King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

あんまり宣伝しないように

2008年02月08日 23時02分18秒 | スキー
私は、スキーでひとりで宿に泊まりますが、そうすると
私以外泊り客がいないという経験を何度となく体験
しています。景気が悪いとかスキー離れとか理由が
上げられるようですが、最近は土曜とか日曜に滑る
事が多く、スキー客が少ないなんてそんな心配
するほどのこともないほど道は混みますし、ゲレンデも
結構人がいます。

八甲田のホテルも平日にかかわらず多くの人がいます。
他のスキー場のように日本語より外国語の会話の方が
多く聞こえるなんてこともなく、ほとんどが関東の言葉で
ここはなんて特殊なところなんだと思いました。変な話で
すが、ここは東京方面からのお客でまだ相当にぎわって
いるのです。首都圏で八甲田のポスターやスキーの宣伝
など見ませんが、知っている人は知っていて多く集まって
いるのです。

八甲田の売店に白い粉に狂った私というステッカーが
売っています。こんな稚戯に等しい、デザインのステッカー
を誰が買うかと思って最初は見ましたが、なんと常連の
板にはみんな八甲田山とかこの狂った私ステッカーが貼って
あるではないですか。それに、宿のシールまで貼ってあります。
それってもしかしてレンタルの板なの? まだ新品そうだけど。
そんなのをよく見かけました。

どれも長くて太くピカピカです。そして八甲田のシールと宿の
シール。こいつら皆なんかの宗教に入っているのに違いない。
そう思わせる行為です。会話を聞いていると青年の会話ですが、
実年齢は50,60喜んでの年代です。そんな人がみんな1人で
ここに来てほとんどが顔見知りという状況です。板が10万に
マイビーコンが4万それに、毎回飛行機でここまで来るんですから、
みんな裕福な人たちなんだなあ。これだけの需要があると
解れば、もっと関東近郊にガイドと滑るお手軽ツアーコースなんか
簡単に作れそうなのに、まだ誰も手をつけていないのです。

昨年辺りから、山スキーやオフピステを勧める雑誌の記事を
見かけますが、実際には1人でどう初めていいか解らない人が
多いのです。八甲田のように1人でもツアーに簡単に参加できて
その面白さに取り付かれてそのままいついてしまう人が如何に
多いのか今回は、よく解りました。昨日宿に帰り、温泉に
つかりながら、今日の登りのきつい事を嘆くと常連さんたちは
こともなげにああ温泉コースねといい斜面の感想や雪の感想を
求められました。あれが温泉コースというのか。

別の常連には、ストックを山用のモノをレンタルするといいと
アドバイスされ、それは早速実行しました。使い方まで教わり、
何から何までお世話になりっぱなしです。ホテルも最初はひどい
所だと思ったものの、意外とサービスは行き届ていて食事も
満足です。ホテルのシールを貼るのもうなずけます。それにしても
乾燥室に何でこんなに板が多いのか、そんなに泊まっている
人はいないはずなのに、私の板を置くところもないほどです。

それは後ほどわけが解りました。みんな板を置いて行って
しまうのです。でもこれって宿も迷惑だろうなあ。いや人質を
とっている様なもんで却って安心か。

ツアーも2回目となると色々慣れたものです。太いストックの
威力もあり、登りや歩きもそんなに気にならなくなりました。
今回のコースは、銅像コースです。あの八甲田雪中行軍の
銅像のあるところまで降りるコースで、酸ヶ湯のツアーが雪崩に
昨年の2月14日に遭ったコースです。登りの量も昨日の半分
以下で実に快適で、雪は昨日より深くなっています。これで
いくらか八海山の深雪に近い感覚を味わえました。午後は
メンバーが10人位増えパウダーも我先にという感覚に変わって

昨日のおおらかな感じがなくなってしまいました。それでも、
この日のカモシカコースは大雪原を滑ったり、変化のあるコースで
銅像コースとこのカモシカの組み合わせはとても気に入って
しまいました。歩いてゲレンデについて4時のバスまで30分
あったので、リフト券の3回券を買いふりこ坂、スラローム、
国見坂と滑って終了。
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