく、ひょうひょうとした性格。
激闘を終えて、石岡は松井に、こう声を掛けている。
「お前、やっぱりすごいな。絶対、優勝しろよ!」
一方の松井は、投手一筋。
ひたむきな努力が実り、今年の夏、3年の夏にエースとなったばかりだ。
松井の配球能力。よく見てると、捕手の西山裕基の、素晴らしいリードによるところが大きい。
松井と、西山は、1年生の時から、バッテリーを組んできた仲。あうんの呼吸の、配球。信頼感は、強い。
西山裕基いてこその、優勝であったと痛感する。
少し前後するが、決勝戦を終えて、松井は言った。
「昨日から苦しい試合が続いて、自分も歯を食いしばって投げて・・・嬉しいの一言です」
初戦から数えると、1000球を超えたけれど、との問いに
「疲れは、無いです・・・・最初から、ホントの気力を出すことが出来ました。西山(裕基・捕手)も、思いっきり振ってこい!と言うので、最後(の8・9回)は、三振狙って投げました」
その結果の、8&9回。6者、連続三振。見事、だった。
にしてもの、49イニング、0行進。
「打ってくれない時は、くやしさがあった。でも、仲間を信じて投げ続けた」
それが、50回の裏の、3者三振!(写真下)に、つながっていった
(つづく)
**なお、本日、午後7時から、CSではあるが、「GAORA」(がおら)で、この決勝戦がテレビで録画中継初放送される。
放送枠は、3時間と試合時間に較べ、長いので、おそらく歴史に名を残す「継続試合」も、抜粋中継されるであろう。
明日、9月5日、午前11時半より、再放送もされます。
<2014・8・31 掲載>
いやあ、まるでドラマを超える「ドラマ」が見られた。
なんと、チームが窮地に陥った4回表から、あの松井大河が、再登板。
0-0の接戦を乗り越え、6回表に1点、さらに7回の表に追加点を挙げ、2-0で「中京」が優勝を遂げた。
圧巻は、8回表からの、「三浦学苑」打者陣に対して、絶妙の配球を駆使して、6者連続三振!
ボールに「執念」が、こもっていた。
平中監督の涙とコメントには・・・・・もう・・・・・・声も出なかった。
素晴らしいドラマに、明け暮れた4日間だった。
それにしても、西山捕手のリードの巧みさには、うなった。
1047球の、まさに大熱投!
おそらく、永遠に破られない。且つ、永久に語り継がれる記憶と記録となるであろう。
最後に、「中京」の応援団席の最前列に、あの「崇徳」の石岡樹輝弥投手がいて、声援を送っていたことを、書き添えておきます
<2014・8・31>
一気に、日ごとに盛り上がっている、今年の「もう一つの甲子園」、高校軟式野球、全国選手権の、準決勝。
「中京」 対 「崇徳」。
共に、45回を投げ切った両投手。試合後の、両チームの礼を終えた直後。
写真右の、見るからにきゃしゃで細身の長髪投手・広島の「崇徳」石岡樹輝弥(じゅきや)が、左の少し太めの「中京」松井大河(たいが)投手に、右手を差し出し、握手を求めながら、言った。
「またじゃけど、よろしくな」
「こちらも、よろしく」と、返した松井。
思わず飛んだ広島弁も良いが、良い一瞬の青春光景。
それにしても・・・・・・
本日、午前9時開始の、再々再々「継続試合」は、46回表より始まり、続けてのプレイではないが、ある種の「日本新記録」となり、「世界新記録」ともなる。
そして、この「継続試合」が、午前9時より、NHK-FM大阪で、生中継されます。
また、午後0時半、プレイボールの、決勝戦「この試合の勝者」 対 「三浦学苑」は、同じく0時15分より、NHK第一放送の「大阪放送局」より、これまた生中継されます。
パソコンをお持ちの方は、「らじる・らじる」っちゅうトコロに合わせ、大阪局を選択すれば、聴くことが出来ます。
もちろん、関西エリアにお住いの野球&スポーツファンを自称する型は、その名も「明石トーカロ球場」まで、足を運ぶべきです。
外野席も、解放しております。
ゆったりと、芝生に寝転がり観戦。暑いと感じた方は、木々が植えてありますので、その木陰に入ってご観戦も、良いでしょう。
再々再々繰り返しますが、「入場無料」です。「準決勝」並びに「決勝」。観客の入れ替えは、まったくございません。
それにしても、崇徳の、石岡投手。かつては、広島カープ傘下のリトルリーグに入っていたとのこと。
背番号は「6」。崇徳では、以前は、控えだったようです。
「(広島市安佐南区&安佐北区の土石流災害で)被災した方を元気づけるつもりで投げた」という、コメントが泣かせます。
両チーム。固い守りが、チラッとほころびが出た時、勝敗はあっけなく決まってしまいそうな気がしてなりません・・・・
勝って当然と見られてしまっている、「三浦学苑」。
校長・教頭以下、バスを仕立てて、ただ今、明石に向かってひた走っております。ココロも・・・・。
さあ、聴きましょう! 応援に、観戦に行きましょう!!
<2014・8・30 掲載>
今日の試合。
天候、快晴、気温、試合中に25度から、29度へ上昇。選手の熱気が、お空に届いてしまったかのようです。
「ちゃこちゃん」ツィッターより、転載させていただきました
トーカロ、トーカロ、トーカロ、。これだけ企業の名前を連呼して書けば、出した年間300万円のうち、10円くらいの値打ちはあるでしょう。
お客さん、詰め掛けております。
熱闘の2人。
右が、中京のエース、松井大河(たいが)。
そして、左が、崇徳のエース、石岡樹輝弥(じゅきや)。共に、3年生。
両右腕が、うなりを挙げて・・・・。
いやいやいや、軟式は点が入りにくいとはいえ、ついに45回まで戦い、0-0で、明日、なんと午前9時から、同じ球場で、
再々再々試合が行われることに、決定いたしました!
さいさい、さいさい書いておりますが、入場無料です。スタンドには、4300人が収容出来ます。
外野を解放すると、合計、約1万2000人が入れます。
今までの記録は、社会人野球のライト工業が出た45回まで。
関西地区にお住いの野球ファンは、日本新記録誕生に立ち合い、目撃して下さい!
1イニング進むごとに、日本新記録が生まれるんです。
この球場。かつては、読売巨人軍の春季キャンプ場として、使われたことがあり、サードには、かの長嶋茂雄。ファーストには、王貞治。
そして、マウンドには、プロレスラーに転向する前の、ジャイアント馬場(故人)が立っていた、由緒正しき、歴史ある球場なのです。
長嶋、王、馬場の汗と涙を吸いこんだ球場で、日本新記録誕生!
おお! なんというめぐり合わせ!
両チーム、先取点を取れば、決勝に進める。サヨナラも可能とあって、必死に塁を狙いました。
44回表の中京。2死1塁。しかし、崇徳が、ピシャリと後続を断つ。
崇徳も、最終45回の表。2死2塁まで走者が進んだものの・・・打者を3振に斬って取った。
同じ読みの、切手、取るの、野々村”号泣かつら乗せ”竜太郎とは、天と地の違いです。
日本人の恥と、日本軟式野球の新記録。
で、・・・・・0-0で、本日ジ・エンド・
おそらく、いくらなんでも両雄、投げない・・・・?とは思いますが、おお、熱い青春!
気持ちが、腕以上に投げさせるものです。
明日は、46回からスタート。
で、野々村のように、泣いても叫んでも、54回で試合終了させます。それで、決着が付かなかったら、非情な「抽選」により、決勝戦進出チームが決定します。
・・・・・・それだけは、避けたい!
キチッと、勝敗を決めたい。決めさせたい。
野球ファンなら、誰しもが想うこと。
たまに、両チームの選手が、還暦になって、あの時の雌雄を決する、な~んてニュースが、なごやかに流れたりしますが、このチームにそれは、似合わない。
待たされ続けた「三浦学苑」。
本日、チラリとトーカロ球場で、肩慣らし程度の練習をしましたが、待ってる間に、盛り上がる判官びいき。
「中京」「崇徳」。どちらが勝ち上がっても、「三浦学苑」。自分たちのせいじゃないのに、敵視されるはめになりそう・・・・。
初出場で、初優勝という快挙を背負っているのに、余計な重い物まで背負わされそうです
相手が打ったら、「うわあ~!!」の大歓声。
自分たちが凡退したら、拍手?
宿泊代がかさむは、気持ちの盛り上げ、コンデション維持に気を付けなければいけないわ、判官びいきの嵐が押し寄せるわ・・・・
まったくもう・・・・・・。大変です!
良い試合、期待してます
なお、明石市。明日の天候、くもり。雨、無し。気温、22~25度。
両雄、ベスト・コンデションで臨んで下さい!
「気持ちが切れた方が、負けると思います」
ますます、中京高校・軟式野球部主将・後藤敦也の言葉が、重みを持って、胸に迫ってきます。
ひょっとすると、日本中が注目する試合になりそうな気がしてなりません。
なんとなんと、決勝戦が、同じ日の、12時半から、行なうという!!のです。
第一報で書きはしました。
9月1日から、北海道を除く高校は、夏休みが明けて、授業再開です。
あくまで、大会は教育活動の一環。
その「理屈」は、分かります。
んだけども・・・・この、肉体的、心理的ハンディは、どう理解すれば良いのでしょうか・・・・・
「崇徳」「中京」
ともに、1軍とも言うべき戦力を引率して、明石に乗りこんできたはずです。
それを、急きょ、元気な2軍戦力を呼び寄せてでも、「戦えや」。「仕方ねえべ。ガッコが始まるんだから」
という、ことになる。
これ、賛否両論、呼ぶはず。
硬式野球部なら、両校、部員ズラリ。
いますよ。見劣りしない、メンバーが。
しかし、軟式は違う。
例えば、余裕を持って試合に臨める「三浦学苑」なんて、三学年合わせて23人ですよ。
日本高等学校野球連盟の方、俗に言う「高野連」。
ここは、そのアタマ「硬式」のままではなく、「軟式」に切り替えてくれませんか?
艱難辛苦。やっとの疲れ果てた体を引きずって勝ち上がった選手に対して、死ね!ということなのでしょうか!?
肩、壊せや!ということなのでしょうか?
ガッコ優先。教育。
1日、間置いて、なんの間違い、ありましょうか・・・・・。それでも、5連戦となる。
とんでもない、判官びいき、竜巻の如く、「明石トーカロ球場」に巻き上がるでしょう。
辛い立場に置かれる「三浦学苑」の選手・監督・部長・校長。
罪なことを、しでかしてくれたもんです。
高校生の肉体と心を理解しない、すさんだアタマ硬い”荒野連”は・・・・
<2014・8・30 掲載>
何~~っ!? 再々試合、延長30回でも、決着つかずう!?
30日、午前11時から、再々再試合が、「継続試合」として、延長31回から、プレイボールとなるう~!?
こりゃあ、1人でも多くの人に、知らせなきゃいかんでしょう! という、想いで、打ち始めました。
もともと、「もう一つの甲子園」として、野球ファンには、秘かに知られている、「高等学校 軟式野球選手権大会」では、あった。
すでに、「硬式」の甲子園球場で、夏開幕している大会は、第96回を数えるまでの歴史があるが、この一方の「軟式」も、「第59回」と歴史を重ねつつある。
毎年、試合会場は、明石市の球場。
全試合、入場無料にも関わらず、「硬」の甲子園の4万6000人には、観客数は遠く及ばないものの、「軟」の試合の方だって、負けず劣らず、「熱戦」と呼ぶにふさわしいものが、目に付く。
そのことは、知っていた。
一昨日か、録画しておいたスポーツニュースを、倍速で見聞きしていたら、最後の最期に、アナウンサーがペロッと、「延長15回でも、両校、決着が付かず、明日、再試合となりました」という声が聞こえた。
見ると、「中京」と、「崇徳」の間に、0-0の数字が。
まるで、かっての、名勝負「星陵」対「箕島」の再来じゃん!
投手の肩の疲れもあるだろうし、再試合で、決着が付くんだろうなあ・・・。
そう、思っていた。で、気にしていた。
夕方に録画していたニュースで、また決着付かず、異例の「再々再試合が、明日行われます」と、言うじゃあ~りませんか!
これは、トピックス! それは、すごい!
それも、たんたんと試合が進んだのではなく、あざとく、クサいテレビドラマもぶっ飛ぶ、ドラマが、訪れていた。
それも、ド延長の30回裏。
攻める崇徳、1アウト満塁!
もう、1打逆転サヨナラ勝ちの、絵に描いたような絶好のチャンス!
投げるは、中京のエース、松井大河(たいが)。それまでの投球数、431球!
投げたあ! 打ったあ!
ピッチャーゴロとなり、松井の投げたボールで、見事な併殺に。
あえなく、これにて、本日の試合、終了となった。
ため息と、大歓声が、球場を交差。
一方の、崇徳の投手は、松井と同じ3年生の、石岡樹輝弥(じゅきや)。
彼もまた、すでにこの2日間で、391球も投げている。
この両投手が、なんと、そのまま本日、先発した!
延長32回、裏。崇徳が、2死3塁と攻め立てたが、またも中京の松井大河投手が、冷静に打ち取って、難を逃れた。
中京の、後藤敦也・主将(3年生)がクチにした言葉が、意味深い。
「心が切れた方が、負けると思います」
どちらも、「硬式」では、名門の強豪。が、軟式は、パソコンで見る限り、いささか冷遇されている。
広島市にある、崇徳の練習グラウンドは、大芝公園や、NHKグランド。ウ、抜け。硬式は、高校のグラウンドで練習。
一方の中京高校は、「校技」として、硬式野球部の名が、堂々と掲げられている、
しかし、軟式の目標は、「全国制覇」
3年前の同大会でも、5度目の優勝をした実績がある。
まもなく、それが達成するか、どうか?
また、崇徳の方は、4年前の同大会の広島県大会でベスト4が最高。
ただし、この試合、実は決勝戦ではありません。
今日の試合で勝つと、決勝戦に進める。待ち構えているのは、27日に勝ち上がっている、「三浦学苑」。
はあ? そんな高校、聞いたこと無いよう!という、軟式野球ファンもいるかも知れない。
何しろ、「初出場」で、一気にココまで上り詰めたのだから。
全出場校、16校。地区別での優勝校が集結している。
校名で、関東地区や、海好きの人なら気付くかも知れないが、この三浦学苑。
神奈川県の三浦半島にある、衣笠(きぬがさ)駅から、歩いて5分の所に建つ。
練習は、校内のグラウンドと、2つのグラウンドを多用。ただし、日曜は、しっかり休み。
部員。硬式が47名に較べ、軟式は、半分の23名が選手。
んでも、強い!
ここまで3試合勝ったなかで、そのうち2試合が、4-3、3-2の、延長サヨナラ勝ち。
ここ1発のねばりは、ある。
崇徳と中京の3日間連続の再々再試合のため、しっかりと3日間、休養出来た。
今日の試合で、どちらの高校が、へとへとになって勝ち上がってこようとも、決勝戦は、明日の8月31日、午前11時、開始は揺るがない。
翌9月1日からは、学校が始まっちゃうから。あくまで、学業優先がタテマエの高校野球だもん!
がぜん、三浦学苑、有利?
いえいえ、「心」が決め手の、高校野球です!
本日の、兵庫県明石市。気温25度。快晴なり。
球場は、明石駅から、徒歩8分の「明石トーカロ球場」。又の名を「明石公園第一球場」と言います。
「トーカロ」?
実は、神戸に本社がある「トーカロ」という会社が、3年前から、年間300万円(消費税別)を明石市に支払い、命名されたもの。
遠かろ? いえいえ、徒歩8分。走れば3分。
明日の決勝戦も、むろん、入場無料です。
出場校は、規定人数18人分の往復交通費こそ出るけれど、宿泊費は、1人当たり3000円の「補助」が支給されてるだけ。
見えないトコで、苦労してるんす。
熱い応援、してやって下さい!
よろしく、お願い致します!!!
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いやいや、いやああ
一体全体、この熱戦、どう決着するんだろう?
もっか、40回まで進み、両校、一歩も譲らず、0-0のまま!
34回の裏、崇徳が無死3塁まで進めたが、またも!松井大河投手が、鮮やかに三振取ったりなんかしちゃってさ、サヨナラ勝ちを見事阻止!
ひょっとして・・・・・45回までいっちゃって、再々再々試合になっちゃう可能性も、膨らんできた!
もう、どっちも、まさに死力を尽くして、頑張れ~~~っ!!!!!!!!!!!!!!!!!
「高校野球100年」
その数字が、一人歩き。まるで、硬式だけが、光り輝ける高校野球であるかのような、NHKの、度が過ぎた、はしゃぎ振り。
またぞろ、スターを作り、仕立て上げて、連日騒ごうとしている、硬式高校野球報道。それも、よりにもよって、日本一性悪な性格をもつ、ごう慢不遜な父親の息子を・・・・。
まるで、硬式だけが、公式のよう。
だが、丸1年前。
甲子園から、ほど良く離れた、明石の、その名も、スポンサー命名権有りの、トーカロ球場。
そこで開かれた、高校の「軟式」野球全国選手権大会。その準決勝。
初日、延長15回で決着がつかず・・・・・・2日目、30回でも勝敗つかず・・・・3日目を、終えても・・・・・・・・・・・。
ついに、4日目。延長50回。
岐阜県の中京高校の、松井大河(たいが)投手が、広島県の崇徳(そうとく)高校・石岡樹輝弥(じゅきや)投手に投げ勝った。
そして、わずか、その2時間後に、決勝戦が始まり・・・・・松井が、またも意を決して、マウンドに立った。
そして・・・・・・・・・・・優勝した。
マスコミに、必要以上に、ことさらに作られ過ぎることも無く、しかし、まさに、永遠不滅の、破られぬであろう、新記録ヒーロー。
速報、も含め、6回。その折り、記事化。多くの検索数があった。再掲載しますので、あの時の「感動」を、再び!ではありませんが、振り返って戴けると、幸いです。
野球を知らない、全国のきゃぴきゃ女子アナまでも獲り込んで特報ニュースにまでして報じられた、あの4日間。
日本中を沸かせた、あの軟式高校野球の両投手らが、今、どうしているのか?
知りたくありませんか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
それにしても、と、今も想う。
詳しく報道されることもなかったが、2人の腕と肩の疲労度は、どんなものであったのだろう?
「大丈夫です!」
「疲れは、感じません」
などと、定番の答えを繰り返していたが・・・・・・
硬式の、甲子園での夏の大会。
青森県から出場し、延長18回、262球を投げ抜き、翌日、松山商業との再試合が決まった、三沢高校の、太田幸司・投手。
今も語り継がれる名勝負として、名高い。
太田自身によれば、翌日の朝。
宿舎である旅館のフトンから、身を起こした時、試合後、疲れた肩や腕やひじを冷やすアイシングをほどこしていたにも関わらず、「あれ? なんか、変だな」と。
洗面所に行き、顔を洗おうとしたら、手や腕が動かない、上がらない。
仕方ないので、顔を洗面器の水面まで持っていき、顔を左右に振って「洗面」したという実話を聴いて、想った。
硬球と軟球の違いはあるが、1回戦からの球数は無視したとしても、3日間、しめて延長45回をひとりで投げ抜いた、松井大河と、石岡樹輝弥。
その2人は、4日目の朝。顔をフツーに洗えたのであろうか?
フツーに、朝食の茶わんを、手に持ち上げられていたのであろうか? と。
ちなみに、松井大河。決勝戦も入れて、1047球も投げている。はたして、顔を洗えていたかどうか? 想像してみて、欲しい・・・・・・・。
=========================
日本人の気質は、若者に至るまで、「熱しやすく、冷めやすい」。
あの語り継がれる・・・・かも知れない名勝負を知って、「よし! ボクも、俺も、軟式やって、全国一になろう!」
全国大会の出場校数も、16だけだ。チャンス、大きいぜえ~!
そうココロを変身させた球児は・・・・・いなかった。
増えなかった軟式野球部数、軟式球児。
世間は、甘くない。
それどころか・・・・・・・・。
この8月5日。高校野球熱が全国のなかでも高い、兵庫県の軟式高校野球大会の決勝戦が行われた。
勝ち上がってきたのは、神港学園と、洲本実業高校。
洲本実は、準決勝で、あの報徳学園を4-1で下した強豪。これまで、過去4回も全国大会に進出している実績もある。
しかし、廃部が事実上、この春の前に決定。新入生に対し、学校は、軟式の部員募集停止をしていた。
原因は、新入生も含む、生徒数の減少。この高校。校名でお分かりかも知れないが、淡路島にある。
軟式野球部員数。3年生が、6人。2年生が、5人。試合は出られるし、クラスメイトに”臨時部員”を依頼し、担ぎ出すことも可能ではあるが、学校側の姿勢はかたくなだ。
監督は、11人全員に「硬式野球部」への転部を勧めたが、全員拒否。
軟式で、5年振りの全国大会へ!の想いを込めて、試合に臨んだが・・・・。
0-5で、敗退した。
その軟式の、今年の「第60回全国大会」は、今年も8月22日から、上記球場ほかで開幕される。
この春、松井大河が卒業した「中京高校」も、石岡樹輝弥が卒業した「崇徳高校」も、双方、全国大会への出場を決めた。
ちなみに、第6弾までの記事で、しばしば明記したが、「中京高校」は、岐阜県の瑞南(みずなみ)市という、山の緑と川が豊かで、のどかな地方都市にある。
この夏の硬式・甲子園大会に出場している「中京大中京」は、愛知県名古屋市昭和区にあり、まったく別の高校です。
ちなみに、特待生問題。今大会へ出た1軍レギュラーのなかに、1人だけ隣県の岐阜県の中学校からきた選手がいるものの、ほか全員が愛知県内からの入部でした。
で、まず優勝投手の、松井大河。
その縁もゆかりも無い、中京大学に、この4月、進学。
高校のホームページによれば、卒業生410名中、366名が4年制大学に合格・進学しているが、松井もそのうちの1人であった。
むろんと言うべきか、野球は続けており、「準硬式野球部」に即、入部。
この中京大学も、外に向けては「愛知県の中京大学」と言っている。というのも、「三重中京大学」と、混同される可能性があるからだ。
取材意図を詳しく説明すると、こころよく松井大河の行き先を教えてくれたのは、軟式野球部の、佐藤部長。同校の教師でもある。
スポーツ推薦で、合格入学。入った学部は、どうやら「スポーツ科学部」。
その準硬式野球部。創部は、戦後の昭和29年。今年で62年目に入る。部員数、98名。
高校で全国的に名の知られた松井大河といえども、大学に入れば、ただの1年生。
部は、早朝練習が中心。グラウンドや部の寮も、誘惑が多い名古屋市では無く、豊田キャンパスと呼ばれる、豊田市にある。
歓楽街も、旧・遊郭もあるにはあるが・・・・・・まあ、大河クンは、マジメそうなんで、・・・・・・・・・ビミョー。
指定寮に、入部。入部費、5万円。部費は、年間5万円。コレを、松井のご両親が支払ったかと言うと・・・う~ん・・・・・ビミョー。
で、この部。県内では、圧倒的に強い!
9年前には、「全日本大学準硬式野球選手権大会」で、すでに8度目の優勝を成し遂げている。
投手陣も、すんごいエースが、ズラズラリ。
少しかいつまんで書いただけでも、松井大河が入部してすぐの、5月8日。愛知大学に、10-3と、7回コールド勝ち。
ついで、5月13日。東海地区の春季リーグ戦で、名商大に、5-0で勝ち、8勝2敗で優勝。
7月には、関西へ遠征。まず7月11日。立命館大学と、2連戦。
第一試合、2-1で、サヨナラ勝ち。続く第2試合も、8-6で連勝した。
翌12日。今度は、同志社大学と、2連戦。
1試合目は、1-1の、引き分け。2試合目は、5-9と負けた。
宿題を胸に、豊田市に帰った。
次に迎える大会は、8月19日(水)から、石川県内の3球場で開幕する、先の「全日本大学準硬式野球選手権大会」
すでに、翌20日に、関東学院大学と対戦が決定している。
投手陣には、細江、中間、後藤、仲宗根などがおり、すぐ松井大河が、その一角に食い込めるほど、層は薄くない。
では、地道にボール拾いをしているだけか?と言うと、そこは大河。
入部して翌月。
5月28日、「東海地区 新人交流戦」の準決勝で、名商大Cチーム相手に、2番手投手として、早くも登板。試合は、6-4で勝利。
次いで、6月19日。部内の新人交流戦大会で、Cチームと、Dチームが対戦。
松井大河は、Dチームの3番手で登板。試合そのものは、1-5で負けたが、彼自身は無難に抑えて、交代したようだ。
これから、どんな投手に成長してゆくのか?は、正直、まだまだ分からない。
昨年夏。将来、プロへ?などという質問も飛び、活字になって、勝手にはしゃいだマスコミもあったが、どこの球団も、育成選手としても、声も掛けなかった・
軟式から、ドラフト外ながら、広島カープにプロ入りし、大活躍を遂げた、大野豊という例もあるにはあるが、レベルが違う。
とはいえ、伸びシロは、まだまだ無限大。
この4年間を、きっちり見つめていきたい。
なお、昨夏、優勝出来た大きなチカラとして、わたしは捕手の西山裕基を挙げて、書いた。
個人情報の壁を乗り越え、佐藤部長に聞いた。
「西山クンは、就職しました。会社は、トヨタ自動車です。野球? やってません」
わああああ、・・・・・もったいない!
あの配球の素晴らしさ! あの、絶好のタイミングで送球し、崇徳、そして、決勝で対戦した三浦学苑の塁上走者を、次々と阻止。
その能力、知力、体力を、自ら埋めてしまうとは・・・・・・・。
残念で、ならない。
また、素晴らしい名言を残し、4日間もの延長で、疲れ果てていた部員の心を鼓舞し、たぐいまれなキャプテンシーで引っ張り続けた、主将・後藤敦也は、今?
「キャプテンの後藤クンまで、聞きますか?」と、苦笑。
こちらも、質問を、いわば延長戦。
「後藤敦也・主将はですね、早稲田大学に進みました。そうです、スポーツ推進学部です。彼は、今は準硬式で野球を続けていますよ。もう、そろそろ、よろしいですか(笑)」
ありがとう、ございました!
ちなみに、延長の一文を。
後藤敦也が進んだ、早稲田大学準硬式野球部は、先に書いた「全国選手権大会」に、予選で敗退。
石川県の球場で、2人が顔を合わせる機会は、この夏は、無い。
熱い球春は、続く・・・・・・・・・・
<前篇 終了>
もう、ポルトガルへ向けて旅立ってしまった、なでしこジャパン。
いまさら、ナニを書くの?と突っ込まれそうだが、このチームの、期待しても良い部分と、危惧せざるを得ない最大弱点も指摘しておく。
以下、興味ある方には、お読み戴きたい。少なくとも、ヨイショのスポーツ新聞や、サッカーのネットマスコミよりは、はるかにリアルに、ありのままの事実を書いていますんで。
さて、後篇開始。
午後4時14分。1対1で、パスや、ヘッディングを繰り返す。
次に、ボールをころがしてもらって、スライディングを繰り返す。
佐々木則夫・監督。明海大学のサッカー部員を「学生!」や「男子!」と呼んで、全員に黄色いビブを配布。そして、あっちに2人、こっちに2人というように配置させる。
女子1.男子1。並んで、肩寄せ合わせて、一斉にジャンプさせる。競り合いのヘディングを想定。
ぴょんぴょん、ぴょんぴょん、飛び跳ねる男女たち。
「楽しんでやってるな、お前ら」と、佐々木の声。
男女カップル、にこにこ、ぴょんぴょん。
「バランス!」と、再び佐々木。「もっと強くやっていいよ」とも。
肩、身体、ぶつけあって競り合えと言う意味か。女子も男子も、どこか、照れてる。なんだか、中学生のフォークダンスのよう。
「遠慮するな! 学生(身体)強いから!」
おいおいおい、なんちゅうことを!(笑)
今度は、2対2で、ボール争奪戦。となれば、いとも簡単に、ガチなら、ボール奪って、明海疾走。
だから、「7割ぐらいのカンジでやってます」と、終了後の明海部員。
「はい、お兄さん」と言って、なでしこ、ガツンと肩ぶつけて奪う、なでしこ。
?? なでしこの方が、年上多いんだけど・・・・・。横山でも、21歳。川澄なんて、三十路間近の29歳。
佐々木、ディフェンダーに注意。
しっかりと、身体絡めて、肩当てて、身体当てて、ボール奪うようにと、指示。
4時半。照明灯4基に光、灯る。
ビブ、装着。なでしこ、白色。明海、黄色。ホワイトボード、見させて、ポジション、位置関係確認させる。
だが、ポジション、その後、どんどん変えさせる。いくつも、やらせてゆく。誰でも、どこにでも、当て込んで動かせて、それを見てる佐々木。
フォーメーションも、4-4ー2、4-3-3などの陣形にこだわらず、バンバン、随時変えてゆく。
「横山! 狭い! 狭い!」と、佐々木。
エリア、スペースを見い出し、作り、裏への動き、パスのタイミング、サイド爆走。さまざまなことを、ぶら下げていた笛を吹き、止めさせて、動かさせて、配置させて、試させてゆく。
1人1人が、いくつものポジションをこなせる可能性も試している。もし、ケガ人が、アルガルべ・カップ開催中に出ても大丈夫なように、という狙いも兼ねている。
その佐々木の声が聞き取りにくくなるくらいに、ゴール・キーパー2人の叫び掛け声が、うるさい!
福元美穂と、デカいだけの山根恵里奈。ナニ言ってるのか、聴き取りにくいが、常にギャアギャアと、叫んでいる。何の意味も無い。
指示のつもりなのか? それならソレは、佐々木の担当なのに。
角刈りヘアだった海堀あゆみは、髪が伸び、メンバーにいじられていたが、殆んど叫ばない。
交代、次々に。「走れ!」と、佐々木指示。
狭いスペースの中での攻守をさせる。
正しく、キレイなスライディング。相手に、ケガまでさせようと意図は、見えない。
しかし、世界の女子強豪国は違う。
つい先日の、ラマンガ国際大会。高倉麻子・監督率いる「23歳以下、女子日本代表」は、アメリカと対戦。なでしこジャパンの、次世代チームが、アメリカの選手にされたこと。
スライディングに見せかけた、両足首へのキック! ソレは、もはや、女子世界大会では、常識プレイ化している。
それをしない、なでしこ。良い事なのか、マイナスになるのか?・・・・・
さて、練習光景に戻る。
ようやく、なでしこ、ゴール前まで行ける。
というのも、明海、アタック、当たり、遠慮して、しなきゃいけない場面でもしないから。
ここら辺が、「なでしこ御用達 明海」としては、頃合いが、さじ加減が、むずかしい。
「呼吸整えて」 「もう少し、付いて行って、こう誘い込む」と、佐々木。マンツーマンで、付く。
ポルトガルの地において、さまざまな戦術を試みるつもりだな。
ゴール前での戦術。ゴールポスト前での、競り合い。ディフェンスの練習の積み重ねと、繰り返し。
あ~たねえ・・・・いくら何でも、ゴールキーパーの前を塞いで、ボールの弾道さえ見えなくさせて、取り囲むかあ~・・・・・・
4時45分。
左サイドから、ボール蹴り込んで、ディフェンスがどうしのぎ切るか? を、繰り返す。センターからも、「学生」に、蹴り込まさせる。
午後5時。
ディフェンスを、ど~するか、選手たちに話し合いさせる。その試し、チェック。アソコの場面で、コッチに行かせてみる? という、ポーズ。いったん出た学生、また戻され、フル出場サポート。
佐々木、叫ぶ! 「空いちゃったぞ~! ど~する?」
「3枚で動かす! 3枚、3枚!」 ディフェンス体形、試行錯誤。
左サイドから、蹴り込み、試みさせるも、堅いようにみえる。だが、学生、ガチに斬り込んでいってないからなあ・・・・・
まだ、やたらめったらうるさい、福元。叫び続ける、かん高い大声。
午後5時8分。
「はい、交代!」と、佐々木。
寒さに耐えていた控えの6人、勇んで加わる。待ちかねてましたわよ~!とでも、言いたそうにして。
「明海」の選手たちからも、声よく出し合っている。が、うまくゴールポストに、ボールが飛びこまない。気持ち、徐々に、ガチに。
スペースの使い方。瞬時の身体の向き。その、切り換え。佐々木は、気にしている。
「明海」のシュート、1本入る。
以前、澤穂希(ほまれ)も入っての、ややガチでの練習試合。4-1で、明海の快勝。なでしこの1本は、試合終了間際の、ごっちゃんゴール。差し上げたゴール。見ていた観客・ファンから、歓声と拍手が巻き起こった。
相変わらず、福元、うるさい。
佐々木。「・・・・・・ダメ!」 「だから俺が・・・・・・ダメ!」
・・・・・・のトコは、聴き取れない。
「遅いぞ! スライドが!はい、ソコ! 戻っとけ!」
7人、なでしこ交代させられる。
戻ってきた、主将となるはずの宮間あや。走って戻りながら、他の選手に、ココでは、こう、とばかりに、手振り、身体振りで説明している。
なでしこ、シュート! 失敗。
「明海」も、センターリング、ロングパス仕掛けるが、ゴール前でのタイミング合わず、失敗。
「戻れ!」と叫ぶ、佐々木。「戻れ! ほら!」
「明海」ヘッディング・シュート!・・・・・・失敗こく。
これにて、男女混合練習は、終える。
下がる「明海」。
その後のシュート練習が、とんでもない不安を襲わせた。
ほぼ中央から、10人余りのなでしこが、福元”うるさい”美穂と、山根”ウドの大木”恵里奈の、2人のゴールキーパーに向かって次々と蹴り込んで行った。
精度は? 守備のかなめの能力は?
いやあ、ひどかった!
シュート総数50本近く。枠内に入ったのは、50%。
そのうち半分が、まったくキャッチ出来ない2人。
証拠のつもりは無いが、写真を並べた。ハッキリ言って、殆んどザル!
たまに、必死でキャッチ出来るが、続く捕球はダメダメ、ダメよ~・・・・・・。
フトコロに飛び込んでくるようなさのボールは、当たり前のようだが、しっかりキャッチ出来る。それは、2日目でも、それだけは出来てた。
また、ポ~ンとゆるく放られる、高いボールは、山根の得意とするところ。
だが、それは、生きてないボール。スピードは、生きたボールと段違い。
とりわけ、この2人。福元は、低い弾道の速いボールに弱く、あらゆる角度に、まったく対応出来てない。
さらに、クロス気味に低く飛び込んでくる、向かって左隅方向には、100%捕れず。
反応が鈍く、遅い。
コレ、狙われたら、もうオシマイだ。
ただ、飛んで、横になって、腐ったマグロのように、だらしなく寝るだけ。
攻守の練習から、狙いも見えて来たし、成功すればしめたもの。
が、守りのかなめとも言うべき、この2人が試合に出たら、失点は覚悟した方がいい。
速く、鋭い、低いところと、軌道が伸びあがるネットを高く跳ね上げる弾道が左右に飛んだら、失点が重なる可能性が高い。
そうなったら、今回も、優勝は困難であろう。
佐々木則夫も、山根恵里奈の弱点について、ズバリ指摘する。
「さについては良いが、それ以外は・・・・・・。第一ゴールキーパーになるには、まだまだですね」
なにしろ、昨年のアルガルべ・カップでの、ドイツ戦。
ウドの大木は、3失点をドイツに献上し、日本は敗れ去った。
この1年。ハッキリ言って、まったく成長していない。その彼女より、「うるさい」は、さらに弱いザル。まさに、クチほどにも無い。
海堀”男”あゆみの、キャツチ精度・確率については、この合宿、計3時間半の中で、つぶさに見ていないので、何とも言えない。
だが、結局、彼女独りに、なでしこ守護神として、頼らざるを得ないのが、今の「厳状」だ。
このシュート練習を終えると、全員が横一列に整列。
そして、宮間が掛け声。
「一同、礼!」
拍手を、佐々木が「男子」「学生」と呼んだ「明海大学 体育会サッカー部」部員10名に贈った。
で・・・・・花束も、投げキッスも、何も無し。
午後5時41分、なでしこは、ランニング。この日は、一周半で終えた。
その姿に、カメラの照準は合わされても、右横に座って、スパイクを脱ぐ彼らに、ただの1カットも狙う、サッカーマスコミは、いない。質問どころか、声も飛ばない。なでしこの、ダシ。なでしこ、御用達。
彼らに、話しが、ホンネが、聞きたかった。
そのまえに、この先にある「アルガルべ カップ」が、地上波・フジテレビ系で放送される。
系というところが問題で、流れない地方局もある。
3月4日(水)、23時~1時10分。対・デンマーク。
3月6日(金)、21時~23時17分。対・ポルトガル。
3月9日(月)、23時~1時10分。対・フランス。
3月11日(水)、21時11分~23時23分。順位決定戦。
問題がある。解説に、加藤與恵(ともえ)、36歳が出る。この元・サッカー選手。「しっかり」「やはりね」に加え、「・・・・・ね」「・・・・ね」が、連発口癖。解説は、ヘタ。
さらに、単にうるさいだけの、ジョン・カビラ。
スポーツ中継ですら、バラエティならぬ、バカエティ料理に味付けしてしまう、フジテレビ。それが、視聴率低迷の一因とも気付かずに。
さらに、付け加えて、書いておかねばなるまい。
いまだかって、「なでしこジャパン」の合宿・練習を、この2人が、とりわけ加藤が見に来た姿を、まったく見たことは無い! 今回も。
仕事に、そんな「安易な姿勢」で向かう人間の、「怪説」を、少なくとも私は、聞きたくも無い。信用、出来にくい。
音声を消して観戦することを、お薦めする。
さて、どこも報じない「明海大学 体育会サッカー部」。
千葉県の浦安市に大学があり、サッカーグラウンドは、人工芝。練習は、日月除く、週5日。
部員は、118名。全国のサッカー名門校からかなり入部してきており、目下「関東大学サッカーリーグ」の「千葉県3部リーグ1位」。
昨年の11月16日。2部昇格をかけて、朝鮮大学と対戦するが、0-2で敗退。
今年に入って、「天皇杯 サッカー選手権大会」の地方予選に参戦。
2月1日。「海上自衛隊 下総航空基地サッカー部」相手に、6-1で快勝! 後半、5点も叩き入れた。
翌週の2月8日。「柏フットボールクラブ」に、2-0で勝利! この試合も、後半に2点入るという、チームカラー。
そして、来たる3月1日の日曜日。
「市原市スポレクパーク人工芝」で、正午から「VONDS市原」と試合します。
この記事で、興味・関心を抱いた読者は、是非観戦に行って戴きたい。とりわけ、後半に注目!
さて、そんなサッカー部に所属する「なでしこ御用達」の面々は、どうやらレギュラー常連はいないようだ。
それでも、この力量。男子と女子の差が偲ばれる。この差は、いかんともしがたい。
もっとも、来たるアルガルべカップでも、意図的なキック・スライディングや、ぶちかまし全身ボディアタックが、一応性別は女子でも、やってくるはず。
さりげなく、目立たぬようにやり返さないのが「なでしこ」なのだが・・・・・。
聞いた。
---いつから、「なでしこ」の練習相手になり始めたの?
「さあ? なあ、いつから?」
そうメンバーに聞くが、みんな首傾げ、明快な解答無し。
「ずいぶん前からみたいです」
---やっぱり、気を遣う?
「そりゃもう! 大変す! どのくらいでやっていいものかど~か・・・。激しいアタックも出来ないし。やりにくいですよ。なにしろ”世界の選手たち”ですから(笑)。大体、いつもの7割ぐらいのカンジでやってます」
---あっさりと抜けて、シュート出来る時もあるよねえ?
「そうですねえ」と、苦笑い。
---ところで、ココまでの交通費とか、何か出るの?
「まったく、一円も出ません。なあ? みんな、そうだよなあ」
メンバーのなかには、イケメンもおり、シャワーを浴びた後に振りかけたであろう、オーデコロンの臭いが漂う。
---このなかに、こっそりとなでしこの選手と、ケータイやメールの交換をして、仲好くなっている選手はいないの?
「まったく一人もいませんね。そんな余裕ないですもん、あの中じゃ」
そう話してくれながら、暮れゆくサッカー場を後にして、最寄りの京葉線の駅へと連れ立って歩いてゆくのでありました。
なでしこは、豪華送迎バス。
う~ん、この待遇の違いは、ど~言ったらいいのか・・・・・・・・・
3月1日、頑張れよ~! 応援席でも、ベンチでも。
またも、行ってまいりやした、「なでしこジャパン」アルガルべ・カップに向けての、強化直前合宿。
2月25日(水)、曇天、ひんやり肌寒い低気温。
この合宿3日目で、1日早く切りあげ、最終日にしたようだ。
どんな練習をして、国内で仕上げるのか? 昨年のこの時期にも、ポルトガルには、一週間ほど早めに現地入りし、向こうの気候、気温、試合会場の芝の状態や、対戦相手の情報収集に努めた。
にしても、気になった。せっかくの、全公開。自分の目で、見届けなければ。
午後の部。3時半、開始予定。昨日と、同じ。
電車の乗り継ぎがうまくいかず、到着は、3時47分。記者控え室には、1人もおらず。
おおっ! 今日は、ちゃんと、まともに取材する気だな。
観客席には、35人ほど。年齢層は、幅広い。母親に連れられた女児から、老人まで。どこで情報仕入れたのか、集う。
最期には、徐々に増え、45人くらいになる。サッカー少年少女もいた。
グラウンドを見ると、サポートメンバーの控え選手2人と、コーチ3人は、ボールのパスプレーでリラックス。それと、男子選手10人。
ん? ひょっとして、昨日も来てた、「縁の下の力持ち」「なでしこジャパンの、御用達」。正式名称「明海大学 体育会サッカー部」の面々か!?
すでに、軽くパス回しの練習を始めていた。笑顔も、のぞく。
気になると、聞く、尋ねる性格。
大声で、呼びかけた。
---お~い!! 君たち、明海??
「そうです」
---てことは、昨日来てたのと、同じメンバー?
「そうです~」
すでに、送迎バスは到着。だが、なでしこ選手たちと、監督は現れず。
柵で仕切られた、まるで動物のような囲い込み状態のなかで、カメラマンや記者が、いつ出てくるのか、待ち構えている。
全員で、30人ほど。人気全盛期に較べ、激減。
「何してんだよ~! はよ、出てこいよ!」な~んて言わない。おとなしい飼い犬。近くにいる10人には、まったく興味を示さず。カメラも、向けず。むろん、質問もしない。
3時54分。
やっと、ぞろぞろと出てきた。
入念に、たっぷりと、化粧、ヘアメイクに時間をかけていた? トイレに、長蛇の列?? していた?
いやいや、おそらく・・・・・膝、肩、足首、足の甲などに、入念なテーピングと、サポーターを重ねるなどしていたはず。
「ここ、実は少し痛いんです」などと、打ち明けようものなら、即刻、別メニュー組に押しやられ、下手すりゃ、ポルトガルに帯同さえさせられない可能性がある。
だから、絶対に隠す。言わない。せっかく、やっと選抜された日本代表の座。手放さない!コレ、ジョ~シキ。
いろんなスポーツ競技の、「日本代表」に聞いた真実。
足、引きずっていて、「痛いんじゃないの?」と聞いても、「いや、何でもありません」と言うのが、普通。
引退してから、「実はさあ、あの時・・・・」と、打ち明けてくれる。
ましてや・・・・今回は、さまざまなポジションをこなせるプレイヤーが、実は求められており、佐々木則夫の構想に入っているのだから。
3日目ともなれば、身体のどこかしこに、「不具合」が生じ始めている。なもんで、上記、作業を入念にする。
最終日に、ケガをしたもんなら、元も子もない。今までの努力が、パアになる。
さらに、佐々木則夫監督からのミーテイングと、いくつかの指示がつげられたのであろう。それは、その後の練習内容と、展開からの推測。
17人プラス、ゴール・キーパー3人。このゴール・キーパーのうち、2人が、練習最後に、とんでもないことになっているとは、この時は想像もしなかった。
すぐさま、ゴール・キーパーは、練習にいち早く入っていた。両腕を左右に広げ、選手の足元にポトンとボールを落とす。
それがバウンドしたら、すぐキャッチする! その、繰り返し。基本動作か。
いったん、グラウンド脇に戻る。
すでに、立て掛けたホワイトボードに、次の練習が書き込んであり、左右のステップを踏む繰り返しをしてゆく。笑い声、起こる。
フッと気付く。なでしこのメンバーの大半は、茶髪。だが、「明海大学」の選手は、全員黒髪のまま。
なんだか、今風と逆。
4時6分。そろそろ、本格開始、か。
4対2。四隅に4人づつ並び、ボールをキックパス。それを、中に入って、黄色いビブをたすきの如く握りしめた2人が、パスをキャツチして外へ。早く、テンポよく。
が、たちまち、2人に阻止され、パスがつながらない。
もう、ワ~キャア、キャア、キャア。大嬌声! なでしこ、やっぱり、女の子。
10回、やっとつながると、ハイタッチして、喜び合う!
左右のサイドと、正面から、放られ、蹴られたボールを次々とキャッチ。見ると、難しい位置には、放ってない、蹴り込んでいない。
さらに、ゴールポスト、ギリギリの高さは、山根恵里奈が、少しジャンプして、キャッチ!(写真上)。身長187センチが、活かされる瞬間だ。
この山根恵里奈も、なでしこリーグの選手。一応、プロであって、プロとは言えない生活。
試合出場給は出るが、それだけでは、とても生活は出来ない。常に、アルバイト。正規雇用は、ダメ。このように、海外に長期に行ったりするため、雇う側も困るから。
26日。先に書いた、サポートメンバーの控えだった2人。上辻佑実と、横山久美が、正規に追加招集された。
ある2人の選手がケガをして、辞退したためという情報もあるが、この日の練習を見る限り、すぐには信じがたい。
テーピングで、無理して参加して、隠していた可能性は捨てきれない。
上辻、と横山が、佐々木が望むように、他のポジションもこなせていたからかもしれない。
彼女たちも含め、なでしこジャパン日本代表選手の7割は、アルバイトで生活を食いつないでいる。球団側からすれば、「なでしこリーグ」の観客の少なさからすれば、致し方ない。
かつて、バカバカしいほど青天井に、男子の年俸を上げた影響が、女子(レディース)にしわ寄せされている。
”厳状”では、仕方がないだろう。
<前篇 終了>
男女混合練習続く。
午後4時28分。
「明海大学」のサッカー部員5人去り、5人は残る。
4時29分。
佐々木則夫・監督。全員を残らず呼び、また新たに手持ちホワイト・ボードに戦術を書き込み、詳しく、端的に、説明。
「学生」は、全員、黄色いビブ着用。
さすがに遠く、佐々木の言っている言葉は、聞こえない。
「終わり!」だけは、聴こえた。
10対10.
「どんどん、やってよ」
「今、パス!」
「左足の前に! 速く送って!」
「出したならば・・・」
近くで立つ、佐々木の指示飛び続ける。
残るなでしこ6人、体の冷えを避けるために、早足の足慣らし。
佐々木、指摘。
「あのね、チカラ入ってる」 「フィーリング。このスペースだからね。チカラ、入っちゃってる」
4時39分。
照明塔、4基のうち、3基灯る。
この会場使用費、かつても書いたが、激安、メチャ安。
いくら使っても、年間予算、スポンサー料などで約3億円増えている日本サッカー協会。痛くもかゆくも無い。
だからでもないだろうが、無能の「第二」会長や、何にもせんむ理事を、飼い続けられる・・・・のかも知れない。
だったら、明海大学サッカー部員たちに、身体温まる缶コーヒー代くらい出して上げて欲しいものだが。
再び、佐々木。
「そこ通ったら、ターンして」
なでしこ、明海のプレスがキツイと感じているのか、攻めあぐねているのか、パスが引きがち。
パスして、また戻して・・・の、繰り返し。
明海の6人、ガラリ代える。
学生が、ボール奪ったら、ストップ! 再び、練習開始。
リ・スタートの、繰り返し。
先の上田栄治。スックと、コート姿のまま、立ち続け、見つめ続けている。原とは、大違いだ。
次第になでしこ、「男子学生」をスルリと抜き去り、ゴール前まで進めるようになってきた。
また、4人、代わる。
しかし、まだまだ、戻しパス、多い。攻めのパス体系、連係になっていない。
それを、体を絶えず動かしながら観ている、ゴール・キーパーの福元美穂。やたら、声張り上げて、指示。無駄な指示。時に、うるさい。的確では無いだけに。
競り合い、ボール、奪い合い。なでしこ、ひじ、手で「明海」突く。逆は・・・・・控えている「明海」。その答えは、明快だ。
佐々木、見てて、ストップさせて、またスタートさせる。
なでしこ、白いビブ着用。
先程まで、サッカーグラウンドの枠外で撮影していた、テレビ局クルーも、いつの間にか、客席最上段にカメラ構えて撮影。番記者も、数人。
ようやくディフェンス陣を突破!
が、ゴールポストの正面に、ゴロキック! 難なく、キャッチされる。
なかなか、ゴール狙えない。
そうそう、余談ですが、なでしこの花。花屋で聞き、見たが、全然キレイじゃない、華やかさも無い花、でした。
速いパス回しと、ロングキックで、そのチャンスうかがう。
かといって、男子のバカの一つ覚えの如く、セットプレーからのセンターリングや、クロス・パスの練習はしない。この日は、かもしれぬが。
蹴ったあ~!
ゴール・ポスト、上。
蹴ったあ~!
ゴールキーパー、正面。
ゴール手前まで斬り込んだ・・・・・が、クロスパスは、右へ・・・・・。
これで、2日目の合宿練習、終了。時刻、午後5時17分。殆んど休みなしの、107分。映画一本、上映時間。
上田栄治、サッと踵(きびす)を返して、階下へ。おそらく、佐々木則夫と少し話しして、帰るのであろう。
グラウンドでは、なでしこ。サポート・メンバーも含め、横一列になって並ぶ。
「ありがとう、ございましたあ!! 」と、なでしこ全員、声を、AKBや、ももクロ並みに揃えて、アタマを下げて、御礼を言う。そして、拍手。
そこで、ケータイ番号を書いたメモ用紙を渡す・・・・・なあんてこたあ、無い!
仕上げは、ランニング。
男子日本代表と違い、全員揃って、キレイに一丸となって。結束力。気持ちの、現われ・・・・と、見たい。
軽い足取りで、2周。
汗も滲まない、吹き出さない寒さ。だから、ぬぐう選手、皆無。
2月26日には、合宿を打ち上げる。
迫る「アルガルべ・カップ」は、ポルトガル国内で、3月4日、開幕。また、ガラガラの客席のなかで、試合をするのであろう。
実は、ワールドカップでは優勝経験があるが、この「アルガルべ・カップ」での優勝経験は、意外や無い。
だから、おそらく主将になるはずの宮間あやではないが、「初優勝を狙いたい」。
出てくる国代表チームのメンバーは、殆んどそのまま、カナダで行われる、6月6日開幕の「ワールドカップ」に出場。
すでに、組みあわせは決定。全24か国が、6組に分かれる。
日本は、C組。一応、FIFAランキング、3位。が、コレ、目安でしかない。3位が、今の実力10位ってことは無いが、5位も有りうる変動相場制の、スポーツ界。
C組での対戦相手国は、スイス(18位。日本時間、6月9日に試合)。
カメルーン(51位。同、6月13日).
そして、エクアドル(49位。同、17日)。
甘く見て、あなどる、えくあどると痛い目に合うのが、サッカー。快勝どころか、辛勝も、ありうる。
佐々木は、それを百も承知。
「3チームを、あなどってはいません。しっかり、1位をキープして、良い条件で決勝トーナメント進出を目指す」
対する3国は、表面上、日本を「強豪国です」と、日本の報道陣には、リップサービス。
「日本は、技術も戦術も、最も高いレベルにあります」と、すいすいリップサービス、スイスチーム監督。
「日本は、とても速いし、技術もある」と、カメルーン監督。エクアドル監督も、「日本は、とても強いチーム」と、クチを揃える。
しかし、日本の切り札で、海外組の中心の大儀見優季は、対戦国の補強や戦術上昇を聞いている。自分のいる所属チームは、「多国籍軍」だけに、いやでも、練習中の体で知っている。
さあ、どうなるか?
良くはないが、さほど悪くない動き。ケガ人も、いまのところいない。
取材に対応したのち、ホテルへ帰る選手たちにサインを求め、写真を撮ろうと、男を中心に出口通路に待ち構える者たち。
この時の対応がひどすぎると、たちまち人気急落の起因となりかねない。
出てきた、先の上田栄治・女子委員長と出会う。
---動き、悪くはなかったようですね?
「なにか、充実してましたね」と、笑顔。
まずは、一安心、安堵というところ、か。
「紙」の方の取材陣に、テレビより先に囲まれる、佐々木則夫・監督(写真左側の、左から2人目)。
このヒトは、こ~ゆう場でのリップサービスを常に心がけており、身振り手振りで、質問に答える。笑顔、意識して絶やさない。カミさんの助言からきたもの。見事なまでに成功、している。
この時、記者控え室は、さすがに無人。
合宿練習で、細かくナニをしていたか? その、狙いは? うまくいったのか? いかなかったのか? 今後 、どうしてゆくのか?
そんな質問は、殆んど飛ばない、飛んでも書かない、報じない。
ひたすら、ニッポン、チャチャチャ!の、話し言葉選びの、神輿担ぎ。
どんな練習してたのか?は、キチンとロクに見ずに、どんなことをしゃべってくれたか? そこんとこに、いまだデーンと中心を置く、我が国のサッカー・マスコミ。
「 」 「 」
カギカッコ、カギカッコ・・・・・・・・
気温以上に、今日も、うすら寒さを覚えてしまう。
予測、ではなく、希望的観測を込めて、「帝京が、勝つかも?」と、タイトルを打った。
この前回の記事。そして、以前から、この通しタイトルの、この不定期連載の記事を読んでくれている読者は、秩父宮ラグビー場に直接その目で、この試合を見に足を運んだか、もしくはテレビでこの試合を見てくれたことと思います。
帝京は・・・・・残念ながら、勝てなかった。
あえて、あのタイトルを打ったのは、この試合を通じて、ラグビーというスポーツ格闘技競技に、興味を持って欲しい、という意味合いも込めたから。
このところ、NHKが積極的にラグビーを取り上げてくれてるのは、少なからず嬉しい。
協会広報が、旧態依然とした悪しき体質のままなので、周囲が炊きつけなければ「2019年 ワールドカップ 日本開催」ということすら、知られないままになりそうだから。
それでも、会場をざっと見ても、6500~7000人くらいの観客数。今後のことを考えると、少々寂しい人数だ。
さて、試合。14500人との「公式発表」
えっ! 本当、であろうか?
タイトルにも打ったが、胸ワクワクさせる、面白い試合展開だった。ラグビーを知らないヒトでも、楽しめたと思う。
前半。試合開始の笛が鳴ってからというもの、東芝の気迫に、目を見張らされた。
学生相手に、すざまじいボールへの、必死の絡み方、争奪戦(ブレイクダウン)。学生相手に、激しい渾身のタックルをかます。それも、2人から、3人がかりでだ!
帝京は、この試合に負けても、得るものは有っても、失うものは、何も無い。
だが、東芝は、負けたもんなら、末代、孫の代まで「恥」と、蒸し返させられる。
トップリーグのトップに位置してきた「プライド」が、なりふり構わぬディフェンスを見せ続けた。
本気だ! ガチガチの、ガチンコだった。
その結果の、前半21-5という、リードで終わった。
が、そのまま終える帝京ではないはずだ。東芝のプレッシャーが強く、パスがサイン通りにはつながらなかった。だが、そう想っていた。
気持ち、気迫では、まったく負けていなかったから。
ハーフタイム。
選手時代。そして、選手兼コーチ時代も、人柄抜群の冨岡鉄平・東芝ヘッドコーチは、「ブレイクダウンの厳しさを見せてくれると思っていた」と、ニンマリ。
かたや、帝京・岩出監督。
「こっから、学生のいいところを見せて、最後は笑って終わりたい。選手には、追いかける苦しさを、全部楽しんでこい! と言って(控え室から)送り出した」
後半。捨て身のアタック。やるだけ、全部、出し切ってやるとばかりに、帝京の全選手が闘いに臨んでいた。
「勝ちたい!」「攻める!」「攻めまくってやる!」
そういう帝京の気迫が、随所に出まくった。見ていて、久しぶりに、胸が躍った。胸が、ワクワクした。
結果は、38ー24で、2回戦で敗退こそしたものの、後半だけのスコアは、19-17で、競り勝っていた。
何より、わずか3年前。
同じカードで戦い、19-86と大惨敗。
それが、ココまで歩み寄り、追撃!という、急成長を見せた。
冨岡が、試合後、言った。
「(帝京は)接点では、トップリーグのチームに負けてはいなかった」
感想は?と、問われ
「会場の雰囲気。見て、感じられた通りですよ」
熱い拍手は、帝京選手に注がれ、東芝の選手、とりわけスクラム陣は、疲れ果てた表情を隠さなかった。
冨岡は、続けて言った。
「(帝京の)必死に前へ出るプレイ。勉強になりました」
帝京の岩出は、自信に満ちた表情を浮かべて、こう言った。
「このレベルで、戦えるということが分かった」
来年、いえいえ、オフシーズンの練習試合が、今から楽しみになってきた。
これで、「失格」?
う~ん・・・・・規則は、規則。ルールは、ルールであるけれど・・・・
アクシデントが起こったのは、1区7キロメートルを走り切る寸前。目の前に第2区とつながる、中継の白線が見える5メートルくらい手前の、第1中継地点(写真左上)。
先頭から、1分弱。30位を過ぎて、愛知県代表の愛知高校生、山藤(やまとう)篤司が、5メートルほど手前で、突然よろめき倒れ込んだ!
ヒザをしたたかに、コンクリート地面に打ち付け、立ち上がれない。
あと、あと、1メートル・・・・・90センチ・・・・50センチ・・・
40センチ。ヒザをまげて、赤いたすきを受け取ろうと待ち構える中学生の2区ランナー。山藤の動きを、しっかり見つめている中年男性の係員。
ああっ! たすきを放った! 投げた!(写真左上)。
しっかり、たすきを拾った2区の中学生。元気に走り出した! 思わず、NHKの若い中継実況アナウンサーが、叫んだ!
「愛知! たすきが、つながりました!」
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しかし、これが、「失格」となった。
チームの記録は、残らず。
愛知県チームの最終の7区には、あの正月の箱根駅伝で「新・山の神」と命名された神野(かみの)大地が走り、なんと抜いた、抜き去った、ぐんぐん、ぐんぐん。
27位から、12人抜き去って、15位で、ゴールイン。
しかし、そんな記録も何一つ残らず・・・・・。むろん、順位すらも。
東洋大学時代には、「箱根駅伝」で「山の神」と讃えられた柏原(富士通・所属)も出場したが、ここ数年の絶不調を現わすかのように、ずるずると地位を下げる始末。
走り方も、まるでドシロート。もはや、フルマラソンでの復活はあり得ない。
それにしても、たすき投げ、手渡しとの、差。
おそらく、実況アナも知らなかったであろう、「ルール」。それに目をつぶって、投げだすことは、出来ない。
脱水症状のなか、無我夢中で、思わず放ってしまった、たすき・・・・・・。
あそこで、あの時・・・・・、
これから、山藤には、折りに触れて想い起こすであろう、この瞬間。
その後悔を乗り越えて、今後のランナー人生を、歩んで欲しい。
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【 2022・11・7 追記 】
今から、7年10か月も前の、上記記事が、多くのヒトに読まれていた
ん? 彼に何かあった?
上記以降、彼は神奈川大学へ進学、
陸上を続け、現在、22歳・
身長、わずか、158センチ足らずという,現在、ガンで重症の病床にある、中居正広と同じチビながら、
トヨタ自動車株式会社、中長距離陸上部の選手として、1万メートルの選手として、好記録を出し続けていました
行ってきました、はるばると。
千葉県下にある、国道357号線沿いに建つ「習志野市 秋津サッカー場」。
日本人なら、何かとあわただしい年末年始真っ只中にも関わらず、そこは”害酷人”監督、ハビエル・アギ―レ。
勝利給含めて、年俸5億円の飽満あぶくゼニを、交渉ドヘタで愚かな、何にも専務理事の原博実を手玉に取って手にした、したたかな職人流れ者監督。
ココで働かなきゃ、いつ働く? 仕事やってるふり見せなきゃ!とばかりに、被告人になる確率い八百長試合疑惑を、口先だけじゃなく、少しでも薄めようと、サッカーグラウンドへ。
なのに、あれれ? 陣頭指揮は、アギーレ、してなかった。
してたのは、ファン・イリバレン(47歳)。本来は、フィジカル担当のコーチのはずなのに、スぺイン語で、叫ぶ、怒鳴る、お前は、監督サマか?と、思うほど、目だって指示しまくりの張り切りよう。
さらに、スチュアート・ゲリングコーチも、英語で指示。
じゃ、ハビエル・アギーレおっさんは、どうしてるかっちゅうと、気温7度という夕方の肌寒さも気にせず、短パンはいて、お帽子かぶって、選手の動きを、殆んど無言で見つめているだけ。
たま~に、通訳伴って、気になる選手に話しかけるくらい。
ちょっと、アギ~レた。
のちに詳しく書くが、指導方針、プールDに入った相手チームへの戦術、その戦力リサーチ、そして、自チームのフォーメーション。
どれもすべて、まったく決めていなかった!
なにしろ、選手を、協会が差し出した資料などで、過去の実績をみて選びはしたものの、直前まで日本に来てない、全然いないため、各選手の特徴、特性、そして、性格も分からない。
そ~ゆ~、日本知らずのドシロートが、監督やる。
だから、じっと見てるしかない。
ちなみに、夜の腰が軽く、やたら乳房のふくらみを強調する、3本は入る大口歯ぐきむき出し安藤美姫(みき)の、現在の同居人も、ハビエルと言うそ~な。
さて、練習開始時刻。この日は、なんと陽が落ちて暗くなった、午後5時半。
初日はホテルで、招集した選手たちに「八百長疑惑の、事情説明」を行ない、夕方になってしまった。
それは、仕方ないと言えるが、3日目の大晦日も、午後4時。
で、最終日の元日も、夕方。練習時間も、たったの1時間ちょい。サッカーマスコミの中には、この30日のを1時間半と、ネットで誤って書いたところすらあった。
国内では、本格的練習というより、単なる「調整」。それが、事実。
秋津での、使用料金。
毎回、2時間以内で、1万380円。
照明4基、5520円。
しめて、1日あたり、1万5900円。
4日間で、6万3600円。
年末年始の割増し料金は?
「それがねえ・・・・無いんですよ(笑)。もう、ボランティア精神ですよ」と、サッカー場職員。
この合宿。毎日、気温30度以上の、真夏のオーストラリアで「アジア カップ」が、1月9日から開かれる。
そのための合宿、のはずなのに、気温ヒトケタ、7~8度しかない、夜に向けてやっている。
まだ冬の日差しが注ぐ日中に行なうなら分かるが、寒さが身に応える夕方に行ない、且つ、汗も滲まない軽めの調整。
日中に、別の場所で体鍛えているかと言うと、な~んにもしてない。ご休憩。さらに、戦術を叩き込むミーティングも行なわれていない。
温度差を、考えていない、八百長疑惑オッサン。
見てるファンとの「温度差」も、開くばかり。
何の為の合宿なのか、首を傾げてしまう。
だから、最終日の元日。
ついにたまりかねて、最終日に帰ろうとしたアギーレを呼び止め、本田圭佑が、戦術面も含め、説明を求めた。
当然だろう。痴将としか思えないオッサンに、詰問するのは。
その本田の、練習後に待ち構える取材陣への対応は、相変わらずの気まぐれ、身勝手、テキトー。
ある日は、7分間、通路に立ち止まって、しゃべって下さったが、言葉多くても、意味不明。意味が、つながらない。
かと思えば、「お疲れさん」の一言だけで、足早に去ってゆく。
で、また、ある日。一言もしゃべらず、背を向けて行ってしまう。
やれやれ、このギョロ目男は・・・・・・・。
主将。何故だか、長谷部誠になってしまってる。
しかし、アギーレから、言われてない、言ってない。な~にも考えてない、このオッサンには、ホント、アギーレる。
ご指名も受けてない長谷部も、困り果ててる。
「言われていないんですよ(苦笑)。自分みたいに出て行かないタイプが、良いのかなあ・・・・」
さて、ハナシが前後したが、まずは「公開練習」2日目。
なもんで、合宿練習場所も、「秋津サッカー場」と、正直に公開しちゃう。
こりゃあ、今日は観客多いな。初日の夕方に440人いたが、そんなもんじゃないな。
そう思いつつ、入ると、ええ~っ!
公開練習、料金無料!とはいえ、右を向いても、左を向いても、下見ても上見ても、写真のように、びっしり!
満席で、2100人入るという、この市営の秋津サッカー場。
ざっと見ても、1800人。さらにその後も、続々とファンが詰め掛けてきた。
それだけじゃあ、無かった。
グラウンドに目を移すと、選手たちが、短く簡単にストレッチを終えて、すぐさまパスの練習を始めた。
その動きを、間近で見ようと、網越しに、ご覧の人だかり。間近、マジか?
その数、ざっと200人。
さらに、ゴールポスト裏の網越しに、これまた40人ほど。
夕方5時半に、「日本代表チーム」が、大型バスで、サッカー場到着。予定の定刻通りだった。珍しい。大抵、遅いのに。年末で、交通量が少なかったせいか。
すでに、結構な寒さ。海風こそ吹いていないが、この寒空に、総計 2100人ほど。ココ、海抜、わずか、3・5メートル。
三陸沖超津波クラスの震災が起こったら、ひとたまりもなく、水没してしまう低さ。
それにしても、いやあ、日本ラグビー協会広報に、この壮観さを、ひと目見て欲しいと想った。いつも、非公開。なもんで、たまに「公開」しても、観客・ファン、2~3人。
公開、後悔して、また非公開。もはや、悪循環の極み。最悪状態が、これからも、間違いなく続く。
ど~すんだろ? 2019年のW杯。赤字抱えること必至だぜ。
事実経過を少し話すと、「そりゃあ、観に行かなくなるよねえ」と、この日の熱心なサッカーファン。とあるJリーグチームの、サポーターをしていると言う。
にしても、この秋津で満杯は、初めての事。
サッカー場は、12月28日で、仕事納め。
日本サッカー協会なんかは、もっと早く「25日、18時で仕事納めです」と、誰も出んわ、留守番電話テープが冷たく回る。
なのに、ファンは、どこでどう情報を仕入れるのか、三々五々集まってくる。
クチコミ、ケータイ、メール、情報探索・・・・すごいなあ、と熱心さに感心する。
ストレッチの後、パスワークの練習。
人数、大小の輪を増減しつつ、次第にペースを速めてゆく。
ボールのスピードも。
早く、変化をつけたボールを、足で触っているのは、全部”海外組”だった。
鍛えられている激しい競り合い、そのキャリア、巧みさの差が出た。
はずしたり、ミスしたりして、失敗すると、当の選手から笑い声や、へらへら笑顔がのぞく。国内組が大半。
見守る女性ファンからは、嬌声、笑い声、堂々とフラッシュまで、パッパッと、炊かれる。
選手に緊張感、まるで無し。このザマで、「アジアカップ連覇」に、挑もうというから、あきれる。
全員が、オーストラリアで開かれる「2015 アジアカップ」に帯同しても、間違いなく試合に出られるわけじゃない。
振り落すためのセレクション、選抜合宿ではないけれど、初日は顔合わせと調整目的にしても、2日目にして、この全体の選手間に漂うたるみ具合は、一体なんなのだろう?
まだ大学生の身で、唯一代表に選出され、合宿に参加している武藤嘉紀は、この日、こう抱負を述べた。
「とにかく、結果にこだわっていきたい。結果が、すべて。そのために、全力を尽くしたい。とにかく、練習で120%以上やりたい」
口先でなら、何でも言える。よく言うよ、だ。へらへら、パスの練習でミスって笑っていたのは、君もだよ!
一度、アギーレが呼び、円陣を組むも、選手にエンジンかけるような指示の動き、一切無し。
具体的なフォーメ―ションや、戦術の説明や指示も見られない。
この練習ののち、双方、赤と黄色のビブを着けて、試合的な動き。
その全選手のなかで、一番もくもくと、笑顔も笑い声も一切出すことなく、練習に取り組んでいたのが、本田圭佑。
合宿初日も、この2日目も、短パン。ハイソックスも、はかず。寒いから、上着のジャージは襟を締め、マフラー的なモノを首に巻いているのに、下はコレ。
全選手中、本田だけ。
とはいえ、ついに翌日の大晦日。そして、元日も、さすがに寒さに耐えかねたのか、下もジャージはいたが。
変わりもん。目立ちたがり屋。今回も、1月2日。成田空港から、戦地オーストラリアのシドニーへ向けて旅立つ際も、スーツこそ、いつものうんこ色では無かったが、夏の熱い陽射しも無いのに、真っ黒いサングラス。
ヤクザ映画のファッションが、お好きなのか、いつもへんてこりんな、笑えるいでたち。
本田自身は、それも知らずに、オレ、カッコ良いだろ?と勘違い。
だが、サッカー場では、ひたむき。無駄な動きをしない。
まったく連係は取れていないが、要所要所で、キレのある動きと走り。そして、パスを蹴り出す。
パスや、スライディングに失敗しても、他の選手のように、へらへら笑いでごまかすようなことをしない。
ひたすら、もくもくと自分に課した練習をこなしてゆく。
ゴールキーパー陣は、キックされたボールをキャッチすることの、基本動作の繰り返し。手元の位置の高さに来るだけに、難なく受け取る。
ところが、一転、低く微妙にバウンドしてくるボールが来ると、かなり弱い。必死でカバーするが、弱点が露呈してしまう。
それも、低く来るボールと事前に分かっているから、反応出来てるが、とっさに変化されたら・・・・・・。
明らかに、日本のゴールキーパー陣の、弱点。なのにコーチ、厳しく修正を求めていないまま終了。
おいおい、おいおい、良いのかあ・・・・・・・。
この合宿では、西川周作、東口順昭。そして、今回に限り、牲川がトレーニング・パートナーの名目で参加。現地には、帯同せず。
メイン格だった川島永嗣は、現地で合流するが、たったの1勝も出来なかった「ワールドカップ ブラジル大会」の試合での、ザル振りを見せつけられた身にとっては、彼がいくら身をよじって悔しがっても、もはや控えの存在でしかないだろう。
相変わらず、シュート練習の特訓も無ければ、個人の居残り、また、無い。
だから、また、「精度」が最悪のザマをさらけ出した。
オーストラリアに渡ってから、1月5日。地元のクラブチーム「オークランド・シティ」との練習試合。
日本のマスコミは、一斉に、2-0で快勝と報じた。それも、「世界クラブ選手権 3位」のチームに、快勝したと尾ひれを付けた。
だが、このチーム。アマチュアで、選手全員「仕事」をして生活費を捻出し、なんとか集ってるクラブ。この練習試合の前は、正月休み。前日に、久しぶりに2時間ほど、全体練習やっただけ。
日本のゴールキーパーの前に、危ないシュートは1本も飛んでこなかった。
では、日本は?ってえと、ゴールラッシュ!
13本蹴って、たったの2ゴール成功。それも、1本は、オウン・ゴール・・・・・・・。たった、それだけ!
ほかは、正面に合わせたボールでさえ、はずす、プロとしては恥ずかしいていたらく振りを、アギーレに見せつけた。
怒った、アギーレ。
だけどさあ・・・・・んなこと、ちゃんとまともに、日本代表のことを調べていれば、事前に子供でも分かること。
3億8000万円という大金手にして、ニンマリほくそ笑んだだけで、何にもしてなかったから、驚き、あぎ~れ、怒っただけのこと。
一番ひどいのは、戦術、フォーメーションを、キチンと立てて合宿に臨んでいないこと。
んなもんで、12月30日は4-4-2だったり、また3-4-3だったり、4-3-3だったり、日替わり感触で、試してた。
おまけに、個々の選手のポジションや立ち位置も、バラバラ日替わりお試し。
やらせてみて、あ~でもない、こ~でもない。
だから、選手は「監督は、複数のシステムを使っていくみたいです」「いろんなカタチを、持っていた方が、良いのかなあ?」と言うほか無いありさま。
頭脳ノ~戦術。
だから、練習はたった1時間5分で、終了。
「えっ!? もう、終わり?」と、思わず声を出した観客が多かった。
ホントに練習と言うより、調整でしかない。
全体練習と言うより、全体「調整」が終わったのちも、本田は、独りランニング。
珍しく、クチをポカンと開けてない。もくもくと、独り何周もランニング。網越しに、歓声が飛ぶと、これまた珍しく、腕を少し上げて、歓声に応える「ファンサービス」。
つられて、2~3人が連れションならぬ、連れ走り。それも、歓談しながら。
そんな他の選手に対して、自分から「指導」「助言」しないのが、本田。マイウェイ、マイペース、我が道を行く。
だから、リーダーには、なれない。畏敬の念を持って、見つめられるだけ。
俺の背中を見て、ついてこい!は、他の選手に伝わらない
孤立、孤高・・・・・・。
しかし、練習態度は、良い。彼だけ、調整になってない。
この時期になって、調整としか思えないアギーレの「無脳指導」ぶりにキレて、詳しい考え方を直接聞き質したわけだ。
本田は、語らないが、満足する答えは返ってこなかったはず。
無能&無脳にあキレ、自分、及び自分たちのチカラで闘っていく他ないことを、痛感しているなず。
いま、いかに本田といえども、疑問をマスコミにさらけだすわけには、いかない。
昨日の7日。日本との温度差、30度近く。気温35度の猛暑のなか、やっと2時間の本格マジ練習。
6日にも試みた、日本お得意の、ゴール前左右からの、セットプレイの、繰り返し。そこからの、クロスパス。
どんぴしゃもあれば、タイミング、ずれずれも。
3億8000万円もの高年俸に値する、際立って評価できる「アギーレ戦術」無し。カネを、ドブに捨てた。
連係プレーも、フォーメ―ションも、自分たちの呼吸とタイミングで計って、試合を進めるほかはない。
勝ったら、選手のチカラだけと判断していい。
早くも、そう痛感し始めている。
2連覇? さあ・・・・・・・・・
12日午後3時過ぎ(日本時間)に、プールDの初戦。パレスチナ戦を迎える。
次に、イラク。そして、ヨルダン。
ヨルダンには、辛勝、逆転負けしているなど、苦しい戦いが今から予想される。
3チーム とも、戦地、戦争が長く続くところ。
記者団からクチを突いて出た「楽勝」という、安易な言葉に選手は鋭く反応。
語気を荒くして、反論した。
「楽勝? 楽勝だなんて、一体誰が言ってるんですか? 教えて下さいよ!?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「どの試合をとっても、厳しい戦いになると思ってます。ラクな試合なんて、この先、一つも無いです」
ていたらくと、神経のゆるみは、現地同行のサッカー神輿担ぎ記者まがい連中に、蔓延している。
さて、最後に、八百長疑惑について、改めて書き記しておこう。
疑惑の試合は、今から3年8か月前。アギーレ率いる、サラゴサが、レバンテと対戦。
もし、この試合に負けると、スペインのリーグであるリーガエスパニョーラ1部から陥落の危機を迎えていた。
アギーレの監督能力は、しょせんこの程度でしかなかったとも言えるのだが、この絶壁に立たされた試合。
なんと、レバンテに、2-1で逆転勝ち! 首の皮1枚つながり、1部残留を辛くも果たした。
で、なぜこの試合に八百長疑惑がかかったかというと、この試合に出場した選手9人が、日本円にして総額1億80万円をもらっていたが、金銭を支払っていたチームの会長に返したと、スペイン反組織犯罪対策検事局の取り調べに供述。
なのに、当の相手チームのアギーレ監督が知らない訳は無いと、見られているわけだ。
それも、アギーレの口座に、やはり日本円に直して、選手と同様、1190万円が振り込まれているという、動かぬ証拠が、あるのにだ!
この手の八百長と見られがちなサッカーの試合。疑いつつ映像を再生すると、数多く見られると、つてを頼って現地のサッカー記者に聞くと、言われた。
ただし、裏が取りにくいため、今まで見逃されてきたのだと言う。
だが、この試合に限っては、贈収賄がほぼ決定。
なので、検事局がほぼ間違いなく、アギーレも起訴に持ち込むのではないか、と見られているわけだ。
そもそも、この疑惑が浮上したのは、先に挙げた、原博実・何にも専務理事が、アギーレと交渉する前のこと。
ソレを知っていて交渉したとしたら、原は無能。
知らないで交渉していたとしたら、その職に就いてはならない無恥・無知。
ムチで叩かれても、仕方ない原博実。
弁護士と相談・協議のうえ、日本に来て、アギーレは12月27日の疑惑釈明記者会見で、真偽を追及されて、こう開き直った。
「起訴されたら? 仮定のハナシには、お答えできない」
「有罪が決まるまでは、無罪だ」
「有罪判決が出るまでは、推定無罪との法律の決まりがあるんだ」
早ければ、グループDの3試合が終わって、次の段階に進む前後の2月上旬には起訴確実との見込みだ。
ちなみに、現在のサラゴサは、リーグ2部に陥落中。監督は、元・セレッソ大阪のポポビッチ。チームの再起は、難しいと言われている。
こんな現状で、アギーレのイライラはつのり、現地での最終調整の打ち上げ日の1月8日では、怒鳴りっ放し。
日本の実力をかいかぶっていてたのか、ラクにカネだまし取れると想っていたのか。
開き直った数々の強気発言も、日本サッカー協会からの一方的解雇については、多額の違約金を支払わなければいけないという特記条項があったから。
さて、いかがなりますやら。案に相違して、例え3勝したとしても、ソレは「ワールドカップ」で1勝も出来なかった選手が、奮起したから。
アギーレの力量なんて、評価するやつがもしいたなら、あぎ~れます!
ちなみに、NHKーBSと、テレビ朝日系列で、日本の全戦放送するようです。超大金払ってさ!
また、取材にも来てない、松木安太郎のおっさんたちが、解説者とはとても呼べぬ、お馬鹿応援団と化して、叫ぶだけなんだろうなあ・・・・あ~あ・・・・・・