門というより
狭い茶室の入口(高さ60㎝強の正方形の入口)であります。
この入口を「にじり口」という。
「にじる」とは、ひざを曲げて畳をすりながら、両手のこぶしで進む動きをいいます。
この狭い入口から二畳余りの茶室に入る時は、
どんな身分や地位が高い人でも、
頭を下げて、にじらなければならない。
昔、武士は入口で刀を預けなければ入れない。
ひとたび茶室に入れば、世間の身分等々の立場を離れて、
皆、平等になる意味を持つという。
お寺も一緒ですね!
【御一代聞書】(蓮如上人)
「身をすてておのおのと同座するをば、聖人(親鸞)の仰せにも、四海の信心の人はみな兄弟と仰せられたれば…」