King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

政局、選挙の夏

2005年08月12日 23時14分24秒 | 日々のこと
今日は、日航機の事故から20年という話題と
お盆の帰省ラッシュが始まるという話題でした。
しかし、新聞では選挙の公認問題や候補者について
熱いニュースがありました。感じたことは、自民党の
大物議員や実力者と呼ばれる人々も党の公認が得られないと
言うことでかなりおたおたしており、小泉もまさか本当に
そこまではやらないだろうと思ったら、自分達の諌めも
聞かず徹底してやるらしいと解った今かなりあわてていると
言う印象です。

その一番の象徴が派閥の長の森前総理が、首相官邸でビール
片手に自分は派閥の長を辞めるぞと圧力をかけに行ったものの
まざまざと権力の中心にあるのは小泉だということを思い知らされる
結果になりました。そして、海外の論調も株式市場もその小泉の
意気込みに賛成を示したのです。おたおたしているのは、野党の
民主党も同じです。政権交代を訴えるという意気込みを全面に
押し出すという党首の言葉とは裏腹に選挙区での苦戦を浮かべて
青くなる候補者ばかりが目立ちます。

株式市場の動きなどみると法案が否決されたにもかかわらず
改革の新調になんら問題がない、改革がすすんだとする見方です。
景気の踊り場をぬけたという判断とあいまって、現政権の肯定が
全体的に見られます。唯一問題視したいのは、棄権した議員や欠席の
議員は反対したものとは違い公認するという決定です。それと
反対を唱えた議員が声高に反対を言わなくなったことです。つまり今
それに触れれば選挙でまた戦えなくなるという恐れがでています。
そんな程度なら最初から党意に逆らった行動をとりなおかつ執行部
批判などしなければいいのです。反小泉も腰の引けた形でとても
みっともないです。国民からは既得権を守るためにそいつらのお先棒を
担ぐ都合のいいやつらとみられています。膨大な借金で成り立っている
国家予算も政府を小さくしていからなければ、これから来る老化人口減
社会を乗り切れません。今回は参議院の役割がとりわけ面白く感じました。
果たして、今回の解散が議会のあり方としてどうなのかとてもいいケース
として論じていかなくてはならないと思いました。会期があれば解散
しなくても法案成立もできたでしょうに、法案を成立させるプロセスや
議会運営上もどうだったのか議論が必要に思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする