五劫思惟とは
五劫…インドの時間の単位。
極めて長い時間。
大智度論には
40里四方の石を、百年に一度づつ薄い羽衣で払って
その石が摩滅する時間を一劫と示される。
思惟…阿弥陀さまが法蔵菩薩であった時
この私をどうしたら救うことが出来るか考えて下さった事。
話は昨日の話に戻りますが
シートベルトで布袍がすり切れたのを見て、
阿弥陀様のご苦労を思った訳であります。
【歎異抄】
弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずれば、
ひとへに親鸞一人がためなりけり。
さればそれほどの業をもちける身にてありけるを、
たすけんとおぼしたちける本願のかたじけなさよ。