King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

車遍歴その2

2015年10月28日 11時27分37秒 | 車選び
秋葉原へ通い、パソコンを買った。
そのためバイクとRX-7は売った。

当時の秋葉原は交通博物館があり、公設市場があり、
白い服を着た人がDOS/Vが安い安いと叫んでいた。

車はFF車が一般的になり、ファミリーカーやミニバン
が台頭して行く。

私が次に選んだのは、トヨタのカムリだ。

これは新車で購入。

トップブランドの一番の売れ筋を買うというのが当時の
考え方だった。

そして白い車が事故率も低く、安全で下取り価格も高く、
流通性も高いので経済的であるとして以来選んでいく。

カムリの次がマーク2グランデ。

まだFRの時の車で、次に買い換える時にはマークXになっていて
ふと乗ったミニバンが実に乗り降りが楽で4WDにすれば
よりどこにでも行ける感覚が得られると思い現在の
イプサムに乗り換えた。

私がこのミニバンを楽しむ間、世の中はエコという事で
走りより燃費に関心が移り、ハイブリッド化が起きる。

カムリ、マーク2、イプサムと徐々にエンジン性能や走りは
グレードアップしていた。

イプサムは2400cc直列4気筒DOHC160馬力とあのスポーツ
タイプのRX-7ですら130馬力しかなかったのに対して
実に力強いエンジンで期待通り4WDで他社のなんちゃって
SUVとは違い、雪道でも安心だった。

あのタングラムのホテルのエントランスの坂を他の
SUV型の車が滑ってガードレールに何代も突っ込んで行く中
イプサムは全く滑りもせず登り切った。

更にあの一昨年の豪雪の中草津からの生還を果たしたのも
この車のおかげだ。

しかし、このイプサムの後継はなく廃版になり、4WDで
乗りたい車種はなくなってしまった。

ここで私の車選びに影響を与えたのがBBCのトップギアであり、
所ジョージの世田谷ベースなのだ。

車を選ぶというのは人生をどう生きるかの表れである。

車をみればどんな人生を選択してきたのか解るのである。

だから見栄を張って一番のものを選ぶし、自分の実力以上
のものを買おうとしたり、外車や個性を競ったりする。

一見何の車か解らないようなのを好む人がいたり、とにかく
古い車をリストアしてステイタス選別の埒外にいることを
証明したりする。

そもそも外車を選ぶ人たちの代表である医者やヒルズ族など
高額所得者の代名詞のようなベンツやBMWだが、その性能
のために選ばれているのかとかそのポテンシャルを生かし
きれているのかという意味で車をステイタスの証しとする人達や
その誇示とは別次元の車選びをしたいと常々考えていた。

つまり、今やBMWやベンツも300万台からあり、決して買えない
車でなくなり、性能とか必要条件がより鮮明になった車に
乗りたいと思うようになっていた。

友人知人にも外車志向の人がいて、自分の成功を示すため
に乗り換えたり、世の中SUVばやりとみるや街乗りしかしない
のにクライスラーのジープに乗り換えたり、ポリシーから
ボルボにしたり、医者だからベンツにする人やそんな車選びに
常々疑問と反感があった。

外車はとかく故障が多く、なぜ選ばれるのか不思議だ。

私のイプサムなど不具合とか故障とかのトラブルはなく、
シガレットライターのヒューズを交換したぐらいで、球
切れすらなく、実に信頼感と安心感がある。

これが日本の車であり、技術の高さだ。

例えばBMWのX1とかX5とかジープ型のSUVを買うとして
同程度のSUVを比べて何が違うかというとまずその
馬力だ。

国産車ならせいぜい160馬力どまり。

それが外車は260馬力はあり、加速性能が違う。

ただ、狭い日本の道路事情と最高速度制限があるのにそれが必要かと
いうとこれは全くの宝の持ち腐れであるといわねばならない。

あの東日本大震災の時、テレビ番組がことごとくACの意見広告
みたいなのになったとき、たまたま見かけたトップギアは
衝撃だった。

国がこれから住めなくなるのではないかと関東からの脱出も
視野に入れて不安に駆られている時にこの番組を見て、戦車と
競争したり、くだらない改造をしたりというバカ番組に随分
癒された感じを受けた。

新車の市場では借りてきた車を局のサーキットでタイヤから
煙が出るほど攻め続ける。

なんともうらやましいシーンの連続だ。

この番組で今の高級車や最先端の車事情が知ることができる。

フェラーリやマクラーレンの新型も今やハイブリッドであること。

コンピューター制御でエコモードからエキスパートモードや
スポーツ走行などが楽しめること。

レーシングカー並みにハドルチェンジが付いていること。

もちろん日本の車も紹介される。

番組では日本にもロケに来ているらしく、日産のGT-Rを使って
レースなどしていた。

そこで最新のトヨタレクサスがこけ落とされているのも最近見た。

番組は唐突に不自然な形で終わった。ジェレミークラークソンの
不祥事というのは今年の三月に知っていたが、日本では
一番新しいシーズンを直ぐ放送しだしたのはこのせいなのだろう。

イプサム後乗りたい車も興味を引く車もなかったが、この番組で
XVのハイブリッドが取り上げられていてこれはいいと思い記憶して
置いた。

昔から雪道でスバルの強さは見ていた。

時代が変わってボクサーエンジンやアイサイトのニュースも
知ってはいた。

会社の同僚がレガシーを買い見せてくれた時もその説明と
走りについて外車並みの外観と性能に感心もした。

でも、イプサム以上に私の人生のパートナーとなり得るかと
いうとそうも感じなかった。

ただ、長年使用してきたイプサムは衰えが出たところもあり、
少々不満も感じてきたのは事実なのだ。

それとともにもはや7人も乗せるシーンはこれから先の人生に
ありそうもなく、コンパクトで燃費のいいくるまにしてもと
思い出した。

まだ完全に乗り換えるという決心もないまま、トップギアに出て
いた車という事とボクサーエンジンとエコのためというより
走りのためのハイブリット化というのを実感したいと思い
試乗に出かけた。

あいにく秩父にはスバルの試乗車がなく、東松山まで行った。

今現在一番売れているこのクラスのSUVというとなんといっても
ホンダのヴェゼルだ。

このドアのデザインなど2ドアのようでいて実は4ドアという
ジュークのものと同じで実にスマートである。

性能も1500ccなのに160馬力はあり、ハドルチェンジや危険回避
装置などアイサイと同様な装置も付いている。

ハイブリッドで4WDもあり、まさに売れ筋トップの内容なのである。

カタログでみると7速ATとあり、マニュアルモードもあるとあり、
つまりこれをパドルチェンジでレースカー気取りで操作できる
のである。

こう見ていくと実に魅力的で値段もXVより安いのである。

しかし、外見と走りは乗らずともホンダの場合だいたいわかる。

雪道性能についても知人の車から知っている。

やはりイプサムと同様の走りと雪道安心感は必須なのだ。

後ハイブリットに関してだが、トヨタのプリウスは乗ったことがあり
そのモーターでの加速性能と静かさとはピカイチだと思う。

ただ、かたくなに続けるへの字スタイルには愛車とするには
抵抗が抜けない。

そこにアルファが出て売れに売れたわけだが、それなら今のイプサム
の方が断然かっこいいし、走りもいい。なにより4WDは必須なのだ。

今度の新型はその4WDが出たが、よりあのへの字形状が平べったく
なり、余計嫌悪感を増した。

街で見かけるXVはコーヒー牛乳色でなんとなくミリタリー感が
あり実戦使用な感じがする。

ただ、同じ色は地域でだぶるので選びたくない。

今度モデルチェンジして色が変わるのと若干のスタイル変更もある。

このカタログを見るとスポーツモードとかパドルチェンジのことが
よく書かれていない。

もともとCVTなのでギヤはなく無段階変則なはずだ。

それなのにパドルチェンジも装備していて走りを楽しめるのだ。

私も試乗して初めてパドルチェンジの存在に気が付いた。

しかし、短い試乗時間ではそれは使用感が解るほどの操作はできない。

でも逆にそれは欲しいという気持ちを起こさせるには十分だ。

試乗時はまだ買い換えるつもりもなかったが実際にお金の計算を
してみることにした。
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車遍歴について

2015年10月28日 10時03分44秒 | 車選び
今現在車を買い換えようとしていることは以前書いた通り。

この件については私的な記録的物なので文体も変えて
書きつけていく。

現在のトヨタのイプサムは来年の二月に車検で、前回の車検で
20万も支払っていたのがもうまたその車検かという思いから
ふと買い換えもいいかもというなんとなくの思惑から気になる
車があり、まったく買い換えるという気もなく、ただそれが
どんな車か確かめに行くという行動に走らせた。

そもそも、その行動の根底にあった物とはイギリスBBCのトップ
ギアという番組と所ジョージの世田谷ベースという番組の影響を
語らねばならない。

更にその前に車に乗るという現在の若者があまり注目されない
この行動は我々世代にとっては人生を彩る大変重要なファクター
である。

それを表すシーンとして記憶に残る象徴的なものを上げると
連続幼女誘拐事件の犯人の宮崎勤が裁判の時に何か言うことは
ないかと裁判長言われて、逮捕されて自由がないので自分の
車に油を入れてくれという発言をしたと報道された。

あの幼女誘拐に使った車で確かマツダのハッチバックだった
はずだ。

そう、当時は誰でも愛車を持っていて異常者でも愛車として
それなりの愛情を注いでいたのだ。

もうひとつ、若者と車の関係を表す印象的な記憶として
倉本聰の書いたドラマでライスカレーというドラマだった
と思が、若者が自分の夢を語るシーンでトヨタのダブルエックス
を買うことだと語るシーンがあった。

当時の若者の憧れの車であり、だいたい当時の若者の夢も
そんなものだったのだろう。

いい車に乗り、そうすりゃ当然女の子にももてるというような
思考だったのだ。

そんな時代の時に私の車遍歴も始まる。

最初はダイハツの中古だった。1300ccのセダンタイプの
フォ―ドアで同世代の人が乗るスポーツタイプのものとは
大きく違う。

当時は皆スポーツタイプの車に乗り、誰もが冬はゲレンデに
行きスキーをした。

車の中に流れるのはユーミンやサザンオールスターズ。

テレビで夏は芸能人水泳大会が大磯ロングビーチであり、
冬は苗場で芸能人スキー大会があった。

映画は私をスキーに連れてってが大ヒットした。

高度成長期からバブル崩壊まで正に車はそれを象徴する
アイテムだった。

私の車遍歴はそんな中、ごく平凡な中古のセダンから
始まり、それでもそれにキャリアを載せて、峠ではチェーンを巻き
スキーに出かけた。

そんな峠で圧倒的な強さを見せいつも抜いていく車が
スバルレオーネだった。

独特なデザインとカーキ色かグレー系の車が多かった。

関越高速は前橋までしか開通してなかった。

やがて、スパイクタイヤを履くようになり、通勤にも車を
使っていた。

セダンで通勤というスタイルに飽きたのか二代目は突如
スポーツカーに乗り換えた。

それはマツダのRX-7である。

とにかく速い車が乗りたくて、ロータリーエンジンを選んだ。

わざわざ行徳まで行って中古販売店で買ってきた。

新車も買えるお金を即金で払って行徳から乗って帰った。

しかし、峠でFFのシビックに抜かれてこの車は日本の道路事情に
あっていないのではとかんがえる。速さという事では
日本の公道ではバイクにはかなわないと結論する。

それでバイクの免許を取りに行く。

私が16の時とっておけば大型とか中型免許ができる前なので
いきなり750でも乗れたのに、当時排気量制限の付いた免許
だった。

自動二輪は400ccまでと制限文句が付いており、世にはこの
制限を解除する限定解除というのが司法試験並みに難しいもの
として話題を呼んだ。

それをたのきんトリオのマッチこと近藤真彦が
とったというので有名になった。

現在では自動車教習所でとれてしまう。

それもこれも暴走族対策だったわけだが現在でも昔と同じに
改造車に乗った暴走族が存続しているので効果はいかばかりか
ということになる。

私が乗ったRX-7は改造車だったが、車検にはそのまま通る
合法なものだった。

この車のおかげで色々な知らない人達や接点のない人と
知り合えたり、出会いもあり楽しかった。

フロントミッドシップでその加速はロータリーサウンドと
ともに最高だった。

ただ、燃費と冬場のエンジンの始動と調子が悪くなるのが
難点で冬場はかなりの暖機運転が必要だった。

この車との別れはパソコンの台頭に由来する。

当時、パソコンの売れ筋はNECの98がもっぱらで、ライバル
の富士通とかなりの差をつけていた。2へつづく
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