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King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

日向に猫

2011年09月16日 09時33分32秒 | 日々のこと


風は涼やかな感じがしますが、朝から日が出て暑いです。

なぜかこの暑さにもかかわらず、日向に猫が寝ています。

下はコンクリートなのに、毛皮をまとい暑くないのでしょうか。
見ているだけで暑くなります。それでも彼らは汗もかかずに優雅に
日の当たる場所で寝ているのです。

ある意味うらやましい。

今年の暑さで、たまらず伸ばしていた髪の毛を切りざるを得ず、
アスリートなのに長髪の皆様をうらやましく見ていました。

なでしこの澤さんなどあの長さの髪をもてあまさないのでしょうか。

長距離を走ったり、バスケットボールをする身としては、長いと
やはり色々と支障があるのですが、それよりなにより今年の場合
新しい髪形をしたくて伸ばしていたのです。

それをまたやり直しのような感じになりました。

それも選択肢の問題です。

選択肢が多い方がいいのです。

人間はいつも選択し岐路に立ち、色々積み重ねるのです。

何より、溜め込むのはよくない事と最近思います。
実際は今でも色々集める事を趣味にする人がいます。
日々走る身としては、発散の気持ちよさを強く感じます。

ある程度溜め込まないと発散も出来ないのですが、必要以上の
溜め込みは意味がないと最近思います。

日本人は、将来に不安があり消費を控えて溜め込む人が多くいる
といわれていますが、そうせざるを得ない状況を生んでいる政治に
問題ありなんですよね。

増税を盛んに言い出した民主党。大丈夫でしょうか。

満月にスノートップの香り

2011年09月14日 11時00分19秒 | 日々のこと


珍しく電話で起こされるという朝のスタートでした。

同じく中秋の名月が眺められるというのも最近には
なかった事かもしれません。

とても明るく前後の日も月はきれいでした。

最近、視力が低下してきて新聞も読みづらいし、文庫本も
説明書も読むのに苦労します。

歳のせいと簡単に片付けていいのでしょうか。

近所の織物組合の庭にナツメがあります。

この木にはいくつかエピソードがあります。

同じようにエピソードを持つ木が市内にいくつかありますが、
実のなる木が最近枯れるか実をつけなるという現象が続いて
います。

例えば、ミューズパークのグミの木などもそのひとつです。

ランニングの途中に口に入れリフレッシュした思い出があります。

これからはザクロと柿の季節です。

柿など沢山なっていますが、誰も最近とって食べないようです。

庭木など沢山あるうちもただ維持費がかかるだけと最近はあまり
手間をかけないところも多いようです。

月を愛でるときに庭木の影が必要なのです。

最近の月はスノートップの香りでいただきました。

月見の珈琲も大変乙でした。

すっきりしている

2011年09月13日 09時31分22秒 | 珈琲
今月のブレンドを試飲しての一言がみんな同じです。

すっきりしている。

すっきりとすいすい飲めるということでしょうか。

飲みごごちがあっさりとしているということでしょうか。

普通良く飲み易いというコメントをする人がいます。

うまいのか、まずいのか。

飲み易いとは誉めているのか。

その上にいく言葉としてすっきりしていると
いうのがあるのかよく解りません。

ですが、いろんな人が飲んでみんな同じ一言が
聞けるというのは、やはり万人の感想ということなの
でしょうか。

試飲してこれをくださいとなるので人気があるといえ
ます。


町内新発見

2011年09月12日 13時08分43秒 | 日々のこと

世の中色々疎外感を感じることもありますが、知らず知らず
自分で自分の殻を作っていることもあるのです。

そんな意味では、ここのところの度重なる町内の行事など役員業務は
色々な発見がありました。

空家は増えていますが、新入の人もいて一軒一軒訪ねる業務なども
あり、家々の発見もあります。

普段通りからしか見ていなかった風景も各家を訪れるとまた違って
町を見る事が出来ます。

どのうちにざくろがあるとかススキがあるとか女郎花があったとか
実に発見が多くありました。

昨日蕎麦屋で見た本に秋を訪ねる花の里というのがあり、見ると県内の
花をテーマに訪れたい場所の紹介がありました。

秋は、コスモスばかりでした。

もっと万葉の花を集めるとか野の花を愛でるとか製作者の貧困を感じる
のでした。

秩父は秋の七草がまだ残っています。

とはいえフジバカマを見る家はありませんでした。

ナデシコは小さな鉢植えで持っているうちはあると思います。

野山を歩くこともミューズパークに行くことも最近はありませんが、
秋の七草を発見して喜ぶ心がある事に少しほっとしました。

10年と半年

2011年09月12日 09時36分00秒 | 日々のこと
9/11のテレビ番組は、アメリカの同時多発テロから10年と
東日本大震災から半年の世界を変えた二つの事件に対して
特集するものが多々ありました。

しかし、みんな食いきれていないそんなイメージです。

オバマ大統領の演説で、ウサマビンラディンを殺害した時に
世界は安全になったという下りがありました。

アフガニスタンのタリバン政権を倒して首謀者を殺害して
事件は解決したかのようですが、テロは以前続いています。

震災から半年。福島の原発は依然収束せず、避難指示はそのまま
あと何年経ち入れないのかさえ解りません。

変化とか兆しとかいうものの瓦礫が撤去されても、他へ住処を
移す以外何の手立てもない状況に変化はなく、言葉だけの復興と
復旧が言われているだけです。

仮設住宅と瓦礫の撤去で行政のやる事は完了となったのでしょうか。

このままだと住民は他で暮らすとなり、更地になった土地は
そまままでしょう。

目的と到達点とするものが違う気がします。

行政が目指すべきものもあまりに知恵が足りないそんな印象です。

テレビから伝わるものはそんな感じですが、実際はもっと鼓動のような
ものがあるはずです。

人の知恵はそんなものではないと思えます。

そんな物を伝えてもらいたかったそんな思いを強くしました。

今日も今月のブレンド焼きました。

2011年09月09日 18時54分18秒 | 珈琲
最近の注文はブレンドでというお客様が多くなっています。

これは明らかに今までと違う流れです。

というのは、今までは何を注文していいのか解らずに
ブレンドでということだったのですが、色々試飲を
重ねられたり、ストレートを飲み比べての選択が
ブレンドになって来ているようです。

そんな変化に応えて季節のブレンドを作ったのですが、
それを楽しみにされる方も増えてきて確かな手応えと
なっています。

今月は『モカジャワ』なんですが、これは今までの
暑かった時に深煎りにしていたコーヒーを飲みつけた
人にも何かホッとさせるものを感じさせるようです。

なぜ触れないきっかけ

2011年09月09日 18時38分49秒 | 日々のこと
9.11から新しい時代に入ったとかテロとの戦いとか
言いますが、そもそもアラブ人たちが何に怒って
いるのか我々は理解しているのでしょうか。

そして、今年からアラブ各国で起きた民主化の動きが
マスコミで報じられていますが、それがフェイスブック
などインターネットによる情報伝達により起きたと言う
話もにわかには信じられません。

そもそもスマートフォンなどの携帯端末がどんどん普及し
グリーなどのゲーム会社の株が上がっていますが、市場
での占有率とか現在での利用者は依然普通の携帯電話と
その上で動くアプリの会社に優位があります。

もしこの普及率において逆転が起きて動画などを皆が見だしたら
途端にトラフィックに支障を来たし、役立たずになるといいます。

それなのにどこも安くて手軽に高画質の見放題のプラン設定に
なっていて、雑誌でも動画でも家庭のリビングでなく移動先で
見放題と便利さをアピールしています。

日本で今こんな状況なのに、アラブ諸国がみんなスマホを持ち
フェイスブックで連絡を取り合いデモに参加して独裁政権を
倒したという話を我々は素直に信じすぎなのでは。

リビアなど最初はデモに参加していた人はただ叫び声だけを
上げるだけでした。

ところがそのうちロケット砲やらマシンガンで武装していた
のです。

どこでそんなものを手に入れてきたのでしょうか。

テロの主体もアフガニスタンに潜伏するアルカイダという組織
だとされましたが、イギリスの地下鉄やハイジャック犯はそんな
組織に属さないアラブ系の移民で、普通のイギリス市民だったのが
ネットでテロ組織に共鳴し、テロ行為に加担したといいます。

そんなに通信教育で自爆テロに参加するようになるものでしょうか。

何か明かされないものを感じます。


元は何なの

2011年09月08日 09時58分29秒 | 日々のこと
先月の戦争ドキュメントの垂れ流しに続き、今は
テロのドキュメントの垂れ流しが続いています。

NHKの深夜の番組でのことです。

戦争番組のときには、なぜ中国の共産化の時には
米軍が軍事介入しなかったのか、なぜ日本はサイパン陥落で
降伏しなかったのかといった疑問を持ちました。

そして、今回はこのイスラムへの憎しみをつづる前に
憎しみの連鎖の元は何かについて触れていた番組がひとつも
ない事にちょっとびっくりです。

アルカイダはなぜアメリカ本土を狙った攻撃をしたのかという
根本的な事は誰も疑問を抱かないのです。

コーランにはユダヤ人を殺せと書いてあるとかイスラムを憎む
キリスト教徒を演じる場面だけが強く表現され、アルカイダを
どう追い込んでいったかとかどう封じ込めるかということに注目
されていますが、根本はそうじゃないはず。

彼らは何かの報復で、命を賭して攻撃しているはずです。

そこまでするのはただ単にアメリカの繁栄と豊かさに嫉妬したから
などと思っている人はいないでしょう。

神の優劣に決着を付けるためというような説明をする人もいますが、
もっとより政治的な問題で簡単に説明できるのにしていないという
感じがします。

好調今月のブレンド

2011年09月07日 15時33分37秒 | 珈琲
いつもの事ですが、いつものお客さんが今月はふと目を止めて
今月のブレンドを試飲していきます。

そして、おっしゃるコメントは意外にも豆に関するものでは
なく味についてのコメントです。

ああ、おいしい。

これ頂戴。

あっさりしてますね。

今時に調度いいです。

今時なのか?

すっきり、あっさりはこのブレンドの特長なのか。

もっと濃厚なはずなのでは。

時代を感じさせるブレンドが『モカ・ジャワ』ではないだろうか。

いやいやおいしいに勝る誉め言葉なし。

どんどん焼いておこう。

遅い食事

2011年09月07日 09時47分38秒 | 日々のこと
世の中デフレで色々安くなっています。

しかし、夜の食事はそうでもないです。

秩父では、夜食事をしようと思うとどんどん選択肢がなくなり、
始めて夜秩父に来た人は戸惑うようです。

まだ、9時を少し過ぎたあたりで店は大概閉まっていて暗い街に
なります。

私は、昨夜いつものように7時半に走りに出て、それから
風呂に入り、食事に出ました。

いつもステーキを食べるレストランに行くと、9時で閉まって
いました。

仕方がないので、他を回りますが、後はどこにでもある牛丼屋とか
ファミリーレストランしかありません。

ジョナサンは駐車場が満車で入れず、西武秩父駅前のすかいらーく系列
の店に入りましたが、客席はまばらで選択肢の限られた秩父の夜の食事に
がっかりしました。

そんな秩父ですが、24時間営業のチェーン店はできていて、その
受けられるサービスが本来受けられるべき価格に見合うサービスと
食事内容かには疑問を持たざるを得ません。

セントラルキッチンという業態と価格に小さな店では太刀打ちできない
ボリュームと味がかつてはありましたが、最近のメニューと内容は
疑問を感じます。

しかし、これが時間を過ぎるとこんなサービスしか受けられないという
現実なのです。

田舎だからというには寂しい感じです。

夕刊にひらまつ、京王プラザ、なだ万などでかつてない値段のメニューが
提供されている事例が紹介されていましたが、これはそんな今までステイタス
と値段が確立していた店までも巻き込む客足の低下と生き残りを掛けた競争が
ここまで来たのかという印象ですが、秩父のような田舎にはチェーン店の網
しかかからないという現状をまざまざと感じました。

まあ、それでもいえば時間をはずさなければ秩父には魅力的な店がまだあり、
外食も楽しいのです。

チェーン店にはない味もあります。

それもそれらの店に負けない値段で食べられるのです。

バーアンドレストランなど飲み屋系なら深夜まで営業の店は沢山あるので
最初からそちらに行けばよかったのです。

『愛しい骨』読了。

2011年09月06日 09時15分19秒 | 読書


今回も前回と同じ、本屋店頭で本の帯の文字により選ばれた本です。

『愛しい骨』です。

この本も失敗だったかもしれません。

アメリカの田舎町が舞台ですが、そこはまるでワンダーランドです。

登場人物がそれぞれ物語を持っており、それが時代の壁に守られて
いつまでもいつまでも昔のままで、それがなぜそうなったかという
開放がされるとぎしぎしと諸々が軋むのが実感されます。

多分現在でもアメリカの田舎はこんななのでしょう。

セールスマンが偶然夢の国のような町にまぎれてしまいそこからウラシマ状態
になるような話がよくありますが、似たような特別な町はどこの田舎にも
あるのでしょう。

そして、その田舎には必ず秘められた秘密があるのだと思われます。

でもそういった秘密をいちいち暴いて面白いでしょうか。

人それぞれ触れたくない過去もあります。

それをリプレーされるようなこの本は、物語を通してきっと自分の心を
透かして見るようなものなのかもしれません。

丸きりすっきり過去に何もない人が読めばそれはそれでいやな事を
心に刻む事になるでしょうし、過去に身内の不幸などあると読み進めるのも
苦痛になるでしょう。

それだけ読み手を選ぶという事になると思います。

それが読みたいミステリー一位というのは疑問ありです。

また、そういう本を選んでしまう自分の選択も問題ありなのを自覚しました。

きぼう

2011年09月05日 10時02分18秒 | 日々のこと
ロシアの無人輸送船が打ち上げ失敗したと新聞に
載っていました。

先月にも人工衛星の打ち上げに失敗していて、これで
日本の国際宇宙ステーションの実験にも支障がでてくる
とのことでした。

この実験には600億円もかかっており、その存続にも影響
しそうです。

そんな巨費を投じた実験棟きぼうも何を実験しているのは
しられていない感じです。

以前は稲とか金魚とかを無重力で飼育してなんてのをやっていた
感じですが、その後レアアースに関する何かをやっていたのを
読んだ記憶がありますが、最近の増税ムードの中その費用必要
なんですかという雰囲気も漂います。

今日本の希望は、新しく出来たどじょう内閣に託した復興と
原発事故の収束以外にないわけですが、実際には赤城のわかさぎ
とか埼玉の製茶からセシウム検出で回収、出荷停止と周りに
治まる様子や明るい兆しは見えてきません。

唯一明るい希望は、中国で行われている女子サッカーのオリンピック
予選ぐらいではないでしょうか。

最初の北朝鮮戦では、いきなり控えメンバーで余裕をかまして
よたよたとした出足でしたが、韓国戦でのフルメンバーによる
戦いは、さすがその違いを実感させる戦いに何か今の日本の希望とか
明るい話題の主役の存在感を感じます。

サッカーの試合は、バスケットプレーヤーとするとあのバックパスとか
中々訪れないシュートシーンにいらいらとするものなのですが、なでしこ
の試合はなかなか見るべきものを感じます。

今日も強敵オーストラリアと楽しみな試合があります。

バスケット女子のオリンピック予選は次につながる3位と終わり
あまり盛り上がらずに終わったので、しばらくは唯一の希望状態は
つづきそうです。

今月のブレンド

2011年09月04日 21時16分33秒 | 珈琲
連日の雨と台風は、各地に被害を及し、私の生活にも
色々な影響を与えました。

毎日のランニングもしばらく走っていません。

ジムに行ったり、バスケット練習会には行っているので
まるっきり運動をしていないわけではありませんが、調子は
狂いっぱなしです。

本日、例年町内で行われる防災訓練にも混乱を招きました。

当然こんな天気の時には来客もなく、配達に行っては降られたり
と散々な日々がつづいています。

そんな今月ですが、当店は本日で一周年を迎えました。

そして、今月のブレンドは初心に戻るということで『モカジャワ』
です。

雨でどこにいも行くあてがない時にはどうぞ試飲にいらして下さい。


『ハリーポッターと死の秘宝part2』鑑賞

2011年09月02日 11時05分12秒 | 映画
ついに十年越しのシリーズが完結したと喜ばしい事と
随分ほめた評価を載せた新聞の映画評を読んで、それなら
見てみようかと思い立ったのは随分前の事でした。

映画の日の昨日、そろそろ夏休み映画も入れ替わりの時期で
見るなら最後のチャンスかと思い夜の最終回に出掛ける事にしました。

ただ、ひとつ問題がありました。

このpart1は見ていないのです。



そもそもその前の映画もテレビでやっとこの間見たのでした。


その頃正月映画にハリーポッターをやっていてももはや内容的に
付いていけないと脱落していたのです。

不死鳥の騎士団までは劇場で見ています。


それでも、その次はテレビで見てこの記事をみて10年間よくやったという
評を見たらそんなにいいのかとなって私も途中になっているこのシリーズに
けりを付けたい気が起きたのです。

しかし、テレビで続々と映画公開にさきがけ過去の作品を放送しましたが、
さすがにpart1はテレビではやらず、これはDVDを借りる事にしました。

映画館も気を効かせてリバイバル放送すれば、いくらか入りが違ったかも
と思うのは私だけでしょうか。

しかし、借りたDVDは盛り上がりにかけ、延々と暗い感じの物語がつづきます。

この前の謎のプリンスから暗い物語で盛り上がりもなく、見るべき映像も
ない物になっていました。

ただ冷静に振り返って見れば、この10年に登るシリーズも友情と冒険という
テーマを人生の目的とか恋愛とかにどうつなげて行くかという難しい問題を
はらんでいて、そもそも最初から男二人と女の子という主人公のスタイルは
問題をはらんでいたのです。

選ばれたものと悪の帝王との対決というテーマもこのシリーズをみていく
上でその必然を感じないというそもそもの破綻を持っているのもいただけません。

悪の帝王が復活して、それがあっという間に魔法界を席巻してしまい取り込まれる
と言う大人の世界のもろさも気になります。

しかし、世の歴史として、民主化された世界が訪れるといろんな意見が出て
まとまりを欠き、醜い勢力争いに終始し、いつしかそれにつかれた人々が
強力な権力による統一を望むようになり倒したはずの強権を請い求めるように
なるというストーリー受け入れが人々にできているからでしょう。

そして、その強権も真の民主化を知り、自由と独立を守る人々の蜂起により
破られるという歴史の繰り返しを誰もが予測してそうなる事を望んでいる
と言う予定調和の話です。

つまりは、結末が見えているようなものですが、今回は魔法の物語ですから
それなりの道具仕立てが必要です。
それが、ニワトコの杖、よみがえりの石、透明マントの死の秘宝ですが、
よみがえりの石の果たす役割というのがいまひとつ不鮮明に思えました。

校長先生に兄弟がいたり、その兄弟間に何があったのか、なぜそれでも
ハリーを助けたのかとか、ドラコが助けたり助けられたりという永遠の
ライバル的な関係とか後から付け足したので苦しいものがシリーズとして
あります。

それでも、映像的にも面白さも一番あるかもしれません。

一話見るごとに深さが加わるとか物語の世界観が広がるという感じで
ないのが残念ですが、ゴブリンの映像化とか変身薬の役者の演技とか
映像化としては成功しているところに安心感というか見るべきものを
発見できます。

先ほどホームページを確認したら、Part1も直前には劇場リバイバル上映が
あったらしいです。

まあそうでしょうね。

私が見るのが遅すぎただけです。

まあPart1を見なくても楽しめるのであわててDVDを借りなくても平気です。

ただ、謎のプリンスは見てないとダンブルドアとスネイプの関係とか
重要なので、忘れている人はこちらの方をDVDで復習してから見た方が
いいでしょう。

でもこのシリーズを見てきた人はこれを見れば、常にスネイプの最後の
どんでん返しを見てきているので結末は予想できてしまいます。

日本のドラマなどではこういう血の物語の場合、もっと複雑な人のつながり
と生誕の秘密というのがあるのですが、その辺りはあっさりと解り易い
人間関係です。

実際の人間ドラマの方がもっとどろどろしていたり、金銭では解決できない
意地とかこころとか恨みを消化させた人の美しさとか描かれて当然な
ファクターが見事に抜けているのも面白いところです。

嵐のように激しく降り続ける雨の夜に私も10年に渡る物語に決着を付けました。