住職の独り言

~ご縁に触れて~

喉もと過ぎれば…

2008年08月23日 | Weblog
「喉もと過ぎれば 熱さ忘れる」

病院であるご門徒さんと偶然会った。
聞けば、癌で入院。
「元気な時に、お説教を聞いておけば良かった…」
しかし、その癌も良くなると…み教えは何処へやら…

病気になると、健康の有り難さを知らされるけど、
回復し、元通り何不自由なく生活出来るようになると、
あの時の思いは何処へやら…

でも、脳梗塞とか何時どうなるか分からない病気を体験した人は、
結構、それが縁でお寺を訪ね、み教えを聞くようになったりする。

その人にとっては病気が善知識かもね。

【仏説無量寿経】
善知識に遇ひ、法を聞き、よく行ずること、これまた難しとす。
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