無為（むい）

何もしないでポカーンと時間を過ごす。
何と贅沢な時間だろうか…。

都会現代社会は忙しい…
自分の心を見つめる不安を恐れ避けるように…

無為とは「とらわれのない心」
お聖教には
「一切有為はみなこれ無常なり。虚空は無為なり…」

まさに無為とは仏さま世界であります。

お遍路さんでも写経でも
善いことした・写経を奉納した…
という「手柄心」が付いてまわる。

お念仏は「執(と)らわれ心」（手柄心・自力心）から離れる事を教えて下さる。

「自力」といふは、わが身をたのみ、わがこころをたのむ、わが力をはげみ、わがさまざまの善根をたのむひとなり。(一念多念証文)

要は善いことしても善いことしたと思ったらダメだよ！