King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

日本の良さ

2024年03月06日 10時34分14秒 | 珈琲
草津にしろ小海にしろイメージより近さを感じた今季のスキーシーズンでした。
また、そういった観光地の実態を見て歩くとインバウンドに向けた投資とか観光地がとる施策とかは果たして目指すべき未来なのかという疑問も湧くのでした。
地元の秩父で見ていくと池袋というターミナルから特急電車で77分というアクセスと温泉、花の名所、札所巡りや古い町並みとわらじかつや味噌ポテトといったグルメまであり色々な楽しみ方がありそうです。
しかし、行政やら地元でも秩父銘仙とか秩父事件とか売り出そうとしているものに現実的な需要や未来がないという現実があり、ならばという転換の発想もありません。
旅行に行ったり、スキーに出掛けるといつも感じるのは珈琲事情の貧困です。
宿についてリラックスしたいと思ったときにそれに合う珈琲はないのです。
車で移動のアクセントに休憩時の珈琲はサービスエリアやドライブインで売ってはいますがその味たるや望むものではないのです。
それはいつも感じることで対策はしているのですが、それをしすぎるのも旅の醍醐味を削ぐことにもなるので難しい問題です。
例えば自分の珈琲をポットに詰めて出掛けるのは簡単です。
しかし、それを持ち歩いたため私のような地元で日々の空気を感じ季節ごとの焙煎をしている珈琲との出会いを阻んでいるかもしれないと思うこともあります。
当店にも旅先の自家焙煎の豆を買うのを常としているというご夫婦が来店されたことがありおっしゃるにはどこも似たような特徴のない結果になるというのです。だから当店に繰り返しくるようになったというのです。
まあ、数多くの国の豆を揃える自家焙煎店でもどれもみんな同じ味だったというのはよく聞く話です。
こういう出会いは旅の醍醐味でもありその機会を奪うのは旅の魅力を削ぐことになるのですが、いいこともあれば悪いこともあります。
まずい焙煎の豆の味か一週間ついて回ったこともあります。
そんなことが今私にできることとしてこれからまだ続く豆の高騰に安くてよい味のものを揃えてその魅力を伝えることだとまた思えてきます。
エルサルバドルのパカマラやイルガチェフが高騰したのはその美味しさが広く認知されたからだと思います。
そんな予備軍の豆を揃えて行くことや格安豆を集め珈琲がある幸せを広く知らしめたいと思うのでした。




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