King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

トビュッシーの夜

2009年06月14日 23時29分47秒 | ライブ・コンサート・展覧会
昨日の夜は、またまた地元ピアニストの
コンサートに出かけました。

今回はオールドビュッシーのプログラムで
結果からいうとあまり楽しめませんでした。

というのは、やはり私はピアノ曲ならショパン
とかヴェートーベンのソナタとかバッハとか
ちゃんととヅンタタな曲でないとだめなんだと
感じました。

ドビュッシーの時代では、様々な詩人や画家が
活躍した時代で、インスパイアされる事象には
事欠かなかったのでしょう。

ドビュッシーの曲も試みもあまりに突拍子もない
ものであれ、えがこうとした物や志向した方向は
わからなくもなく、ただそうしたとしてやはりもの
足りないと感じました。

それは最後にアンコールで弾いたショパンのワルツで
はっきりしました。

やっつけで早弾きで弾いたような感じでしたが、それでも
その美しさに今まで聞いてきたドビュッシーとは違う
きらめきをしっかりと感じました。

そこで気がついたのが、ドビュッシーもピアノ単体だから
今回のような物足りない感じもしたのかもしれないという
ことで、これがオーケストラならまた余計絵画的な印象を
得たかもしれません。

ランランほどのピアノが弾むような強い引き方でなくても
やはり強弱のリズムがないとピアノのように消えてしまう
音は情景をえがく物としてはそれだけでは役不足なのか。

そんなことを色々考えながら、夜の町へ夕食を食べに
出かけました。

土曜の夜なのに、どこもがらがらでした。

そういえば昼食べた蕎麦屋でもそうでした。

すっかり消費が落ち込んでそれが定着したという
ことなのでしょうか。
ラーメン屋だけに行列が出来ていました。

私は、いつも行くすし屋で夕食にしましたが、
ここも普段こんなに空いていることはないのです。
座敷は人がいませんでした。

まあその方がいいのですが。

いつもの酒飲みがいてたぼこ臭くなることもなく、
ゆったりと食事できました。
ただ、最後のすしに来てまたがっかりです。
シャリがやわらかすぎるのです。

大好物の赤貝のヒモキュウを追加で頼んでいたのですが、
せっかくの赤貝もシャリがこうやわらかいとぶち壊しです。

まともな赤貝のヒモキュウ巻きも食べられなくなって
しまったのかと悲しい気分でした。
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