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魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

今年は期待できる???

2009年08月27日 | ワイン ~2020年
まあ毎年「今年は美味しいぞ!」としか言わないニュースですが、

http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/drink/wnews/20090826-OYT8T00291.htm


いよいよヌーヴォーの情報(クリック)が出始めました。


単純に出来が良くて、美味しいならば誰も文句は言わないことでしょう。


ところが出来が良過ぎると、濃厚でタンニンや酸も強く、すぐ飲むには
むせたり、イガイガしたりするから不思議なものです。


どうなるかは11月の第3木曜日(ボジョレー解禁日)を待ちましょう。

そしてボジョレーが良ければ、他の地区も全体的に良いのでしょうか?



そんな思いが巡りつつ、本日の試飲です。


2000 Ch.デュ・ムーラン・ヴュー
  (ボルドー、コート・ド・ブール、赤、千円台後半)


ちょっと熟してきた大当たり年のボルドーです。
2000年ものが出回り始めた2002、3年頃、この年のボルドーを飲んで、
どれもあまりに美味しいので、驚愕しておりました。

そんなことも数年前。飲み頃になった新たな姿で登場です。


香りは杉、井戸のコケ、エンピツの芯、ブラックチェリー、
キノコ、八角、湿った黒土などです。いかにもボルドーらしいです。


味わいですが、タンニンは優しくこなれ、熟成味も出ています。
トゲトゲしさというか、勢いはまだしっかり残っていて、しかし
熟して良い感じになっています。

媚びない感じや甘みは典型的なボルドースタイルです。
輸入元に残っていたら、仕込んでもいいと思うくらいあります。


ボルドーいいよな~。

次の日曜日のワイン会の持ち寄りワイン、ボルドーにしようかな~?
なんてつい思ったりもします。

思いは巡って、09年の出来を過剰に期待してしまいます。
農作物ってホントにスリリングなものですね。


結論:やはり2000年のボルドーはお手軽価格で見かけたら「買い」
なのです。とても良い年で、大半は成功しています。安心して
お買い求めください・・・・・ってところでしょうか。


コメント
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