King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

世良公則 O-Kirakr Live 2019 参戦

2019年11月17日 23時54分55秒 | ライブ・コンサート・展覧会

移転という大変な問題を抱えながら、それでもバスケットの試合と楽しみにしていた

ライブ参戦と丸一日営業を取りやめてしまいお客様にはご迷惑をおかけいたしました。

 

昨年の泉谷しげるに続いて今年もスターが秩父を訪れ秩父でライブを行うということで

参加したわけですが、いつも走っているミューズパークで行われ、主催が秩父開発機構と

いうところで今までも大物アーティストとか大規模なコンサートがミューズパークで行われ

そんなイメージからはじめから野外コンサート場の方でやると思い込んでいましたが、手にした

チケットを見るとはっきりと音楽堂と書かれていました。

 

そうすると座席数にして600あるかないかという規模で一階の座席だけだとさらに少ないと

いったものです。でもアコギのライブそれもワンマンなら十分なスケール感ではあります。

秩父だと好きなアーティストのライブなどいくらでも日帰りで行ける距離なだけに行こうと

思えばライブもいくらも選択肢があるのです。ですが、清志郎亡き後すっかり聞きたいライブなど

なく、わざわざ検索してライブを探すということもなくなっているのですが、地元にかつての

スターが来るというのはまた別でどうしても血が騒ぐというのが我々の世代なのではと思います。

 

それにアコギの生ギターのロックなどというのも随分久しぶりです。世良公則は深夜のラジオで

よく最近の活動や最近聞く曲の話などを聞いており、身近な存在でそれが秩父でライブとなれば

見逃せません。というわけで期待も膨らみバスケットの試合が終わりシャワーを浴びたらすぐに

出かけました。席は指定券で確保してありますが、小さい会場ながらいつも走る公園は観光の人で

ごった返しており、公園橋からのアクセスはこの前の台風で未だ工事中で片側交互交通でこの信号が

二分半も待つというものなので、会場の一時間前に家を出ました。

 

ミューズパーク内は駐車場はたくさんあり、混雑を嫌い早く出てさらに渋滞を避け別所巴川側から登り

渋滞もなくすんなり野外ステージの裏に停められました。それからぶらぶらと公園内をうろついたり

して開場を待つのですが、公園内を行き来する人や会場に集結する人々はみな当たり前ではありますが、

知り合いばかりで、入り口にはすでに行列する人もいて人気の高さを感じます。

 

そんな状況なので私たちはそんな会場から離れたところでしばらく公園の様子を見てうろつき紅葉の

様子を楽しんだりしました。

 

開場時間になり、列がなくなったころ入場してみましたが、物販コーナーはかなりの規模でコンサートグッズを

売っていたり、いつも買うパン屋がいたりといつもと違う光景もあり、しばらくそんな人たちを眺め席には

すぐ着かづにいたのですが、ロックのライブにしては服装や雰囲気の違う人がいたり、ネクタイと背広の人も

いたりとこれは地域色なのかセンスなのか果ては主催団体ゆえかなどと思うのでした。

 

今回の席は一番前列という席でこれもすぐには席につかない理由でしたが、着いてみるとなんとスピーカーの前

で、これはどうなるものかという気持ちになりました。

スモークをたかれたステージがいきなり暗転して世良公則が単独で登場、座るとすぐに1977という曲をやり、

挨拶を始めて次にHeart Is Gold(ハートイズゴールド)というベイシティ刑事というドラマの主題歌という

のをやり、続いて新しいアルバムからHowling Wolves(ハウリングウルブズ)SECTION No.9(セクションナンバーナイン)

とやりサイドギターの人を呼び入れ音屋吉右衛門の曲をやるということで野村義男とのユニットだが本人がいないので

分家だと称し宿無し、Rock’n Roll Is Gone(ロックンロールイズゴーン)をやります。そしてサイドギター退場し、

ギターをチェンジしてストリング系のバラードに入る時にサウンド系にトラブルとなり、スタッフを呼び込み対処

するというアクシデントが発生。トークでつないだりしてこなしてやったのが奥田民生が世良還暦の時に寄せた

いつもの歌というのをやり、さらにJacaranda(ジャカランダ)を紹介。これはどこか幼稚園の生徒が

演奏するビデオを見て感激したというエピソードを挿入。そして亡くなって行く先輩たちに捧げる曲と

して同胞たちの賛歌(はらからたちのさんか)をやり、日々のニュースでいらっとすることなどを癒す

歌などやり終了。アンコールで同じ黒いTシャツで登場して一旦暗転すると胸のロゴが光る。着替えて

来たとわざわざアピール。デザインはプロの人でコラボした商品だとか。銃爪や燃えろいい女をやり

終了。

 

とまあ結構内容的には盛沢山でたくさんのロックをやってくれ、そのギターテクニックも聞かせて

くれたという感じです。

 

しかし、盛り上がったのはやはり宿無しや銃爪などの曲であり、それを単独ライブだからかアレンジが

強く、すんなり昔のようにシャウトしたりメロディラインを変更したりという癖が強く、すんなりと

楽しめない節もあり、最近の歌をやるのは当然としても今の自分はこうなんだという主張とともに

ラジオの喋りのような世界観はない感じでそれを補うために喋りを入れているのだけどその内容の

薄さと裏付けとなるものが感じられないのと何かスカッと肩透かし的なものを感じて楽しめないそんな

不満も感じました。

 

ロックにしても洋楽のパクリというところを完全に脱した清志郎のように日本語もロックにしてしまうという

スタイルと常に曲が生まれていたというライブ感もあったけれどそういうものとつい比べてしまうところに

過去の歌でしか乗れない感じになってしまった気がしました。それでも生のロックサウンドを身近で聞けたというのは

有意義でした。


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