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烏合庵奇譚

Welcome to Raven's roost
渡烏の戯言など… お聞き流し下さい.

“だるま軒”@札幌/二条市場で“塩ラーメン”

2009-11-08 23:01:06 | そとめし;ラーメン
つれあいと日曜のウィンドーショッピング.お目当ての店は狸小路1丁目.普段使いにフライトジャンパー2着を求め,昼食は創生川通りを挟んだコチラ.


初見のつれあいには正油(表記は同店ウェブページの品書に拠る)をリコメンド,私は3味コンプリートを期して未食の塩をお願い.


塩ラーメンの面構え.付け方は正油と全く同じ.スープと伊達巻のコントラストが際立つ分,画づら的には正油がストンと抜けるかな.
先ずスープ.美味い.正油を頂いての期待感を裏切らない.塩ダレにカドが無く(敢て立てようと企てない限りアタリマエだが),柔らかな出汁を引立てている.麺は相変わらず私の好みよりはやや柔目の茹上げだが,風合い・風味ともスープとは良くマッチしていると思う.如様,塩も,美味いなァ! 残さず一気に啜りきる.


美味しかった.御馳走様!
やっぱりココは外せない.3味どれか,と問われれば迷うが,現時点ではオリジン(に近い)と思われる正油を推しておきたい.自分が次回訪れる時は,きっと野菜ラーメン(未食;デフォは正油味かな?)をお願いするだろうけれど (^^;)…

食べログ⇒http://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010103/1000510/
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“冬冬”@東札幌で“醤油ラーメン(チャーシュー麺)”

2009-11-01 13:43:37 | そとめし;ラーメン
土曜午前.半期に一度,職場の床ワックス掛け立会い.昼一寸前終了.帰りがけ一寸足を伸ばして白石バスセンター近く,気になっていたお店.かの“富公”似との評も聞こえる.


もと沢筋の傾斜地に建つ小さな雑居ビル.1階なのだが入口は下流側にあるため地盤が低く,5~6段の階段を上る.入って右手にボックス幾つか,左手に厨房と面するカウンター(反対側の窓際にもカウンター数席).空いた席は厨房向きのカウンター.鍋を振る親父さんの真前に腰掛け品書きを検める.富公ならば私は味噌(醤油派の諸兄,御免! ^^;)だが,初見の此方.トップメニューの醤油,勢いでチャーシューメン!


親父さんとの狭間に昇る炎を眺めつつ暫し.供された醤油チャーシュー麺,控えめな面構え.チャーシュー重ねず,拡げて付ければ掴みの押しは出るだろーに(注文した刹那,表面をチャーシューで覆われたら画面でスープの風合を表現し辛いかと後悔したが,それは杞憂に終わった ^^;)…
スープのレンゲを口に運ぶと,啜る前から炒め野菜(モヤシ&玉葱)と乳化した脂(こちらではラードとサラダ油をブレンドしているそうだ)の香ばしさが鼻をくすぐる.こういうの,好きだなァ.チャーシューのエキスを使うという醤油ダレと野菜の甘味が良く出た柔らかな出汁,中太縮れ麺との相性も心地良い.
薄味の良く滲みた肩ロースのチャーシュー・適度なしゃきしゃき感のメンマと炒め野菜.具材も其々安定感の有る仕上がりで,全体として構えず安心して味わえる一杯に仕上げられていると思う.


美味しかった.ご馳走様!
インスパイア系ではないと思うので富公とどーのこーのと言う論議は当らないだろう(違うとは思うが).ただ,炒め野菜(と乳化した脂)の香味の効いた一杯は,私が此方に移り住んだ頃に親しんだ,今にして言うなら“古臭い札幌のラーメン(当時の私には,それはエポックであった)”を現今美味しく頂けるお店として,私の中に確たる位置を占める事となった.今度は是非つれあいと坊主を伴い,味噌を頂いてみたい.

Remarks(只管私的な覚え書 …):
“富公”に始めてお邪魔したのは全くの偶然.札幌就学の折,身の回りの買出しに出掛けた狸小路.6丁目のはずれ,交差点越しに漂って来る,獣を宿した仕込みの匂いに空き腹誘われ,ふらふらと西に信号を渡った先に赤い暖簾のその店は有った.
何とも獣(乳)臭い出汁だった.それを,野菜とともに炎の上がる鍋で焼き,出汁を注いで乳化させた油(脂?)が上手く往なしていた.それが殆ど全てで,3味の差は(見てくれも)然程大きくはなかった.出汁の大半は恐らく,決まって2杯ずつ客前に運ばれる丼の縁に掛けられた親父の親指から出ていると思われた.幾ら混もうが一度に仕立てる丼は6杯まで,されど暖簾を潜った順と丼が供される順はついぞ違うことがなかった.
ハマった.クセになった.手錬Nクン(まだ‘手錬’じゃなかった)をハメた.つれあいも何度か(付合い始めてから長男坊が生まれるまで)連れて行った.自分で大人しく喰えるようになったら坊主共にも食べさせてやりたいと願ったが,それは終に叶わなかった.
富公のラーメンと親父とは,私にとっては不可分で,だから“富公の味”の再現を追求める気にはなれなかった.自身が富公に惹かれた要素(味のみならず)をそのお店なりに体現してくれている一杯(ないし一軒)に出会えれば,それは存分幸せなことだと思っている.

食べログ⇒http://tabelog.com/hokkaido/A0103/A010301/1024335/
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“滋養軒”@函館市松風町で“塩ラーメン”

2009-10-15 23:35:31 | そとめし;ラーメン
瀬棚で2日間の作業を終え,翌日の打合せに備え函館入り.盆休暇の道南ツアーでお邪魔した五稜郭の居酒屋で一献.ビスホへの帰りがけ,〆のラーメン.お気に入り,“王さん”は既に暖簾を下ろしている.近間で空いていた,コチラを初訪.




自家製麺のお店と聞く.ラーメン専門店と言うより,中国料理の中から麺と湯を抜出したようなメニュー構成.この時間(午後9時前),客は私一人.〆なので,衒いの無い“函館塩ラーメン(トップメニュー;ワンコイン)”をお願い.


早い!2分と待たずに供された塩ラーメン.実にシンプルな面構え.
スープを一啜り.きっちり味わえる熱さ.美味い! 多分鶏主体のきれいな清湯.“星龍軒”ほど獣系の厚さは感じないのだが,かと言って物足りなさは全く無く,実に呑み口が良い.


麺は中細・ほぼストレート.好みから言えばほんの少し柔らかめの茹上げだが,喉越しが好くきちんとした歯切れもあり,程好い麦の風味がスープを誘う.この間合いは札幌/二条市場“だるま軒”と通じるものがある.
肩ロースのチャーシューのほんのりと甘い仕立て,メンマのしっとりとした歯触りもこの丼に相応しい.息もつかずに平らげる.


美味しかった,ご馳走様! なんだか近頃頓に,造り込まれた札幌のラーメンよりも,釧路函館の何気無いラーメンに惹かれてしまう.オレも,歳喰ったな (^^;).

食べログ⇒http://tabelog.com/hokkaido/A0105/A010501/1007287/
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“魚一(うおっち)”@釧路市幸町/丹頂市場で“魚醤ラーメン”

2009-10-09 22:09:11 | そとめし;ラーメン
“突然釧路”出張3日目.同行の同僚は後発と合流,作業を続けるが,私は前日で御役御免.JRで帰札するのみ.ゆっくりの起床.
10時半過ぎチェックアウト,徒歩にて釧路駅.釧路発 13:25;スーパーおおぞら#10 のチケット(自由席)購入,ぶらりと和商市場.建鱒筋子・氷下魚一夜干購入.サメガレイ(むきかれい)も有ったが,魚体の小さいものが多く,エンガワのみは見当たらなかった(有っても流石に生モノの持帰りはしんどいが).


そうこうする内,昼前.ラーメン求め西隣の丹頂市場.気になっていた“魚一”初訪.奥まった一角,スタンド風の店構え.場所柄からか,朝6時からの営業という.
ラーメンは出汁2種(あっさり・こってり),麺2種(細麺・太麺),味4種(醤油・味噌・塩と魚醤)からの組合せチョイス.“アサリラーメン・カキラーメン”などの外連や定食も幾つか.
ここは矢張り,気になっていた“魚醤ラーメン”を,あっさり・細麺でお願い(¥660-)!


供されたラーメンの面構え.思っていたよりも油はやや多め.浅蜊と布海苔のトッピングが特徴的.
スープを一啜り.こちらもアツ!アツ!!  あ,美味い.魚醤特有の旨味は確りと在りながら,ともすればキツいと感じられがちなひね味が上手に抑えられている.拙庵愛用のしょっつるでは,こうはならないだろうなァ.この魚醤,イイです!(ちなみに,個人的にはヒネた魚醤も好き ^^).
あっさり出汁は鶏がら主体に節系かな.塩味にしたら,前日の“河むら”に似た印象に成るんじゃないかな.油も多めの割にはしつこくなくて好い感じ.


細麺は,釧路流の縮れ麺.食感(啜り心地)・風味,スープの絡みも相性も良し.
肩ロースのチャーシューは厚めでなかなかのボリューム.適度な歯触りが残り,薄味が良く滲みて美味い.メンマのしっとりとした食感,焼海苔と布海苔の風味も麺やスープに良く馴染んでいる.厚岸産という浅蜊のぷりっとした食感もチャーミング.


美味しかった!ご馳走様!! 機会があれば,“アサリラーメン(こっちはあっさり・細麺・塩味で)”も頂いてみたい.
それにしても,此処の魚醤を酢と併せ,ぷりぷりの水餃子につけて喰ったら,さぞウマいだろうなァ!

食べログ⇒http://tabelog.com/hokkaido/A0112/A011201/1007709/

おまけ:


スーパーおおぞら#10 にて帰札.対向のスーパーおおぞら#7がエゾシカを撥ね,十勝清水での行交いに遅れたアオリで15分ほどの遅れ.札幌からJRを乗継ぎ 18:30 帰庵.おおぞらのワゴンサービスで仕入れたコチラを夕食どきに分合って味わう.


ほっかぶりはいつもの美味さ.生魚不得手のつれあいが,コレは好物.鰯の酢〆が以前よりほんのちょっと強くなったかな?.秋刀魚のほうは初めてだが,こちらもなかなか美味い.粉山椒を一寸振ったらイイかも.ご馳走様でした!
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“河むら”@釧路市末広町で“ワンタン麺(塩)”

2009-10-06 23:17:34 | そとめし;ラーメン
“突然釧路”出張2日目.昼前の作業でマイナートラブル,コンビニお握りを走りながら齧り,午後の作業.概ね1時間の押し.ビズホ帰着,18:30.
せっかく来ているのだから,一食はラーメン.明日の朝飯,“まるひら”で… ならば最高だが,口惜しや! 明日は定休(当然この時間では開いていない).ビズホ近く,幸い“河むら”が開いている.シャワーを浴び,ビール1本を空け,空きっ腹抱えて飛び込む.


釧路で2度・札幌ラ共で1度,今回が4度目.2年振りかな.これまでは醤油オンリーだったので今日は初めての塩.空きっ腹の勢いでワンタン乗っけ.
前客4名様は既にラーメンを啜っていらっしゃる.私のオーダーに間髪入れず仕立てられ,2分と経たずに供されたワンタンメン(塩).シンプルな面構え(雲呑,1コしか見えないし…).白胡麻を散らしているのが特徴かな.普通の塩ラーメンにも入っているのだろうか?


綺麗に澄んだスープを一啜り.きっちりアツ!アツ!!
あ,コレ醤油よりも好きかな…. 節がふわりと香り,鶏の旨味が醤油よりも際立つ感じ.


特注という釧路流の細縮れ麺は,啜った口元に心地良い “ずるずる (シズル?)感”を伝えるしゃっきりとした茹上げ.この熱いスープの中で,最後までたれ切らないのは流石.スープがハネてテーブルに散ろうが,構わず一気に啜り上げたい.
対して雲呑(5~6個入ってたと思う)の雲は緩め.それも良いとは思うのだが,呑が結構確りしているので,麺と一緒では雲の存在感が際立ち難いかな.麺なしで味わいたいところ.腿チャーシュー・メンマは薄味の仕立て.塩味にはジャスト.


いや,塩味も美味かった.ご馳走様! 胡麻は好みで散らせれば,もっと有難いが.

スミマセン! 釧路は淡麗醤油と言うけれど,此処にせよ,まるひら・真澄・やはた … ,其々両味頂いて,何故か私は塩味に惹かれてしまう(個人の好みです;お気に為さらず…).
ホンネを言えば,それぞれのお店で,醤油&塩の Half & Half を頂いてみたいものだ.其々,あと100回ほど通ってからお願いしてみることにしよう.

2009/11/29 追記:
後日改めて調べるに,普通の塩ラーメンにも白胡麻は散らされているようだ.切ってはおらず本当にパラリ程度の散らし具合なので,それはソレ,好い具合なのだが,今度機会があれば,一度胡麻無しでお願いしてみたい.
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'09,9月の出先メシ;上川編 #04

2009-10-04 15:35:16 | そとめし;ラーメン
“剣淵駅前旅館”@そのまんまで
      “チャーシューメン(醤油味)”


長期ロードの最終日.作業自体はサクサク終わったものの,現地での応対数件.なんやかやで15時過ぎ.
最後まで手伝ってもらった手練Nクン.上り際,名寄でお気に入りのラーメン屋さんに寄りたかったようだが,今からでは中休みに掛ってしまうだろう.割り喰わせてスマン!  1ヶ月の長き,お付合いありがとう.お疲れ様でした!

私も,帰り際どこぞで小腹を塞ぎたかったが,“米代”・“都”… 全てフラれる.結局,道央道SAでたこやき串… 呆気ないエピローグ (^^;)


そんなこんなで持ちネタ.2度目のインターバル帰りがけの一軒.


名前どおり本業は旅館.昼時のみラーメンとカレーライスを供していたそうだが,今年から宿泊者への御仕着せ夕食を廃し食堂の営業時間を延長.ランチタイムはラーメンとカレーライス,夜は加えて晩酌向きのメニューを揃えているようだ.場所柄ビジネスのお客さん中心だろうから,それも一つの方法論だと思う.
ラーメン¥500- は醤油味のみ.大盛り・チャーシューメン各¥100 増し.チャーシューメンでお願い!
コックコート,いかにも調理人然(洋食の厨房を経験しておられるらしい)としたご亭主が,てきぱきとした手際で仕立ててくれる.


チャーシューメンの面構え.実にシンプル.
スープを一口. 美味い!  柔らかな飲み口の魚介豚骨.油の風合いはやや違うが,札幌琴似“ななし”を彷彿とする円やかでバランスの取れたスープだ.


麺は旭川系の中細緩縮れ.個人的にはもう少しだけ硬めの茹揚げが好みだが,風味も喉越しも良く,スープとマッチして美味い.薄切りチャーシューは腿と肩ロースかな.薄味が良く滲み,肉の旨味と食感が確りとしてこれもまた美味い!


あっという間に完食.このクオリティーでこの値段,ラーメンならばワンコイン!
どうやらカレー(こちらもワンコイン)も美味しいそうなので,また近くを訪れたら必ず寄ってみなければ成りますまい. ご馳走様でした (^^)b
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'09,9月の出先メシ;上川編 #02

2009-09-28 21:07:41 | そとめし;ラーメン
“米代”@士別市東7-7で“味噌ラーメン”

長期ロード中盤,2日間のインターバルを取りに一時帰札する日.作業を終え,車中で日報にカキコしていると,“手練Nクン”が寄って来て思わせ振りにボソリ.“帰りがけ,‘むらやま’オサえて下さいョ”
Nクン居残り,交代のウチの若手との作業を託す.私が戻る日にはNクンは別件で日高.暫しの暇.

社中泊に備え,モバイルカードをレンタルして来た(無論,仕事上のメールチェック用である… よね?)と言うNクン,食い物の情報チェックも抜かり無い.“むらやま食堂”は士別市街の外れ(名寄向き),R40沿いに在るラーメンのお店.スープ切れ次第終了(概ね13時頃)とハードルが高く,Nクンも未食と言う.
ならば先鋒,と意気込んだのだが,一歩及ばずタイムアウト.仕方なく市内を流すと住宅街にアヤしい店構え.赤い暖簾に“米代”の大書.あれ,Nクン“味噌,美味いス”って言ってたよな.


カウンター3席・キツキツ4人のテーブル2脚・小上りにこれもキツキツ4人の卓袱台2つ.こじんまりとした店内は,Nクンの言“ヒマそう”からの予想に反しカウンターを残し埋まっている.休日だからかな? 
この日の厨房はおじちゃん・おばちゃんと若衆一人で回していたが,おじちゃんは私の入店と前後して出前に出動,若衆は追廻に終止.
カウンターに収まり,品書筆頭の醤油をスルー,Nクンプッシュの“みそ,お願い!”
その後も空いた席は次々後客で埋まり(出前の電話も入る),


おばちゃん大車輪で供された“みそラーメン”の面構え.
一啜り… 濃い!味噌が! 何を措いても味噌が来る!
次いで卸大蒜のアタック,韮の香りと旨味・モヤシの甘さ.出汁は何なのだろう? 獣系+αとは思うが,この強い味噌味では仔細は定かに判別できない.


旭川系の中細緩縮れ麺は,出前を受ける店の習い性か,かなり硬めの茹揚げだが,在りがちな粉っぽさは無く強い味噌味に好い具合で対抗している.
野菜を炒める音は聞こえなかったので,恐らくは出汁を行平に沸かし,野菜を火当てしたところに味噌ダレ(肉味噌状のものだと思う)を溶くのだろう.湯煎したラード(多分)と卸大蒜は予め丼に仕込んでいた.


ご馳走様.美味かった!
何にせよ,直球勝負.頭で作った味じゃァ無い.俺には少し味噌が濃すぎるから,今度機会があれば味薄め(挽肉の量はガッツリ減るだろうなァ)でお願いしてみたい.

色んな想いで店を辞し,車をバックで車線に出せば,対向に見覚えのある車…
Nクン,結構御執心なのね (^^;) …
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'09,9月の出先メシ;上川編 #01

2009-09-26 22:05:11 | そとめし;ラーメン
“大勝食堂”@和寒町東町で“正油ラーメン”

9月一杯の長期出張,作業初日朝.作業地至近のコンビニで,この長いロードに付き合ってくれる,協力会社の“手練Nクン(社長サンである)”と落合う.十数年来勤務先の業務を手伝ってくれている,気心の知れたヤツ.何と,この長期ロードを車中泊で乗り切るつもりと言う.タフやナ!

初日の作業は特段のイベントも無く,サクサクと昼前に終了.昼飯,如何しようかなァ?
Nクンに諮るも,彼も近間に持ち駒無し.なら,ちょっと足は伸びるが久々和寒の“大勝(だいかつ)”に寄ってみようか.Nクンは初訪のようだし…


私は初訪以来3年ぶりかな.変わらぬ店構え.けれど女将さんは代替わりしてた.他のお客さんとの遣取りを小耳に挟めば,先代の女将さんは引退されて旭川で隠居なさっているそうな…
変った事がもう一つ.選択肢が出来た! 大盛りと,季節限定(9~10月)のねぎラーメンが品書きに加わっていた.以前は店に入ってパイプ椅子に腰掛け,“ちょっとまっててね~”の声を聞いて一寸待ってれば自動的にラーメン(正油味)が供されたものだが…


一応,“正油ラーメン(味の選択肢は相変わらず無い)”注文.
“一寸待って”供されたラーメンの面構え…
細濁りの豚骨魚出汁,中細やや縮れ麺.大別すれば旭川系.師匠筋,同町“都”譲りの油のテクスチャ,都よりやや強めの醤油気.先代の時に一度訪れただけなのでデカい口は叩けないが,代替りにあたっても良く受け継がれていると思う.節系が,ほんの少し強くなったかな.チャーシューはジューシーさが加わり美味い.
先代を受け継ぎながら,当代の意気込みを感じさせる一杯.ご馳走様でした!
手錬Nクン曰く, “都より,こっちが好きかな”
お気に召して頂けたようで何より (^^)b
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8月の出先ラーメン;函館番外編

2009-09-24 21:58:49 | そとめし;ラーメン
“かね久山田”@函館宝来町で“もり&とじ蕎麦”

盆休暇の道南ツアー二日目.函館で,書き留めておかなければならない一軒.
カテゴリ違いの蕎麦である.何故,このカテゴリに入れたかといえば,記事の流れもあり,またこの店が蕎麦のみならず私の“麺料理”についての認識を改めてくれた一軒でもあるからだ.

発端は10年近く前,購読している新聞に挟んで届けられた小冊子.道内の蕎麦とラーメンの店について,読者アンケートや記者さんの経験を交えて紹介したもの.当時は今ほどネット上にそれらの情報は揚っておらず,この冊子の記事を手がかりに何軒か好みの店(“まるひら”@釧路など)を見つけることが出来た.


さて,“かね久山田”.初訪出来たのは6年ほど前.長男坊の函館在学を好い事に,度々函館に様子見(遊びに?)行っていた頃.キィワードは津軽蕎麦.大豆の呉を繋ぎに使うと言う.今回は小腹塞ぎ,4人で“もり”2枚・“かけ・卵とじ”各1杯をお願いする.


“もり”
かっちりと打ち上った蕎麦である.
所謂“江戸蕎麦(並木藪など)”のツル・しこ感とも,“田舎(いずみ食堂など)”のもっちり感とも異なる,サクッとした歯切れ.強いほうではないが,何故かふうわりと鼻に抜けてゆく蕎麦の香りが心地良い.蕎麦粉だけでは無い,とは感じるだろうが,言われなければそれが大豆の介在に拠るとは恐らく判らないだろう.
辛汁の出汁は煮干.節系の酸味(と渋味)が無く,実に柔らかい.勿論,蕎麦との相性は抜群だ.余りにも柔らかいので,残った分を蕎麦湯で割ったら消え入ってしまうかと思ったが,猪口の縁近くまで割っても崩れないのには驚愕した.


“卵とじ”
相前後して入店のお客さん,“天ぷら無いの?(以前は在ったが,今はやっていない)”との問いに女将さん,“…とじ,美味しいですよ”.じゃ,ウチも.
私は此方の甘汁も好き.辛汁よりも煮干の風味がひろがる.此処の甘汁を頂いて以来,拙庵の蕎麦汁には煮干が欠かせない物となった.ふうわりと綴じられた卵に,柔らかな汁が負けていない.蕎麦の香りも確りと透けている.美味い,なァ(^^).


いただきました,ご馳走様!
インパクト,だとか凄味などというものは微塵も無いのだけれど,食べ終えて思わず唇の端に微笑がこぼれる様な,そんな美味しさ.何時までも,そう有り続けてほしいと願う.

その後判明したのだが,聞き取れなかった“…”は“たぬき”であったらしい.品書きに載らない“たぬきとじ”…これは何時か,また函館まで奔らなければ成りますまい.ちなみに,現時点での温かい蕎麦のお勧めは“花巻”です…
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8月の出先ラーメン 04;オホーツク編

2009-09-22 17:21:06 | そとめし;ラーメン
“ゆうらく軒”@湧別町栄町で“みそラーメン”


製麺工場として使われていた古い映画/芝居小屋を改修した記念館“湧楽座”の中にあるお店.
記念館見学には入館料が必要だが,ラーメンを食べるには入館料は要らない(併せて見学も出来る).経営する ㈱つらら は製塩・味噌醸造・製麺(みなみかわ製麺㈱)の会社で,つまりは此処の麺・塩・味噌は自家製である.
ちなみに,拙庵でも“つらら味噌”と“昆布焼き塩”は日頃常備して使っている.


メニューは塩筆頭(端麗・濃こくの2種)・みそ次席・しょうゆの順.今回はみそをお願いする.
みそラーメンの面構え.スープは赤みの強い味噌色で油は浮くがさほど多くは無い.
一口すすると,“あ,つららの味噌だ (^^)b!”.熟成して塩熟れの利いた,尖らず深みのある味噌味.鶏がら系と昆布が主体(ひょっとしたら乾貝柱も?)と思われる出汁はさほど強くは無いのだが,こく深い味噌の風味を良く引き出し,さりげなく補っている.


麺は中細緩縮れ.程好い腰と麦の風味があり,喉越も良く美味い.
具材は柔らかいバラロールのチャーシュー・メンマ・若布・焼海苔.しゃっきりと湯掻かれたもやしは以前(~2007)は載らなかったと記憶するが,追加された模様.いずれもでしゃばり過ぎず,スープや麺に良くマッチした仕立てになっている.
以前に塩系の2種も頂いたが,こちらも劣らず自家製塩の風味が生きる仕立てとなっており,さすが塩・味噌屋さんと思わせる味わいであった.


いや,美味かった! ご馳走様.実は,みそ味を頂いたのは2年ほど前以来二度目なのだが,スープ・麺とも以前より美味くなっているような気がする.4年ほど前から拙庵で愛用している味噌自体もここ2年程で更に熟成度が増した感があるので,これからも目が離せない一軒である.
ちなみに私は此処でしょうゆ味を頂いたことが無い.味噌・塩が美味いのと,遠来の身,せっかく来たなら自家製を… と言うバイアスが働くためだが,これだけの物を供してくれる店である.自家製ならずともしょうゆ味にも気を配った仕立てをされている事だろう.折をみて是非頂いてみたい.
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