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King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

裏切りの星野リゾート猫魔スキー場

2019年01月22日 23時43分22秒 | スキー

旅行で肝心なのはネットなどで色々調べ過ぎないことだと書いてきました。

まあそれでもそこそこは調べないと色々と最近はクーポンだとか割引情報があるから

最低限の事前調査は必要です。

 

昨年逃した星野リゾートを体験するツアーは今年磐梯山の噴火もなさそうだから今年

行くことにしました。星野リゾート猫魔スキー場は雑誌の記事や何よりバブル期の

華々しい記憶といつも目にする新聞の大きな広告など福島のスキー場は大変な賑わいと

喧騒があった事やその後のバブルの崩壊で運営会社がころころと変わり星野リゾートが

スポンサーとなったことで見事な再生を見せネットの口コミなどでもみんなが誉めそやす

状況でずっと気になっていました。

 

ネット予約でクーポンが配布され安い料金がさらに安くなるのを見つけて猫魔ホテルと

猫魔スキー場に行くことにしました。

 

前日ホームページなどをチェックすると驚いたことに猫魔スキー場は水曜木曜は閉鎖だといいます。

こんなシーズンの真っただ中が定休日のあるスキー場なんてあるでしょうか。

 

もはやこれは変更しようもないし、まあ周りにいくつもスキー場があるからよいかと出かけました。

猫魔とアルツは両方星野リゾートで共通リフト券やシャトルの運行もあるということでホテルから一番

近い猫魔が滑れなくても送迎があるだろうと思っていました。

 

ところが現地についてみると冬季は猫魔からアルツに行く道が閉鎖になっており、ホテルの送迎は

アルツへは有料となっています。

 

やはり現地についてみないと解らないことは多いのです。

 

猫魔は雪深くいつでもパウダーが味わえるという幻想も着いた日しか滑れず、着いてみると

印象はけち臭いという感じが強まりました。まず、駐車場はセンターハウスから遠く、センターハウスには

各宿泊施設からの送迎のバスが沢山止まっています。これは絶対送迎を利用しないと損だと思いつつ、

初日の猫魔は雪が重くてかたいモチモチとした感じの雪で快適ではありません。さらに、コースは

山一番上まで開いてるのに、そこに行くリフトは搬器が付いてないのです。


三日目の草津

2019年01月17日 23時53分16秒 | スキー

二日目が新雪で、三日目はよく晴れた晴天です。風が強いのがいつもの

一月の草津です。風か強く青葉山のリフトもいつもより遅い運行のように感じました。

本白根も山頂駅もくっきり見えます。青葉山のリフトの山頂監視所には富士山が見える

リフトと写真が出ています。何年も来ていますが、この位置から富士山を確認したことがなく、

本当なのかと思っていました。今年改めて今日なら見えるだろうとよく見てみるとあれのことかと

得心が行きました。ほんの僅か出ている富士山はよく知るあの山の稜線の形でなくほんのあたま

の事だったのです。渋峠の山頂の見晴らし台からははっきりと富士山と解る山容がみられますが、

ここからはこのていどなんだとみえてもあの美しい姿は見られないのです。今回よく見たことで

浅間山も見れることや新たな発見もありました。

他の人もあれだとか言い合っている姿がありました。

普段一月は雪の事が多いので見られるのは非常にまれでしょう。今日は青葉も端を残して圧雪され

奇麗に縦筋ができていました。風が強く、山から白い煙が立ち上る独特の風景にいつもの白と青の世界が

高まり、またあの失われた斜面の事を思わずにはいられませんでした。

体が冷えてお茶休みを入れるようになり、ロープウェイ山頂駅の居心地の良さなどを思いつつ

青葉山レストランで休んでいたら酸辣湯面ののぼりが妙にそそり、昼はそれを食べました。

1100円と麺の中で一番高いのですが、カツカレーなども1300円とみんなここは高めです。

今年はここまでもうバスが来ていませんから物資の運送やら暖房やら考えたら仕方ない

ことでしょう。昨日も雪上車でガスを運んでいる様を眺めていて大きなボンベを何本も

クレーンで吊り下げておろしていたのを見て食事もここでお金を落さねばと思ったからでしょうか。

 

あまりの風の冷たさに下の天狗のリフトへ移動してそのリフトを繰り返していたら

ついにスノーチュービングにお客が現れました。ただ、なかなかスタートせず、係員が

フックをティーバーにうまく掛けられないようで何個か逃したのちやっとスタートしたと

思ったら、ものすごい絶叫がします。そんなに恐ろしいのかと振り返ってみるとゆったりと

大柄な女の人を乗せた浮き輪がゆっくりと斜面を登っているのが見えます。さらに絶叫がして

浮き輪が止まったらしく、次の挑戦者が前の搭乗者と無事の再会を喜ぶように抱き合っていました。

いいお客さんだねとつくづく思ってしまいました。

 

レストハウスでも半分以上が中華民であり、昔のように大きな声で中国語の会話をするでもなく

黙っていると中華民とも区別のつかない人も多くなっています。ホテルでは意外と日本人が多く、

スキーでなく温泉だけに来た若い団体も沢山いたようでした。

 

前の記録を読むと五時まで滑ったと書いたものが多くありますが、コースが減少した今、五時まで

滑るのも体力的に三日滑るのも無理な感じがしました。体力の低下で堅い雪にはじかれたように

転倒したり、かつてはアイスバーンでも転倒などしなかったところで転倒して膝の上の筋肉が伸びる

ような感じがして筋肉損傷を感じました。

 

これは体力低下か技術の低下か気になりますが、怪我しないうちに早めに上がることにしました。


新雪の草津

2019年01月16日 23時54分23秒 | スキー

二日目は夜降った雪により新雪が楽しめました。

といっても10センチ程度でふかふかの雪を楽しめたわけではありません。

青葉山は圧雪されず降った雪が自然に風にパックされたようないつもの

状態です。このいつも雪が降り続く一月の雪の中のスキーは独特でこの

青葉山のリフトに乗っていると一人の時間にひたり自分のテーマに沿って

好きなだけ練習できます。

 

この日はただ、一応新雪なので、この新雪を全部踏んだら直ぐにしたの

天狗の壁の新雪も踏みに行きます。ただ、こちらはくりかえし半分くらいまで圧雪車が

入っていて急なところには雪が乗らず、風に研がれてカリカリがさらに

堅くなり、くりかえし私が滑ったところはアイスバーンのようになり

とてもなまじな板では歯が立たないというよくここにいつもコブラインができるものだ

と感心するような斜面でした。

 

一応新雪がなくなると気になることをひとつ果たすことにしました。それは

たまたまニュース番組で見たソフトクリームです。売っているところが限られた

プレミアムなソフトクリームという事で、海外でも人気でわざわざ外国人が

食べる人気の商品としてニュースで取り上げていました。池袋にあるところは

駅から歩くので時間がある時に食べてみようと思いましたが、天狗メインレストランに

もあったので食べてみました。昨日の途中の道の駅八ッ場ダムでも看板はでていた

のですが、店はしまっていました。

 

そんなこともあり、ここでもあるのならと食べたのですが、上り旗やポスターに出ている

写真とは残念ほどの小ささでなんだよという感じでした味もわざわざ食べるまでもない

というものでした。あれほど名物だとか旅番組で取り上げるものを食べる愚は犯すまい

と心に誓っていたのに、相変わらずなのでした。とはいえこれが旅なのです。

 

旅で出会うものなどたいしたことはないのです。

 

宿の食事も100種のバイキングなどといいますが、とても全種類食べるのは無理であり、

欲をかいて全種類になどと手を出しますが、するとどれも似たような食材で人気のものは

とりちらかされて本来の姿や食材のバランスが崩れてがっかりな感じになってしまい

これはとにかく最初に入らないと印象も違うと思いました。初日は稀勢の里の取り組みを見て

から行ったので満席の会場を開くのを待っている状態ですごい人に食材の減りもはやく、

食い散らかされた印象がどうしてもありました。二日目は人が減ったのと時間を稀勢の里が

引退してしまいもう見たい力士もいなくて食事時間とともに行ったので待ち時間もなくまだ手付かずの

出されたばかりの料理の群れに接したらまた印象が違いました。

 

ゲレンデはいつもこの時期出会う団体がいていつも見かける人がいてと相変わらずの様子です。

昨日は少ない感じでしたが、今日は時にはリフト待ちの行列もできる人の群れでした。ただ、2時も

過ぎると人がいなくなります。今季初めて見た風景としては中華民の団体は依然多いのですが、レッスンする

風景も中国人のコーチの団体がいてこれは初めて見る光景かなというものでした。

 

ソフトクリームだけでよそうとしたのですが、午後になり御成ロッジでコーヒーとあんこクロワッサンを

食べました。ほとんどのレストランの大概のメニューを食べているのでこういうものはまだ未経験と手を出して

しまいました。客はおらずコーヒーはぬるいという残念さがでる休憩でした。

 

天狗の壁を繰り返して滑っているといつもならジャンプ台とかミニポールのコースの所が閉鎖され

今期はスノーチュービングになっていました。昨日はこれを一生懸命整備していたようで今日から

営業となったらしく看板ができていました。ただ、入り口の林のところはアトラクションの入口には

見えず一人もお客はいませんでした。一回400円となっていました。昨年くらいから雪を見にくる

スキーの格好じゃない人たちが団体でいてそんな人を狙ったのでしょう。ただあまりに工夫が足りないと

いうか安易な変更に見られ、リフトまで遠回りさせられる不便さと最後のミニポールを奪われインバウンドに

走った割に成果の出ない所作に不満が高まるのでした。

 


結局始めは草津

2019年01月15日 23時54分16秒 | スキー

やっと休みを合わせて温泉とスキーの旅は例年よりひと月も遅く今となり、

場所もどうしようとさんざん悩んで一番回数が多く、もう一番滑りたい斜面も

無くなったにもかかわらずまた草津にしました。

 

昨年噴火してリフト料金は3000円でしたが、今期は4000円と高くなりました。

宿も高い感じで私が利用する10000以下何てどれだけオンライン検索しても滅多にありません。

 

探しに探して宿のホームページに安いのを見つけて予約して二泊しました。

二泊の休みをとり今まで滑ったことのないゲレンデと温泉を目指すというのが当初の

計画でしたが、なんでまた草津なんだという事ですが、これはそれだけ温泉の魅力と

近くてゆったりと過ごしたいという意識が様子を知っているところに予約させたのだと

思います。

 

結果から言うと私が予想した草津に二泊は意外と寛げないというか癒されのんびりと過ごす

というよりスキーで三日過ごすというには苦しいかなという感じです。

 

あれだけ三日ぐらいかけてのんびりしたいと願いつつ思い描いたスキー旅行もやっと目にした

一年ぶりの草津は雪が少なく、今までの中でもびっくりするくらい道も空いていてゲレンデも

人がいないのでした。なのにホテルは劇混みで食事会場には入場制限などあり、相変わらず

人気があると思うのでした。

 

昨年も泊まったホテルで食事の内容も昨年のことも思い出しました。このホテルでの不満を晴らすべく

ヴィレッジに宿泊したこともそのヴィレッジでは綿の湯の露天風呂に入りたくて今回の桜井にしたことも

思い出しました。

 

そんなこんなで今年は今までにない体験をしようと決意したのに結局またぞろ昨年と同じことを

していることと同じだから得られることも感じられる旅でした。

 

昨年と違い新コースもできていました。これは今までは火山ロープウェイの駅までシャトルバスを

町で動かしていてそこから先が冬季通行止めでした。それが今シーズンはロープウェイ廃止に伴い

バスもスキー場までになり、この国道をコースにしてしまったのです。で滑ってみると今までのコースより

短くて御成山につながっているので、青葉山から天狗山と短く出られ以前の下山コースでただの移動

のコースが効率よく移動できるようになりました。ただ上のリフトが止まって下に行こうとした時には

すでに閉鎖されていました。

 

一日目のゲレンデは雪が少なく、ところどころブッシュが出ていたり笹が出ていたりと注意が必要な

斜面で堅くカリカリの雪面でした。これは非圧雪のゲレンデでも堅くてでこぼこにされたまま硬くなり

とてもコブコブの深いところは入る気になれません。いつもの天狗のコブラインは出来ておらず不規則な

コブがあちこちにある感じで堅いもののこのあたりのコブなら普通に入れました。

 

ただ不整地にできた深いところはもう見ただけで入る気になれませんでした。

 

今までの記録をみてみると一年ぶりで訪れた時には初日はあっという間にリフト終了時間となったと

あるのですが、今回は夢中なり過ぎないように自制したこともあり12時からの四時間がたっぷり

一日分に感じました。以前は午後券でしたが、今年から四時間券というのができていました。

 

そして、宿に入り直ぐに温泉に向かうとやはり前回の有馬や他の温泉とは違う浴感があり、ここ

だけこの感じはまさに日本一の湯という感じがします。他の温泉だと宿に着いて入り食事して入り、

寝る前に入り、朝入ると何度も入るのですが、草津でスキーだと一日一回で十分で食事したら直ぐに

寝てしまうというここならでわの過ごし方になります。

 

 

 


オフトレとサマーゲレンデ

2018年08月07日 12時21分26秒 | スキー

私が毎日ランニングをするようになったのは、スキーのオフトレでインラインスケート

をやったことからです。

まず驚いたのはそのダイエット効果でした。普通、走ったりバイクを漕いだりする有酸素運動が

良いというのは聞いていましたが、それらは実にきつい運動です。それがインラインスケートなら

楽しいという事と新しいスポーツでチャレンジする心が時間を忘れて上達という喜びを感じながら

運動できたのです。そして、三十分もやると汗だくとなり体重が落ちているのです。

 

問題はどこでもできるものではなく、やる場所が必要となることです。

私は近所の駐車場や公園などを色々滑り、夜などは西武秩父駅の駐車場など照明がある舗装地を

求めてうろうろしました。

一番良かったのはミューズパークのサイクリングロードでこれは距離と道路変化ともに抜群でただ

唯一お年寄りの歩行者が沢山いて邪魔だったことです。ただし、よいことばかりは続かなくて

雨が多い季節や落ち葉の季節は滑って滑走できません。するとそんな中多少の雨でも走る人々がいて

自分も走れるかという疑問が湧いてきました。端から端まで走ると3.3Kもあり、往復すると6K以上と

かなりの距離です。以前のジョギングでは4K程度しか走っていません。

 

ですが、インラインではこのコースを2ないし3往復するので、走るのも当然できるはずだと思いました。

自分も10Kという距離が走れるのかという疑問と憧れのようなチャレンジする気持ちが出てきて二往復

にチャレンジしたのでした。

 

今ではこの公園はあちこちでスケボー、ローラースケート禁止の張り紙があり、もはやインラインも

堂々とは出来ない状況です。

 

かつて、このインラインスケートを始めたころ、サマーゲレンデといわれる人工芝を敷き詰めて

やる芝スキーがあり、その他スキーとは違う器具を使うものとしてグレステンスキー、プラスノー

などがあり、今でも関東でも四施設があります。ただ、施設からしてみても冬場の雪がない時にも使う

ことができるかぐらのような施設が一番ベストなような気がします。

所謂ピスラボというプラスティックのマットをしいてそこをステンレスのソールの板で滑るのですが、

茨城にあるアスパイアなどはコブのコースもあり、これは一年中コブレッスンができる優れた施設だと

思っていたら、かぐらのサマーゲレンデにもコブとウェーブがあり、かぐらの有名コブスクールは夏でも

レッスンを始めました。

 

ネットで見ると生徒が80代というなんとも言えない世界となっています。

 

夏このこぶをこなせば雪の上でもコブが滑れるかと思わせるこの緩い斜面のコブです。

 

興味はそそられるもののインラインでのトレを経験した身としてはあまり意味はないと

いう感じです。

 

ただ、ミューズパークにはアスパイアのようなコースを作ってもらいたいと思います。

 

斜度もあり、夏場はピスラボで橇などの子供も大人も遊べるものをセットにすれば

観光地としてのレベルアップにもなるし、オフトレの地として首都圏の近くにあれば

多くのスキーファンを得ることもできます。冬の人工雪ゲレンデとセットで今後の開発を

計画してもらいたいものです。


再開していたなんて

2018年06月05日 13時51分07秒 | スキー

今年は5月27日にかぐらが終わり大方の方はスキーを

終わりにしたと思います。

私も四月くらいはまだ滑り足りない欲求から今年は

まだ山スキーなどに行くべきかと滑れる雪渓などを

見ていました。

そして、同様に気になるのは今後の草津の展開です。

早々に火山ロープウェイと上部のゲレンデの廃止を決め

名前も草津温泉スキー場に変えて過去からの決別を意識した

行動ですが、それでよいのか、今後またあの本白根で滑ることは

もうないのかとずっと考えない日はないのです。

そんな事から色々と昔よく読んでいたスキー関係のブログなどを今更検索してみて

みるとまだ皆さん元気にスキーを続けているようで大変懐かしい思いを

しましたが、こういう行動はよくないと前にも書きました。でも、その結果

思いがけないニュースを目にしました。

私が知らなかっただけですが、やはり今季限り閉まるスキー場とか閉鎖予定の

スキー場はあり、身近な湯沢や沼田のスキー場もなくなるとあり、諸々郷愁の

彼方にかすんでしまうのかという寂しさを感じふと見かけたのが、万座ロープウェイ

の記事です。廃線ロープウェイを集めた記事にみつけかつては万座朝日山から

白根山にかけてロープウェイがかかっていたことを知りました。今の草津火山ロープウェイを

復活させるよりこれを復活させる方が可能性があるのではないかと考えました。

そんな妄想がさらにもう一つの現実に目を開かせました。そのページに載っていた

アライが復活していたという記事です。

今年、いや今シーズンからのオープンでロッテアライスキーリゾートとして

ほぼ前のアライと同じようにゲレンデを制限したりフルオープンしたりという

うれしいスタイルのままで復活したのです。

この先のシャルマン火打にいつか行こうとしていたもののアライが復活しているなら

その前にまず行かなくてはならないという感じです。新雪に埋まり窒息の可能性を

最初に感じたのがこのスキー場で新雪では流れ止めも必要と心したのもこのスキー場

なのです。実際リューシュを備えたのは八海山深雪スクール後の北海道ツアーに向けて

手に入れるに至りますが、その後腰パウぐろらいでは驚かなくなり新雪の楽しみ方も

変化してきた感じです。それでもあのゲレンデが復活したと知るだけでワクワクとする

出来事です。それも今シーズンは知らずにいたなんてなんてもったいないことでしょう。

次のシーズンどれだけ日程をつけられるか解りませんが、ぜひ出かけたいと思います。


今さらユーミン、二日目は土曜のガーラ

2018年03月24日 23時31分40秒 | スキー
今さらユーミンという題の通り、何十年も気が付かなかったというのは
スキーについても同じで、それでも当時毎日ユーミンが流れる環境であり、
それなりに楽しんでいたのは事実で、それと同じにスキーで毎年
コブを滑りそれが全く進歩もなく普通に降りられることもあったりそれが
なぜか解らず、コブもストップがかかる春の時期の雪で滑れるようになると
思ったりしました。昨シーズンのガーラで雨と霧で視界も悪く下までコースが
見通せない時に下まで普通に降りられたことからコースに対する恐怖心が
何かを見落とさせていて本来小回りで降りられる斜面はコブだろうと降りられる
のではという思いを抱くようになっていました。それをまた同じコブラインで
解明しようというのが今回の湯沢行きの一つのテーマでもあります。

昨年、あふれる東南アジア人で賑わっていたガーラは土曜ということで
下の駐車場もあと数台で満杯という賑わいでした。あまり報道されない
湯沢の状況も今年になり、東南アジア方面に売り込みを行い専用スタッフなど
を雇い入れ雇用と観光ともに東南アジア人の呼び込みをしているという
ことでした。

朝前を通ったかぐらの駐車場は満杯で久しぶりにこの大きな駐車場が満杯になる
様を見たように思いました。この先湯沢はもっと人であふれていると覚悟した
ものの無事下の駐車場に止められ9時台に上に上がれました。
8人乗りのゴンドラは乗り込みの行列があったもののそんなに待たずに乗れ
思ったほどの混雑もありません。昨年はお昼近い時間帯にもかかわらず
リフト券売り場がすごい行列でしたが今回はカウンターに人はなく混雑の具合
からするともうシーズンオフという感じなのでした。

そう思って上がると下山コースはまだオープンしていて南エリアもまだ営業して
いました。昨年利用した三山連絡はもう終わっていてこの券は何の割引もないと
思っていたら今年みたら三山パスもシニア割引や昼付きパック券など色々とあり
準備不足でそれらを逃しただけだったと知りました。それならトップシーズンは
積極的に利用した方がよいし群馬県のやっているように各スキー場のスタンプを
集めると何か特典があるというのも自治体として展開すべきと思いました。

上に上がると橇エリアは昨年見たような人の群れはなく、そのコースの状況も
見れ、それが大人も楽しめるような規模とスリルのあるコースだと解りました。
スキー場は人は多いものの一人で滑っているとおひとり様レーンがあり全く
リフト待ちもなく滑れるのでした。

南エリアは人気がなく人もあまりいなくて午前中はここを滑りました。
コース図を見るとコーチの上から南エリアに滑り込めるとなっていてそれを確かめに
コーチに行ってみました。今まで何回も来ているものの私が通ったころはいつも4月以降
で南エリアはクローズしていてコーチの先はなかったように思います。今にして思えば
昨年もこのコースは開いてなかったように記憶しています。
しかし、南エリアで見たコース図にははっきりと出ていてこれは行かなくてはと
思ったのです。260万ダラーというこれまた中途半端な名前です。
しかし、行くとコーチはまだコブができておらず南エリアに行くコースも固く閉ざされ
かつて開いていたのかもわからないような状況です。ゴンドラの頂上駅のコース図には
しっかりと閉鎖と書き込まれていました。

それを確かめるとよいよ昨シーズンの降りられたのに降りられなくなったコブを
確かめに行きます。今までラインが光が射したかのようにはっきりと見えること
があり、それが何なのかは解りませんでした。そして長年その成長を阻んでいるのは
体力や筋力のなさや恐怖心やズルズルドンという逃げのような滑りを覚えてしまった
ことから来ていると思っていました。

昨シーズンはいろいろな体験から長年の懸念があと少しで晴れるという感じでしたが
今年はこのユーミンの曲(この曲の誤解については前日の記録をお読みください。)
と同じでそれが何だったのかはっきりと理解できるところまで
今回の滑りで解りました。

今回も最初は普通にしたまでコブのラインを行けました。

段々人が増え昼になり雪解けもありコブが深くなって雪も走るようになりだんだん難易度
が上がり出すと下まで通して行けなくなりました。それで一旦昼休みにし1時近くに食事
場所に行くとどこも満席で席がありません。下まで一回降りて飯にして食事していると
下山コースの終着点で雪遊びする人がいてわざわざレンタルしてウエアと長靴と橇を携え
ロープウエイに乗らなくてもここで初めて見る雪を触るだけで満足の人もいるのかもなと
思いそれらの人を眺めながらここはいろいろな利用法があるなあと思いました。

リフト上の会話でも温泉について思い入れを語る人やゲレンデ情報や宿情報より温泉が
重要だという会話など日本人の風呂好きがうかがわれるものが多く、スキーとセットで
楽しめる日本の優位性とか新幹線という世界一の鉄道でそれが都心とつながっているという
特異性などまだまだ地元の人も気が付いていないポイントがあると思いました。
長年都心とつながることばかり見てきた人達は最近増えた外国人を取り込もうとして
世界のブロガーなどを招待したりして宣伝に努めだしました。しかし、もっと自分たちの持って
いるインフラを海外に紹介するだけでもっと多くの人が来る可能性があります。

今地方の空港はやっと海外との直通便に乗り出した状況で空港からバスで温泉地に直行
させて観光やスキーにより利便性をもたせるなど余地がたくさんありやるべきこと
のようです。しかし、今湯沢がやっているのは雪の村の生活を都会の人に味わってもらう
ステイ型の体験ツアーなどで自分たちの生活を理解してもらいたいという意味は解るものの
もはや東京を向くこともないのではという気もします。世界からLCCで来ることを考えれば
東京や大阪に着かなくてはいけない理由はないのです。新潟空港にアジア各地から直接
乗り入れ温泉とスキーに特化した旅を積極的に売り出していくべきです。

さて、午後になると長年の懸念についに答えが見つかることになりそれだけの事かと
あきれるばかりの簡単なことだったのです。
それは何かというと斜面の恐怖心や怖気づいて身が山側に倒れこんでいたりして
本来の小回りのターンが忘れられてしまうことです。何かと溝をなぞってしまったり
そのスキーと同じ向きに体が向いたりしてスピードがコントロールできなくなり
コブから飛び出したり転倒したりしているのは皆エッジングの後コブの頭で切り返し
トップからターンに入るという普段やっていることがなくなりコブの溝を辿り出すと
もう速度とタイミングが合わなくなりただずり落ちるのをエッジで耐えているだけと
なリターンでなくなっているのです。コブの頭までにターンを仕上げてエッジをコブの頭で
切り返す時にはしっかりとターンを終え次のターンに入っていくリズムを意識して
滑れば単に溝を辿るよりコントロールでき板の前後を意識して使えば、あの板をパタンパタン
言わす滑りもできるのです。

一番いけないのはコブの頭で回るというターンになっていることです。コブの頭で板を
切り返しているだけで回るのはあくまでコブの底です。それを忘れているのでターンが
出来なくて滑れなかったのです。今回初めてそういうことだったのかと理解したのでした。
まったくの誤解と誤った解決法を試していて滑れたのは春の雪のせいというのも誤った
感覚でコブの底でターンするという基本を忘れただけです。

時にそれをよく知る人が何気なく普通に降りていくのを見てああ言う滑りがなぜできないのか
とよく思ったものでしたが、そういうことだったのかという感じです。そしてまた一つ解った
ことは無心に楽しむ大切さです。別にオリンピックにでるでもなくなぜそんなにスキーを
したりバスケットをしたりしているのでしょう。他の人が皆そんなかつて夢中になった
事を歳とともに忘れていきスキーにあんなに昔行ったのにいつしかやめてしまうのはなぜか。
部活でやったバスケットもやがて皆辞めて行くのに自分は未だにやっていてスキーにしろ
バスケにしろなにか毎年進歩があるような気がしてその自分の成長がある以上やめては
いけない感じがします。昨年長年のバスケット関係の知人が亡くなったのですが、一周忌と
なり追悼によせるバスケット関係者の思いを聞くと彼もやめなかった人だったなという
思いをしました。

彼はバスケットの指導という立場であり、私は未だにプレーヤーとしてかかわり注いだものは
やはり好きだからという単純な動機であり、それが突き詰めてオリンピックや競技としての
トップを目指すものではないものの続けることで何か答えが返ってくるような気がして、
誰に褒めてもらうためでも誰かに見せたり訴えたりするためでなくひたすら自身の得心の
ためだというそれだけのことがそれこそが大事なのだという思いがします。一時はそんなことより
楽しいからやるのであり、レジャーやリゾート感覚を大事にする方向に向いた時期もあり
ましたが、できないことができるようになるという単純な喜びだったり技術が進歩する
自分の理解の深まりだったりただ良い休日にするということにとどまらない喜びがある
のではないでしょうか。

だから今回やっと解ったコブの滑り方も解ったからとはいえ終わりにはならないのです。
とにかく夢中でいられるからスキーもバスケットも終わらないのです。普通の人は
部活で試合に出てやりつくしたと感じいつしかそれでもう競技する機会もなく
思い出とともに終了となり、スキーも青春の思い出としての一場面で終了するのが一般的で
それが一級とったからとか上級者コースやあのコースを攻略したからとかなにかしらの
やり切り感だったりを感じてやめていったのでしょう。
終われる人もいれば終わらない自分もいる。しかし、夢中で無心になれるものを持つことが
大切なんじゃないでしょうか。
これがユーミンの地で感じたことです。

今更ユーミンの地に

2018年03月23日 23時55分43秒 | スキー
何十年もの間間違って聞いていたユーミンをかけ
かつて聞いたユーミンのライブの地に来ました。
と言っても滑るのはかぐらで泊りが苗場の近くの
宿です。

最初初日にガーラで足慣らしをしてから本格的に
かぐらで二日目を迎えようとしましたが、明日は土曜日で
駐車場が有料になることや混雑を考えて反対にしました。

今日は一日雪の中で滑りました。
かぐらはまだトップシーズンの様な感じでまだコブも
育っていません。とはいえ凍った雪の上に10センチ程度の
新雪が乗る状況でこれは全く下が解らずどんな雪面の上に
積もったのか予測してかからないとこの時期あまり人が
踏まずにそのまま溶けて巣の入ったような雪に新雪が乗る
ところに思いきり踏み込んで足がズポッとはまりその勢いで
谷側に倒れようものなら膝を手ひどく痛めてしまいます。

というわけで新雪だからと誰も踏んでいなそうなところは
おいそれとこの時期は入れないのです。しかし、おおむね
どこも固いうえに積もったらしくそんなに苦労する斜面も
ない感じでだんだん上に行くとゴロマは昨シーズンよりも
さらに場外規制線のロープが少なくなりみんなリフト下に滑り込んで
来ます。

私はコース外滑走禁止は依然守りリフト右の斜面には出ません
でしたが、林間に入ってみますとサラサラの新雪が楽しめました。
それなのになぜ固い人が滑った跡の多い斜面に出るのでしょう。

そんなことを思いつつゴロマは二時に終わってしまい、次に
テクニカルとジャイアントに行きますが、ここも田代連絡が
三時閉鎖なのですぐに田代に移り、そうなるとあとはリフトが
終わりとともにロープウェイに追い返されるようになります。
ロープウェイまで行くのに三十分はかかりますから、実質
三時になると移動ばかりになる感じです。

でもこの時期まだ新雪滑走が楽しめるという夢の様なゲレンデ
であり、この後まだ二ケ月もシーズンがあるというゲレンデが
日帰り圏にあるのですから何ともありがたい限りです。

この都心からもアクセスのよいゲレンデは土日と平日ではまるで
様相が違い、心地よさも平日にきてこそなのです。土日では
駐車場が有料になったり、リフト待ちやら食事場所などどこでも
混雑がひどくかなりの苦行となります。さらに車だと渋滞が毎度
あり、この上ない苦痛が重なります。

それなのに相変わらず毎年繰り返されるこの無駄な混雑に
何とかしようという気は起きないのでしょうか。

かつては通勤割引という平日のスキーには強い味方がありましたが、
なんと今は休日割引ということで土曜と日曜は割引になるという
まるで逆のことをしているようで混雑を助長しているようにしか
思えません。

トップシーズンの様な良質な雪も三時になるとぐずぐずのシャーベット
状になりあのサラサラの雪はまるで夢の出来事だったかと思わせる
変貌ぶりです。

それでも最後ロープウェイの下の斜面を何本か滑り四時のロープウェイで
下山します。

いつも日帰りだと六時に出てきて八時台のロープウェイに乗り
ひたすらコブを滑るという感じですが、泊りだと10時について
滑り出すのは11時とまあゆったりスタートです。これだとリフト
移動ばかりが主でひとつのリフトに繰り返し乗って同じコースを
滑りこむなんてこともありません。

これが来月になるとコブしかもう滑るところがないのでかぐら
から登ってコブだけ滑るということになるのですが、となると
移動の長いかぐらよりロープウェイとリフト一本でコブコースに
アクセスできるガーラはゴールデンウィークまでコブ練ができ
インターからも近く優位性があります。

それに交通手段が新幹線直結という利便性の良さで各旅館から
送迎もあり温泉も選び放題です。

さて、今回いつものさくら亭でなくわざわざ苗場にしたのは
直前になり予約したので直前割なるものが使えたのと食事が
ちょっとそそる感じがしたからです。でもこの時期というのは
宿では危険をはらんでおり、子供連れが多くいてそれだけで
いつもの平日のスキーと温泉旅気分を損ねかねないのです。

トップシーズンもやかましい外国人団体客に遭遇し、へたに
大きくて団体旅行向けの日本の温泉旅館では不快な思いも
するものです。そんな中で安くてよい宿というのを発見して
利用してきましたが、今回はさくら亭のグループなのでまあ
良いのではと思い予約したのですが、以前から何度か湯には
入っていたので建物自体もそんな知らないところではないと
いうことである程度安心感があったのですが、案内された部屋は
いつも泊まるところと比べて狭くて造りがかつての合宿宿のような
安っぽい造りでした。

それに以前来たイメージよりこじんまりしてチープなイメージが
しみついてしまいあんまりゆったり感とかリラックス感とか
いつもの旅行気分にならない感じでした。風呂は二カ所あり
スキーロッカーも完備していてスキー宿としては申し分ない
のですが、三階しかない建物は窓から屋根しか見えなかったり
高層のリゾートマンションに見下ろされていたりと気分が
すっきりとしないのでした。

食事会場は狭いところに平日なのにやはり家族連れが多く
にぎやかでした。それでもすき焼きは食べ放題だし、カニも
ありでこれはいつになく食べ過ぎてしまいました。普通ビュッフェ
の鍋などというと具材もおざなりで手抜きをされたような代表が
鍋ですが、今回は逆にこう来たかという感じでした。

確認したスキー技術と草津の雪

2018年03月09日 23時56分55秒 | スキー

予報通り、二日目も雨でした。

気温も上がり、雪質も期待できません。なのに朝一で起きてホテルの朝食を

食べたら直ぐスキー場に向かいました。9時に滑り出すとゲレンデには誰も

いません。しばらく、リフトも私一人でいくら雨でもまるきり貸し切りで

私一人のために以前だったら申し訳なくプレッシャーを感じたりもしましたが、

今回は自分のスキーに課題を感じてよりレベルアップできるような気もして

とにかく一人だろうが他の視線など気にすることもなくどのようにしたらコブ滑りに通ずるレベル

アップになるかひたすら小回りをしました。

ひとりでいるせいかリフト係も顔を覚えたのか天気の悪い日ばかりくるねとか

雪の具合とか乗るたびに話しかけられました。

天狗のコブラインはコブの底から溶けていて大きくブッシュが露出していました。

雨に濡れ雪は滑らず、踏まれていないところは巣が入ったようなボコボコ雪で

とても滑れるようなものではなくなっていました。スキーの直前にみたDVDでは

私が思ったラインどりと違い、スキー教室でよくやるようなバンク滑り的なラインと

それより内側の直線的なラインとを示していて、コブの底に板を下すようなものは

ありませんでした。それでコブを滑ってみようと思ったきっかけのskiTVの丸山貴雄の

滑りをもう一度みたら私が何度もこのブログで書いたズルズルドンはいけないという

その上の滑りにつながらないばかりか恐怖心の克服にもコブの征服にもつながらないと

いう思いとは違うものを発見しました。それはスムーズな彼の滑りにもコブの斜面を

ずらして降りる部分があることを発見したのです。他の技術選のビデオもみてみると

コブの頭から板を横にしてづらして降りる部分が他の選手にも見つけられます。

もちろんすべてのコブで全部コブの向こう側の急斜面を削りながら滑っているわけでは

なく制御の一つとしてずらしも入るという当然の技術であり、コブの切れとか他に見せる

技はいくつもあり、そのための準備で全体を整えるときに当然の制御の一つとして削り下りる

のも決して責められるマイナス要素ではないという認識になりました。つまりは場面に応じて

適切なターンをしていくということで逆ひねりだとか順ひねりだとか両足操作だとか言葉付けや

適切な技術というものよりとにかく安全に余裕をもって降りることに尽きるのではと思うのでした。

雨は昨日より強くはなく、昨日感じた自分の癖を意識して小回りをしているとやがてスキー教室の

教師たちやいつも見かける人たちが現れゲレンデも他の人のシュプールが付くようになりました。

細い二本のエッジ痕を残していく人も現れ、私も大回りを試したりして自分でもああいうのは

簡単だという納得もし、昨年よりよりターンのスピードが上がったことや切り返しに上下動を

使ってしまっているところなど課題や昨日発見したものには修正できたような次につながるものも

感じつつ次にはよいよ春のコブシーズンを迎えられるような期待も持ちました。ただ、自分の癖を

発見したのでこれを修正するためどんな練習が必要かまた他の人の意見も聞きたいような気になり、

やはり二級の合格証は見つけないといけないのかなどと考え昔はあった掲示板で技術論とかスキーに

ついて語り合えた場がないことなど思い、次の一手を考えるのでした。


ブリジットジョーンズの日記的草津

2018年03月08日 23時54分56秒 | スキー

一時期は真の上達を目指し、スキースクールに入ったりしてバッジテストなどに

挑んだりしましたが、その全体のシステムやスキー理論などころころと変わる教程と

かかわっていても真の滑りとか求めるものに辿り着けないのではと思いしばらく技術系の

情報とも間が空いていました。

スキージャーナルの破産の情報から昨年買ったスキー雑誌の付録のDVDを見てふと思ったのは

自分のスキースタイルと技術がズレているということです。

昨年の雨のガーラで感じたことや久しぶりに滑ったスーパーオリオンなどで長年の疑問やひとランク上に行くための

ヒントがあったように感じましたが、昨年感じた自分の下手さにさらに愕然とすることが今期は感じられたのです。

それは昨年長年滑れなかった急斜面のコブラインも目線と恐怖心さえなければ滑れるんだという単純な思いから

そもそも滑りの構造を変えないといけないかもしれないと思い出したのです。

そして技術的にはとにかくskiTVの丸山貴雄の滑りを見てどうしたらああいう滑りになるのかという強い興味を

抱きテクニカルコーチのコーナーの滑りをやってみようとスキーに出かけました。

残念なことにこの日からどこも雨の予報でかなり強く降るとなっていてかろうじて草津だけ雪の予報だった

ので草津にまた出かけました。

そして、昨年気が付いたことよりさらに愕然とすることに気が付いたのでした。

それはとにかくコブ斜面さえ滑れれば自分に滑れない斜面はないとコブに挑み続け

コブキャンプなどの教室に通ったりして降りられるようにはなったけれど急斜面のコブ

などはいまだに手ごわく年を取るにつれそれらに挑むより新雪を繰り返し滑ったり

温泉に浸かったりを重視し年齢と体力のせいにして上達というものに興味が薄れていたのが

それでも長年あと少しで謎となっている部分にアクセスできる感じがしていたものがその前に

自分のスタイルのせいでとんでもない癖がついていてとてもこれでは上達などというレベルの

話ではないことに気が付いたのです。

もともと自己流で身に付け所謂上級者コースが滑れるから自分は上級者なんだと勝手に

信じ込み、それが所謂基礎スキーの人たちから否定され、バッジテストなどに挑むことに

なり、同じ時期検定を始めた人がクラウンまで取るのに自分はいつしかそれをやっても上達とはいえない

と二級をとっただけでやめています.クラウンを持つ人が転んでしまうようなところも私は

滑れるというシーンを八甲田山のバックカントリーやニセコなどでは実際にしているので

実際的な滑りができればそれでよしという思いはあったのです。カービングスキーがでだした

ころ矢鱈とズレとかカービングとか雑誌にも書かれ、カービングターンができると上級という

認識があったかと思います。

今でも二本の細いエッジ跡を残すターンの人は得意げに大回りをしています。

私はこの細いエッジ痕を残すのが苦手でそれよりとにかく急斜面のコブが降りられる方を

優先していました。今のブーツにしてから、それらのエッジ痕は大回りならふつうにつく

ようになり要はエッジなりに滑るのなんか簡単だというばからしい結論をつけさらに

自己流に拍車がかかったようです。

そのコブ斜面も要は普通に小回りができればコブも降りられると感じ、それを阻んで

いるのは恐怖心だと思ったのが昨シーズンで今年軽井沢で滑りコブ滑りも新段階を

迎えたようでした。

それが、今回草津で圧を強めた小回りをしているうちに自分の滑りの欠陥を見つけた

のです。

そもそもこのブログにも書いているズルズルドンでコブを滑る弊害をいつも書いてますが、

問題はそこではないようです。

そのズルズルドンを始めるきっかけは万座のコブで階段状になった細かい急斜面のコブで

コブの頭で板を切り替え底にドンと落ちる繰り返しで降りられると発見してこれで降りる方法を

掴んだと思ったのです。そして、コブのビデオや雑誌の記事にもそのような逆ひねりによる滑り

というのがよく載っていました。これだと体力があるうちはいいのですが、消耗の激しい春の深い

コブだとドンと落ちた時にその衝撃とひねりを戻す立ち上がりが出来ずに破たんしてしまうことが

多くなり筋力と体力をつけなくてはいけないと感じたのです。その後、毎日13Kを走る体力から

体力に不安がなくなったころでも筋力を消費してしまうズルズルドンでは滑りきることができず、

やはり滑りを根本から変えないといけないという課題になっていました。この日草津は予報通り

雪でしたが、午後には雨になりました。湿った雪はとたんに走らなくなり、滑っている人も少ない

状況で自分の滑り跡をまじまじとリフト上から観察できました。それはある癖があり、すぐにわかり

ました。そしてそれこそが自分のスキーの欠点であり、修正すべきものとしてあげられると思いました。

私をスキーに連れてってで有名なセリフでターンの時内足を引き付ける癖直した方がいいよというのがあります。

つまり、パラレルターンこそ上級者の証なのですが、当時最初はボーゲンで足を広げて滑っているの

ですが、それがなれてくるとターンの時だけ開くシュテムターンに移り、やがて開かなくなるパラレルターン

となるわけです。小さい子がどんな急斜面でもどこでもパラレルファーレンで降りてしまうのをよく見ますが、

実用的にはボーゲンができればどこでも降りられるのです。しかし、ゲレンデで上級者と認められるのは今では

いわなくなったウェーデルンができて真の上級者であり、憧れのスタイルだったのです。

だから足を開かないでターンができるというのは上級者の入り口で内足を引く付けるというのは上級者に至らない

レベルを意味し、越えるべき壁の存在を意識させます。

まず私がターンを覚えたのは急斜面で斜滑降とブルークターンを覚えたのがきっかけです。これにより山側に足を開き

ターンを始めるという練習からパラレルターンにつながっていったのです。

斯様に一つの目標としてあり、人によるとこれができるようになると人はスキーを友として一生お付き合いできるもの

となるという人もいます。しかし、この説には私は疑問符が付きます。その説によると毎年スキーに通う人のほとんどが

上級者ということになり、ゲレンデで見る人はパラレルで滑っているかというとそんなことはありません。昔一緒にスキー

をした仲間も子育てや仕事に追われゲレンデに通うより他にやることがあり今更という感じの人や一級をとりやりつくした

かのような気分になりなんとなく足が向かなかったりという話を聞きます。80年代から90年代はバブル崩壊の後でファッションから

ライフスタイルと強烈な変化があった時期です。その頃のスキーファッションもやたらもこもこしたダウンの短い上着とかピタッとした

パンツと花柄の模様がV字に付いたような肩パットの入ったものとかとにかくその時期のものだと直ぐにわかるものを未だに着て

いる人をたまに見かけます。それらとパラレルターンとの因果関係はないようです。

今では最初からエッジを傾けるだけでパラレルターンができるカービングスキーの登場で教え方も楽になったのかと

思いきやゲレンデで見るスキー教室はいまだにブルーク姿勢でのターンをやっています。半面雑誌のデモのスキー姿勢

などをみると明らかに進歩ともいえるべき変化が見て取れそれを確認するためにもスキー教室に入って確認した方が

いいのかとか思い、改めて二級の合格証をさがすと直ぐには見つからないのでした。

なくも今更困らないし、それでも一級を受験するには必要だというし、デモのスクールだと一級所持が条件だったり

するので少し気になります。

結局、この日は下着まで濡れるほどビショビショでスキーシーズンで一度は雨になるものですが、明日の予報も

雨なだけにやっとあらわになった自分の課題修正のめにもひどくならないように願い宿に向かいました。


コブは凍っているうちに

2018年02月28日 23時54分26秒 | スキー

長年の懸念のコブ滑りも昨今は温泉とスキーリゾートに逃げ

春のかぐらで滑るだけとなっていました。昨年の雨のガーラで

自分の中にあるコブに対する誤解が解けた感があり、またSKITVで

スキースタイルレッスンをみてズルズルドンではじめたコブの失敗と

小回りさえできればコブもokという意識が起きてとにかく確かめたい

欲求に駆られまた軽井沢に日帰りで出かけてみました。前日みた軽井沢に

住んでいるらしい人のブログによると今年三十日目にしてはじめて

浅間コースを滑ったというのを発見して、実に幻のコースであり貴重な

体験とつづっていました。それを見て地元の人にしてそう思う貴重なところ

ながら私は今回も二回目にして二回ともこの浅間コースをすべることが

できました。今回は前回ほど隠された風な入り口でもなく、前回ほどありがたい

感じもせず半分は緩斜面をだらだらと滑ることになり一度しか滑りませんでした。

そしてコブ斜面に向かい思った通りの降り方をしてみるとあまりしっくりこなくて

前回の方が普通に降りられたなあと思い他のところのラインコブや浅間の下に

発見したウサギのコブなどやってみると小回りというよりコブの底にただ板を

落とし込むだけで普通に降りられなんだか余計謎が深まったかのようです。

この斜度とこの短いコブだからなのか納得いかない結果とそれでも長年の懸念の

是正のきっかけにはなったかという両方のせめぎあいの中本格的なコブのある所に

今度は行こうかと思いました。

 

 


白濁の湯にうっとり

2018年02月22日 23時54分41秒 | スキー

昨日の滑りは食事の時に飲んだ甘酒で頭がポヤポヤとして始まり、

あまり調子の出ないまま軽井沢で感じたしっかりと一日滑るよりまた

のんびりリゾート感覚に逃げるのかと思いきや滑り出したらいつのまにか

頭のポヤポヤ感も飛んでひたすら同じ斜面にただ繰り返し何も考えず

いつしか時の過ぎるのももろもろのストレスも周りから見られている感じも

全てを無視して滑り続けることのみに集中する時間となり、食事の後すぐに滑り出しリフト終了まで

無心に滑り続けました。これはかつてのリゾート重視路線から脱却のようでいて実は重大なミスも

含んでいたのです。昨日の時点ではやはり前回軽井沢で復活したと勝手に思いそれは思い違いでなく

今回も滑りに徹したとよい方向にとり湯に向かったのです。そして、一年ぶりのヴィレッジの湯は

私の前の夫婦が湯の入口に着いた途端ワッと大声を出したので何事かと目を湯の入口にやるとその

声の訳が湯の玄関口に脱ぎ散らかされたスリッパの乱雑に散らかされた様子から発せられたものだった

ようです。その後、すぐ職員が現れてその脱ぎ散らかしたスリッパをそろえている中、私は別にその

多さにたじろぐでもなく、自身のスリッパを下足棚に入れ中に入りました。さっと衣服を脱いで湯の

入口の戸を開けるとその光景に思わずやったという驚きと喜びの声が心にもれました。それはひと月に

一度あるといわれる湯畑の掃除後に現れる白濁の湯となっていたのです。他の人々は知らぬのかこの湯を

見ても何の感想も感嘆の声も漏れていませんでしたが、私はもうその色を見てからずっとにこにことうれしさが

あふれてきてしまうのでした。前回の桜井では綿の湯も青っぽく白さが乏しかったのに対していつもの綿の湯よりも

真っ白な湯でした。湯ではいつもの温泉の風景と違って若い男性グループが多く、日本語と中国語と見るからに

西欧人風の人たちと国際色豊かな風景で耳に入る言葉はほとんど理解できない会話ばかりでまあ判断しない

何も聞かずとにかくこの湯を楽しむという気になりました。

ここの湯の最大の良い点は私の好みの温度のエリアがあり、そこはいつも空いているのです。草津では露天風呂でも

源泉掛流しのところが多く、湯船からの塩素臭など感じません。時に硫化水素臭も強い時がありますが、それは

逆に温泉に入っているという満足感を感じる人の方が多いようです。それより私はこの私好みの温度にピタッと

合っているというのと今回はそれが真っ白だったという贅沢な感じに大満足です。

しかし、この入浴でこの日夢中になって滑ったことによる後遺症が出ていることを意識しないわけにはいきませんでした。

それは普段現れない膝のひねりにより筋肉痛でなく膝痛という厄介な症状がありました。天狗のコブをやったり

反発の強いターンを小さく繰り返した結果です。初日に調子よく滑り過ぎ次の日に影響を与えるというのは

リゾート初心者様な致命的なミスでもあり、前回の進歩や発展より単純な思い違いの方が強いのではと思えてくる

のでした。宿の食事は相変わらずのクオリティであり、今回は白菜の漬物やティラミスや印象に残るものが

あるものの、他の宿ではやっているようなフレンチトーストなどはなく(でも、食事会場で持ち帰りコーヒーのサービスはあった)、相変わらずのカニの食べ放題や

職人が握っている寿司や石窯のピザなどいつもの満足感とまた進化したのかという細かい改良点などもあり

このサービスと湯でまた草津に来ることになるのかなと思います。あとは魅力的なコースの減少は天狗のコブの

征服に絞れば良いのだしと思えてきます。ここで気になるのは今後どのように公社で考えていくのか、ロープウェイと

本白根のコースの廃止を打ち出したらスキー客の減少は食い止められずその魅力の補正には新コースを新たにするしかなく、

可能性としては青葉山のリフトを延伸することと昔あった青葉山の第三リフトの復活などですが、昔は志賀草津道路の青葉から天狗までと通していたことなどを考えるともうロープウェイはやらないのならそのコースの復活もできそうです。しかし、それをやったとてかつてのロングランとかスリリングな感じとか第一にふかふかのパウダー斜面はもう望めないという致命的なこともあります。でも今回の宿泊でやはりこの体験のできるのはここだけという感覚も残り、この湯がある以上来年も来るのだろうというのはかなりの確率であると思います。

長いコースを滑るというと八方や野沢などのビックゲレンデがあり、近場では苗場くらいで温泉付きということだと湯沢あたりですが、いくらもある湯沢のスキー場でコースの多彩さとよい温泉とよい宿とサービストリザクゼーションを求めても繰り返していきたいと思わせるところはなく、今後より良い地を求めて知らないゲレンデに行く行動もあるでしょう。

二日目の今日は膝痛もあり、きのうと違い休憩も多くなりました。それでもコブで凍ったラインコブに挑んだりボコボコの不整地コブに入ったりと飽きずに楽しめました。温泉は最初に入った時が最大に白く、その後夜と深夜に入るたびに透明度が上がり、スキー後の入浴では完全に透明に戻っていました。


なくしたものと気づきのコブ滑り

2018年02月21日 23時56分51秒 | スキー

前回の軽井沢で色々と発見と変化のあったースキーですが、

予定していたゲレンデに行こうと計画するもまたまた色々と

都合と家族の用事とかゴタゴタガあり、おすすめと手にある

特別割引チケットなどが使えるゲレンデに行くことができず

近くで一泊だけとなりまた草津に行きました。

これは前回桜井であまりに高い期待にまだ本来の満足点が得られないもどかしさと

同じバイキングで比べたらいつものサービスと満足度が得られるヴィレッジに

泊まらなくてはという気持ちが予約させました。

草津に限らず様々な温泉や観光地の旅館に泊まってきましたが、高級感あふれる

豪華旅館から家族的なペンションまで泊り値段と受けられるサービスを考えると

もはや高ければより充実したリゾート感覚などというのは幻想で高級リゾートなど

ちっとも満足感を得られないのです。

それに客層も押し掛ける外国人旅行者なども一緒に泊まる旅の友も考えなくては

なりません。するとある時期のあの旅館とかホテルのサービスというものがとても

印象に残り何度も出かける地というのが出来てきます。

それが冬のヴィレッジで、草津で出会った人々がみんなこのホテルを絶賛しリピート

しているので私も泊まるようになったのですが、やはりその原因の一つは泊まるたびに

泊まってよかったと思わせるサービスが受けられることではないでしょうか。

ここは大きなホテルなので春節の時期にはやはり外国人旅行者も多く、さらに今の時期

には多くの学生のグループも来ます。それでも他の旅館のように団体の喧騒で食事や

寝るのが阻害されたということもありません。

今回も多くの人が泊まっていましたが、宿存続のためにも繁盛するのは喜ばしいところです。

さて、前回の軽井沢で感じたスキー感覚ですが、それは今まではスキーというスポーツ

よりスノーリゾート感を重視してのんびり滑ったり雪の景色と温泉に浸るという気持ちに

流れていたのは年齢や日頃の疲れの蓄積などを感じていたからでそれが軽井沢でかつて

のようにリフトスタートから終了まで昼を食べる以外休みもせず滑り続けることができる

ことを確認して、その気持ちと体力がまだあることをずっといろいろと考えているうち

コブ滑りについても堅い軽井沢の凍ったコブラインもどうにか降りることができるのを

確認するとコブの降り方でどんな斜面でも降りることができるかつてやった方法を

思い出しました。それを試してターンに近づけていくという方法をやった時期を

思い出し、あの天狗の壁のラインもそれから始めたら降りられるのではないかと

思いました。なにかとコブは春と先延ばしにしていた天狗のコブですが、三月には

もうぐしゃぐしゃとなって今度は雪のせいにしてこのコブラインは長年敬遠して

攻略ならずとなっていました。それもそろそろ挑戦してもよいのではという気がしたのは

やはり噴火でもはや本白根の壁が滑れずあのフカフカのパウダーも味わえないとなると

そもそも草津に通う意味すらないのではと考える日々がありそんな確認の意味でも

本白根の壁がなくても綿の湯という魅力があるというその確認で前回桜井に泊まり

ましたが、それがそれほどでもないとなると最後の砦ヴィレッジもあのリゾート感を

もう一度という確認とコブへ挑戦しておくという宿題と果たすべきものを感じて

草津に向かったのでした。


かりそめの

2018年02月14日 23時54分44秒 | スキー

草津同様何度も来ている軽井沢プリンスホテルスキー場にやってきました。

今年はこのスキー場の二面性について気付かされました。

いつも近くてお手軽なスキー場として日帰りのときには使うのですが、

昨年などは駐車場に車がろくになくどうしちゃったのかという思いでしたが、

ゲレンデに立つとやたらと人は多いという感じでした。しかし、私はアリエスカに

常駐したのでそんな混雑も感じず独楽鼠のように一つの斜面を繰り返し、あっというまに

リフト終了となり残りはセンター前のリフトを使いコブを滑って帰るという感じでした。

しかしながら昨年は体力の低下も感じて到着時間も一時間遅く、それなのに駐車場は

センター近くに停まれたのです。そして券を買うのも混雑はなくただ昼はレストランの席が

ないほどの混雑で平日でも人の多さは相変わらずという感じでした。昼休みの休憩など

たっぷりとりいつもは5時まで滑って帰るのがコブを何本か滑って帰りその総合滑走時間も

減ったことと自身の体力の低下を感じずにはいられませんでした。今回は滑り出しを一時間早め元に戻し、昨年と同じ時期ながら車の数はずいぶん少なく、周りで着替えている人を見ると家族連れのような感じの人が目につき以前いたお年寄りの団体などは目立たなくなりました。ですが、ここはお手軽で駅にも高速インターからも近く便利だという点ばかりに目が行っていましたが、今回改めて気づかされたのは我々日帰り駐車場に集う人とホテル利用者の人種の違いなのです。もともと本当にホテルは昔から外国の人が利用する割合が高く、ゲレンデでも欧米系の人に出会う確率は多かったのです。ですが、今はほとんどが中華人民共和国の人(以下中華民)です。中華民の爆買いとかもうそんなに中華民が大挙して押し寄せるのは日常的なこととして当たり前のようにも思えますが、ここのプリンスホテルは苗場などと違い食事がビュッフェでなくコース料理だったり完全な高級リゾート路線なのです。いつのまにか温泉まで作られました。そして多くのプリンスと違うのはそれら高級リゾートに集まる人と日帰り利用の人との差別化をしていることで、他のプリンス系スキー場のホテルならペースとホテルの行き来もできる公の感じですが、日帰りの人が一切立ち入れない感じになっているのはここだけかもしれません。普通温泉などは日帰りの人を積極的に受け入れていますが、日帰りの人が使えるのはリフト券で割引が受けられる千ヶ滝温泉でこれは中軽なのでわざわざ車移動しないといけません。インターからも遠ざかることになるのでいつも利用しません。軽井沢で温泉だと施設的に1000円以上で安心して止められる駐車場がなかったりします。それに高くても天然温泉というよりスーパー銭湯的な沸かし湯で施設だけやたら豪華なのに駐車場が心配となるとどうしても近い分見送りとなってしまいます。秩父に近づく間にもいくつも日帰り温泉がありますが、どれも入ったからもういいやというものばかりで友人が車上荒らしにあったなどという話もあり、軽井沢と温泉はセットにならなくなっています。ただ、気になることがひとつあり、かつて温泉手形なる雑誌の付録で入って温泉が吉井のインターの近くにあったのですが、それはその手形で知るまで全くのノーマークで看板さえなく今ではその入口さえ定かでなくなったのです。ずいぶん吉井インターを利用しているのに知らなかったうえに行ってみるとかなり繁盛している感じでよりびっくりしてまたいつか来るかなと思いつつもう入口も忘れて久しいという状態です。似たような忘れた入り口に今回挑戦することになったのは昨年と違い余裕があったからでしょう、昨年はアリエスカとコブしか滑りませんでしたが、今回左端のポールのコースも入ってみたり記憶から消えたアリエスカ以外の上級コースも先に滑ってみたのです。しかし、スラロームコースはすぐに見つかったものの浅間コースは見つかりませんでした。二度目の挑戦でひっそりと狭い入口を見つけたそのコースは誰も滑った跡のない気持ちのいいものでしたが、スラロームにしろ浅間にしろ繰り返して滑るには不向きでひとつのリフトで繰り返せるアリエスカに常駐することに今回もなりました。昨年より滑っている人のレベルが上がり、いつもは板を外すような派手な転倒をする人が続発するのですが、コンディションのせいなのか皆楽しそうに繰り返して滑っていました。それほど人が滑った割にコブはできませんでした。さて、私など自宅から

二時間以内で着いてしまうので今まで泊りなど考えもしませんでしたが、このように隔離させられているとそのリゾート感とはどんな感じかと逆に興味もあり、ホームページをみると平均のプランで2万円からでスィートなどだと10万もあたりまえにあり、今年から温泉利用はヴィラとホテルのみに限るとより差別化を強化したようです。今までプリンスのコース料理などさんざん経験していますので、いくら新たに温泉付きリゾートに生まれ変わったとはいえ宿泊するのならやはり草津などの本物の温泉にするでしょう。そして、この高級温泉リゾートに泊まっているのがほとんど中華民であり、ゲレンデにいる半数以上が中華民です。そして、彼らはとんでもない行動を起こし信じられない光景を目にします。リフトで上まで来たものの滑るのをあきらめスキーを脱ぎ歩いて降りる人は日本人でも普通にいます。ですが、立つことすらできないようなレベルの人が果たしてリフトに乗るでしょうか。そして、迷惑にならないように端を歩くのならまだしもコースの真ん中を歩いて穴ぼこを作っていくという人が何人もいるのです。昨年まではアリエスカのリフトでこれが最終になりますなどと声をかけられたことはなかったのですが、今年は身振りと英語でリフトが最終であると訴えてきました。これに乗らないとスキーセンターに帰れないのですが、日本人なら周知のことなのでアリエスカ終了という上での看板表記のみで足りたのでしょう。多くのトラブルがあるらしくいちいちの説明を苦労して実施しているという感じでした。その時刻が

16:35でリフトの上に着いたのが38分程度でまだ一回滑れる感じでした。つまり、リフト終了16:45とあるのは他のスキー場ならその時刻より後の人は乗せませんよという意味ですが、ここは16:45にはリフトを止めたいという意味のようです。であれば上に行っても今度はこのコースに滑り込むなという説明をしなければならないのに彼らの使う英語はラストタイムのみなのでした。国際化に合わせてもう少し英語教育をしてもいいのではと思えるのでした。

私が今までコンビニ的スキー場と感じてきた軽井沢は軽井沢というブランドにより世界から客を集める高級リゾートであるという違う面を意識したわけですが、バブル崩壊以来多くのリゾート施設の凋落は目にしてきただけに年々発展する例外的存在の地は古くからリゾート地としての地位を持ちそれはこれからも続くものと思われます。しかし、それが地方にある多くの中山間地の例外的例とは感じられず、やはりかりそめの姿に感じられずにはいられないのでした。


綿の湯と本白根と

2018年02月01日 23時56分11秒 | スキー

二日目は小雪の舞う雲天に変わりました。

昨夜は月食ということでしたが、曇りがちで見るのをあきらめ早々に寝ました。

そして朝5時ごろ起きて風呂に行くといういつものパターンです。

一番で入った綿の湯も昨日と同じ青っぽいお湯で真綿に包まれる感覚ではありませんでした。

それでもがっかりという感じではなく、ああこんな感じかくらいのもので今までの過大な期待を

改めて思うのでした。でも、本白根の壁がもう滑れないというのはなんとも納得しがたく、いつまでも

ぐねぐねと考えをめぐらすのでした。

それはつまり、本白根が滑れなくても草津に来るのかということです。

人生は短いのだから同じことを繰り返している暇はないという考え方を示した人がいました。

これも至極当然であり、間違いのないことでしょう。

でもお気に入りがあり、お気に入りの場所とそこがもたらす極上の空間を持つというのも幸運な

人生のようにも思えてなりません。

今回の噴火はそんな意味でどんな意味があるのかつらつらと考えるのでした。

ここにひとつ浮かぶのが不確実性とリスクをとるとはイコールではないといいます。

今回火山学者が吐露したように今までの予測哲学が覆されたということはまさに不確実性で

起きたことであり、水蒸気噴火は予測不可能でどの火山でも何千年活動していない山でも

起きることになります。

そんなこといくら考えていても仕方ないのです。

この日ゲレンデに立ってみると昨日の堅い雪面にまたうっすらと新雪が数センチ乗る感じで

さっそく天狗の壁に行き、昨日と感触の違いを楽しみます。

下から見てみるとほとんど整地のようですが、僅かに左側に二ラインのコブのラインがあることが

解りました。

とはいえそこに踏み入れる気分になれず今回もコブ回避して整地での滑りに今までと違うものを

見出そうと模索していました。朝九時から滑り出しましたが、この日は昨日よりも人が少なく、

やがて動き出した青葉山のリフトを目指して行くと、ここも昨日同様警察車両や消防や携帯電話の会社の中継車

などがいる監視体制のままです。

山に向かうヘリなども見かけられましたが、この日は曇天でヘリで観測するなら昨日だろうと

見送りました。

昨年来より青葉山で滑るとエッジングがスムーズでより自動化して安定している感じがします。

数年前のエッジがガタガタと震えることはありません。気になったのは上体の上下動があることで、

もっと切り替え時に下半身の動きだけで切り替えて圧を加えて反発を利用する小回りの習得です。

結局これか昨年度のガーラのコブラインで感じた鋭く小さく回るにつながるのではと感じました。

とはいえ草津には練習になるコブラインもなく、天狗のものすごいコブラインでは最初から無理な

イメージでしかなく神立のようにあらゆるコブがあるところで練習をはじめたいところです。

そんなことを考えながら昨日よりより少なくなったゲレンデ人口の滑りを見ると相変わらず

スクールと生徒の二三人のグループは何組かいて前回来た時にもいた人もまたスクールにいます。

滑っている人が少ないので、どうしてもスクールの人の声とやっている内容が耳に入ってしまい

またここでそのレッスン内容に疑問が募るという現象が起きます。

一番下の平らなところでは外国人グループに初めて板を履くところからの教えているらしく

板を履かずにストックを付きながら歩いたり走ったりしていましたが、どうやら教師について

日本人なら真面目にすべてをまねしてやるところが外国人の面々は走るところで拒否している

ようで教師も無理強いはせず次のストレッチに移っていたり、他のグループでは夫婦の生徒にひとりの

老教師が付く形でやっている内容はちょっと滑らしては大げさにほめている言葉が聞こえてきました。

これらの様子を見るとまたいつもの疑問を思うのです。今まで私が受けてきた級を合格するための

練習や習得するためのシュチュエーション練習も同じで本当に上達させるなんてものよりただ、

時間を経過するだけなんじゃないかという疑念です。私も過去受けてよかったというスクールは

あるもののおおむねこのように褒められて終わりの様なスクールも多かったのです。すでに確たる目的

でもないとスクールもサービス産業化して技術の伝達や進歩のためのものではなくなっている感じが

します。