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<リアル ラグビー ルポ> 高校ラグビー。本日開幕。しかし、試合速報&結果が、遅報過ぎて役立たず!

2014-12-27 23:10:03 | スポーツ

 以前から、ラグビーファンの間で言われていたことだが、「日本ラグビーフットボール協会」から配信する、試合結果と速報が、役に立たない。

 タイトルに打ったが、本日12月27日、「高校ラグビー全国大会」が、高校ラガーマンにとっては、聖地とも言うべき、花園ラグビー場で開幕した。

 本日分の1回戦、全8試合が、3つのグラウンドで、同時進行。

 すでに1時間半近く前に、すべての試合が終了。

 ところが、いまだ結果が出てるのが、たった2試合だけ。

 打ち終わって、見返しても、6試合。

 速報というのは、名ばかり。

 遅報というべきか、痴呆職務ぶりと言うべきか・・・・・・。

 すでに、大学ラグビー選手権の、本日分の試合結果は、出揃っているというのに。

 高校を、軽視しているのであろうか?

 森喜朗会長が、開会式で挨拶したというのに・・・・・・

 冒頭に打ったが、以前から「試合結果が、協会のは遅くて、全然当てにならないんだよなあ。なもんで、観戦している友達の携帯電話に掛けたり、メールで問い合わせたりして、知ることが多いんだ」

 そういう声を、よく耳にしていた。

 本日開幕したというのに、この先が思いやられる。

 知られていないラグビーが、協会の不手際で、ますます評判」を落としてゆく。

 悪循環の一端が、また露呈した。

 明日からが、思いやられる。

 それでなくとも、大学ラグビーと共に、驚くほど観客数は少なく、まばらなのに・・・・・。

 年明けの、味の素スタジアム。見るも無残に、ガラガラだろうなあ・・・・・

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 19時25分になっても、残り2試合分の結果,[速報]に出ず

 ふつ~なら、もう3時間半前に試合が終わっているはず。

 熱戦が続いて、延長、また延長と、規定には無い異常事態が続いている・・・・のかも知れない。

 いやはや、森会長が、この事実を知ったら、怒って、あきれ果てるだろうなあ

=====~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 20時35分

 ラグビー協会のホームページを開いてみると、とんでもないことに、なっていた。

 今日開幕したばかりだというのに、なんと「試合速報」ばかりか、高校ラグビーの文字が、すっかりすべて消え去っていた!

 いやあ・・・・・自らの遅報を隠す愚挙に出た

 いいけどさ・・・・・・

 明日から、一体、どうすんだろ?

 ならばと、個人のブログを検索。

 いくらなんでも、テレビ解説をした村上晃一は、書いてるだろうと、推測。

 見事に記事化していた。

 加えて、遠藤幸佑の、大ケガから再起。その奮闘の日々の一端も、彼の記事で分かった。にしても、神経が切断され、膝から下の感覚が無いという告白には、驚いた。

 この遠藤。

 今日開幕した、高校ラグビーの開会式で、選手宣誓をした北海道立中標津高校の、竹崎僚太・同校ラグビー部、イケメン主将の大先輩なのだ。

 その中標津は、津山工業高校に勝った!

 リハビリ中の遠藤も、気持ちが躍動したはず。

 再び、トヨタのレギュラー獲得だけでなく、かつて活躍した日本代表入りも目指して、再起して欲しい。

 

 


<リアル ラグビー ルポ>7人制男子日本代表。苦戦連敗、やっと1勝!そんな中、日本人「副島」に注目!

2014-12-19 23:10:51 | スポーツ

 瀬川智広・監督率いる、「7人制 男子日本代表チーム」。

 かつては、折りに触れて練習ぶり、強化合宿ぶりを取材に行った。時には、取材陣の「陣」「人」無し。

 私、1人だけってことも、多かった。

 どうしても、15人制の方に記者は、目を注ぎがち。15人制が「公開練習」をする日と重なったりすると、もはや、1人も来ない。

 「あっちに行かなくて良いんですか?」などと、瀬川監督に言われたりもした。

 観客や、ファンも同様。それでなくとも、ラグビーの記事・報道は、無いに等しい

 それは、我が国だけではない。こと7人制、いわゆる「セブンズ」の世界大会ですら、そう。

 大きなスタジアムに、観客、パラパラ、まばら。これから書く大会も、そうだった。決勝戦が行われる2日目には、試合が進むにつれ、観客は詰め掛けるが、それでも、満杯には程遠い。

 1日に、全部で8時間もの試合があるせいも、あるとはいえ・・・・・・・。

 そんな”厳状”が、いまだに続いているのに、日本ラグビーフットボール協会の広報は、愚かなことに、男女共に、日本代表を軸に、学生、少女、少年クラスから、選抜セレクション、アカデミーなどの合宿練習の殆んどを非公開にしている

 別に、マシンを使っての早朝ウエイト練習などの非公開は、かまわない。

 だが、グラウンドでの練習ぶりは別だ。

 ファンや、マスコミに公開してこそ、少しづつ人気も出て、地道に底辺から一歩二歩と築きあげて行って知られるようになる。

 なのに、見せないでおいて、試合近くなった時になって「応援、よろしくお願いします」「観に来てください」は、ないだろう。無理難題、都合良すぎるだろう。

 やりかた、仕事ぶり。あまりにも愚か

 「公開」の時も、入り口に施錠。入れさせない。開始から1分でも遅れると、もっと入れさせない。文句、たらたら。エラソ~に、お説教。でもって、なかなかスンナリ、入れさせない。待たせる、待たせる・・・・・・・。

 だから、メディア、マスコミは、ますます、足が全員、確実に遠のいている

 自らそんなことし続けているから、ラグビー人気乏しいのは、当たり前。自業自得。

 そのことを、いまだに分かってない。

 公開時、多く来ても2~3人。おまけに、とりわけ女子は、ファン無視。シカト。態度悪いと、海外にまで応援に行き続けている長年のファンからでさえ、悪評を耳にする。

 監督、コーチは、プレイの数々を厳しく指導はするが、対外的な人間への接し方までは、まったく指導しない。

 日本サッカー協会も、人間への接し方は、まったく教えていない。しかし、数百人、フアンは詰め掛け、仕方なくではあるが公開している。

 報道も多くされ、人気は、さほど揺るがない。このたびの、アギーレ、ないし、アギレ監督の、「八百長試合疑惑」「解任」があっても、おそらく、大きくは影響しないはずだ。

 もはや、結果、天と地の差、雲泥の差。報道もファンも、来ない、されないの、悪循環。それでも、ファン、不安を持たない広報部。

 さらに言えば、全面カタカナ英語の、合宿、練習、試合レポート。やっとラグビーに興味を持って、協会のホームページを開いた人は、チンプンカンプン。

 乖離(かいり)、また、開く。距離をさらに遠く、自らしている。分かりやすく、新たなファンを少しでも増やしていこうという気持ちが、まったく見えない。

 それで、来年のワールドカップ。2016年の、オリンピック。そして、2019年、日本開催のワールドカップを迎える。

 誰もが知らない間に・・・・・・・・・・。

 そんななか、男子7人制日本代表が、毎週世界各地を転戦し、ツアー的世界大会へ、参戦してきた。世界のトップグループ入りを目指して。

 全出場国、16か国。目下、15位をひた走っている

 11月のツアー第1大会、「オーストラリア セブンズ(7人制ラグビー)大会」。全試合、全敗。

 次いで、12月5日、6日と、第2大会の「ドバイ セブンズ」へと参戦。

 例えば初日。ニュージーランド戦。0-36と、何もさせてもらえず・・・・完敗。

 サモア戦は、12-38で、また敗戦。

 スコットランド戦に至っては、0-47と、ぶっ叩きのめされた。

 2日目。アメリカ戦。前半、12-0とリード。なのに、後半14点(2トライ、2ゴール)入れられ、都合12-14とされて、負ける。

 続くカナダ戦。前半7分間。0-17とリードされたが、後半に14点入れた。だが、カナダも12点を追加。

 トータル、14-29で、また負ける。

 試合終了後、瀬川監督は、こうコメントを寄せた。

 「オーストラリア大会に続き、1勝も出来ずに終わってしまったので、非常に残念です。特に、2日目は、最後の最後で、(トライや、点を)取りきれなかったと言うのが、最大の敗因」

 「この修正点を、次に生かし、第3戦(大会)の南アフリカ大会では、初勝利を最大のターゲットに、勝利にこだわってプレイしたい」

 その第3戦大会目の、「南アフリカ セブンズ」。

 意気込んで向かったものの、初日の12月13日。

 イングランド戦には、0-45。

 ニュージーランド戦もまた、0-29.

 ところが、「ドバイ セブンズ」で大敗したサモア戦で、17-14と、逆転勝ち!

 失意のまま、試合の中継を見ていた私は、思わず、叫んだ!

 「よしっ!」

 その裏で、のちに書くが、ある新星とも言って良い、選手が気に掛かった。

 次いで、翌2日目の12月14日。

 ケニア戦には、12-26。

 最終戦は、ポルトガル相手に、15-24で終了。

 勝ったのは、たったの1試合だけ。

 選手も、頑張り、トライもしている

 もはやベテラン。7人制を引っ張ってきた桑水流(くわずる)裕策

 自ら範を示し、チームをグイグイ率いて、主将を長く勤めている、坂井克行

 身体は小さいが、筋肉隆々の鈴木貴士(たかし)も、ゴールラインにひたむきに突っ込んで行く。

 だが、冷静に試合を見続けた限りにおいて、日本代表の欠点ばかり、目に付いた。

 ボールをキャッチしたものの、その時点で誰にパスして、つなげていこうか?考えている。逡巡している。

 その直後、すぐさま、しつこく数人からんで、タックルされ、倒し切られ、そのまま、ゴールラインへ、一目散に走り込まれる!

 必死になって、追いかけない! 追わない!足、停める! あきらめる!

 確かに、そのまま追いかけても、捕まえ切れない、タックル出来ない、間に合わない。

 それは、見てて分かる。

 だが、ヤル気、勝つ気をいくらクチにしても、裏腹な、その覇気の無さには、がっかりした。

 対戦した各国の代表チームのタックル。その前に「猛」や「超」を付けても良いくらい、そのサマは、すざましい気迫に満ち満ちている。

 体格的にも、1人で済むはずが、3人がかり。倒し、ねじり、ひねり倒し、上からおしくらまんじゅう圧殺。ボールをもぎとるや、すぐさまパス!

 そのまま、日本選手の、軽いお触りタックルをスルリスルリとかわし、一気にゴールラインに向かって、ひた走る。

 追いかけるが、早々に足止める者。あきらめ早く、歩きだす者。

 見るも無残な光景が、試合のたびに続いた・・・・・・・・。

 7人制では、追いかけないのが、ある種の礼儀、慣例と言われた時代があった。しかし、ソレは、10年以上前のこと。

 これじゃあ、完封されるよなあ・・・・・体格、当たりの強さの違い以前の問題だった。

 連係プレー、パスワークが、まったく成立していなかった。一体、なんの練習を、どんな連係と作戦を、積み重ねていたんだろうか・・・・・・・。

 サポートも、何一つ出来てない。 集散が、極めて悪い・遅い。

 見るも、無惨な、ぶざまな姿の連続!

 だからこそ、たったの1勝した時。

 個人の力量で当たり、かわし、抜き去ってトライし遂げた、ある選手が、目にくぎ付けになった。

 その彼のことを書く前に、3大会目を終えた直後の瀬川監督の言葉を、書いておこう。

 「全5試合とも、非常に厳しい戦いでした。世界最高峰の「HSBCセブンズワールドシリーズ」で、勝利を納めることは、簡単ではありません」

 「その中で、第1戦(大会のオーストラリアにある)ゴールドコースト大会、第2戦のドバイ大会では、大差で敗れているサモア代表から勝利することが出来、チームは確実に成長していると思いました」

 「ただ、2日目の順位決定戦では、ランキング的にもライバルとなるケニア代表や、ポルトガル代表に敗れ、今大会もポイントを獲得することが出来ませんでした」

 「これから、(日本の)国内リーグが佳境を迎えるなかで、(代表候補選手を招集し、合宿練習する)セブンズの強化に集約出来ることは、容易ではありませんが、各チームの協力を得て、悔しい想いをしている選手たちと共に、次のニュージーランド大会では、必ず勝利を重ねなければいけない。そう誓っています」

 ちなみに、次の第4大会にあたる「ニュージーランド大会」は、来年の2月6日と7日の両日にわたって行われる。

 その後も、いわばツアーで世界中を転戦。5月のイングランド大会で9戦目の大会を迎えて、終了する。

 上位4か国は、自動的に「2016リオデジャネイル オリンピック」に出場出来る。

 ちなみに、世の中にまったく知られていないが、来年の4月4日と5日の2日間、「日本大会」が、東京で開催される。

 日本代表の、その時点での実力をコレを読んでくれた各々が、その目で確認して欲しい。且つ、世界の強豪のまぎれも無い実力も。

 その時点でも、15位かも知れないけれど・・・・・。わたくしも、厳しい、ありのままの視点で、リアルにレポートしようと思う。

 瀬川智広監督の実力と指導力には、過不足は無い。人間性も、素晴らしい。ので、このまま最下位のままでも、監督を変えることなく、その任に当たらせて欲しい。

 また、ストレングス&コンディショニング・コーチの見山範泰も、選手たちとのコミニケーションも抜群に良く、最適任。

 ニコニコ笑顔を、時折り見せつつ、練習で疲れた肉体的に、さらに厳しい負荷をかけさせて、鍛えさせている。

 雑用も、嫌な顔ひとつせず、こなしている。

 そして、ここに撮った写真をアップしようかな?と思うほど、内藤大助に、良く似ている。

 もう、巷では忘れ去られた、元・プロボクサー。一時は、世界フライ級チャンピオンになり、当時の亀田兄弟人気のおかげで、好敵手視され、注目された男だが、記憶している人が、いるだろうか?。

 引退する前から、ただ能無く、バラエティ番組で、ひな壇に座って、へらへらしていただけだったため、テレビ局からも、視聴者からもあきれ果てられ、今はどこの去ったか、分からない状態だが。

 さてさて、タイトルに加えた、キラリと輝く「新星」。

 その名も長い、副島亀里(そえじま・かめり)ラティアナ・ララボウ

 そう、フィジー出身の、元・外国人(写真左下の左側)。年齢、31歳。

  <佐賀新聞より、転載>

 佐賀??

 そう、佐賀県にある、ラグビーの社会人クラブチーム「玄海TANGAROA(タンガロア)」の一員なのだ。

 それが、7人制日本代表に急きょ選抜されたのには、とある経緯がある。

 4歳年上の日本人・彩(あや)が、通称ジャイカ(JICA・国際協力機構)のボランティアとして、フィジーの病院に理学療養士として派遣されて、勤務していた。

 そこへ、患者として来たのが、彼。愛称、ギャム

 で・・・・・・恋愛感情が芽生えて・・・・・・・。

 6年前に、フィジーで、めでたく結婚。

 妻となった彩の、出身地が、実は佐賀県。

 翌年、ギャムを伴って帰国。

 これまで、1女2男が産まれた。

 2013年5月に、帰化し、日本国籍を取得。なもんで、落語の、”じゅげむ、じゅげむ”並みに、長~い名前となった、というわけ。

 実は、父も叔父も、元・フィジー代表選手。ギャムも、3~4歳の頃から、ラグビーをやっていた。

 身長190センチ。体重92キロ。

 高校ラグビーの強豪、佐賀工業高校の前・監督であり、現・顧問の小城博に相談し、高校生に混じって、部の練習に個人参加。

 そして、先の「玄海タンガロア」に入り、貴重な戦力となった。

 なんと、今年6試合で12トライも上げる大活躍。

 ついに、そんな快進撃が実って、「トップクラブリーグ」の「九州リーグ」で全勝し、この12月7日、「福岡かぶと虫クラブ」を25-12でしりぞけ、初優勝

 その途中で、練習試合ですら、つぶさにその目で見に行く。常に、情報収集を怠らない瀬川監督の耳に届き、急きょ11月、強化合宿に初招集。

 日本代表選手として招き入れられる。

 いまだに、強豪国のように、7人制だけに専任してくれる選手たちだけでチームを結成する「特化」を出来ていない、我がニッポン。

 1年半前に、記者会見で協会最高幹部が、「トップリーグや大学や、クラブチームなどを始め、あらゆるチームの協力を得て、7人制の特化を推し進めて行く」と、ハッキリ言明したことは、その場限りのウソと方便であったのだろうか・・・・。

 その言を信じた者が、愚かだったのであろうか・・・・・。

 そのため、瀬川監督はあらゆる試合を独り、観に行き、ノートにさりげなく試合中に書き込み、さりげなくチーム首脳に、「あの選手を、お借り出来ないでしょうか?」と、打診を繰り返していた。

 レギュラーの1軍選手は・・・・・大概、断られる。2軍クラスでは、世界に失礼だが太刀打ち出来ない。

 狙いは、伸び盛りの1軍半。伸びシロ見込める、セミ・レギュラーの控え選手。とっかえひっかえ、この数年、苦渋の構成で、ぶ厚い世界の壁に、挑み続けてきた。

 ケガなどさせたら、体を三つ折りにして、申し訳ありません。大事な選手を、お借りしていて・・・・と、頭を下げる。

 お時間が許すならば、「リアル ラグビー ルポ」の、7人制を検索して戴けると、リアルタイムでの”厳状”と、一喜一憂が手に取るように、お分かりになると想う。

 そんな歴史のなかで、まさに発掘し、見いだしたのが、この選手だった!

 上の「佐賀新聞」の、決定的写真にみられるように、相手に当たってぶちかまし倒して走り込むだけではなく、スッと瞬時に相手の体をかわし、抜き去り、トライへ持って行くパワーとテクニックは、すごい!

 それを、私は先に書いた、サモア相手の逆転勝ち試合で見てしまった。羽野一志のトライも素晴らしかったが、「副島」のトライは、さらに目を射抜いた。

 一瞬、「副島」?と聞いて、アレ~っ? 日本人な訳? ど~見ても、外国人だけど・・・・・・。

 そこから、調べ始めた彼のこと。

 「副島」を気持ちよく「日本代表」へと送り出し、彼を欠いても優勝してしまう「玄海タンガロア」の強さも光る。

 チームは、今後「九州第一代表」として、全国大会へ出場する。

 来年の1月11日、「全国クラブラグビー大会」の1回戦が、福岡の鞘ヶ谷陸上競議場で開かれる 。

 そこで、副島、愛称ギャムの大活躍が見られるはずだ。

 さて、チームにも貢献したいが、先に書いたように、1回戦の翌月、2月6日、翌7日。

 「ニュージーランド大会」の「ウェリントン セブンズ」が待ち構えている。

 早くも、昨日の12月18日。日本代表は、プールA入りが決定し、公表された。

 闘う国は、アメリカ、南アフリカ、フランス。

 その順序で、初日に戦う。

 正直、勝てる可能性があるのは、アメリカだけ。

 そのアメリカにも、すでに逆転負けを喫している。

 そこで、やはり、「副島」を起用せねば!

 あの動きは、天性のフィジーの運動神経ならでは。強豪と五分に戦うには、必須の「日本人」だ。

 しかし、彼は遠き九州。それも、佐賀市にある「シライシ舗道」という、道路舗装を行なう会社で働いている。

 チームが、2回戦へと勝ち上がり、且つ、「ウェリントン セブンズ」に向けての強化合宿、直前国内合宿も重なったらどうする?

 さらに、あっ!と、気付いた人もいるだろう。道路舗装が、2月3月に集中することを。

 必要が無くても、計上した予算を年度内に使い切ろうとする市役所や県庁。悪しき、腐った慣習と伝統。

 そんな仕事のチョ~多忙期と、どう、折り合いをつけていくか?

 「家族やチームや、会社が応援してくれています。憧れの日本代表の一員として、精一杯、チカラの限り頑張ります!」

  そのコメント通りの活躍を、心から期待したい

 

 


< リアル サッカー ルポ > ハビエル・アギレ 日本代表監督就任正式決定の前に、決断すべきこと!

2014-12-17 08:21:46 | スポーツ

 <以下の長文記事 2014・8・2 記>

 1引き分けと、2敗。

 たったの、ホントに、たったの1勝も出来ず。

 それが、すでに忘れかけたかも知れないが、「2014 FIFAワールドカップ ブラジル大会」での、サッカー男子 日本代表チームの、隠し様も無い戦績だ。

 「もう、僕の言うことなんて、何を言っても、誰も信用しないでしょうね」と、言った、自信過剰で、世界中のどのチームに入っても協調性無しの、ごう慢、口開けポカン坊や・本田圭佑

 ミランに戻っても、試合で、パスボールが回ってこない。チームのストライカーとも全く見なされず、加えて、チームメイトにも嫌われている、まぎれも無い証拠だ。

 そりゃ、当たり前だろう!  今大会でも、やってしまった。猿でも反省出来ると、いうのに。

 サッカーは、1人で出来るスポーツではない。11人でやる、ということを、今1度、勉強し直して欲しい。

 パスが回って来なければ、ボールを、蹴る事すら出来ないことを、勉強し直さなければ、世界のどのチームに所属しても、クビと、移籍が続くだろう。

 ウンコ色のスーツを着て、夜でもサングラスをかけるという珍妙・奇異なセンスを合わせ持つ、この男。

 むろん、クチはだらしなく、開けたまま。

 「お前の言ってたことは、口ほどにもない、口先ばっかり!と言われても仕方ないですね」

 今にもポロリと地面に落ちそうな、病気のせいのギョロギョロ目でうつむき、惨敗で1次リーグ敗退が決まった後、珍しく弱気で、正直に話した。

 その通り!今、気付いたの? 28にもなって、やっと?

 何も、ここから、ア・ホんだの批判を繰り広げようと言うのではない。弱かった、世界の壁に、軽くはじき飛ばされた選手たちの象徴として、冒頭に挙げたに過ぎない。

 一方の、敗軍の将、アルベルト・ザッケローニは、多くを語らず。

 元々、ワールドカップ ブラジル大会までと、2年更新を重ねた末の監督契約であったこともあり、ひっそりと、目立たぬように、惨敗の翌日の6月25日。当たり前のことながら、辞任合意。選手たちに別れを告げ、そのまま、さっさとイタリアへと、帰国。

 「くわっ、くわっ、くわっ!」と、カラス叫びのゴール・キーパーコーチ陣らも、何も語らず、帰国した。

 それもまた、当然。大会前から、この惨敗、1次リーグ敗退は、透けて見えた。

 そう言い切れるくらい、大会前までのザッケローニの指導力は低く、弱く、合わせて、本田を含む選手の能力に期待出来るものは、正直言って、カケラも無かった。

 そのうえ、なにより、強化担当で、技術委員長の原博実が、グラウンドに姿を見せることは、少なかった。

 いわば、雇った方の責任者にも関わらず、もう、万事おまかせスタイル。加えて、両者間の意思の疎通は、まるで無かった。

 そんなことは、試合と、合宿の練習ぶりをつぶさに見ていれば、シロートでも分かる。

 なぜ、そういう事実と、見通しが、一切報じられなかったのか?

 何かというと、無節操に「わっしょい」「わっしょい」と神輿を担ぎたがるサッカー担当記者たち

 彼ら、彼女たちに漂う気質に加え、9割の記者が、終始キチンとメモを取りながら、選手と監督・コーチの動きを見ていない、チェックしていない背景があるからだ。

 その間、では、ナニをしているのか?

 練習会場には来ている。上司に言われて、来ている。お仕事、だから。

 で、目はグラウンドの方をぼんやりと見てはいるのだが、親しい記者と、雑談に興じている。メモは、一切しない。

 その状態で、どれほど練習ぶりがアタマに刻まれるか? これを読んだ方は、試しにやってみるといい。

 まったく、アタマに入っていないことに、がく然とするはずだから。

 携帯電話で、たわいもない会話している者。メールを、ひたすら打っている者。

 グラウンドを離れ、タバコを吸いに外へ出続ける者。自販機で、飲み物を買い、外で休む者。

 冷房・暖房が効いた記者控え室で、雑談したり、スマホの画面を見て、にやついている者。

 控え室からは、グラウンドの一部しか見渡せない。

 にしても、女性担当記者には、性格も含めたブスと、デブが多い。 

 記者がいっせいに群れる様にして動き出すのは、練習後。

 選手と、監督の「コメント」を取る時だけ。決められた、そのスペース・通路に来てくれない選手が大半。

 せっかく来てくださっても、シカトして、風のように通り過ぎるア・ホんだのような性格の男もいる。

 へつらって、ういやつじゃ、と思われて、やっとコメントや、「独占」インタビューが取れた卑屈者が、評価される。

 歪んだ、バカバカしい世界が、ハビエル・アギレ来日後の8月中旬から、また繰り広げられるはずだ。

 惨敗した今だから、後出しジャンケンの如く、事実を書くのではない。

 私の<リアル サッカー ルポ>を、さかのぼって読んで戴ければ、お分かりになるだろう。

 いまさら言うまでもなく、スポーツは、何よりも第一に「結果」を問われる。

 そこに至るまでの「ひたむきな努力」の形跡でもあれば、少しは違うが、その影すらも見えなければ、報じもしなければ、申し訳ないが、バッサリと斬って捨てるほかない。

 だからこその、「スポーツ競技」なのだ。

 アルベルト・ザッケローニを、大金を払ってまで招き入れ、「世界的に冷静に見るなら、弱く、非常に個々の能力も劣っていた」代表選手たち選出を容認しまくった、原博実(はら・ひろみ)専務理事 兼 技術委員長(強化担当)(写真左下)。

 ブラジル大会の最終合宿地イトゥでの、最終記者会見で、ザッケローニは、こう言った。

  「大会に向けての、戦略と、選手は、すべて私が選び、決めた」と。その、おまかせ「全権委譲システム」が、いかに結果ダメだったか?は、もはや、言うまでもない。

 この原博実(写真下)。

 頭髪も薄く、老けて見えるが、まだ55歳。

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 当然、その「結果無能」の責任を問われ、クビ、解任、すぐさま自ら辞任するべき。そう思っていた。

 むろん、ホントに辞めるべきは、原だけでは無い

 大仁邦彌(だいに・くにや)会長も責任を取って辞めて、当然な人間だ。

 川渕”首領”三郎に可愛がられたから、その地位に就けただけの人物。リーダーシップが無いのは、自らも暗に認めるヒトなのだから。

 何も、一蓮托生論理で、クビ!と言っているのでは無い。

 実は、どこも報じていないが、かねてから会長選出に関しては、不正と疑惑が、この6年、続いていた。

 誰も求めてもいないのに、「キャプテン」と自分で勝手に呼称した、川淵”首領”三郎。2008年、6年もの長きにわたって君臨した会長職を退くにあたって、後任の新・会長選挙

 なぜか、非公開投票に。むろん、投票数も非開示。

 その結果、就任したのが、犬飼基昭

 ところが、この犬飼。調べて見たが、投票数、1位どころか、3位にも入っていなかった。下位に、わずかに、その名前が残っていただけのヒト。

 問い合わせると、「選挙の結果は、あくまで”参考”にしただけです」と、協会。あとは、ナニを聞いても、クチを濁した。

 川淵は、新たに名誉会長職に就き、会長室を引き続き使用。入り口の看板を掛け代えただけで、居座った。

 新任会長の会見の開始前、記念撮影には首領さまも、満面の笑みで登壇。

 彼の一声で、新会長が産まれたという声が、秘かに投票者たちから、聞こえてきた。

 犬飼は、背を丸め、なぜか小さくなっていた。

 その背景と、問題点を、川淵の前に共に4年勤めた、長沼健と、岡野俊一郎に聞いた。

 岡野は、何度聞いても、的を得ないあやふやな答えに終始。片や、長沼は、偉そうな態度で、答えを拒否し、逃げまくった。

 そんな経緯で新会長になった犬飼なのに、わずか2年で辞任。

 その次に会長になったのは、小倉純二

 これには、誰も異論がなかった。なにしろ、小倉、協会と、日本サッカー界のために、粉骨砕身。身を粉にして、本当に良く働いていた人。

 世界中を巡り、交渉、根回し、視察と、汗をかきかき、「ワールドカップ 日本開催」に向け、当時、本当に獅子奮迅の働きをしていた。

 日本に帰って来たときには、多くの記者がいつも取り囲み、最新情報と、談話をとろうとした。小倉もまた、時間の許す限り、正直過ぎるほど正直に、あらゆる質問に、誠実に答えていた。

 実は、1位ではなかったものの、上位投票数を得ていたのが、小倉だった。

 そんな小倉が、何故か、これまた、たった2年で辞任・・・・させられた。

 で、今の大仁邦彌。

 今、丁度丸2年。

 前任に習えば、辞任時期。ましてや、惨敗の責任をとって、原と共に辞任となれば、世の筋道も通る。

 

 

 

 

 ともに、自ら、決断するであろう。

 フツーの神経を持ち合わせている人間なら。

 そう、思っていた。

 ところが・・・・・辞めない。

 しぶとく、辞めない。

 辞める気さえ無い。

 高給だからか、肩書きに溺れているのか。一度、手にした権力・権限は、しがみついてでも、手放したくないのか・・・・。

 なにしろ、日本サッカー協会の、今年度の事業収益、154億2162万9000円。受け取り補助金、6億1921万2000円。

 そして、経常収益たるや、なんと183億7256万9000円にもなる、我が国最大、ダントツ1位のスポーツ競技団体。

 1年に、3億円づつ収益が増えていっている

 2位が、日本ラグビーフットボール協会だが、6年前の総予算25億6136万円。

 伸びたとしても、7分の1でしかない。ザッケローニに、ポンと毎年2億5000万円もの年俸が、払えたわけだ。

 それで、目も当てられぬ惨敗。にわかサッカーファンにさせた日本国民の期待を、裏切った代償、無し。

 知らんぷり。素知らぬ振り。

 アルベルト・ザッケローニという指揮官の能力を見誤った開きめくら、なのに。自らの識見の無さについては、一切言わない、クチにしない。

 その地位に、しがみついている。

 この原。

 専務理事になる前。在野にいた時は、夕刊紙に、結構マトを得た、厳しい指摘を、担当記者にしゃべっていて、記事化されていた。

 自分が在野にいたままなら、「協会の責任」を問う論調を述べたはず。

 ところが、自分が逆の立場に立つと、コロッとコロモをかぶって、クチを閉じる。

 人間として、見下げ果てたヒト。そう、断じてもいい。

 それだけじゃない。

 いつだって、神輿担ぎでしかない、サッカー・マスコミ。とはいえ、この烏合の衆らもまた、責任を問わなかった。

 先の7月24日。アギレの次期日本代表監督、正式就任の話しを番記者にした際、なんと、原の責任と、辞任を問う質問は、番記者から、全く出ないまま。

 出ないんだから、話し様が無いという、言い訳も成り立ちはする。

 ぬるぬる、ぬるぬる。べたべた、べったり。あほらしい、サッカー・マスコミ。持ちつ持たれつ。なあなあ。

 ザッケローニは、契約満了。就任して、しめて10億円近くを手にした。

 負けた要因を問うホコ先は、選手にだけ向いた。

 あおって、あおって、勝手にめくら記事書いて、垂れ流して、期待させて・・・そして負けたら、叩く。敗因、したり顔で書く。その時になってから。

 危惧は、事前に感じてない。ちゃんと、見てないから。

 片手落ちじゃん!

 おかしいじゃん!

 歪んでるじゃん!

 選んだ目がよどんで、腐っていた。

 ヒト、技術、戦力を見る目が、カケラもなかった。

 なのに、平然と生きて居る。腹を斬り裂きもせず。

 すこし、重なるが、改めて書く。

 7月24日の午後。今年8回目の、日本サッカー協会の「理事会」が、開催された。

 しかし、43もあった協議・報告事項のなかに、見るも無惨な惨敗の責任を審議する項目は、1つも見当たらなかった。

 誰かが1人でも挙手して、口火を切れば、それはおのずと自分に返ってくる。自分の責任も、間接的にせよ、問われかねない。だから、誰も、こわくて言えない、聞けない。

 ぶざまで、汚く、ずる賢い理事ら全員。

 原博実が、専務理事という任に就きながら、何にもせん、む。強化担当でありながら。その強化を真剣に考えて、手を打ってこなかったから、こんな惨敗を生んだ。

 むろん、最大の原因は、弱い選手と、無策のザッケローニだったが、原は、そのザッケローニに対して、どんな態度をとったか。

 その事実の一端を、以下、示そう。

 今年、4月7日。千葉県下のサッカー競技場。

 その日、日本代表入り目指して、追加招集されたJリーガーを中心に、いわばセレクション合宿の練習が行なわれていた。

 以降、3日間実施されたのだが、その緊張感の無さと、だらけっぷりは、目を覆うほどであった。

 その模様は、同じ通しタイトル<リアル サッカー ルポ>と、検索して戴ければ、読むことが出来るはず。

 その初日に、何にも専務、理事(写真下。右側)が現われた。

 Dscf4699 時折り、理事や委員が、視察に訪れることはある。

 例えば、上田栄治

 アルガルべカップへと向かう、なでしこジャパンの合宿を、客席の最上段から、じっと見つめていた。

 私は、そういう人間を、決して見逃さない。極力、言葉を掛け、聞きたいことを聞き、疑問をぶつける。

 この原、何にも専務は、積極的に視察を繰り返し、努力しているかのような記述がネット上にあった。

 それ、大うそ。

 例えば、この合宿。原がグラウンドに姿を見せたのは、実はこの日だけ。

 翌8日も、そして最終日の9日も、来なかった。    

 そのうえ、7日に来て、やったことと言えば、ケガでリタイアし、別メニューをちんたら、ちんちんたら、ヤル気なしに、こなしている選手の手と足を止めさせて、とりとめもない雑談を、しただけ(写真左上)。

 Dscf4747 練習が終わったら終わったで、一番緊張感の見られなかった選手相手に、これまた雑談しただけ(写真左)。

 その姿勢に、注意すら与えていない。

 ましてや、4年後を見据えての視点など、見えもしなかった。これが、腐っても技術委員長 兼 強化担当?????????

 こちらの方が、緊張感を持って、原博実が、どういう動きをするのか?を、見つめていたのに。

 かねてより、選手とは、しばしば雑談を、原はする。選手の多くは、内心勘違いしてしまう。

 俺、目をかけてもらっているんだ、と。

 しかし、なんの意味も無い。まさに「雑」談。

 一方で、ザッケローニと、接する時間は、たっぷりと、あった。

 Dscf4708 練習後。この輪の中に加わって、日本代表に追加招集してもいい選手が、果たして、いたのかどうか!? いたのか? いないのか? いたとすれば、一体誰なのか?

 論議に加わってもいいはずなのに、いない。

 イタリア語、話せない? 心配ない。右端に立つ、饒舌な日本人通訳がいる。

 しかし、加わらない。

 どこが、強化担当? 強化するの、今日か? 明日回し??

 イタリア人コーチたちと、日本人の補佐・補助に、おまかせかよ? 原(腹)、立つう!

 実は、ザッケローニと、ゆっくり話す機会はあった。

 Dscf4763 だが、互いに無言・・・・。視線も、交わさない。

 Dscf4764  コレ、だ・・・・・・。

 意思の疎通すら、見えない。コンビネーションは、極めて悪い。この溝は、深い。

 もう、すでにこの時期で、原の腹の中では、ザッケローニを見限っていたフシが、見られる。

 ブラジル入りしたものの、「ワールド カップ」で2試合終えて、勝ち無し。

 そうなって初めて! 原は、ザッケローニと、緊急話し合い。時すでに、遅し。遅過ぎる。

 一度も二度も狂いを生じた歯車は、そうは簡単に噛みあわない。それどころか、もはや、この時点で、はずれて、カラカラ空回りしていた。

 一体、原は、強化など考えていたのであろうか・・・・・・

 理事会後に、原は、おかしな敗因を、クチにした

 「合宿では、もっと日本代表選手を、休ませた方が良かった」

 鹿児島の指宿(いぶすき)で国内最終合宿が行われたのだが、期間中は、午前・午後と1日2回にわけて練習が行なわれた。それすら、バテさせた、疲れさせたと言うのだ。

 そういえば、先のちんたらJリーガーたち。練習は午後の2時間から2時間半だけだった。

 また、ブラジル国内に入ってからの最終直前練習地「イトゥ」の気候も、見誤ったという。

 試合会場まで、移動に「5時間もかかってしまった」と、原。

 トータル、「コンディション調整の不備があった」「選手たちを、疲れさせた」

 馬鹿か!?と、想う。

 どこまで、ちんたら、ちんちんたら、緊張感のカケラも無い、ラクな乳母日傘の、練習とはとても言えない練習もどきで、済ませようというのだろうか・・・

 自らの責任は、一言もクチに出さず、こんなコトを、1次リーグ敗退の敗因に挙げる強化担当。

 ところが、女子の「なでしこジャパン」

 アルガルべカップに出発前。午前と午後。2回、練習していた。出発日だけ、午前。それも、明らかに男子よりも、御用達の男子大学生チーム相手に長く、厳しく、集中力を保って、やっていた。

 1度、元来、同じフットボールと名の付く、ラグビー・フットボール日本代表の男女の各合宿を、サッカー男子日本代表選手たちに、体験させてみたらいかがだろうか?

 練習開始は、午前5時半だ。ウエイトリフティングから、1日が始まる。起床では無い。開始時刻だ。言っておくが、女子もだ。

 そのうえ、3部制。

 午前・午後なんて、甘い考えは、そこには無い。

 間に、ミーティングが挟まる。

 入れ替え、交流を、してみて欲しい。ラグビー男子は、勝利だけでは無く、1・5軍のイタリアに押し勝つなど、日々確実に世界列強に、勝つチカラを身に付け始めた。

 とりわけ、キッカーの要の五郎丸歩(あゆむ)の、「精度」。

 中央、左、右、斜め、そして遠近の距離差をいとわず、パコーンと、ポールの枠内に蹴り込む。

 「精度」抜群。

 かたや、男子サッカーの、歴代日本代表。

 枠内にでさえ、入らない。蹴り込めない。

 「私が、ゴールキーパー代わりに、立っていてもいいくらいだ。飛んでこないのだから、怖さも無いし」と、書いたほど。

 ドシロ~ト並みに、入らない。枠内、にだよ!

 全体練習を終えたあと、選手間で談笑したり、コメントが欲しくて待ち構える番記者の前を無言で通り過ぎたりする選手はいても、宿泊ホテルまでの送迎バスの発車ギリギリまで、シュート練習を、もくもくと重ねる選手は、ただの1人もいない。

 ちょいと10回足らず蹴って、失敗して笑い転げる選手は、いつもいたが・・・。

 たま~に、成功すると、拍手が選手と観客席から、沸き起こる。殆んど、漫画。

 

 

 

 

 原は、言う。

 「キックの精度を、もっと上げるべきだ」

 ならば、選手や監督に、シュート練習をしっかり時間を取ってするべきだ、と進言、提言、指示するべきなのに、一切していない。

 口先、だけ。いい気なもん。

 いまだに、全体練習のあと、送迎バスに乗りこむまでの、ついでにシュート練習やっているだけ。

 「ボールを送った後の、攻め方が出来ていない」

 その通り! なのに、見てるだけ。ザッケローニに伝言すらしてない。

 スピード、速攻が売りのザッケローニだったが、目を見張る素早い攻めは、ついに見ることなく終わった。

 攻めのパスではなく、パス回しのための、パス。逡巡しまくるパスばかり。

 釜本邦茂に取材した際、彼もまた、その点を気にしていた。

 女子、17歳以下の日本代表のパスを、見習うといい。アレで、世界と伍して戦える。

 原は、個人能力の足りなさも、嘆く。

 ならば、雑談ではなく、鍛えろよ、何にも、専務!

 なのに、平気で、こう言ってのける。

 「強化担当も、技術委員長の兼務も、きつくなってきたよ。出来れば、権限委譲したいね」

 いえいえ、すべて、辞めて去って戴きたい。

 敗因を、こと、ここに至っても、見極めて、整理出来ていない。

 「イトゥで、少し負荷がかかり過ぎたかもしれない」

 「もしかしたら、(チームと、戦略が)崩れていたのかもしれない」

 かもしれない、というあいまいな分析。

 「今回の戦績に関しては、申し訳なかったと言う気持ちで、一杯です」

 本当にそういう気持ちなら、辞任し、去るべきだ。

 だが、意地汚く、しがみつく・・・・

 次期監督の、ハビエル・アギレ。アギーレという標記も目に付くが、この記事では、アギレでいく。

 アギレは、原と同じ、55歳。ブラジル生まれだが、彼なりのスペインサッカーで、ここまでの評価を得てきた。

 イタリア・サッカーから、スペイン・サッカーへ。どう変わりゆくか? 注目はしたい。

 アギレは、グラウンドに入ると、見かけ温和から、一転、時には怒号混じりの厳しい指導・指揮ぶりを、かつて日本の北陸の地で見せた。

 元・日本代表監督、イビチャ・オシムを、想い起こさせる。だが、力量は未知数といっておこう。

 ザッケローニのように、力量とは無縁の、仲の良い一族郎党を引き連れ、潤沢に見えたジャパン・マネーを、しっかり食い荒らして行ったことを避けようと、コーチは、幾人か1本釣り。

 ゴール・キーパー コーチは、元スペイン代表の、リカルド・ロペス・フェリベ(41歳)。日本人コーチも、参入させた。

 にしても、原の無能・無策ぶりは、アギレとの契約&年俸交渉でも、露呈した。

 交渉「技術」もまた、皆無。

 スタートは、2億円から。そして、ザッケローニと同じ2億5000万円で落ち着くと思っていた。

 ところが、したたかなアギレ。

 原の足元を、見た。それほど、この俺を欲しがっているのか・・・・だったら、こう言って、吊り上げられるだけ、吊り上げてみよう。

 「実は、他国の有力チームからも、監督に誘われていてねえ。そこがねえ、好条件でね。3億5000万円もの提示があったんですよ。どうしましょうねえ・・・・・」

 この手法。殆んどの監督経験者が、やる手口。

 とても、呑めない条件であった・・・・はずが、結局、他の人物には声掛けておらず、舐め切られた末に、3億8000万円で手を打った。

 しかし、実際には、その他に、勝利給や、細かな手当てが付き、すべて成功、勝利に結びついたら、5億円近くに達する

 妻と、息子も東京に付いてくる。その住居は、都心の高層高級マンションが用意される。むろん、賃貸料金は、サッカー協会持ちだ。

 「契約年数や、年俸は、明らかにすることは出来ない」

 そう原は行ったが、事実経過は、上記の通り。契約は、更新含みの当初2年だ。

 アギレにとって指揮をとる初戦の、9月5日、ウルグアイ戦は、文字通り「親善」試合。相手は勝つ気無いまま、前半くるはず。

 そこをどうやれるか?まずは、お手並み拝見だ。

 いやはや、交渉能力さえ無い、何にもせん務理事。 

 その専務。足元を見られた後は、足元をすくわれる事件が待ち構えているかもしれない。

 

 

  この原博実。宴会で酒が入ると、酔った勢いで、スポーツ用品メーカーからもらった多くの商品を、「欲しい」とも言われないのに、どんどん、あげちゃう振る舞いを、しばしばしてしまう。

 地位利用で、もらうことに慣れきってしまっている人間は、贈収賄の感覚も歪みがちになる。

 まだまだ、一時の視聴率は取れてないとはいえ、番組ソフトとしては、捨て去りにくい「サッカー中継」。

 その絡みで、テレビ局の営業や、さまざまなスポンサーが、こんな何にもせん務にも、ヨイショする。

 おのれの実力と、勘違いし、接待、物もらいの乞食根性の深い穴に、止めども無く、堕ちてゆく。

 かさばる物から、もらって困らない、かさばらない紙を、暗に、さりげなく・・・・・・

 その紙一重のところに、立っている原。

 不適切な行為を、してやしないか!? この先、してしまうんじゃないか!?

 気になるところだ。

 また、自他ともに認める、バカ息子の、原大悟

 明日、8月3日で26歳の誕生日を迎える。また、父・博実の不適切な行為が行われる可能性もある。

 この大悟。かつての、まったく売れないお笑いコンビを組んでいた頃の芸名は、ザッケローニをもじって、「ザッケルゥ~ニィ」とまで名乗っていた。

 2年前、親父から聞かされた吉田麻也の移籍話を、ツィッターで事前にばらして、親父をあわてさせ、今は、親の威光を借りて、サッカーコメンテーターの類いの仕事を、もらえている。

 親父が辞めたら、息子も、たちまち無職に成り果てるであろう。

 ましてや、スキャンダルでも起こしたら、致命傷だ。

 ゆるゆるの、原博実のアタマのたがを、どなたかギリギリッと締め上げて「強化」して欲しいと、願うのみだ。

  

 


東浜巨(なお)、福岡ソフトバンク投手。契約更改で、上がった?下がった?

2014-12-16 20:24:11 | スポーツ

 いまだインタビューもしたことも無い。

 しかし、1人、支援記事を打ち続けている。

 来期に向けての「契約更改」。

 気になっていた・・・・・・。

 調べてみたら、いつの間にか、終えていた。

 さて、上がっていたか? 下がっていたか?

 先月の記事では、100万円下がるのでは?と、秘かに危惧していたのだが・・・

 なんと、上がっていた!

 1年目、1500万円。

 2年目、1400万円。

 そして、来期の年俸、1700万円!

 一気に、300万円アップ!

 入団以来、最高年俸を手にすることになった。

 おめでとう!と、言いたい。

 おそらく、この年俸交渉の末の金額。スポーツ新聞の左最下段に、小さく載っているだけだったはず。

 1億円プレーヤーには、まだまだほど遠いけれど、来期こそ!

 それにしても、所属球団こそ違うから、なんとも言えないが、あの、心も体も汚れきった斎藤佑樹が、2500万円で来季の契約更改を済ませたというのには、驚き、且つ、あきれる。

 300万円ダウンどころか、800万円でもマシな実力。

 まだ、こんなクズに、2500万円?と、驚くばかりだ。

 さて、新監督に、工藤公康(きみやす)。投手コーチに、佐藤義則。

 いずれも、教え方の上手い、ここぞと言う時の、ピンポイント・アドバイスも上手い2人の目に、どう東浜巨(なお)が映っているか?

 どう、伸びシロを拡げてくれるか?

 ヨシさんなら、うまく指導してくれるはず。

 いまだ欠点と言うべき「4球病」は、精神的なものに、負うところが大きい。

 一気に、吹き出す汗が何よりの証明だ。

 マウンドで、図太い神経を鍛えて欲しい。


<ボクシング>16戦無敗の伊藤雅雪。11月25日(火)、ライアン・セルモナに勝って、日本挑戦へ

2014-11-22 16:43:16 | スポーツ

 Dscf8845 「ズバン!」

 ガードするグローブを押しつぶすかのように、スピードあふれる、伊藤雅雪(写真上の、右側)の左フックが打ち込まれた。

 スパーリング相手のパンチを見切った瞬間に、スッと放った!

 11月25日に迎える試合に備えて、この日もスパーリングを行なうと聞いたので、伊藤の所属する「伴流(ばんりゅう)ジム」へと、足を運んだ。

 到着が遅れた関係で、ジムの扉を開けるなり、伊藤のパンチが勢いよく飛んでいるのが、目に飛び込んできた。

 前回書いた、強豪、仲村正男の、ブン!と、空を切り裂いて振りまわすパンチをまるで寸止めの如く、皮膚1枚手前の、ギリギリでかわしていた、伊藤雅雪

 Dscf8846 今度は一転して、相手の右ストレートが、アゴ下に突き刺さる寸前、右ストレートを相手の顔面に叩き込んでいた。(写真上)

 0・1秒早く打ち抜けば、相手のパンチの勢いは弱まり、届かずに止まる。

 伊藤は、スーパー・フェザー級のプロボクサー。同級世界チャンピオンの内山高志が、動体視力が抜群に良いということは、知られているが、この伊藤も、かなりの良さ。

 「そうですか?」

 ソレを確認すると、笑顔を崩した。

 「自分では、そうは思わないんですが、相手の出すパンチを、見切れる自信は、まあ・・・・あります」

 「それでも、かなり相手の(パンチ)もらっちゃっているんで、まだまだ反省すべきところは多いんですけどね」

 スパーリングの相手は、協栄ジム三瓶数馬(さんぺい・かずま)(写真下)。まだ、19歳、ジムのホームページを開くと、たった1戦しか試合をしていないかのように記載されている。ひど過ぎるズサン!

 「そうなんですよねえ」と、苦笑い。

 Dscf8895

 すでに、2013年度、全日本スーパー・フェザー級新人王にも輝いており、且つ、KOで勝ち「技能賞」も手にしているというのに・・・・・。

 来年の2月くらいに、相手未定ながら、次戦が予定されている。

 「三瓶君はサウスポーで、強くって、とっても苦手なタイプなタイプなので、これまでもスパーリングの相手をさせて戴いてるんです」と、伊藤は終了後、三瓶に礼を言いつつ、答える。

 ちなみに、伊藤雅雪もまた、全日本の同級新人王を手にしている先輩だ。

 三瓶の他にも、出稽古のようなカタチで、かなり数多くのスパーリングのラウンド数をこなしてきた。

 「いくつ? さあ、僕、そ~ゆうの数えないんですよ。今までも、すいません」

 この日も見られたが、相手との距離、タイミング、ノーモーションのパンチ、大きな単打で距離をグイッと詰めて行く。

 ヒット&ウェイ。引く、出る。フェイント掛ける、回る、足を自在に使う、打ち合い。

 さまざまなことを、スパーリングを重ねながら、試している。

 今度の相手は、フィリピンのライアン・セルモナ

 戦績は、16勝5敗。うち、KOは、9勝。

 かつては、東洋・太平洋(OPBF)同級1位まで、上り詰めた実力者。現在は、東洋・太平洋こそ10位だが、何かとランキングに問題と不正を抱えているIBFでは12位。

 背は、伊藤より低く、ベタ足。それで、前へ前へ詰め寄って行き、チカラ一杯左フックを、対戦相手にぶち当てる。

 あせると、とたんに大振りとなりがち。

 そこを、伊藤が、どうさばき、どう勝つか!?

 実は、セルモナ。今年の4月14日、後楽園ホールのリングにあがっている。この日、伊藤も同じ日に、同じリングで試合。

 中野和也相手に、倒し、倒されのスリリングな展開を、繰り広げた。7ラウンド。ついに3度のダウンを奪い、1分50秒。文句無しのKO勝ちをおさめた。

 ライアン・セルモナは、江藤伸悟と戦い、偶然のバッティングで、額から出血。6ラウンドで、負傷判定に持ち込まれ、0-3のジャッジで負けた。

 その試合、自らも試合があり、残念ながら、伊藤はその目で見ていない。

 勝った江藤は、先月10月13日。日本タイトルを奪うべく、内藤律樹(りっき)と対戦。

 接戦の末、ジャッジほどの大差はない、辛くも内藤はベルトを半分だけ巻けた、負けた内容。

 むしろ、江藤の大健闘の拳闘が、目を惹いた試合であった。

 その内藤に勝つ前に、伊藤は、迫りくる11月25日に、「DANGAN116」の8試合目というメインの試合で、このライアン・セルモナに、なんとしても勝たねばならない。

 「単に勝つだけではダメなんです。完全に倒して勝たなきゃいけないし、そのつもりで試合に臨みます」

 すでに、脳裏の片隅には、打倒・内藤律樹のイメージは、組み立てられているようだ。

 さて、どうなるか?

 どう、勝つか?

 倒そうとばかりに、勢い込み、あせると、逆にセルモナの様に、ボクサーは大振りになりがち。

 その愚を、どう排除して、頭脳明晰(めいせき)に、試合を運ぶか?

 意図通りに進まず、後半のラウンドで、倒そうとばかりに大振りになった時、不意にセルモナの左フックを喰らう危険性もはらむ。

 内藤と戦う可能性は、どうなるのか?

 伊藤本人、及び、「伴流ジム」の会長兼トレーナーは、「分からないんですよ」と、苦笑。

 ならばと、内藤のジムに聞くと、いともあっさりと、答えが返ってきた。

 「伊藤クンとは、来年の2月になりますかねえ。チャンピオン・カーニバルで、チャンピオンと挑戦者として、戦うことになると思いますよ

 おおっ!

 まだ、来年の夢を見るのは早いが・・・・期待したい。

 まずは、一つ目の壁をぶっ倒してからだ。

 勝てば、世界のランキングにも、書き込まれるかもしれない。

 試合前。妻子を実家に帰し、今は、孤独。

 ストイックに、自己に厳しく、リングに向かう・・・・。

 残念ながら、テレビ中継は、無い。他の試合にも目を向けて、是非、25日、後楽園ホールに足を運んで欲しい。

 良い試合。見ごたえのある試合になると、思う。

 


今夜も負ける!? アメリカ”小リーグ”から、海を渡って来た「MLBオールスター??ズ」。

2014-11-16 18:47:27 | スポーツ

 来日した選手の中には、スターもいるが、この程度の能力でスター?かよと、クビを傾げるメンバーも大挙して来ていた。

 少なくとも、「オールスターズ」は、ウソ!

 実力は、1・5軍。で、たるみきった今のチカラは、2軍。

 確かに素晴らしい、目を見張らせる守備を見せた選手はいたし、振りがとんでもなく早い選手も、いるにはいた。首位打者も、加わっては、いる。

 しかし、それは「個」の力量。全員では、無い。

 しかし、侍の面々に較べたら、小リーグの、なんてこたあ無い選手が目に付く。

 なにしろ、本気になって勝とうという気が、無い

 いみじくも、かつて、アメリカで投げ、大リーグの一員として「来日」した石井一久が、ポロッ!と、苦笑しながらもらした。

 「アメリカの選手たちって、ちょっと観光に忙しいんですよ」

 なにしろ、公式スケジュールに、堂々と「京都観」と公表しているくらい、合同練習ロクにしてない、合宿してない、する気無い、お遊び気分。

 軽く見てる奴らに、カツを入れて、横っ面、張り飛ばし、金玉、蹴飛ばし、プライド、ズタズタに引き裂いて、帰って戴きやしょう!

 もう、今後、あえて公言しよう!

 「大リーグ!? バカ言ってんじゃねえ! 小リーグのチカラしかないくせに!」

 「ワールドシリーズ? 言い直せ! 思い上がるな! アメリカシリーズでしかないのに。日本だって、日本シリーズと呼称してるんだぜ!」

 「こんな程度で、ワールド、名乗るのは、悪いど!」

 見下して、馬鹿にして、ののしろう!

 どこやらの、元・監督の鬼嫁のように、戦後のパンパンや、オンリーさんじゃねえんだから、幻のアメリカ崇拝は、もう、止めにしましょうよ!

 冷静に、公平に見ましょうよ、書きましょうよ。

 もう、敗戦後、丸70年もたったんだから!

   


我らが東浜巨(ひがしはま・なお)、11月10日の「日米野球 壮行試合」で、見事激投!

2014-11-14 23:32:56 | スポーツ

 すでに、「侍ジャパン」が、「MLBオールスターズ」に、今夜11月14日、2勝した。

 全6勝も、可能な勢いだ。

 そんな段階で、4日前の試合の、2イニングに絞って書くのも、ちょいと気恥ずかしい気もするが、ココはひとつ、東浜巨(なお)の、今シ-ズン最期の登板。

 けじめ、締めとして、書いて置かねばなるまい。

 ましてや、同じ三振とったというのに、藤波晋太郎の方の三振と、好投ばかりクローズアップされているのが、いささか気にくわない。

 ちょいと、書く。

 ソフトバンクホークスのファンなのか、ちゃんと読んでくれている読者もいるので。

 この日。東浜巨は、「ソフトバンク+日本ハム連合軍」の先発投手として、「侍ジャパン」との壮行試合に登板した。

 一言で言うなら、好投。良い仕上がりで、2番手につないだ

 1回裏。

 「侍ジャパン」の、トップ・バッターは、チームメイトの柳田。

 試合前日。「チームメイトではあるけれど、真剣勝負でいきます!」「テレビが全国中継ですし、侍ジャパンを、苦戦させたいですね」と、東浜巨はクチにしていたが、その通りの滑り出しとなった。

 ゆっくりと大きく振りかぶって、1球づつ、慎重にミットめがけて放り込んでいく。

 Dscf8961 キレイに、見逃し三振に斬ってとった。

 汗もさほど、かかず、考え考えて、1球ごとに放って行く。

 2人目の菊池を、サード・ゴロに打ち取って、2アウト。

 気になるのは、ボール先行してしまうことぐらい、か。

 3番打者の糸井を、レフトフライに仕留めた。

 Dscf8982 (写真は、いずれも、生中継のテレビ画面から、抜き撮りです)

 続く2回裏。

 対するは、シーズン中から「宿敵」と言って良い、中田翔。

 おっ!ストライク先行。

 この試合。無4球で終えた

 緩急をつけたピッチング。高低、インコース、アウトコースを、たんねんに突く。

 確実に、成長の跡が、見えてきた。1球ごとに、追い込んでゆく

 中田、低めを打ち上げたが、見事にスライディングキャッチされ、アウト!

 立ち上がり。この回も、不安無し。

 5番打者。アゴ内川。

 ここでも、慎重に低めを中心に配球。レフトフライに打ち取る。

 6番手は、あのキュ―トな肉体を持つ田中理恵を捨てた、坂本

 ココでは、再びボール先行。1-2から、外角へ。が、打たれ、センター前へ運ばれる。

 次打者が、なんとチームメイトの松田。ここでも、真剣勝負の、ガチンコ投球。

 思いっきり良く、103キロのスローボールを投げ込んだり、インコースを攻め、大胆に緩急つけて、コーナーを突く。

 その間に、坂本が塁上を動きまわり、セカンドへ盗塁。その上手さ、ずるさは、下半身の事とは別にして、評価したい。

 打者集中に切り替えた東浜。

 絶好調の松田を、外角のシンカーで、見事に三振に斬り捨てた!

 御役目、これにて終了。良いね、良い~ね!

 試合後、この日の2イニングを振り返って、「シンカーが、ストライクゾーンに、良く落ちてくれた」

 「意識して、スライダーの曲がりを大きくしてみた」

 「ゆるいカーブも、使ってみた」

 注目され、人気も急上昇の松田との対戦については、余裕の笑顔を少しだけ浮かべて

 「外角に狙いをつけているのが、張り張り見え見えだったので、あえて外角のシンカーを狙い通りのところに落としてみた。良いところに落とせて、良かった」

 前年、期待されて3勝。

 そして、今年は2勝。防御率は・・・・・・悪い!

 この日は、2イニング、打者7人に31球放って、2三振。4球、無し。

 確実に、一歩、一歩。かつての亜細亜大學時代の、東浜巨の良いところが、甦りつつあるように想う。

 この12日からの、宮崎市の生目の杜(いきめのもり)運動公園で行われている、球団の秋季キャンプ。

 新監督は、ピッチャー出身の工藤公康(きみやす)。

 とはいえ、まだ解説者の仕事や、野球教室の仕事が、契約上残っているため、13日にグラウンドにちょいと顔出しただけで、東京へと帰って行っちゃった。

 だが、1軍ピッチングコーチに新任したのが、佐藤義則

 楽天に君臨しようとするデブブタを嫌い、袂を分かって、仙台から福岡に転身。教え方の能力は、常人の3倍はある人。

 ピッチャー心理も良く理解してくれる人格者。通称、ヨシ。義さん。

 この先、東浜にとって、何よりの心強いコーチがそばに来てくれたと思える。

 1年目の年俸、1500万円。

 それが、今期2年目には、100万円ダウンの、1400万円。

 近く予定されている契約更改では、ヘタすると1000万円に大幅ダウン査定される可能性もある。

 しかし、その厳しさを受け止めて、突き進んで欲しい!

 来期こそ!

 この24日には、午前11時から30分間という時間制限はあるものの、福岡市の明治通りで、「日本一 優勝祝賀パレード」が執り行われる

 オープンカーに乗って、来期への英気を養って欲しい。

 期待、してまっせ!

 

 


限りなく、カメラ窃盗犯としか思えない、冨田尚弥の、記者会見の供述。その顛末は・・・・

2014-11-08 01:00:00 | スポーツ

 限りなく「窃盗犯」に近い冨田尚弥の、言い分を、信じる人間が、いるだろうか?

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 もはや、謝罪するしか、無いであろう。

 どこも、書いてもいない、報じてもいないことを書く。

 彼が言う「面識のない、不審で、怪しい男」が、いたとしょう

 左後ろから、いきなり左手首を掴まえられたら、普通の人間は、どうするであろうか?

 普通は、「何をするんだ!?」と、叫び、振りほどこうとしながら、誰かに助けを求めるはず。

 もしくは、人一倍、ガタイの良い冨田尚弥並みの人間なら、逆に格闘しながら、周囲の人を呼びつつ、「怪しいアジア人」を押さえつけて、引き渡すであろう。

 が、超不思議な人間・冨田尚弥は、何もせず。

 声も出さず、叫ばず、助けも呼ばず、「ゴミだと想った カメラ」をバッグに入れられて、無言でおとなしく去ったそうな。???

はあ?????????

 その一連の動きを、本人が再現した写真は、以下の通り。

 コレが、逆に「動かぬ証拠」となって、来週半ばには、窮地に陥るはずだ。

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 Dscf8803 ちなみに、「壊れたゴミ カメラ」を冨田のバッグに、むりやり詰め込んだ「怪しい男」を演じたのは、弁護士。

 

 その不審で怪しい男は、防犯カメラに、まったく写り込んでいない。

 で、誰も会場で、その男を、見ていない。

 帰りのバスに乗りこむとき、「ゴミ」が有りましたと、冨田尚弥は、誰にも言わないまま

 6日、会見の後の、囲み取材も含め、2時間57分。

 すべて、見たし、聞いた

 レンズに付着してあった指紋は、きれいに拭き取ってあったという

 冨田尚弥の窃盗の前科前歴は、ありませんと、熱意溢れる弁護士・國田武二朗(くにた・ぶじろう)は、ハッキリと言明。

 確信犯? とっさに? 出来心?

 この事件について自宅で両親に、事情説明を、この1か月半、「聞かれたが一切話していない」と、冨田尚弥。

 そんな態度をし続けてきたにも関わらず、「親だけは、僕のコトを信じてくれていると思う」と会見で言った。

 ????

 会見というより、「怪見」。

 防犯カメラには、バッグに、冨田がカメラを入れ込む行為が8分間にもわたって、一部始終、写り込んであり、JOCの人間も、通訳もハッキリと見てしまっている。

 なのに、認めない、冨田尚弥の不思議な、25歳の稚拙なアタマ。

 インチョン警察へと連行される前に、「自分が盗みました」と認めているのに・・・・・・。

 こうなりゃ、韓国で裁判を求めて、敗訴し、獄中で罪をつぐなうしかない!

 闘う費用が無いなんて、言い訳したら、あざけ笑われるよ。

 裁判したいと言う、その堅い決意は、とてもあるとは思えないが・・・・

 余談だが、この「怪見」の裏で、渦中のJBC(日本オリンピック委員会)傘下の、10ものスポーツ団体が、海外遠征にあたって、国民の税金、2億円を不正使用していた。

 腐り切った選手だけに納まらず、団体までも「税金の窃盗」をしていたとは!

 また、この「冨田尚弥」の名前を、「日刊ゲンダイ」は、以下のように記載。

 弥也哉??

 いやはや、なんとも、恥ずかしいことを、しでかして・・・・・

 「やっていない」なんて、言わないよねっ?

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<オモワズ ワラッタ !「野球中継 解説者」の、ポロリ一言> これだから、ラジオの野球中継は、面白い

2014-10-31 13:57:21 | スポーツ

 野球のナマ中継は、もっぱらラジオで聴くことにしている

 試合会場でも、仕事場でも、自宅でも。

 テレビ中継が有る時は、画像を見ながら、無音にしておいて、ラジオのナマ中継を聴く。

 経験したことのある人は、分かるだろうが、ラジオの方が,電波が早く届く。

 一番良く分かりやすいのが、まだ投手が、振りかぶる前に、ラジオではすでに投げ終えて、打たれるなり、打ち取ったりしている。

 試しに、未経験の読者は、今夜の「日本シリーズ 第3戦」を、見聞きするといい

 で、この記事では、そのことを知らせるために、書いているのではない。

 思わず、ポロリとこぼれた、解説者の一言を書く。

 10月26日。「日本シリーズ 第2戦」 ソフトバンク・ホークス 対 阪神タイガース

 ラジオ解説の、東尾修

 ソフトバンクの、突っ込んでいく姿勢で、打球キャッチするという、素晴らしく堅い守備を見て、思わず感嘆!

 「こいつら、すごいですね!」

 う~ん・・・・・こいつら、と、あっさり言ってのける東尾も、すごい!

 なにしろ、西武ライオンズ投手時代。指先の握りを少し、ミスしたフリをして、意識してデッドボールをお見舞いしてきた、とんでもなく図太い神経を持つオヒト。

 かつて、歌手の梓みちよと半同棲していた頃は、港区にあったマンションでの激しい痴話喧嘩が、廊下や、近くの部屋まで聞こえたほど。

 その一方で、いいオンナには、目が無いひと。

 ある日。高級ホテルの中の、しゃれたバーで、月刊誌のインタビュー取材を受けた。

 インタビュアーは、妙齢の、一見して美女。ベッドでは、美女ビジョに、シーツを濡らしそうな女。

 インタビューを終えて、東尾、やおら手元にあったコースターに、何やら数字を書き込んだ。

 そして、スッと、テーブルに滑らせた。

 一言、ニコッと微笑んで言って去った。

 「それ、今晩、俺が泊まっている部屋の番号。良かったら、いらっしゃい

 美女・・・・・イカないで、帰宅。

 原稿を編集部に届けて、OKをもらった後、このハナシしてくれた。

 聞いた。

 ---行かなかった理由は?

 美女、スパっと答えた。

 「ん? 私の、タイプじゃなかったから」

 東尾修。娘婿の石田純一を責められないわなあ・・・・

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 アマチュア。高校野球でも、面白い解説が、聴ける。

 10月28日。「秋季 関東地区 高校野球大会」

 準決勝。木更津総合高校 対 常総学院

 常総の打者が、木更津の鈴木投手のスライダーを打ちあぐね、簡単に打ち上げて、アウトの山を築く展開。

 解説の、千葉工大 硬式野球部・名誉監督(元 監督)近藤林壽(りんじゅ)。

 どうすれば、あのスライダーを打てるでしょうかね? と、実況アナウンサーが聞いた。近藤、解りやすく、マイク前で、打ち方を具体的に説明。

 なのに、相変わらず、凡打が続いているのを見かねて、いらだったように近藤。

 「(常総学院の打者たちは)アレでは、ただ当ててるだけ。(飛んでくるボールを)なでてるようなもんですから。もう少し、真剣にやって欲しい!」

 実況アナウンサー。思わず苦笑。

 「真剣にやっているとは、思うんですが(クスッ)」

 近藤。いらだち、納まらず。

 「鈴木君の、思うツボですから! 気楽に、アレじゃあ、楽しんで投げられますよ」

 ホントに、怒りの名誉監督のご指摘通りの展開、続く。

 木更津の3ランホームランで、3-0のまま進む。さらに1点追加。

 後半のイニングで、常総、ねばって3点は返すも、結局、打ち崩すことは出来ず。

 4-3で、木更津が、29日の決勝に勝ち上がった。

 この勝者が、来春のセンバツに出場が、ほぼ確定。

  監督としての現役時代、厳しい指導ぶりだったんだろうなあ・・・・

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 期日は、忘れたが、大島康徳(やすのり)。

 ラジオで野球解説をしていた時。

 まさに、同時進行で、BSテレビで生中継していた。

 面白いのは、やっぱり、大島康徳。

 ちなみに、全解説者で、一番面白くなく、不快なのは、武田一浩。まったく、努力していない。勉強していない。真剣に事前取材していない。メジャーリーグも、マイナーリーグも経験していないのに、イッチョ前に、したり顔で「感想」を言う。

 「怪説」と、単なる「感想」。それだけ。

 さて、大島のラジオ解説を聞きつつ、テレビのナマ中継画面をチラチラ見る。

 思わず、大島。こう言った。

 「プロ野球中継。聞くのは、私の出ている時のラジオ。テレビでもやっている時は、音を消して見て下さい」

 ハイハイ、そうしてますよ。

 そう想ったのと同時に、コレ、まずいんじゃないの?、と。

 偶然? しばらく、大島が中継の解説から、一か月ほど、姿も声も消えた・・・・・あ~あ・・・・・・・懲罰かも・・・・・・・

 この大島。笑顔を浮かべる見かけと違い、熱血漢。

 星野仙一は、実は熱血漢を装った、ポーズだけの男。言うコトと、やること違うのは、現役投手時代から、秘かに有名。

 無類の女好き。亡き妻が元気だったころから、長い関係が続いている人妻を、知っている。

 直撃?。否定せず、しかし、保身ばかりを星野は、私にこぼした。

 今年の闘病生活中も、ベッドの脇に、オンナがいた。

 さて、大島。日本ハム・ファイターズ監督時代。怒りにまかせて、1塁塁審に暴力行為をして、退場処分喰らった。

 3年間の監督時代、チームは3位、6位(最下位)、そして5位と低迷。

 負け試合で、グラウンド脇を通った時、大きなヤジが大島監督に向かって飛んだ。

 別名「瞬間湯沸かし器」。

 「誰だあ!! 今、ヤジ飛ばした奴は!! ココに、降りてこ~い!」

 周りが驚き、止めるのも聞かず、マジに怒鳴り続けた。

 もはや、漫画のひとコマ。いいな、いいなあ。

 そんな大島の、2014 日本シリーズの優勝日本一予想。

 「熱血野球人」と、自ら題した「ブログ」では、7戦までもつれ込んで・・・・阪神の優勝、だそうな。

 さてさて、はずれたら、あの笑顔でごまかすんだろうなあ(笑)

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 10月31日・記

 大島康徳 の予想。

 大きく、ハズレ!

 ご存じのように、昨夜、ソフトバンクが、4勝1敗で、優勝。日本一の栄誉を手にしました。

 さあ、大島! どうしましょう?

 予想ハズレ、攻めるの、よそう・・・・・

 ブログを開いたら・・・・・な~んにも、書いてな~い

 恥、かいただけ

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 文化放送の解説者の、石井貴(たかし)も、面白い!

 実況アナウンサーと、まるで漫才コンビのように、チンポ、否、テンポ良く、掛け合いで進める。

 見た目、怖いが、ずっこけ話しも、気軽に話す。

 日本シリーズ。第5戦(最終戦)。

 過去13人の投手が、ボークを犯している。その中に、石井も入っている。

 「実は僕、13人中、5位なんですよ! (ボーク認定の回数順位が)。あんまり、自慢出来るハナシじゃないんですけどねえ(笑)」

 コーチとしての、力量はあるし、何より、後輩の選手に慕われている人。

 ユニフォーム、また着る可能性もありそうだ


<プロ野球 2014 日本シリーズ ソフトバンク・ホークス 対 阪神タイガース >第4戦で東浜巨、好投

2014-10-29 23:46:41 | スポーツ

 いやあ!正直、びっくらこいた!

 ギャンブル、にしても、怖い。

 日本シリーズでは、東浜巨(なお)、登板が無い、と思い込んでいたから。

 確かに、「控え」のメンバーには入ってはいたし、球場には来ていることは知っていたが、まさか登板するとは!

 で、良く投げた。ベスト・ピッチングとは、まだまだ、ほど遠いけれど・・。

 4、5、6回の、3イニング。

 10月29日。第4戦は、とりわけ総力戦だっただけに、中継ぎで、0点に押さえて、いけるところまでいって、後につなぐ役目となった。

 4球を出したときには、思わず目をつむった。

 おまけに、緊張感のあまりか、肩で息している状態。いつものように、もどっと出ている。

 だが、低め、低めの投球を心掛けて、ゆっくりと振りかぶって、一球づつ、配球に苦しみながら考え考え、放っていた。

 低めを突き過ぎて、あやうく、打者の手前で大きくバウンド!

 細川捕手が取り損ねていたら、大変なことになりかねない時、数度。まだまだ課題は山積み。

 しかし、連続4球とはならず。加えて、イニングのたびに、三振を奪い、小さくガッツポ―ズ!と、雄叫びを挙げた

 とりわけ、6回。

 塁上に走者を置きながら、苦しんだ末の、連続3振。雄叫びに、一層、チカラが入っていた。

 延長の末、10回裏。中村の劇的なホームランで、5-2としてサヨナラ勝ちしたソフトバンク。

 今期限りで、例え”日本一”に輝いても、辞任する秋山監督が、お立ち台に立って

 「今日はね、2番手の東浜がね、よくつないでくれた」と、言ったほど。

 監督から、「中継ぎ」としての信頼も得た、東浜巨(なお)。

 先発、完投で、この先もいきたい気持ちは、分からなくもないが・・・・来期は、「投げる職人」として、今日見せてくれたように、中継ぎで活躍して欲しい。

 躍動する、背番号16。

 チームとしては、これで日本一に向けて王手を掛けたカタチだが、まだまだ分からない。

 もつれて、最終戦。

 再び、出番がありそうな気もしている。

 頑張れ! 東浜!

 


<プロ野球 パリーグ ファイナル・ステージ> ソフトバンク 対 日本ハム 第3戦に、東浜が投げたが・・・・

2014-10-17 22:22:48 | スポーツ

 10月17日。久しぶりの、東浜巨(ひがしはま・なお)の、1軍のマウンドに立つ勇姿を見た。

 それも、優勝を争う、パリーグの「ファイナル・ステージ」第3戦でだ。

 1-7と、ソフトバンク・ホークスが大量リードされている3回から登板し、試合終了までの、ロング・リリーフ。

 だが、さらに、 5点を加えられて、ボロ負け。

 前に投げたのが、9月24日の、対 楽天戦。約1か月弱ぶりの、登板だった。

 負け試合のなか、期待したのだが・・・・

 上下にボールを散らし、胸元へ放って際どくインコースを突いて置いて、低めに落とす。

 良い配球だなと思ったのも、つかの間・・・・・

 またまた4球病が顔をのぞかせ、塁上に走者を貯めて、痛打されたり、本塁打を浴びたり・・・・・

 う~ん・・・・・

 3か月前の、7月13日の日本ハム戦(写真下)でも、良い時と、悪い時が、ハッキリしていた。

 Dscf6824 力投しているときは、目をみはるほど良い。

 Dscf6826 しかし、4球を出した途端、汗が滝のように吹き出し、髪が、たちまち、お風呂上がりのように、濡れまくる。それが、ユニフォームの肩に、したたり落ちるほどだ。

 あせりと、こんなはずでは!という、気持ちが、汗を出させてしまうようだ。

 7月31日の、楽天戦でも、そう。

 Dscf7075 三振で斬って取るときの配球は、素晴らしい。

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 まるで、シーソー。

 上がったり、下がったり。安定しない。見てて、不安。起用する方も、不安。首位を走り続けているだけに、おいそれと起用出来ないのは、よく分かる。

 それでも、9月19日に、西武戦。次いで、9月24日に、楽天戦に投げるも・・・・・。

 1軍での、防御率は、3・82。

 それが、2軍だと、19試合投げて、2・15.与えた4球36と多いが、しかし、三振も113イニングで、104!と、群を抜く素晴らしさ。

 1軍と2軍。出てくる選手の力量に差があるのは、素人でも分かる。

 が、東浜。

 意識する気持ちが、どこかで押さえねば、押さえねば!と、4球を出してしまう結果につながっているような気がしてならない

この第3戦でも、その出来の良し悪しの落差が、激しいまま。

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 Dscf8582 見逃し三振で、打者を斬って取った配球は、お見事!(写真上)

 

 だが、前のイニングでは押さえた中田翔にたいして、今度は一転して、ホームランを喰らう(写真下)。

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 今シーズンでの登板は、もう無いかも知れない。

 8回には、敗色濃厚の東浜を、見限ったかのように、ソフトバンク・ホークスのファンが、櫛の歯が抜けるかのように、大挙して帰っていった。

 来期は、中継ぎに転じさせられるかも。少なくとも、1イニングは、キレのあるピッチングを見せているのだから。

 だが、まだ、東浜を見続けていく。

 頑張れ!と、エールを送りつつ・・・・・・・・

 


<リアル ボクシング ルポ> 伊藤雅雪[後篇] 世界5位に勝ったのに、世界ランキングの怪

2014-09-26 00:10:01 | スポーツ

 うわあ! 確かに、すんごい剛腕! こんな強打を、もろに喰らって、ぶち当たったら、いかに巧打者の伊藤雅雪といえども、ひとたまりも無いなあ・・・。

 7月30日の、仲村正男との試合動画を見つめながら、そう痛感した。

 Dscf8152 まさに、ポスターに載っているように、「雌雄(しゆう)を決す。」

 そのキャッチ・フレーズにふさわしい出だしだった。

 仲村のフックが、うなりを挙げて、伊藤を襲う。しかし、伊藤。事前研究し尽くしていたのか、皮膚1枚の、ギリギリの距離で、次々とかわす。

 Dscf8154 左写真の右側が、仲村正男。左フック、ブン!と、半円形を描く。

 Dscf8155 こんどは、左に立つ仲村が、左フック、ブン! きれいに・・・・当たってない。動画・試合映像からの抜き撮りのため、鮮明じゃなくて申し訳ないのだが、伊藤が見事によけ切っている。

 では、伊藤の繰り出すパンチがヒットしているか? といえば、序盤ソレは、無い。

 むしろ、1発、見事に仲村のパンチが、1ラウンド終了間際、もろに伊藤にヒット!

 伊藤、たまらず、膝を折りかける瞬間があった。

 もし、これがラウンド開始早々であったら、その後の勢い付いた仲村のラッシュ次第で、試合の結末は、どうなったか、分からない。

 さて、誰もが驚く、仲村の19戦18勝(18KO)1敗。

 むろん、18という数字すべてが、ノックダウンさせて勝ったわけでは無い。

 レフェリー・ストップという、このまま試合を続けていたら、ノックダウンさせることは間違いないだろうし、打たれてるボクサーの今後の選手生命と健康を考えたら、今、試合を止めた方が、お互いにとって良いと判断したすえの行為。

 ただ、この18のうち、その相手の殆んどが、タイ、インドネシア、フィリピンのボクサー。日本人とは、極めて少ない。

 が、4試合ほど見たが、いずれも、いわゆる、海を渡って日本に負けに来た「かませ犬」では、無かった。

 戦績も、戦いぶりも、中堅のボクサーが多い。

 とりたてて、あわや!と思わせるほど強くはないが、スコン!と、チカラ無い1発で見え見えの倒れ方もしない。

 しかし、仲村。1ラウンド、鮮やかなノックダウンでマットに沈めてきた。10戦連続、ノックダウン勝ち。

 仲村は、足も使えるし、上体や顔を上下左右に振ってパンチをかわし、距離もうまく保ってパンチを繰り出すテクニシャン。

 単なる、強打に頼る、ブンブン丸では無かった。

 それは、名門・大阪の興国高校に入ってから始めたアマチュア・ボクシングの基礎が、拳と身体に、キッチリと根付いているから。

 アマ時代の戦績たるや、64戦して、59勝5敗。59のうち、34が実質レフェリー・ストップ勝ち。高校選抜や、国体で優勝したというのも、うなずける。

 近年は、レフェリー・ストップも、KOと一緒くたにしており、1敗を挟んで18KOが、「KOキング」と、アピールする由来。

 戦場は、もっぱら関西・大阪。

 ボクシングの殿堂、東京・後楽園ホールに、ほぼ登場することなく、8年前にプロ・デビュー以来、ノックアウトをアジアン・ボクサー相手に積みあげてきた。

 その中の相手に、世界スーパー・フライ級のランキングボクサーなどがおり、東洋・太平洋スーパー・フェザー級のベルトも勝ち取ってきた。

 で、世界ランキングボクサーに駆け上がってきた。

 伊藤にとっては、IBF5位が、眼前にきらめいて見えたはず。勝てば、ランキング入りは、通常、ほぼ間違いのないところ。

 古くは、亀田一家が良く使った手法。関西のジムに、良く見かけられるやり方、強打者の作り方。

 仲村の所属は、大阪西成区にあるビルの1階。ガラス張りで、外から見える作りの「渥美ジム」。

 ジム名の由来は、女性オーナーが、同区内で土木・建築を手掛ける(有)渥美産業の社名による。

 いつでも動かせる職人、4000名を抱えていると言われている。

 ジムの、会長代行が、大東旭(おおひがし・あきら)。元・日本ジュニア・ミドル級チャンピオンで、通算10度防衛し、世界ランキングボクサーでもあった。のちに、Kー1に転じた。

 「雌雄」。う~ん、確かに戦績・数字だけ見かけると、雌雄ではあるけれど、極めて冷静に試合映像を見た。

 評価・評判と違い、本当に伊藤雅雪が勝っていたのかどうか?

 なにしろ、伊藤のブログのことを教えてくれたうえ、会場でナマで試合を見た、旧知の元・プロボクサー自身が、こう言うんだもん。

 「あくまで、僕が見たカンジですけど・・・・伊藤君には申し訳無いけれど、僅差で、仲村が勝っていたんじゃないか?と。仲村のプレスが、ハンパじゃなく、すごかったんで」

 3分×8ラウンド。きっちり、無駄なく、映像は詰まっていた。

 伊藤が、左ストレートを伸ばして、けん制しながら、相手との距離を計りながら、振り回す仲村の、大振り気味の左右フックをスッ、スッ、と、皮膚1枚。巧みにかわし続けた。

 場内は、双方に割れんばかりの、大声援。

 しかし、伊藤。距離、間違うと喰らう危険性あり。冷や冷やの、綱渡り。

 かわしたものの、次、連打、喰いそうになると見るや、片腕を仲村のクビに軽く巻きつけてクリンチ。

 そして、すぐ離れる。

 もろに打たれてはいないが、打ち抜いてもいない、伊藤。

 時折り、ヒット&ウェイ。

  Dscf8166カウンターパンチ、決める。

 パンチ来た瞬間、かぶせるように巧みに打つ!

   間合い、抜群!

 足で回りながら、パン!・・・・パ~ン!と、数こそ少ないものの、当てて行ってる

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  仲村も、足を使い、常に前へ前へ出ながら、パンチをうまくブロックしたり、アタマを振り、体を左右に振り、上手くスウェ―・バックしてかわしていた。

 しかし、有効打数が、伊藤に較べて少ない。

 ソレ、仲村自身も、気付いたようで、7ラウンドのゴングが鳴るや、1発必打! 連打、ノックダウン狙い。

 続く、最終8ラウンドも、猛攻!

 左右の大振りフック、ブンブン半円形に回してきた。

 あせり、待ってました!とばかりに、ひょいひょいと見切り、チャンスの瞬間、単打、正確に当てていく、伊藤。

 正直、数はとても少ない。

 が、パンチの「精度」に、差があった。

 パンチ力そのものは、仲村にあったが、この日のジャッジは「有効打数」をとった。

 試合終了。

 77-76。77-76。そして、78-75。

そのコールの直後、伊藤は歓喜のポーズ! 

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 順当なジャッジ。そう、見た。

 仲村寄りでも、2-0で、伊藤の勝ちと想う。

 仲村の所属する「渥美ジム」の公式ブログでも、

 「有効打の差で、伊藤選手が上回った」と記載してたほど。

 仲村の声は寄せられていないが、ジャッジに不満は無い、ようだった。

 伊藤自身の声は、翌日夕方のブログで、寄せられた。一部、転記する。

 「なんとか、判定で勝つことが出来ました。ですが、内容的には全然満足出来ないです。もっと、僕は出来るはずなのに、全然、自分のチカラを出せなかったです」

 「仲村選手の、すごい圧力で、出させてくれなかったのかも、知れませんが・・・・」

 「でも、ホントに仲村選手は、仕上げて来たんだなって、感じました。すごい強かったし」

 「本当に、課題は山積み中。克服しなきゃいけないところが多すぎる。でも、よく負けて得るものがあるって言うけど、勝って得るものが、勝負の世界には確実に多い」

 「今日は、勝ったってことが、本当に大きいと思います」

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 で、9月8日の、伊藤のブログ、「世界ランクへの疑問」につながる。

 試合後2か月近く過ぎた。 だが、ランキングは、「日本」が、伊藤が4位、仲村が7位にと、入れ替わったものの、伊藤が期待した、IBFは、9月5日発表で、仲村が5位から15位に滑り落ちただけ。伊藤の「伊」の字も見当たらない!

 WBAに至っては、9月7日発表で、仲村が15位から消え、名も知らぬ、アルゼンチンの選手が入り込んでいた・・・・・

 東洋・太平洋(OPBF)のランキング発表、9月2日付けで、やっと伊藤は、4位だった仲村に勝って、3位にランクイン。

  いずれも、スーパー・フェザー級のランキングだ。

 先に書いた、WBCは、ユースのライト級のチャンピオンになってたせいか、40位から33位に上がっていたが、さほどの意味は無い。

 この日の試合後に、金子大樹(だいき)が世界挑戦のため、返上した後のベルトを持つ、日本チャンピオンの内藤律樹(りっき)が、いずれ伊藤の挑戦を受けて立つかのような発言をして、ボクシングマスコミをわかせたものの、あれから2か月。

 伊藤のブログを見かけると、次の試合日は、11月25日となりそうだが、肝心の相手は、何も決まってないとのこと。音沙汰、無しか・・・・・・。

 世界ランキングに続き、またも、期待したのに、裏切られた気持ちが、文面にそこはかとなく滲んでいた・

 その内藤。この6月9日に、初防衛戦を行ない、同級1位の玉越強平(たまごし・きょうへい)と、対戦。

 内藤は、10戦全勝無敗の、5KO&レフェリー・ストップ勝ち。しかし、穴が目に付く、強打者。

 この日も、3-0の判定勝ち。ベルトを守ったが・・・・。

 かつて、彼の父であり、ジム会長のカシアス内藤に試合後の控え室で言って、確認したことがある。

 --私のような素人が指摘するのもなんなんですが、コレと、コレとコレ・・・・まだまだ穴が有りますよねえ?

 カシアス。眉間にしわを寄せながら聞き、ひとつひとつ、うなづいていた。

 この玉越との負けられない一戦でも、ジャッジこそ、3人とも8点差を付けたが、それは、テン(10)ポイント・マスト・システムだから。

 ロープにこそ詰めて打つが、詰め切れない。するりとかわされ、逆に反転。詰められ、容易に打たれる。

 パンチの精度が悪く、当たらない。手数が多いから、目立たぬが、大振り、空振り多い。

 何より、強打に頼る余り、ガードがしばしば甘くなり、打ち込まれる。

 安易に、クリンチしがち。

 相手を追ってはいけるが、パンチを見切られ、最後まで自分のペースが掴みきれない。

 「これでは、(100点満点で)30点の出来です」と、うなだれて、しきりにクチにしたが、そう想う。

  「次も強い相手と戦いたい。ファンが求める相手と試合したい」と、気を取り直して発言したが、伊藤雅雪の攻め込むポイントは、一杯ある。現時点では、五分五分のチカラだが・・・・。

 さて、伊藤が気に病んだ世界ランキング。

 こう、おかしなことになってから、伊藤自身、どこからか、お聞き及びだろうが、ことIBF(インターナショナル・ボクシング・フェデレーション)国際ボクシング連盟のデタラメさ、ランキングに関する不正は、実は今に始まったことでは、ない。

 このボクシング連盟。WBAが、かつて分裂した際、32年前に独立したもの。ラリー・ホームズなどの人気重量級選手が、その際”移籍”したりして、注目を浴びた。

 だが、15年前。ランキングの決め方が、不透明で、疑惑を持たれ、ついには、不正操作が発覚。大掛かりな贈収賄事件に発展した

 そんな疑惑連盟なのに、日本は加盟を5年前から検討を始め、ついに昨年、正式加盟。

 確かに、選手にとっては、タイトル奪取、ランキング入りのチャンスが増えるが、ファンにとっては、ますます誰が一番強いのか? 訳わからなくなる弊害が生じる。

 それでなくとも、乱立する、王座決定戦、暫定王座、スーパー王座、シルバー王座に至ってはもう、めちゃくちゃ! 

 いくらがめつく「王座認定料」が欲しいからといっても、あまりのボクシングファン不在、置き去りにしたデタラメさ。

 一昨年、JBCの職員に、「真に強いチャンピオンがいるWBOはともかく、あのIBFまで加盟しちゃって良いんですか?」と聞いた。

 返ってきた答えは、「私たちが決めることじゃないから、何とも言えません」と、逃げられた。

 昨年の9月3日。亀田大毅の当日測量。JBCや、日本のマスコミ報道を無視した、時間、時刻の身勝手さ、デタラメさ。

 続く同年12月3日。また、亀田大毅と、リポリオ・ソリスの試合結果が巻き起こした「負けても、王座防衛」のデタラメさ、不正さ。やりたい放題。法、無視。

 IBFの慣例、通例、はボクシング界の非常識

 とりわけ、立ち合い人、スーパーバイザーと称したリンゼイ・タッカーの、二転三転、クルクル変わる弁明に、関係者は七転八倒。

 この「事件」を契機に、亀田一家亀田組が、日本ボクシング界から追放されたことは、知らぬ人はいないだろう。

 しかし、いまだ、IBFは、加盟中だ・・・・・。

 もはや、IBFのランキングに入りたけりゃ、大金持ってこい!システムの”通例”にのっとって、伊藤雅雪は、アメリカ・ニュージャージー州にあるIBFへおカネを送れば、来月のランキングにその名前が書き込まれている・・・かもしれない。

 悪いが、WBAも、それほどのワルではないが、大差はないと考えて良い。

 さあ、伊藤雅雪、まだ23歳。

 仲村正男に対する戦略以上に、内藤律樹対策を練るといい。伴流ジムのスタッフは、優秀だ。

 真正面から、無駄に打ちあう無謀は思索しない。

 期待してる。

 内藤に勝って、ベルトを巻けば、おのずと世界ランキングは、いかになんでも付いてくる・・・・は・・・ず・・・

 にしても、伊藤のブログの、かつて書いた一節は、胸を打つ。

 < 1人でいると、最近考える。俺のボクシングは、どこまで続くのか。勝ったり、負けたりしながら、続けて行き、どこで終わるのか・・・。

 それとも、めっちゃうまくいって、ずっと勝ち続けていって、世界チャンピオンになるのか。それとも、一回も勝てずに・・・・・ >

 プロボクサー、とりわけ、ランキング入りを目指している、2700人の若者たちなら、この1文が、心の奥底に響くはずだ。

 頑張って欲しい!

 

 

 

 

 


< リアル ボクシング ルポ > 伊藤雅雪[前篇]。7月30日。激闘の末、世界ランカーに勝ったのに・・・

2014-09-25 06:31:23 | スポーツ

 先日、久しぶりに、旧知の元プロボクサーから、メールが届いた。

 <伊藤という選手が、世界ランカーに勝ったというのに、ランキングに入ってないまま、放って置かれてるみたいなんです。良かったら、彼のブログを見て戴けませんか?>

 そんな内容の、文面だった。

 伊藤!?

 私が知る「伊藤」といえば、「伊藤雅雪」しか、いない。

 昨年7月19日に行なわれた源大輝(みなもと・だいき)戦の、告知も兼ねて、記事化した、好感の持てるプロボクサーだった。

 当時、日本スーパー・フェザー級12位。全日本の同級新人王を前年、獲得していての12位で、日本ランキング入り。

 試合も、キッチリ見た。予期した通り、3-0の判定勝ち。

  Dscf7129_2 左の写真の通り、左のストレート気味のリードパンチで、源とのパンチの当たる距離を計りながら、パンチを上下に叩き込み、終始、余裕を持って、有効打ポイントをリード。

 倒せはしなかったものの、8回戦闘って、78-74が2人。78-75が1人の、3-0で、判定勝ち。

 Dscf7155 しかし、ご覧の通り、当人に笑顔なし。

 Dscf7166 控え室でも、ご覧の通り。この時点で、かなり上を、試合内容も含めて、本気で目指していることを痛感した。

 無敗のまま、ランキングを駆け上がってヒトケタ位になっていることは、メールをくれた彼からも、聞いていた。

 へぇ~。伊藤雅雪、ブログやってんだ。

 そんなことすら、知らず。初めて彼の、かっちょ良いデザインのブログを開いて、見た。探した。

 今年9月8日付けに、こうタイトルが打たれていた。

 「世界ランクへの疑問

  7月。2団体、世界ランクに入っている選手に勝ったのに、いまだに僕は世界ランクに入っていません。

 しかも、IBFでは、世界5位の選手に勝ったのに。5位の選手に勝っても、世界ランクに入らなかったら、誰に勝てば入るの?

 僕の気持ちがどうとか言うよりも、僕を応援してくれている方々に、本当に申し訳ない。

 (ランキングに入れられない)理由があるなら、教えて欲しいです。

 しかも、仲村選手は、まだ世界ランクに残っているしね。正当な道でやっているやつが、バカを見る世界じゃ、ダメっしょ

 =========================

 う~ん・・・・・・この通りなら、確かにダメっしょ!

 そう、想った。

 よほどのボクシング・ファン。さらに言うなら、友人・知人・職場の同僚などで、親しいプロボクサーを応援・注目している人なら、彼の今位置する「ランキング」は、気になるはず。

 勝って、ランキング上がって!共に、喜び合う。

 負けて、下がって・・・声も掛けられずに、ひっそりと会場をあとにする。

 もしくは、ランキング外に滑り落ちたもんなら、「次、頑張れよ!」「頑張ってね! 応援してるからねっ!」と、さりげなく、励ます。

 一般の、ボクシングに興味、関心の無い他人からすれば、9位であろうが、4位であろうが、ど~でも良いこと。同じこと。大差ないこと。

 冷たいが、そんなもん。

 しかし、戦う人間にとっては、コレが心の支え、目標。ランキングにようやく入って、自分の実力を計れる、対外的に判断される。

 それを励みに、また今日も、頑張れる!

 世界チャンピオン、もしくは挑戦者でありさえすれば、テレビで試合、ヒマだから見るかあ。ナンか、強いらしいって騒がれてるみたいだから、いっちょ見てみっかあ。

 そんなものだろう。

 しかし、戦っている当のプロボクサーにとっては、この「ランキング」なるものは、とっても大きい。精神的に、大きなモノを占める。

 何より、日々の苦しい練習に耐えられるクスリ、と言える。選手にヤル気を起こさせ、背中を押してくれる。拳の痛みや、骨折、捻挫、亀裂など、ケガを一日も早く治す気にさせてくれる。

 流行りの言葉で言うなら、最大のモチベーションと言い換えても良い。

 ランキングがあるから、やり続けられる。

 現在、日本全国、北海道から沖縄県まで、約3000人弱のプロボクサー登録者がいる。

 そのうち、9月1日発表現在、日本ランキング・ボクサーは、177人。世界チャンピオン、並びに世界4団体にランキング入りしている日本人プロボクサーを含めても、200人前後。

 3000人のうち、ピークを過ぎたベテラン。

 もはや、さまざまな理由で試合を組ませてもらえないボクサー。

 連敗がショックで、ジムから足が遠のいてしまっている4回戦ボーイ(C級)。 

 引退する他無いと思う一方で、いや!俺はまだやれるはず!という揺れる想いを抱えたままの元チャンピオン。

 などなど、さまざまな理由で、ジムに行かなくなってしまっている人間や、引退届けを出さないままのプロボクサーが、およそ200人。

 それらを考えても、およそ2700人が、ランキング入りを目指している。どんなに、「ランキング」が、プロボクサーにとって、心の中に大きな比重を占めるものか、少しだけでも、理解して戴けただろうか?

 団体スポーツで、レギュラー入り、1軍入りを目指して、日々練習に打ち込んでいる選手なら、お分かりになるのではないだろうか?

 ましてや、世界ランキング上位ボクサーに、文字通り「打ち勝った」と思われる、伊藤雅雪にとっては、「なんで?」「どうして?」「誰に勝てば、入るの?」と、悶々とした、くすぶる想いに駆られるのは、当然だろう。

 憎くも無い相手を、リング上で、ぶちのめす。その見返りにファイト・マネーをもらう。しかし、コレ。現実には、先のランキングのように、選手の励みに、ならない。いや、なりにくい。

 デビュー戦。あくまで、規定では、手数料、前日計量前後の健康診断料、ジム・マネージメント料など、もろもろ差し引かれて、2万数千円。もらえる・・・・ことに、なっている。

 ところが、現実にそうは、なっていない。

 まっとうに、満額くれるジムは、全体の1割に満たない。大半は、選手にその試合のチケットを、額面計3万円以上渡し、それを選手自身に売らせる。それが、選手の、実質的なファイト・マネーにすり変わる。

 だから、友達多い、口八丁手八丁のボクサーは売れるが、口下手で友達付き合い少ない選手は、買って下さいという言葉すら、恥ずかしくって、遠慮して言い出せないまま、人知れず試合当日を迎える・・・・。

 とある中堅ボクサーは、ポツリと私に、練習を終えて言った。

 「俺ら、男芸者みたいなもんなんですかねえ? この前、他人に言われたんすよね。友達、スポンサーに頭、下げまくってさあ・・・・・」

 逆に、ジム経営、維持の難しさ、苦労も、いささか知っている。だから、ひどいなあ、とも一概に言えない。

 だが、それでも、ひどいと思うしか無いジムも、ある。

 中には、試合が決まるたびに、4万から6万円、選手からさまざまな名目を付けて取るジムもある。

 ファイトマネー代わりのチケットは、渡される。しかし、ジム同僚選手には、売ってはいけないという、縛りをかける。

 試合会場は、東京都。後楽園ホール。そのジムと、選手の職場は、群馬県境に近い埼玉県。

 仕事を終えてから、試合開始時刻に間に合うように、平日の夜、特急列車に飛び乗ってまで、駆けつけて来てくれる友人・同僚は、そうはいない。

 「チケット、送りますよ。どうせ、売れないままなんで(苦笑)。紙屑になるよりは、試合、見に来てくれるだけで有り難いんですから」

 新人王まで獲得した、強い、将来性あるボクサーだった。鮮やかなKO試合も、見せてくれた。

 だが、いつしか「次戦ですか? 悩んだ末に、断りました。試合して、殴られに行くために東京まで出かけて行って、カネ取られっ放しじゃあ、やり続けていく気が無くなりかけてきてます・・・」

 そうポツリと言って、やがてリングを去っていった。

 そのジムの会長兼トレーナーは、こう言い捨てた。

 「あいつは、せっかく試合を組んでやってるのに、ジムには来なくなるし。やる気がないよな!」

 こうして、将来有望なプロボクサーの芽は、摘まれていく。

 選手の支えは、せめてランキングで報われたい、という想いがあることを分かって欲しくて、るる書いてきた。

 さて、先程、「打ち勝ったと思われる」と書いた。というのも、当の伊藤雅雪の試合。私は、見ていない。

 しかし、7月の「月間敢闘賞」まで、手にした試合。ましてや、伊藤雅雪がここまで15戦して、14勝(うち6の、KO&レフェリー・ストップ勝ち)1引き分け。つまり、いまだ負けなし。試合前、日本スーパー・フェザー級の7位。

 つまり、ランキング・ボクサー。

 昨年の9月30日。WBCユース世界ライト級王座決定戦に登場。

 Dscf8767

  相手は、フィリピン ライト級11位の、ジェフリー・アリエンザ

 これが、なかなかアリエンザと感心した、良いボクサー。

  Dscf8866 前傾姿勢で、きれいに伸ばした左ストレート! 伊藤の右顔面を襲う!(写真左上)。

 無敗の伊藤にとって、こんなこと、あり得んざ!!

 Dscf8867 パンチ、きれいに合わせられて、また端正な顔、打たれる!

 Dscf8873 この野郎!お返しだ!とばかりに、顔面ガードの間を、ぶち抜く!

 Dscf8876 おらおらあ! アッパーだぜい!

  Dscf8885 もう一発! お見舞いするぜ!

 Dscf8890 ポイント、リード、してゆく。こんなこと、あり得んざ!と、アゴ打ち上げられるアリエンザ。

 Dscf8891 ボディへも、打ち分ける。

 そんな流れで突き進んだ、終盤、9ラウンド。

 Dscf8915 だ、打、ダウン!伊藤、ダウン。一瞬の、隙を突かれた。

 Dscf8917 気を取り直して、ガード固めて逆襲!

 最終10ラウンド。一気にポイント取り返して、勝ちにいきたい!とばかりに、伊藤、連打、連打、レンレン打。アリエンザの体に叩き込む!

 Dscf8924 苦しくなってクリンチに来たところにも、すかさず、ボディ打ち。アリエンザの体を、跳ね上げる。

 Dscf8925 もはや、勝負は決した!と、判断。レフェリーが、割って入って、試合ストップ!

 Dscf8926 右端。ホッとした、表情を見せる伊藤雅雪。

 がち、ガチ、ガチンコ意識で、ベルト獲りに来日したアリエンザ。止められるなんて、あり得んざあああ・・・・・

 Dscf8934 10ラウンド。1分22秒。レフェリー・ストップ勝ちで、ベルトを巻いて、やっと笑顔が浮かんだ。

 Dscf8947

 Dscf8955 安堵の笑み。まずは、一里塚を越えた。

 しかし、このベルト。こと日本においては、さほどの価値を持たない。防衛するためには、海外へ出向かなければ行けないし、世界的評価は、まだまだ低い。迷った末、2か月後に返上した。

 しかし、自信になった。テクニックの上に、タイミングの良い強打。上下の打ち分けも功を奏した。

 この試合の勝利により、WBCのライト級40位にランキング入り。しはしたものの、一階級上のうえ、このランクには、さほどの価値は、無い。

 勝って、チャンピオンなのに・・・・・40位。あまりの「ユース」のベルトの評価の低さ!

 伊藤同様、ユース王座を一度は手にしたが、返上した日本の強打ボクサーを私は知っている。現時点では、世界への手がかりでしかない。

  そして、今年7月30日に戦った仲村正男(渥美ジム所属)たるや、今まで19戦して18勝1敗。その18勝が、すべてKOやレフェリー・ストップ勝ちという凄さ。剛腕・強打!

 スーパー・フェザー級で、日本4位。東洋・太平洋も、4位。WBA、15位。IBFでは、5位。

 伊藤でなくとも、勝てば世界ランキングに入って、しかるべきと思うのは、当然だ。

 この試合。幸いに、捜したところ、とあるブログにぶつかった。

 「よしのしゅ~じは、伊藤」と打ち込んで、検索すると、8ラウンドすべて、無駄なく見ることが、出来た。

 まずは、自分の目で、しっかりと見た。

 直接試合を見た者の中には、「ドロー」「いや、伊藤さんが負けていたと思う」「仲村の手数が、どう見ても多かった」という声も聞いていたから、なおさらだ。

 <前篇 終了 >

 

   

 

 


<リアル サッカー「U-21」男子日本代表チーム」 ルポ(後篇)> 「全日本大学選抜」に、あわや連敗!

2014-09-14 21:57:23 | スポーツ

 あの、ガラガラ客席は、ウソのよう。

 一夜、明けてみたら、観客に壮行試合全面公開、無料開放、とは事前に知らされてはいたものの、いやあ! これ、この様子。 

 Dscf7865

 Dscf7866 今にも降り出しそうな曇天のもと、ざっと300人は来ていたようにみえた。中には、中央学院大学サッカー部員たちの姿も。

 9月10日、午後4時半、キック・オフ。45分ハーフ。

 全日本大学選抜のベンチを見ると、ヤル気充分。勝つ気充分さが、漂う。

 Dscf7869 神川明彦・監督を左端に位置させ、楕円形になった円陣。

 監督の熱い檄が飛び、勝つべきポイントを、明確に、テキパキと指示している。

 実は、この「全日本大学選抜チーム」。今年の6月、大阪で、「21歳以下日本代表」に、2-1で勝っている。

 アマが、プロに競り勝った。その勢いを維持。今日の試合まで、合宿や合同練習を一切していないハンディがあるものの、2連勝する気持ちが、溢れていた。

 ベンチを出る際、「お~っ!!」と、全員で掛け声。

 一方の「U-21」はってえと、緊張感、まるで無し。円陣もなければ、檄も聞こえてこない。

 ゾロゾロと、ゆっくり、ゆっくり出てくる。

 円陣無しで、選手のココロに、ど~やってエンジン掛けるんだろ?

 Dscf7871 白いユニフォームが、大学選抜。体格は、変わらない。

 試合が始まった。

 鈴木武蔵。ボールの競り合いの時、右ひじを出して、けん制。しかし、大学生。積極的に、ボールを奪いに行く。大学生も、腕伸ばして、突く!

 前半5分。U-21。ゴール前まで進めるが、阻まれる。

 U-21。パス、引いて回す。アギーレが、一番嫌い、一番怒る戦術。

 たちまち、7分過ぎて、互角の勝負

 また、引いてパス回し。アギーレが来ていたら、空模様異変の前に雷を落としたかも。

 ゴール前に攻め込めない、Uー21。しかし、常にボールのそばにいる武蔵。

 このことを、試合後、出場していた大学選手が、感心して言っていた。

 「はっきり言って、力の差は、無いと思います。しかし、動き出しの瞬間の判断や、良いポジションで、ボールのそばにいる。これには、驚かされましたね」

 大学の萩間大樹(はぎま・だいき)が、終始、鈴木武蔵を張り付いてマーク。

 13分。大学。ゴール狙うが、失敗。

 14分。U-21も、失敗。

 15分。大学のPK。GKが、はじき出す。

 16分。ゴール前まで詰めたが、U-21.攻めきれず、ボール、競り合い、奪い合い。大学の小林成豪(せいごう)が、ユニフォームを掴んで離さない。

 19分。大学。シュート、失敗。

 21分。攻めあぐね、またU-21。また、引いて、ボール、さほど意味もなく、ボール回し。

 あら!大学側も、意図的に、競り合いで転ぶ。が、レフェリーに見捨てられる。

 にしても、マスコミ席が、うるさい。取材にきているのか、おしゃべりにきているのか? 男女数人、引き継ぐようにしゃべりっぱなし(写真下)。

 Dscf7878 観客でさえ、じっと見入っているというのに、迷惑このうえない。非常識と言う他ない。

 Dscf7872

Dscf7875 29分。大学のベンチから、神川明彦・監督の檄が、飛んだ!

 「・・・・で上げなきゃ、絶対崩れないっ!」

 武蔵の肩に手を掛けて、引き倒そうとかかる大学側。

 なんでか、自粛か?武蔵。激怒すら、しない。

 本日、本領発揮をグッと控えている。むしろ、大学側が、ファール覚悟で、ボディ・コンタクトプレイを、要所要所で、仕掛けている。

 午後5時。天空。遠くから、雷さん、ゴロゴロ。空が、一気に暗くなる。

 28分。大学側、左から、キック。失敗・・・・する。武蔵は、萩間大樹に徹底マークされたまま。う~ん・・・おとなしい。

 武蔵、左サイドラインから突っ走るが、阻まれる。先の、おしゃべり女が、「打って!」と叫ぶ。

 はあ?? お前は、記者か? 単なる、ミーハーか? 

 32分。U-21、ゴールキックするも、大きく右へはずれる。

 プロの名が、泣く。キックの練習不足が、たたっている

 どうやら、U-21は、パス回しの起点は、野澤英之のようだ。だが、機転が効かない。

 34分。U-21.右サイドから中央へとボール展開。が、大学が蹴り返し、見事にセーブ。

 続く35分。また蹴り込もうとするが、大学のゴールキーパー、石井綾(りょう)が、華麗にキャッチ!

 一方の大学側も、負けてない。37分。一気にゴールポスト目がけて突き進むも、ああっ! 左へはずす。

 どちらも、スピード感が無い。速攻が、無い。しかし、攻防の転換早く、見ててダレない。

 本当に、点差無しの通り、互角のチーム力。差、無し。21歳以下にとっては、恥ずかしい出来。

 大学ベンチから、神川明彦監督の檄、飛ぶ。

 「前、見ながら! 前、見ながらあ!!」

 午後5時8分。4灯の照明塔、灯る。

 まあ、それにしても、よくしゃべっている、記者まがいの男女たち。メモするヒマなど、無いだろう。グラウンドの模様は、断片的にも、アタマにも入っていないはず。

 本当に、一体、ナニしに来ているんだろう? 試合内容や、練習内容を報じるのではなく、選手・監督のコメントで記事まとめれば、一丁上がりという、長年の悪癖が、そうさせてきたのだろうが・・・・。

 毎回、この<リアル サッカー ルポ>では書いているような気がするが、本当にサッカー担当の記者まがい連中は、ひどい。他のスポーツ現場では、これほど首を傾げてしまう連中は、そう多くない

 中には、あ~あ~、う~う~。うわ~。やばい。お~お~と、唸り、叫ぶ、ぶよぶよ腹男も。最初は、精神障害者か?と思ったほど。いやはや。

 42分。U-21。ゴールは、また・・・・失敗・・・・・。

 44分。U-21。また引いての、パス回し。野澤英之や、植田直通(なおみち)の間を、何度もボールが行き来する・・・・・・。

 47分。U-21。また、ゴールキック、失敗。

 枠内に入らないのが多く、この先の「アジア大会」が、思いやられる。

 5時18分。前半、終了。

 大学の神川明彦・監督。選手たちが引き揚げてくるなり、熱烈指示。もう、勝つ気、まんまん!

 大学側は、選手全員、前後半、総入れ替え。全員の力量を試す意図もあるようだ。

 かたや、U-21。こちらも、9人、入れ替えて、後半に臨む。

 Dscf7881 ハーフタイム。

 U-21は、ペタンと芝に力なく座り込んで、一休み。あ~あ・・・・。

 かたや、大学。後半出る選手たちは飛び出るように、ランニング。やる気、みなぎっている。

 後半開始、3分。

 U-21。ゴール正面へキック。キャッチされる。まとも、過ぎた。

 U-21,矢島慎也.ボディコンタクトも、危険なスライディングも受けてないのに、倒れる。起き上がらない。

 もろ、見え見えの三味線倒れ。

 レフェリー、チラと見ただけで、無視。仕方なく、起き上がる矢島。もともと、今日は壮行試合の意識なのか、レフェリーは明らかにファールでない限り、流す流す。流れを、重視。

 「山、山」と選手が、山中亮輔に呼びかける。

 12分、U-21、右サイドからのパス、連係ミス。つながらない、パスミス、目立つ。

 U-21、また、倒れて・・・・効果無かったためか、むくっと起き上がる。

 14分。U-21.ゴールキック。左へ大きくはずれる。惜しい!と思われるシュート、1本も無し。

 大学側は、3本ほどあったが。

 神川監督、立ちっ放しで、戦況を見てる。

 16分。U-21,金森健志(たけし)。激しい当たり過ぎて、イエローカード、もらう。

 16分、大学、ゴールはずれる。

 18分、大学、キャッチされる。

 雷鳴、とどろく。

 ・・・・・・・双方、ゲームセットまで、蹴り込みあうが、はずれたり、キャッチされたり、サイドからのタイミング合わなかったり。

 合わないのは、U-21。

 何やってたんだか・・・・・

 39分。「あと6分、あと6分!」と、神川監督の声が、響く。

 45分。U-21の、吉野恭平。あせりも手伝ってか、もろに大学生を突き飛ばしてしまう。

 それにしても、松井安太郎や、この21歳以下の試合解説者。会場に来ていない。

 まあ、いつものこととはいえ、「仕事」に対する意識の低さに、あきれる。

 で、・・・・試合終了。

 手倉森誠・監督(写真下)。30人ほどの記者に囲まれ、語りだす。

 Dscf7918 「僕らの本番は、まあ、アジア大会ですから・・(苦笑)。まだ、50%くらいですね。4-3-3が、ビッグチャンスが、生まれやすいということです」

 「昨日の日本代表のミスを見て、学ばなきゃいけないとは、選手に言いました。火付け役は、アギーレだな」

 「アジア大会では、相当レベルが高くなっているから、激しい闘いになるだろうな、とは思ってますよ」

 終えて帰る手倉森に、昨日の武蔵のメンバーとの言い合いについて聞いた。 一瞬、眉をくもらせて、一言。

 「ボディ・コンタクトのこと、言っただけです」

 やはりかあ・・・。

 目下、すでに行なわれている、クウェート戦でも、武蔵が必要以上に背後に向けて、全身をクウェート選手にぶつけた。

 今後も、ファールさえ受けなければ、やるだろう。良きにつけ、悪しきにつけ。

 当人の武蔵に本音を聞こうとしたら、TBSの女子アナ・古谷有美(ゆうみ)にインタビューされていた。

 Dscf7927 ならばと、互角の戦いをした「全日本学生選抜」を率いた、明大の監督でもある神川明彦に、思いのたけを聞いた。

 「勝つ気でいた? もちろんですよ! 6月の試合でも勝っているし、連勝してやろうと、思っていましたよ!」

 Dscf7930 この監督。自分の部員を、日本代表に送り込んだばかり。

 意気も上がる。

 「今日、招集したばかりで、そう、練習はまったく出来てません。それでも、ご覧の通りの結果ですからねえ」

 「勝ちたかったですよ、ホントに」

 来年の7月。韓国の光州で開かれる「第28回 ユニバシアード競技大会」で、金メダルを目指すという。

 その前に、「デンソー カップ」など、いくつかの試合に出て、チカラを積み上げていくようだ。

 決まってはいるが、まだ公式発表は出来ないこともあるらしく、随時「全日本大学サッカー連盟」の、ホームページを見て、チェックして欲しいとのことです

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 さて、こう書きつづっている間に、初戦のクウェートを相手に、4-1と勝利。

 17日のイラク戦は、そう簡単に行かないだろうが、いやあ、案ずるより、産むが易しを、地で行く文章になってしまった。

 まあ、ありのままのコトを書いた。神輿は、担がない。

 冷静に、今後も見つめていきたい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


<リアル サッカー ルポ 「U-21男子日本代表」 前篇> 大丈夫か? ガチンコ意識は、武蔵だけ

2014-09-14 15:00:31 | スポーツ

 タイトルにも、入れ込んだが、ホンマ、大丈夫か?

 2日間に渡って、フルに見た、「U-21(21歳以下)サッカー、男子日本代表チーム」が、何をしていたか?  チームとして、まとまっているか? 戦力と、なり得ているのか? チームとしての輪は?

 そして、同世代の「全日本大学選抜代表チーム」との、「韓国・仁川 アジア大会」に向けた、壮行の意味も兼ねた「練習試合」は、どんなだったのか?

 その辺りを、洗いざらい、書こうと思う。

 まず、行ったのが、合宿2日目の9月9日

 初日の8日の模様は、やっと捜した2番組でチラッと、目にした。NHKは、鈴木武蔵を,TBSの翌早朝ワイド低視聴率番組では、大島僚太をクローズ・アップ。

 元・社員アナウンサー時代。彼氏が精液を出し終わったのか、その使用済みコンドームを手にして満面笑顔のベッド写真で一躍有名になったメイン司会の夏目三久は、取材映像を見て、「笑顔が、キュートですね」と、コメントした・・・らしい。

 キャスターではなく、なんのこたあ無い、そこいら辺の無知女、オンナ目線。

 [価格、com]なる、この番組の詳しい内容紹介を、毎日ネット上でしているのを見たので、らしいと書いた。映像ではなく、文字紹介。

 その番組紹介。「練習地」を、「千葉県秋津市」と打って、恥じない。この世に、存在しない市。

 翌日は、「千葉県秋津」と、「市」をカット。

 間違いに気付いたのか、気付いていないままなのか。秋津市は、そのまんま載っている。

 折りしも、取材に随行していた、同局「NEWS23」の、メイン・スタッフは、目を伏せて、一言。

 「少し、恥ずかしいですね・・・・」

 ちなみに、練習試合の際には、キャプテンに指名された大島僚太ではなく、「朝チャン!」。コロッと変えて植田直通をクローズアップ。

 猫の目のように、節操無く変わる、テレビ局らしいと言えばいいか。

 さてさて、初日の練習開始時刻。午後4時過ぎ。

 翌2日目は、さらに遅く、午後4時半。

 午前中? な~んにも、してません。個人練習も、ましてや、ゴールキックの「特打」「特守」な~んて、な~んにもしてましぇん。

 アギーレ率いる、1敗1分けの、おそまつチーム。

 そんな期待裏切り続行中の日本A代表と同様、キックの精度、ゴールポスト枠内蹴り込み確率、極めて悪いのにねえ・・・・・。

 言って置きますが、ココ、使用料、安いんすよ。2時間使って、1万円ちょい。

 隠れて極秘蹴り込みも、一切してない。失敗してばっかり、なのに。

 オシム、気に入ってましたもん、このサッカー場。芝の管理・状態が、抜群に良いから。ンなもんで、軽めの練習のあと、ちんたらランニングも、裸足でしちゃう選手、とっても多い。

 「精度」。我が国、よっぽど自信あるんでしょうなあ。蹴らなくっても。あきれますわ、ここ数年・・・。

 試合で枠外にボール飛ばしたら、出場料ゼロや没収とかの「精度制度」に変えませんか?

 そしたら、口開けポカンのギョロ目・本田坊やも、目の色変えるんじゃないかなあ?と、思うんすけど。

 で、2日目。午後4時頃から、日本サッカー協会のスタッフが、コーン、ボールなど、練習に必要な用具を、要所に並べ、準備をし始める。

 相変わらず、観客、ファンを席に入れるのか、入れないのか、方針出ない。

 豪華送迎バスが駐車場に届き、ゆっくりと選手たちが降りてくる。

 迎えるファンは、男女5人ほど。平日だし、大半はアギーレ・ジャパンの方に流れていってしまってる。サッカーマスコミも、同様。こっちには、総勢、カメラ入れても20人ほどか。

 日本のマスコミは、メダカの群れ。集中して、固まって、同じ方向にいっせいに群れて動く。

 Dscf7816 まずは、いつものように、ゆっくり、ちんたらランニングからスタート(写真左)。

 やっと、客入れ、許可開始。

 Dscf7818 んでもまあ、客、ファン。こんなもん(写真上)。ちなみに、全席埋まると2100人、入るとのこと。

 まずは、1対1のパス回し、競り合い、から始まった。 

 Dscf7819

 Dscf7821 次に、1列縦隊になっての、正確な縦パスの練習。

 開幕を数日後に控える、この時期になっても基本練習。昨日、久しぶりの招集。確かに、絶対必要ではあるけれど・・・・。

 Dscf7827 時折り、笑顔というより、笑い顔が見える。ニコッと、へらへらの中間。

 セレクション合宿ではないためか、緊張感は、まるで無し。たんたんと、基本こなし、片づけていく。ゴール・キーパーを除く19人。

 2対2。3対3。4対4。

 練習のポイントを、手倉森誠(てぐらもり・まこと)監督(写真左下の中央。黒色ジャージ)が、大きな声で、逐一説明する。

 Dscf7837 短く、太い。しかし、見るからに鍛え上げている両足。少し腹も出ており、豆タンク体型。

 ゴールポスト前に詰めて、日本が、お得意練習にしてる、コーナー・キックからの得点を狙う練習を始める。

 これもまた、意図と狙いどころを詳しく選手に説明する、手倉森。

 そこまでで、気になる選手が独りいた。

 鈴木武蔵(むさし)だ。サッカー・ファンなら、さらに言うなら、彼がプロ選手として、目下所属している「アルビレックス新潟」の熱烈ファンならすでにご存じだろう。

 日本名だが、生まれは南米のジャマイカ。父が、ジャマイカ人。母が、日本人。ハーフではあるが、見た目は、ジャマイカ人。

 中南米の人達が、多く母国から移り住み、その大半が電気機器や、車両製造の大企業の工場で働く、群馬県太田市で育つ。

 約22万人の人口のうち、18%が外国人。つまり、6人に1人の勘定。

 とりわけ、駅前に出ると、大きな企業看板がいやでも目に入る「富士重工業」。いわゆる「スバル」。その工場勤務の外国人は多い。

 なにしろ、本工場の住所が、群馬県太田市スバル町。これ、マジなオハナシ。

 で、武蔵という名前は、宮本武蔵のような武士の如く、強くなって欲しいと言う、日本人の母が、想いを込めて付けたものだと、言われている。

 太田駅前から、メインストリート左右両脇に立ち並んでいた、ズバリ本番店は、数年前、全て営業停止の勧告を受け、全面撤退。閉店を余儀なくされ、キャバクラ店に転業。

 代わりに、デリヘル店が、わんさか。挿入出来る総額は、お高くなりました。

 いまは、固定客だけを相手に、韓国本番店が、したたかに法の網を蹴破って、看板出さずに、コソッと営業しているくらいだ。

 そんな街から、桐生第一高校へ。そこでの、抜群の身体能力を見込まれて、アルビレックス新潟へという、コ-スを歩んでいる。

 高校時代に、50m、5秒9。走力あり、瞬発力もある。この日も、走り出すと、加速度をグングン上げて、相手をスッと、抜き去る。

 その上、当たり!が、日本人離れ。強い!

 ガツーン! ド~ン! 襟を掴み、引き倒す。ドン!と、腕を目いっぱい伸ばして、上半身を突く! 突き倒す! スライディングも、足にか、ボールにか、狙いが、う~ん・・・・微妙。

 体当たりは、当たり前。ヒジも使う。

 闘争心溢れる選手なら、サッカーでなくとも、やられたら、やり返す。やり返される。

 武蔵。まだ20歳だが、その影響か、すでに今まで、ろっ骨、腰椎、右ヒザ半月板、左足関節脱臼骨折、そして、左足関節捻挫と、したたかに身体を痛め続けてきた。

 しかし、別メニューのゴール・キーパーを含む、全20人の中で、一番ガチンコ意識で練習に参加していた

 ビブを着用しているとはいえ、「敵」。

 ガツン、ガツン、独り、実戦を意識して、プレイしている。

 コレって、良いのか? う~ん・・・・・悪いのか?

 いわゆる、「コンタクト・プレイ」。

 Dscf7845 腕伸ばして、後ろの「敵」を、ドーン!と突く、武蔵(写真上の中央)。

  コーナーキックからの、得点パターンでは、前に競り出て、メンバーと争う。突く、突き放す、当たる。

 ムカつき始める、フォワード陣数人。

 手を出し合う小競り合いケンカにまではいかないが、言い合いが始まった。

 あ~あ・・・・と、思う。

 だが、いや、一方で、武蔵の意識が、これから世界と闘う者にとって、むしろ、必要なのではないだろうか・・・

 相反する想いが、胸に渦巻く。

 そう想うキッカケは、今年3月。女子の17歳以下のサッカー日本代表が、「ワールドカップ コスタリカ大会」に出場。

 スペイン戦でのこと。ゴールポスト、正面。少しふくよかな体型の宮川麻都が、ぴったんこのタイミングで目の上に飛んで来たボールを、一瞬の判断で、素早く体の向きを変えて、ジャンプして、ヘッディング・シュート!

 その瞬間!スペインの女子選手が、体を密着させるようにして、膝蹴りを、宮川の腹部に思いっきり入れた!

 しかし、ゴールは、成功!

 着地するや、宮川は、体をクの字に折り曲げて、悶絶。

 しかし、レフェリーは、気付かぬまま。

 少女が、やる行為かよ!

 が、世界の流れは、否応なく、コレ!

 良くも悪くも、コレ!

 バレなきゃ、儲けモン!!

 バレたら、分からないように、今度はしましょうね・・・か・・・・。

 傷つきながらも、「ヤングなでしこ」。

 ワールドカップで、優勝を遂げた。すごい! えらい!

 さて、午後5時37分、照明塔4基に明かりが灯る。

 グラウンド上。

 いさかいの声を聴き付けた手倉森・監督。

 武蔵たちの前に歩み寄り、何やら言う。

 それで、練習再開するが、30分で終了。

 チーム、選手間。まるで、サバイバル意識、皆無。仲良し、仲良し、ランランランが、日本の今までだった。

 それを変えるか!? その名も、武蔵、武士。

 その悪癖を、一刀両断。斬り倒すか? 

 Dscf7857 選手たちは、シートを各々敷き、ストレッチを始めた(写真上)。

 そのとたん、グラウンドの周囲から、秋の虫がいっせいに鳴き出した。冷気が、フワッと身体を包み込む。

 明日は、聞くところによれば、「全日本大学選抜」と、試合をするという。

 この戦力で、どこまで闘えるのだろうか・・・

 一丸にはなっていない。

 11人が、一つになっていない。

 まだまだ、1+1+1+・・・・・の段階

 帰り道、車から、1日遅れの「中秋の名月」が見えた。

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