DIARY yuutu

yuuutunna toki no nikki

石川啄木(1886-1912)「はたはたと黍(キビ)の・・・・」『一握の砂』(1910)所収:秋の日射しが明るい!

2018-03-06 16:51:04 | 日記
はたはたと黍(キビ)の葉鳴れる
ふるさとの軒端(ノキバ)なつかし
秋風吹けば

I longingly remember sounds of leaves of millet.
They were flapping near the eaves of my old home.
Autumn wind reminds me of such a scene.

《感想》
「夕されば門田の稲葉おとづれて蘆のまろやに秋風ぞ吹く」の歌を思い出す。
百人一首の貴族と異なり、石川啄木は貧しい農家で、黍が詠まれる。
啄木の歌は昼間、秋の日射しが明るく、風が爽快。
懐かしさに、あふれる。
百人一首の歌は夕方、風が涼しい。
静穏さがただよう。
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