中秋の名月から約1か月後に巡ってくる十三夜(10月15日)は、
十五夜に次いで美しい月だといわれ昔から大切にされていました。
十五夜はあまりすっきりしない夜空であることが多いのに対し、
十三夜の夜は晴れることが多いようで、
「十三夜に曇り無し」という言葉もあります。
日頃の喧騒を離れて、月見団子でも食べながら月を愛でたいですね。
「月影の いたらぬ里は なけれども 眺むる人の 心にぞ住む」
(法然聖人)
月は闇の中にありて、闇を転じ光をもたらす。
光によりて、余の有り様を知り、方向を知る。
お念仏も然り
私の闇の世界を照らし出し、依るべき智慧の灯火となり
帰るべき世界を示しともう
南無阿弥陀仏
