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烏合庵奇譚

Welcome to Raven's roost
渡烏の戯言など… お聞き流し下さい.

8月の出先ラーメン 03;函館編 2/2

2009-09-21 23:42:26 | そとめし;ラーメン
前項 p.s. の如で遅ればせの一報,
“星龍軒”@函館若松町で“塩ラーメン”

盆休暇の道南ツアー二日目.









朝市周辺で買喰い数件;長男坊の通ったキャンパスにImpで駆け登り,再び戻った市街.函館,2杯目のラーメン.


ラーメン専門店ではなく,中華料理屋さん.確か4年ほど前の初訪以来,拙庵一同此処の塩ラーメンにぞっこん.今回もオーダーはもれなく“塩ラーメン”! 久々の面構え,如何でしょう?


スープを含んだ刹那,爽やかに三つ葉が香り,程なく豚の甘さが立ち上がってくる.中細麺の風味と茹上げ,腿叉焼やメンマの仕立て.其々が確かで,かつ全てが調和している.やっぱり,此処,美味いなァ!



ご馳走様! 満足してImpで一路,この日の宿.泉質・風情・料理・持成し,どれも素晴しい.満足の一晩.坊主供のバックショットはご愛嬌.











翌日は再びR5にて帰庵.道南;温泉・食道楽ツアー,無事終了!
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8月の出先ラーメン 02;函館編 1/2

2009-09-03 19:40:49 | そとめし;ラーメン
“来々軒”@函館末広町で“チャーシュー麺(塩)”

盆休暇.予て定めた道南方面への道行にImpの鼻を向ける.
基本R5,朝里⇒倶知安はR393でショートカット.黒松内;道の駅“Toit Vert Ⅱ (トワ・ヴェール・ドウ)”で一息入れたら仕入れたベーグル齧りながら一路函館.
午後2時過ぎ,遅い昼飯.十字街近く,電車通りに面した“来々軒”初訪(駐車場は無いのでImpは最寄のPへ).


元々は洋食屋だったと言うレトロな店内.入口近くの左手には石組みが造り付けられており観葉植物が植え込まれている.4人がけのボックスに収まり,私は“チャーシュー麺(塩)”,つれあいは“塩ラーメン”,帰省中の長男坊は“特タンメン”をオーダー.ゆっくり・ゆっくり流れる時間・・・・・・


やがて供されたチャーシュー麺.清んだスープに散る油滴.メンマと刻み葱.シンプルな盛付けながら分厚いチャーシューの量感が頼もしい.
先ずスープ.これまでに頂いた函館の(塩)ラーメンのなかでは(王さん・星龍軒・あじさい・そして此方;実食順)最もあっさりとした印象.塩気も全く尖らず,大変すっきりとしている.


麺は函館流;中細ほとんどストレート.加水率は高くは無いと思われるが,この店の流儀か茹で上げはかなり柔目.つるつると喉越しが良く風味のある麺だけに,個人的にはもう少し硬めの加減で頂きたかったところ.
腿チャーシューは歯応えがあり,薄い味付けで肉自体の味を噛締めるタイプ.適度に残された脂身が甘い.スープを啜りながらわしわしと喰うのが旨い.メンマも薄味.どちらもあっさりとしたスープに相応しい仕立てだ.


スルスル・するりと平らげて,いや,この潔さは一朝一夕に成せるものではない.ある意味感服の一杯ではあった.ただ,正直言えばもう少しだけ“下世話”な味が好みかな.醤油も一寸,気になるところ.ともあれ美味しく,いただきました.

p.s.
長男坊の“特タンメン”は,予想と異なり醤油味;広東麺風の仕立てであった.函館のデフォなのだろうか?
私たちの落ち着いたボックスは前述の石組みに近く,観葉植物と土の匂いがそこはかとなく漂ってきた.気になる方は席取りに気を配られたほうが良いだろう.

p.p.s.
この後朝市近くのビズホにチェックイン.市電の一日券で市内巡り.


谷地頭温泉(相変らず熱い!)


五稜郭の居酒屋“新(Shin)”(中央病院電停近く)
小鉢類や造りの仕立てが見事!あしらいの針生姜・扇面胡瓜や大根妻まで包丁が切れる.花板御見事;お勧めの一軒.


“じゅんさいと帆立のジュレ(確か¥700-くらい)
新芽でヌルが確りとした風味の良いじゅんさい,ぷりぷりの帆立.
土佐酢ジュレの塩梅が素晴しい!

市電で函館駅前;大門小路で一杯.
訳あり後発(JR)の次男坊と合流,ホテル帰着.
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8月の出先ラーメン #01;和寒編

2009-09-02 21:22:51 | そとめし;ラーメン
“都”食堂@和寒町/南町で“チャーシュー麺(塩)”


8月上旬,名寄方面出張帰り.同僚とは現地で別れ,身軽な帰札.昨年醤油を頂いた“都”の塩を狙う.車はR40沿い(裏口?;昨年の画像参照)の駐車場に置き,仲通の表口から入店.平日・時分過ぎ,前客無し.“チャーシュー麺(塩):¥700-”オーダー.葱を刻む音を聞きつつ暫し.


刻みたての小葱たっぷり(葱増しはしていない;別途“葱ラーメン”あり).
先ずスープ.醤油を頂いているのである程度の予想は付いていたのだが,違わず極めて柔かい口当り.それにしても,此方の脂のテクスチャは独特だ.
前回も書いたが,出汁の味が入っている感じで,脂こさを感じさせない.結構乳化はしているのだが,過っての“富公”(及び一徹など)のように高温の中華鍋で一気に乳化させたものとは全く異なる.おそらく,とろ火で出汁を煮出す過程で時間をかけて乳化が進行しているのだろう.


麺は旭川系の中細緩縮れ・加水率低目のもの.麦の風味が程好く,柔かいスープを良く纏って旨い.
脂身の殆ど無い腿チャーシューは歯応えのあるタイプだがぱさつきも無く薄味が良く染みてモロ私好み.スープに沈めると脂を吸って美味いこと! 細めに揃えられたメンマも薄味でしっとりとした歯触り.麺やスープと絶妙なコントラストを成している.


いやあ,美味かった! ご馳走さま!
こういった柔らかな出汁のラーメンは,私は塩に偏ることが多いのだが(“まるひら”@釧路然り),此方は甲乙つけ難い.あと,此処には味噌は無いから,我侭言うなら塩に西京をほんの小匙半分,溶いて頂いてみたいかな.
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再訪,ウグイに振られて“だるま軒”@札幌二条市場で“味噌ラーメン”

2009-06-10 23:54:12 | そとめし;ラーメン
ウグイ狙いの豊平川はボウズ(竿さえ出してない -_-;).喰い気の矛先をラーメンに転ず.幸い,二条市場が近い.市場最寄りの駐車場にImpを停める.

前回,初訪の醤油で三味制覇を誓い,二度目の今回.塩か味噌,どちらにするか悩んだが,塩は何となくイメージ出来たので(当っているとは限らないケド ^^;)味噌を優先.



やや白っぽい色合いの味噌スープ.麹系主体の合わせ味噌だろうか?表面に浮かぶ油が醤油に比べやや多いのは,炒めモヤシ(+玉葱)の反映だろう.一口目を啜った瞬間は色合いに反して味噌だれのアタックをやや強めに感じ,その後件の柔らかな出汁が立ち上がって来る感じ.僅かに乳化した油の円味も感じる.
醤油を頂いての予想よりはやや粘度高めの印象だが,風味・飲み口とも良い.醤油同様,舌触りと風味が心地よい自家製麺を啜り,レンゲでたっぷりと追いかけてやるのが似つかわしいだろう.

具材の炒めモヤシは思いの外しゃっきりとした仕上げで最後まで歯触りのコントラストを楽しめる.腿叉焼は歯触りのある仕上げだがぱさついた感はなく,味の染み具合もしっかりとしており美味い.醤油を頂いた時より脂身多めの一切れであったが,使い分けておられるのだろうか? 伊達巻と海苔は入っていない.

強い押しは無いのだが,全体の均整が良く取れた一杯だ.半分ほど啜って卓上の胡椒を一振りするのもまた面白い.飽きることなく平らげてしまった.
ご馳走様.次回予定の塩も,とても楽しみだ.



⇒http://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010103/1000510/
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出張帰り,“あさひ食堂”@上川町で“チャーシューメン”

2009-05-31 12:28:45 | そとめし;ラーメン
二泊三日の常呂方面,私ドライブの帰り際.遠軽パスは十時半.そろそろ…
“昼メシ,上川で良いか?…” ”…あさひ,イイすネ!” 御同役の覚えも今日は目出度い.同役2名は“特味噌”ながら,今日は此処での私の原点,久々に醤油を頂いてみよう.あ,叉焼乗っけて!



“チャーシューメン¥900-”.他二味のオーダーは,メニューによれば其々の味を冠する.
スープの透明度は結構高い.綺麗な明るい醤油色.ゆっくりと取られたであろう,コクがありながらもすっきりとした出汁,良く寝て酸味やえぐ味の抑制が効いたかえし.油はそこそこ表面を覆うが,しつこさは感じない.やや加水率低め,中細のしゃっきりした麺が良くマッチする.



柔らかく煮込まれた腿叉焼.脂身多め・厚めの6枚,ボリューム満点.ちょうど端の一切れが当り,端っこ好きの私を喜ばす.極太メンマもさっくりと良い食感.満足度の高い一杯であった.

やはり“ラーメン日本一の町”において知名度の高い店だけあって完成度の高い一杯であったが,20年近く前の初訪の印象とはやや異なった.以前はスープの醤油気がもう少し薄く,やや細濁りの,例えば“都”@和寒(2008/06/14掲載;高解像画像再録)に近いイメージであったのだが…
今回のほうが洗練された感があり,どちらが良いと言うべきものでもないが,店の味も,そして私の舌も,少しずつ移ろって来ているのだろう. ご馳走様でした.

⇒http://tabelog.com/hokkaido/A0104/A010405/1006696/
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またまた来ちゃった“同福堂”@西の里で“ラーメン・炒飯セット”

2009-05-24 12:59:29 | そとめし;ラーメン
二日おき,ルーティン夜業のTGIF,北広島.美味い夕メシ,同福堂頼み.壁に貼られたお勧めメニュー,”ラーメンセット,醤油でお願い!”.
炒飯にセットのラーメンは醤油・塩・広東麺と味噌から選べ,味噌のみ¥750-,他は¥650-.“中国料理屋の日式拉麺”という想定で醤油をチョイスしたのだが,


供されたのはこちら.良い意味で期待を裏切り,肉の細切りと玉葱・青椒の炒め合せが載った,“肉絲湯麺(ルースータンミェン)”と言うべき一杯.肉は下味を付け片栗粉を軽く塗して油通ししてあるようで,思い切り中国料理している.嬉しい誤算であった.
熱々のスープは既出の“スープ餃子”と共通の出汁と思うが,こちらは甘味のあるやや濃い目の醤油味.炒め具材の味もよく溶け出している.麺は札幌流の中細緩縮れ.少し柔らかめの茹で加減で喉越しが良いが,個人的にはもうちょっとだけ硬めが好みだ.具材由来の緩いとろみと油のおかげで,最後まで熱々で頂ける,“ラーメンライス”の似合いそうな一杯に仕上がっている.


少しのタイムラグで供された炒飯.具材は掻き玉(具と言うより飯と一体化している)のほかにはミックスベジタブル少しだけという拘りの無さだが,如何やればこう成るのか,ぱらぱら・ふうわりとした舌触りでこれも美味い.ただ,こちらも少し濃い目(本人比)の味付なので,ひょっとするとセットのラーメンは塩味のほうが良くマッチするかもしれない.

今回も美味しく満腹,ご馳走様でした!
次のルーティン,最終回は月曜日.定休日なので,夜業での来店は今日が今期最後.つぎは餃子と鶏唐揚のテイクアウトを楽しみとしよう.

⇒http://u.tabelog.com/ravenatspk/r/rvwdtl/3758347/
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“秀来”@むかわ町松風の“野菜味噌ラーメン”

2009-05-16 14:01:45 | そとめし;ラーメン
4月から週2で通った胆振・日高方面のルーティンワーク最終日.勇払での作業は正午に完了,次の鵡川は14時の設定.同行者は好き物揃い,時間は十分.狙うは…
間近でもあり,私としては二十余年ぶり,“鳥よし”再訪を果したかったが,話すうち,一人がどうも“合わな”そうである.ここは一番,“秀来”に活路を求む.


むかわ町市街鵡川寄り,R235と旧国道に挟まれた住宅地に佇む目立たぬ小さな構え.暖簾潜れば釜前を囲むL字のカウンターのみ8~9席.厨房内はご亭主と,奥様だろうか.

十数年来で今回が三度目だったか,前2回はトップメニューの“天塩(あまじお)ラーメン”を頂いた.今回は大きく振って“野菜ラーメン(¥830-),味噌でお願い!”. 運良くカウンターの角際に落着け右肘に余裕があったので,面構えを押さえることが出来た.



ズッと啜ったスープは野菜の甘さと味噌の風味が先に立ち,柔らかな出汁が後にひろがる.味噌の色合いは橙色系,麹系と思しいが,米麹だけでなく何処と無く麦の介在を感じるのは私の穿ち過ぎか? 油はそこそこ浮いているがしつこい感じは全くなく,さらりとした,飲み口の良いタイプ.こってり派の中には,味噌汁スープと評を下す方も居られるだろう.中細緩縮れ,ややもっちり感のある麺が良くマッチする.


かっちり仕上がった腿叉焼は具材の中では唯一主張が強い.ぱさつき感なくしっかりした歯応え,控えめだが良く回った味付け,うすく残された脂身が軽やかに甘い.思いッ切り,私のツボである.やっぱり肉は,然と噛締めて喰いたい.やや細めに切られたしっとりとした食感のメンマ.もやし・白菜・人参などの野菜は炒めた後しっかり出汁を潜らせてありスープとの味の纏まりが良いが,敢て“野菜゛を冠するならば個人的にはもう少ししゃっきりした仕上げのほうが好みである.

何だかんだとツッコミを入れたが,大変オーソドックスな感のある味噌ラーメンで,丼の底まで飽くことなく啜りきってしまった.美味かった.御馳走様でした.
前回頂いた“天塩”も,柔らかな出汁の風味に塩の甘味が際立って,流石トップメニューと思わせる美味さであった.次回は是非,“醤油”も頂いてみたい.

⇒http://tabelog.com/hokkaido/A0108/A010802/1008531/
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怒涛の外勤ラーメン,2連荘 !!

2009-04-24 21:47:12 | そとめし;ラーメン
2日続けての外勤,昼飯に狙うは,当然,ラーメン! と,いうことで,
先ずはDay1.
“だるま軒”@札幌二条市場で“醤油ラーメン”

早朝より日高町へと赴いた帰路,中央区で昼ちょっと過ぎ.懸案事項,コナしましょう!
二条市場の入り口に張り付いた,目立たぬ構えのこちら.何故か中々,来れなかった.こちらで初回頂くならば,やっぱり“札幌みそラーメン以前”でしょう.


醤油ラーメン(¥600-)の面構え.炒めモヤシ無し.昨今の札幌流に言うならば,“昔風”てヤツかな.ここではデフォの3味でモヤシが乗るのは味噌だけのようだ(別途,野菜ラーメン有り).具は腿叉焼・メンマ・海苔,薬味の葱.画づらの押しは,鳴門でも茹卵でもなく薄切の伊達巻.澄んだ醤油色の汁と相俟って,さながら“傍目蕎麦(=岡目蕎麦)”の趣だ.


汁の味も見た目を裏切らず,すっきりとした豚の旨味を良く練れたかえしが出車張らずに調える.ズっと啜った,イマドキの主張の強い麺とは裏腹,ちょっと軟めの中細白目ながら,軽い風味と舌触りの心地よい麺が“もっと,もっと”と汁を欲しがる.レンゲにたっぷり掬って追いかける.“スープの持ち上げ”なンぼの物じャ!あれよと言う間に丼の底が見える.


基本メニューの他に昔風を謳った一杯を供する店もある.だが,この店ではこの一杯が基本であり,歴史であり,今なのだ.レトロでは無い.繰り返す,これはレトロでは無い.必ずや,他2味も喰わねばならないであろう. 良いものを,いただきました.御馳走様でした!

⇒http://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010103/1000510/


明けてDay2.千歳で一仕事終え,次に移動のR36.昼ちょっと前.
“味の一平”@千歳市北斗で“特製味噌ラーメン”

千歳市街を札幌向けに抜け際.左手側道沿い,誘われる黄色の佇い.平日昼前に拘らず,店舗前数台分の駐車場は埋まり,側道対面のスペースにも数台.引戸を潜ればお待ちのお客様数組.されど回転の速さは経験済み,店に入れればさして待つほどの事でもない.待つ間に通してくれるオーダー,迷わず“特味噌(¥750-)”!
席に案内されれば2分と待たずに供された.


よくあるネタ.醤油・塩には特製はありません.味噌には特製しかありません.そのココロは? 味噌には炒め野菜が載ってます.醤油・塩には載りません.
柔らかな味噌の風味としゃきしゃきした炒め野菜の甘味たっぷり.札幌流としてはやや細めながら程良い腰を感じさせる麺が,大蒜風味が心地良いサラダ油膜で封印された熱々の一杯.
以前伴った坊主(はちまき屋みそ至上)は“俺にはマイルド過ぎる”と小生意気にも宣うたが,私は好きです,こういうの.慌しい店内だけど,なんだかとても,ほっとする.熱いんだけど,何故か口中火傷した覚えが無いんだよね.

嗚呼,美味しかった.御馳走さま!
啜り切って一息ついた頃合を見計い,“お済みの器,お下げして宜しいですか?”… 勿論,構いません!次のお客様がお待ちです.
さりとて,この店で完食丼を撮影出来るチャンスは,易々とは巡って来ないのかも知れない.

⇒http://tabelog.com/hokkaido/A0107/A010701/1005544/

p.s.;追記コメント@'09/04/28 ご参照下さい.
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久しぶり,“爐(いろり)”@札幌北5条西6で“スペシャルらーめん”

2009-01-31 22:47:03 | そとめし;ラーメン
3年ほど前に札幌郊外の部署に転属になってから,中心部のラーメン屋さんを訪れる機会がめっきりと減ってしまったが,先日札駅近くの本所を(しかも昼前に)訪れるという好機に恵まれた.コレはネラわずに居らりょうか!
新規で訪れたい店もあるのだが,馴染んだ店も捨てがたい.悩んだあげく,2年近くぶりに“爐(いろり)”さんを訪ねることにする.


こちらは,今は札幌センタービルの地下に店を構えているが,私が初訪した頃は今のアスティ45となっている辺り,2~3階建ての古い雑居ビルの1階に入っていた.半ドンの土曜日,昼時を少しずらしてお邪魔するのが常だった.
偶にしか来れない身の弱み,ちょっと贅沢に“スペシャルらーめん(¥1,050-:デフォは醤油味.ノーマルは3味とも¥750-.味噌は挽肉が載る代わりに叉焼レスだったはず)”をお願いする.二代目が,先代と同じ手際でしっかり仕立ててくれる.


久々の,けれど慣れ親しんだまっ黒い顔立ち.
“黒いスープ”といわれるが,それ自体は然程黒いわけではなく,やや白濁した所謂豚骨醤油の色である.黒いのは表面を覆う脂.焦がしラードと言われるが,無精製のものとは言えラードだけではココまで黒くはならない.ワケは具材にある.
トッピングの炒め野菜(もやしと玉葱)・魚介・挽肉は前もって炒められているのだが,炒めた後にザルに上げ,ボウルに受けた汁気(エキスと言うべきかな)をラードとともに中華鍋で一気に(蓋をして)焼きあげるのである.
旧店舗時代,時分を過ぎた昼下り,厨房奥のコンロで一心にラードに“焼き”を入れて居られた先代の背中が思い出される.すっかり二代目夫婦にお任せになったのだろう,今回は(何時も“ちゃーめん”を仕立てていらした奥様も)御見掛けしなかったが,恙無くお過ごしだろうか…  閑話休題.

さて,“黒いスープ”だが,見かけに反して比較的さらりとした飲み口である.勿論“焦がしラード”の風味は独特だが,程好い豚骨のコクと魚介由来の旨味が合わさって美味い.アタリが少し立ち気味なのも変らぬご愛嬌.丼の中で脂の配分を変え,濃いトコ,薄いトコと味わい分けるのも楽しい.麺は近頃の札幌の主流よりはやや細めで黄色みも薄いが,適度な腰と風味があり,スープの持ち上げも良くタレも少ない.



具材は先に挙げたほかに,少し歯応えと豚っぽさを残した叉焼(肩ロース)2枚・穏かな味付けのメンマ.魚介は烏賊(胴&下足)・帆立(柱&紐)・つぶ・日和貝(イガイ≒ムール貝).貝柱を除いて全てスライスまたはカットされ,烏賊に至っては(細かくはないが)隠し包丁さえ施されている.見た目の“押し”に拘らず,其々の食感を残しながら,食べやすく,全体を纏り良く仕上げたい,という意図が伝わってくる.供する前に野菜と魚介を合せて軽く火入れしてからトッピングしてくれる心配りも嬉しい.


ああ,美味しかった.ご馳走様.
今となってみればレトロな味,と言う見方も出来ようが,この味に馴染んでいたからこそ,往年の“蜂屋五条”のあの脂を,何の抵抗もなく受け入れることが出来たのかもしれない.“合わない”方も少なからず居られるだろうが,今はなき“富公”と供に,偏向した“私の札幌ラーメン観”を形作ってくれた,大切にしたい一軒である.


2010/01/15追記:
ホント久しぶり(5年振り位かな),“醤油らーめん”を頂く.
ノーマルも,好いなァ (^^)b

⇒http://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010101/1000319/
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’09初,“麺武 はちまき屋”@札幌大平の“正油ラーメン”

2009-01-25 23:04:44 | そとめし;ラーメン
直しをお願いしていた坊主のリクルートスーツ受取りと夕飯の仕入れを兼ねて出掛けた日曜.前夜の根回し功を奏し,昼飯は今年初めて,“はちまき屋”さんへ.
ドアを潜り,券売機前に立ったつれあいが五千円札を取り出すと見るや,呼ぶ間も有らばこそ,さりげなく女将さんが両替に対応してくれる.
前回,しおを頂いた時の印象から,今日は是非にと正油(¥700-)をチョイス,例によってキクラゲ多め(+¥30-).イメージをリセットしたいので,味付けはノーマルでお願いした.つれあいはしお,坊主はみそ(大盛).こちらはいつもの薄めでお願い.


さてさて来ました,この面構え!
  …漆黒の宇宙に煌めく油滴の星座,
         白髪葱はさながらミルキーウェイ…
…すいません,取乱しました.お聞き流しください m(_ _)m …


本来艶やかできれいな卵色の麺を,眩い山吹色に染め上げるほどに濃く強い,溜り系と思しき醤油味のスープだが,アタりは決してカドが無く,(今更とは思うが)修行先のブランドイメージを期待する方はおそらく拍子抜けするであろう程すっきりしている.そして思ったとおり(と言うか,それを凌駕して)野菜の甘みが舌にひろがる.山吹にスープを吸った麺も変らず元気良くプリ・シコで,丼全部,兎に角美味い!今までこちらで頂いた正油のなかで,間違いなく最高の一杯であった(あくまで本人比;アタリだけは,私はいつもの薄目がいいかな).家人のを啜らせてもらったしおとみそも,勿論,抜群の安定感で美味い.


ごちそうさま.満足です!! いつもの笑顔に送られて,さて,と車に乗り込んだ途端,重大な問題が勃発してしまった事に気がついた.
今まで私はこちらでは殆ど“しお”キメ打ちだったのだが,もはや他の2味も無視を許さぬ存在となってしまった.次回からは券売機のボタンを押す瞬間まで迷うハメになるのだろう.ああ,悩ましい…

⇒http://u.tabelog.com/ravenatspk/r/rvwdtl/3480031/
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