King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ほろ苦から生まれた『冬の終わりに』

2014年03月07日 09時08分31秒 | 珈琲
今月の季節のブレンド『冬の終わりに』はある
お客様のふと漏らした言葉から味を決定しました。

当店のお客様の好みに多いのは、深煎りの豆で
濃い味とかしっかりと珈琲の味がした物という
ものになります。

しかし、どんな珈琲が好みかとどのお客様にも
聞きますが、具体的な味表現が返ってくることは
まれです。

それでも必ず聞こえてくる言葉は酸味は嫌いという
ことです。

それを受けてなのか多くのブレンドの豆の特長や
豆チャートで酸味は低く表示して売られています。

今年の『冬の終わりに』は一言でいうとほろ苦にポイント
があります。

しかし、感じるのはとろっとした甘みが強く先に感じる
はずです。

今まで甘味を感じる方法と特長の出し方にいくつかの
ブレンド手法と豆の焙煎に腐心してきましたが、今回は
その中でも新手法を編み出したと言ってもいい発見と
技の開発に成功した成果だと思います。

今年の冬はまさにこんな甘辛いもので振り返るしかない
ものでしたね。

ほろ苦いが演出するものをかみしめて春を待つそんな
珈琲タイムをどうぞ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする