住職の独り言

~ご縁に触れて~

門(3)

2010年06月10日 | Weblog

門というより


狭い茶室の入口(高さ60㎝強の正方形の入口)であります。


この入口を「にじり口」という。


「にじる」とは、ひざを曲げて畳をすりながら、両手のこぶしで進む動きをいいます。


この狭い入口から二畳余りの茶室に入る時は、


どんな身分や地位が高い人でも、


頭を下げて、にじらなければならない。


昔、武士は入口で刀を預けなければ入れない。


ひとたび茶室に入れば、世間の身分等々の立場を離れて、


皆、平等になる意味を持つという。


お寺も一緒ですね!


【御一代聞書】(蓮如上人)


「身をすてておのおのと同座するをば、聖人(親鸞)の仰せにも、四海の信心の人はみな兄弟と仰せられたれば…」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする