King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

雨の日曜日、雨の結婚式。

2005年10月09日 23時37分46秒 | 日々のこと
雨の結婚式は、縁起が良いとかめでたいんだとか
言います。
降り込めると言って、お嫁さんが家に残る事を連想して
せっかくの門出の日が雨でもよしとする昔からの知恵でしょうか。
挨拶なんかでも、雨降って地固まるとか取り入れる人がいます。
しかし、結婚式もホテルの中の教会で、披露宴もホテルの宴会場だと
別に外の天気なんか気になりません。
二年ぶりに六本木ヒルズに行ってそのとなりのホテルで行われた
結婚式に行ってきました。

あいにくの天気でしたが、私のお気に入りの彫刻『ママン』にもまた
会えたし、中華のテナントもまだやっていて少しほっとしました。
昔から外人が多い街でしたが、最近は中国語の会話がよく耳に入ります。
今日の結婚式と披露宴では、今まで結婚式や披露宴に抱いていたものと
私のもろもろの認識に修正を迫るものがありました。といっても
実際には、結婚式や披露宴に対する認識とかそんなものよりただ私が
富に抱いていた認識とか経済力に抱いていたイメージかもしれません。
別に人の結婚式なんかどれだけすごい人が来てえらいお話をしようが、
新郎新婦を誉めまくろうが、ぜんぜん予定調和であり、何の感慨もありません。
涙を流すのは、自己満足の新郎と新婦と女の子のお友達くらいです。

それらも私は結婚式場のボーイを経験していますので、いくらでも見て
きましたし、中には珍しいシーンも見てきました。しかし、そんなお話は
テレビの中のお話よりも陳腐であり、所詮他人事なのです。しかし、今日の
式はホテルのサービスにしろ料理にしろ六本木ヒルズのとなりでやる披露宴
とはこういうものかと合点がいくものでした。それは、とりもなおさず
富の力の証明であり、ただの自己満足と済まされない物がありました。
ホテルマンのサービスにしろ、料理にしろ今まで味わったことのない
本物の味と豊かさが大きな自己主張をしていました。新郎も新婦も埼玉の
人ですが、それがなぜか六本木でやるということはなるほどこういう
ことかと感じ入るものがありました。

そして同じ会場にここで式を挙げた人が2組いて、次に式を挙げる人が2組
出席者にいる事が披露されこういう人達なのだと言うのが強調された感が
ありました。以前友人の結婚式が目黒雅叙園で行われ、その他有名どころは
大体経験がありますが、今日のような感想を持ったのは初めてです。
ここまでやれば間違いない。文句のひとことも出ないそんな感じです。
というより、結婚式の披露宴で料理が印象に残ったなんて事がはじめて
でした。
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