King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

セミの音と太鼓の音と

2013年07月16日 11時12分20秒 | 珈琲
夏本番といえ秩父の街はそんな喧噪もなく夏休みの
子供たちの団体がキャンプに向かうなんて光景もまだ
見られず、太鼓の練習の音のみ響くという感じです。

夜走っていると各町内ごとに太鼓練習しており、地域ごとに
音が違い、違う曲を聴いているようでもあり、あれ同じものの
はずだよなあと思ったり、太鼓の音そのものに高低差が同一
でないし音色が重い軽い暖かい固いといった違いまであり
それが曲調にも変化を与えているようでした。

毎日暑さで各地で人が死ぬという報道がありますが、さも
今年の暑さや突然の大雨のすごさをアピールされている
ようですが、考えてみれば毎日誰かが死んでいるし、生まれて
いるのです。

ただそれが今は暑さをきっかけにしたり、大雨や海でおぼれて
いるわけで、全国で見て全く人が死なない方が異常であり、
熱中症で死亡というのだけ取り上げるから今年は異常という
感じになっているのではないでしょうか。

似たような話は切がなく、自然の素晴らしさや重要性を語る人は
いますが、自然の驚異と異常気象は全て人のせいとする人は
本当に自然というものが解っているのでしょうか。

例えば、人間が採集狩猟生活をしていた時には、弱いものは
生きられず、弱い種も弱い遺伝的因子を持つ者も淘汰されていた
ものが、現代のような高度な社会システムにより、医療という
生命を生きながらえ病気を克服することを可能にし、弱くても
生きられたり、病気治癒や生活改善を可能としました。

昔だったら死んでしまったものが今は結構生きられるという
ことです。

今朝の珈琲はエチオピアのモカハラーボールドグレインです。

これはたっぷりの甘味が癖になる珈琲です。

とはいえこれは甘味だけでなくフルーティーな酸味がそれを支えていて
酸味の妙を楽しむのも一興です。

ただ、このいまのようにじっとしても汗ばんでくるような陽気に
あまりこういう珈琲はマッチしてないとえます。

やはりコクとキレの珈琲がこんなじとっと暑い日にはぴったりですね。

そんなわけで店頭にはブラジルのしつこくない珈琲が並んでいるのですが、
それがあまり受けが良くないようです。

言葉でいくら苦みだけではだめなんですよと言っても理解されない
ようで、ブラジルというと余りに頼りないというイメージを持つ人も
多くいるし、もっと何かという意識が働くようです。

その何かを言葉にできないのですが、ブラジルでは面白くないという
自身の知識が邪魔をするのですね。

まあそこいらへんは試飲をしてもらうといいのですが、逆にこうも強烈に
普段ならおいしい珈琲もこの時期に飲むとちょっと変だなあという体験を
した方がいいなあと思う今朝の珈琲でした。
コメント
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