住職の独り言

~ご縁に触れて~

命濁(みょうじょく)

2012年06月12日 | Weblog

大阪・ミナミで男女2人が無差別に殺害された。

逮捕された容疑者(36)は

自分で死のうとしたが死にきれず

「人を殺してしまえば死刑になると思ってやった」

供述しているという。

お経で時代の経過ともに時代が濁る(五濁)が説かれ

その中に「命濁」(長生きできず短命となる)とあるが、

現実を見ると、時代と共に長生きになっているのに何故…?

まさに上記事件などを見聞すると

人間に生まれた喜びや

生きる意味も知らず

むなしく歳を重ね命を繋いでいる。

命濁とは上記容疑者を含めそんな人間の姿と味わう。

 

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