King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

インフルエンザで忙しいでしょうが本日の珈琲

2009年09月07日 09時22分43秒 | 珈琲
厚生労働省は、インフルエンザのワクチン優先
順位の情報を更新したらしいですが、最初感染者
がでた時には、すごい大騒ぎした割りに何の
成果も示せず、夏に入り異例の大流行と身内の
批判まで飛び出し、相変わらずの役所なんだと
いう感じですが、最近は食品の残留農薬問題とか
餃子事件なんかまったく触れられなくなりました。

昨年、モカの輸入禁止問題があり、今年の6月には
モカの産地について国会で質問がありました。

さてここで一応整理しておく必要があります。

モカマタリは輸入禁止なのか。

調べたら、昨年の残留農薬発覚でエチオピア産の
モカが全量廃棄され、今後は全品検査となったの
だそうです。

国会の質問は、モカってどこの国の豆ですかと
社会党だか革新系議員が質問したものだったと
思いますが、何で今更そんなこと聞いたのか、それで
珈琲の産地について表示が変わったのか。

気がつけば珈琲屋さんでもいままでキリマンジェロ
と表示していたのをタンザニアとしたところがいくつ
かあり、この質問のおかげなのかとふと思ったり
しましたが、私のかねてからの不満が解決された
わけではありません。

イエメンのモカ港から出荷された珈琲をモカといって
いますが、イエメン産とエチオピア産があります。
これだけ産地が離れていても同じ種類の豆として扱われて
いたというのが不思議です。

農薬問題では、そもそも農薬なんか使っていなかった
エチオピアの豆が何でそんなことになったかと問題に
なりましたが、輸送用に使った麻袋がパキスタン製の
物についていたんじゃないかとなりましたが、依然
はっきりしたことは解りません。

ですが、輸入した豆が全てパーになるかもしれないので
輸入する業者はいなくなり、少量入ってきてもモカ
争奪戦となり、昨年から喫茶店からモカが消えるとか
値上げされるなど騒動が続いています。

しかし、その騒動も今はどうなっているのか定かでは
ありません。昨年までは残留農薬というのは中国野菜
をはじめいつも報道されていたのに、今ではインフルエンザ
の陰に隠れてしまったようです。

どちらにしてもモカは昔から酸味があり、私は好きな
銘柄ではありませんでした。ですが、ブレンダーとか
昔からモカマタリを愛好する人とか必要にする人が
根強くいることでネットでも話題になりました。

さて、それでは本当にモカは手に入らないのかとネット
で見てみると結構売っています。

喫茶店でもモカはありますし、モカ供給に汲々として
いるようですが、ネットで売られているのは昔入れた
古い豆だったり、ドイツから迂回輸入したものだったり、
エチオピアの豆でなくてイエメンの豆だったり
するようです。

売り文句がどれも刺激的です。歌にもなった有名な豆。
ワインのような高貴な香り。最も原種に近い。

等々そんなのを読んでいるうちに飲んでみようとなり
ました。

本日の珈琲は、モカマタリです。

モカハラーとか色々飲んではいますが、私はモカ=酸味
という概念をずっと持っていましたが、これは最近間違い
だと思うようになりました。

昔飲んでいたすっぱい珈琲は、酸化した古い豆なのでは
ないかということです。

今では、喫茶店でも自家焙煎の店が増え、酸味の強い
珈琲は飲まなくてもいいようになりました。それに、
大手珈琲チェーン店では焙煎を深くして酸味を消す
という豆が増え、ただ苦いだけというコーヒーが世の
趨勢のようです。

しかし、豆を売る人の特長説明で酸味が強いとか独特の
酸味という文句は未だに見られます。

そして、酸味が強烈という豆は甘みも強いのです。

甘い豆も苦い実がまったくないわけではなく、一時は
豆を浅く炒って甘みを強調するという手法が好まれた
時もありましたが、全ての豆でそれが合うわけもなく、
今ではなんでも深入りとなり、焦げ臭い豆をありがたく
飲む場合の方が多いようです。

珈琲ルンバにも出てくるモカマタリ。

ワインのような香りとは。

さてさて、香りは高貴な香りとか上品な香りという
表現でいいと思います。他の食品の臭いも邪魔しない
強すぎない香りです。

味は、甘みが強くさっぱりとしています。

今まで飲んだシェード珈琲のようなナッツ系やシード系
のコクがなく、あまり珈琲コーヒーしていないという
人によっては物足りないと表現しそうな味です。

ペーパーで淹れてしまうと深い味わいは感じず、薄い
珈琲のように感じてしまうかもしれません。

結構淹れ手の技量が表れる豆ですね。
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