King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ギャングオブニューヨークとコブ斜面

2005年04月01日 01時53分26秒 | 日々のこと
ディカプリオの『ギャングオブニューヨーク』を
録ってあったものを見ました。
ギャングものというのも映画の定番です。それはなぜか。
貧乏人のレジャーというと休みの日に小遣いで映画を観る
というのが最大の楽しみですから。

貧乏人もリッチな人も現代人は忙しいのです。しかし、その
忙しさの間にやっととった休みをどう使いますか。お友達と
出かけるにしても街に出かけたら映画を見て食事をするという
別にいつでもてきるような事をやってしまうのはなぜでしょう。
映画も斜陽だというものの、次から次に映画は作られます。
その中で、このギャングものというのは貧しい中で、その不条理に
彩られた日常の憂さを晴らしてくれるという側面と、暴力に魅力と
カタルシスを見つける人がいるということでしょう。

そんな事を感じながらこの映画を観て、見ても何も得るものはない
時間の無駄だと感じつつ、キャメロンディアスだ、日本人にもこの
愛嬌というか不細工というかこんなつぶれた顔の子いるよなあなどと
思いつつ最後まで見てしまいました。何で最近大作といわれる映画が
こんなものなんだろうとも感じました。もう映画に『アラビアのロレンス』
みたいな物を求めちゃいけないのです。

その映画も、一月の元旦に行ったきり、全然行っていません。
最近は、スキーばかりです。
今年はいくらかうまくなったのか、コブ斜面が進化したのかまだ
答えを出していませんが、前もコブ斜面を下りることはできたので、
今のようにコブをコブの間を小回りで抜けていくようなすべりをしな
かっただけです。昔はもっとコブだらけのゲレンデでした。それは
それだけスキー客が多く、すぐコブになってしまったからです。

今では、カービングスキー発売以来、とにかく圧雪して大回りを楽に
滑り降りるという感じに変わりました。しかし、そんな道具の進化が
あったからか、スキー検定の一級の種目に不整地小回りと言う種目が
加わり、コブが滑れないと一級くれないということになりました。
すると以前とった人でも今や取れない人もいるのではないかという
もっぱらな話になりました。私は、昨年二級を落ちて、普通ならシーズン
インからどんどん検定に向けて受験や練習をするのでしょうが、私は
なぜか日本のその検定制度といい、日本のスキーがやはりおかしく
感じるほうなので、とにかく好きなように滑ることに重点を置いて
来ました。

もちろんうまくなりたいというのはあります。しかし、海外のように
一週間山にいて滑り放題山全体を滑りまくるというスケールの違うもの
を体験した人が、日本のゲレンデでは滑りたくなくなったとか、日本では
本物のスキーがでなきないという意見を聞いてしまうとなるほどなあと
感じずにはいられません。日本のスキーはなぜあんなスキースクールという
物に牛耳られるようになってしまったのか。スキー教室は、えらそうに
いつまでもスキーを教えてやるというスタイルのでいいのか。そもそも
誰もがデモになる必要はないので、金を掛けてまるで猿回しのサルのように
コブ斜面を下りられるようになればいいのか。

私としては、それらに全て答える方法として、楽しくあればいい。という
結論に達しています。普段仕事をしていては味わえない環境と感覚を味わい
最後はその印象を抱きつつ、温泉につかり人生の豊かさを感じる。それでいい。
とまあそんなわけです。それでも、二級を落ちたことに対して、今年の成績
をみるという感じで、昨年とまったく同じスケジュールで一年ぶりに同じように
どんな感じになっているか、他人の意見を聞く意味で受験をします。

もちろん、受かったらその上をまた受験しますし、落ちたら、そういうことかと
おもいます。去年落ちたのは、検定用のすべりをしなくてだと落ちた直後は
おもっていました。しかし、その後自分の滑っているビデオや写真で、自分の
欠点は自分なりに解り、今は修正できているつもりです。体力も昨年と比べ物に
ならないほど整っています。かぐらのコブくらいなら溝にそっても下りられます。
コブ斜面の下り方とその仕組みも解ってきました。ひたすら検定のみにこだわって
いないところが、ラゾンド流ということでしょう。

ゲレンデに行くと、スキー教室で技術習得に励む人や、ひたすらコブばかり
練習する人やとにかくみんなこま鼠のように同じところを滑っている人が
います。その同じ人を何度もみているということは、自分も似たようなもの
なのですが、人をそんなにさせるものはなんなのか。ギャング映画のようなもの
なんでしょうか。
コメント
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