King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

苦いのが好き

2012年11月28日 12時27分45秒 | 珈琲
毎日のランニングを11Kから週二回はダッシュ5本とする
トレーニング導入を決めて、昨日はいつもの11Kのコースを
走るとなんとそこらじゅうが筋肉痛なのに気が付きました。

たった20秒を全力で走るというのを繰り返し5回やり、汗も
かかずに終了したのに、この全身の筋肉痛はどうしたもの
でしょうか。

なかでも、胸の筋肉とか手の筋肉とか胸から脇腹の表面とか
全く走ることに関係なさそうな筋肉が筋肉痛でした。

それは11K走った後の今日も痛みます。

さて、昨日はスノートップを焼いて、色々と偏頭痛に効く
珈琲とか様々な注文を受けましたが、印象として最近聞くのは
珈琲らしい苦い珈琲がほしいんだけどとはっきりした好みを
述べられる方が増えています。

最近ずっと安くてもうまい珈琲を揃えてデフレ感が出ていた
ラインナップにニカラグアとか珈琲らしい味わいを求める人に
やっと出会えたような長いトンネルを抜けてきたような感覚を
しばし感じました。

珈琲らしくないフルーティーなスペシャルティで酸味の味わい
の深いものというのをしかも安くといろいろそろえた銘柄も
逆に珈琲らしいのを探しているとはっきりと主張されると
何が珈琲らしいのかという疑問もありますが、そのひとつが
やはり真っ黒で苦い飲み物というイメージにたどり着くようです。

ただ、そういった希望にいやいや解ってないなあとスペシャルティ
の特徴をいろいろ述べ立てるよりも、その望んでいる苦みの果てに
何があるか知ることがお客様の希望にこたえることになるのでは
ないかと思い、一つの銘柄を焙煎度を変えて試飲していただき、
感想をもらったりしました。

そして、苦い珈琲という希望の応え方もやはり私の予想した通り
所謂お酒なんかのドライの感覚と違い、珈琲らしさが期待されて
おり、その一つとなりえたのがケニアという銘柄でした。

そんなお客様は当店の平均値段の200g800円なんて値段にこだわり
はなく、1600円のケニアマサイやケニアレッドマウンテンでも
高いという印象はないようです。

逆にどこを探してもケニアに出会えなかったという方もいらっしゃい
ました。

もともと高いからあまりすすめない豆のケニアレッドマウンテン
など、自分用にとってある豆というのが実はほかにもたくさんあり、
もしかしたら安い豆が望まれているとデフレ感を感じていたのは
私だけで、もっと珈琲らしい豆という人たちは私が自分用に秘匿して
ある高くて売れないだろう豆たちを狙っているのかもしれません。

値段より味の説明から入りちなみに値段はいくらという説明をして
もっと選択の幅を増やしていくことも必要かもしれません。
コメント
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