「父の言葉」
少年のころ 父は晩酌をしながらつぶやいていた
「ふつうがいちばん」
「ふつうが難しい」
少年に その言葉は 寂しく悲しく響いた
夢と希望が胸に あふれていたから
少年は七十になった 父の言葉をかみしめ
ふつうに生きることが 夢と希望になった
(~朝の詩より~愛知県大洲市 土井義彦 70)
若い頃は、未来に向かって自分で未来を切り開いて行こうという思いいっぱい
そんな私が聴聞によって自分自身を知らされ
当たり前と思っていたことが
当たり前ではなく
「有難い」(ある事難し)ことと知らされる
そんな有難き今を生きる。